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 「Love…」
© えりな 
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 R指定:有り
 キーワード:愛/からだ/恋人
 あらすじ:一緒に暮らすようになってしばらく後の…ある甘い夜。 拓真x智之 (当siteのカプです)
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電気が必要ない時間からずっと抱き合って。
気が付いたら部屋の中は真っ暗。

唯一の光は…窓から差し込む月明りだけ。

「…っあ…たくまッ…!」

俺の下で可愛い恋人・智之が甘い声を上げる。

「…智…ココ?」

「は…ッ…ぁ…!」

付き合い、一緒に暮らし始めてからまだ一か月。

なのに俺達は…幾度となく肌を重ね、身体を繋いできた。

オマエのイイ所も手に取るように分かる。

身体を屈め、胸の小さな突起に舌を這わせた。

「あッ!」

そして同時にナカを突き上げる。
最奥を突き、ソコを刺激する度に洩れる掠れた声。

「…智…イイとこ言えよ?…もっとシてやる。」

耳たぶを噛み、舌を入れるだけで…智は頬を赤らめ一層乱れる。

「…ヤッ…拓…真!」

ヤだって言っても…。
イヤラシイこと…言わせたい。

張り詰めた智のを包み、裏を親指でなぞった。

「あッ!…イ…クッ!」

智の細い身体が震えて…限界をむかえた。

俺は智の柔らかな唇にキスして…腰の動きを早める。

「…智…俺を抱けよ。」

力の抜けた腕を俺の背中に回し、必死にしがみ付いてくる。

「たく…」

「…ん?」

濡れた瞳にたまらなくそそられる。

「…すき。」

身体が熱くなる。
コイツは…俺と違って恥ずかしがるから、こんな本音なんて滅多に聞けない。

「"愛してる"じゃないの?」

そう聞くと、色付いた頬が更に赤くなる。

「なぁ…言えよ?」

黙ったままの唇に指先を当ててなぞる。

すると…小さく
ア・イ・シ・テ・ル…と動いた。

「…ズルいな…。」

それでもイイ。

オマエが俺を見つめ…欲し、受け入れてくれれば…俺は他に何もいらない。

「…たく…?」

伸ばされた腕が首に絡み…ゆっくりと引き寄せられる。

唇が重なり…智から舌を絡めてきた。

智とのキスに酔い…繋がった気持ち良さも手伝った俺は、暖かな智のナカで限界をむかえた。

「智…愛してるよ。」

閉じたまぶたにキスして…繋がったまま、その薄い胸に頬を寄せる。

「拓真…俺も…だよ。」

柔らかな笑顔がキレイ。

智の左手を取り、甲の薬指に唇を寄せた。

「オマエは…俺のだから。」

胸元から見上げた可愛い恋人は…
今までで一番の笑顔で笑った。








2007/01/20
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