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 王の愛育
© マナ 
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 R指定:有り
 キーワード:オリジナル 18禁 身分差
 あらすじ:中世どこかの王国/王と寵童。健気に蹂躙され、染められてゆく少年。/シリーズもの短編小説です。
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若き絶対君主であるシーヴェルの訪れ…
多くの者の目を引きつけ跪かせ、虜にしてゆく男。

騎乗したままの彼を中庭で最敬礼を以て出迎える重鎮たち。

塔の窓から、その様子をぼんやりと見下ろしていただけなのに、サンドロの胸が疼きだす…
すっかり条件反射を仕込まれた事に気付き、吐息が零れてしまう。

サンドロは覚悟を決めて、風呂上がりの胸元を寛げ、シーヴェルの好むココナッツオイルをその肌へと塗り込んだ。

彼好みの体にされてゆく自分―
金製の首輪に腕輪、足首を飾り、行為のさなか愛撫を施され尖りきった突起の根元にさえ、金の輪で快楽の蹂躙を受ける。

強大な軍事力と英知、秀でた容姿を兼ね備えた青年王に娘を差し出し、縁戚を繋ぎたがる近隣諸国は多い。
引く手数多の中、一夜限りの夜伽でもと申し出る者も少なくないと聴く。

なのに何故、自分なのか…?
持って生まれた宿業のまま、小姓として城へ送り込まれ対面を許された時、貫き射すような視線を浴びて、以来繋がれてしまった。

思い出すように、自らの胸元に手を這わせ鏡に映り込む淫蕩な影を見た。


シーヴェルは両刀遣いでもある。
身分ある者であれば、個人の嗜好と言えど嗜みのひとつとされ、隠すことでもない。

見目良い少年を取り巻きに置いては、夜伽もさせる。

格別に寵愛をしている少年が、サンドロである事は周知。

少女と見紛うばかりの美少年で、特に、新緑を表すような瞳が神秘的な光を放ち、よりサンドロの端麗さを際立たせていた。シーヴェルから絹製の着衣をも許され、身に着ける装飾品も格別のものを与えられての寵童ぶり。

ひとたび脱がされれば、シーヴェルによって可愛がられた痕跡が一目瞭然。

透き通る白い肌に桃色にぷっくりと勃ち上がる乳首…
生え揃ったばかりの陰毛は全て剃り落とされ、ツルンとした丘から、乾きを与える間も惜しまれるほど見目佳いペニスが存在していた。

サンドロの股間に顔を埋め、健気なペニスにむしゃぶりついては、鳴き喘ぐ少年の媚態に酔い痴れる夜毎。

王に一度でも抱かれた少年たちがこの場に居合わせたなら、驚き、身分不相応な嫉妬の炎を燃やすかもしれない。

気高く不遜な王であるシーヴェルは、奉仕させる事はあっても、自らが少年の股間に顔を伏せるなど、これまで一度足りとも無かったのだから。


それが──


「だいぶ、成長したな、これで後ろからでも握りやすい」

「シー、ヴェル‥さ‥ま、‥くだ‥さい」

「淫乱になったものだ…キツいぞ」

サンドロのペニスの根元にリングを通し、膨らんだ双球までも潜らせて締め付け、リングから伸びた細い革紐で竿を巻く。

簡単にはイかせない為の拘束だったが、いつの間にか羞恥を超える快楽に溺れきったサンドロからせがむように。

激しい突き上げに身悶えながら、ペニスは喘ぎ引っ張られ貪られる。

「すっかり体で覚えてしまったか、サンドロ」

囁かれながらペニスに巻かれた紐は、ベット正面の柵へと繋がれ、四つん這いのまま背後から突かれる度に紐が張り詰め、サンドロのペニスを綱引きでもするかのように引っ張り始めた。

「あっあっ、シーヴェル…さ…まっ、もう…で…るっ」

「出せるわけないだろ、リングで締め上げてるんだ、我慢しろ」

吹き上げる熱情を塞がれ、身を震わせ啜り泣くサンドロの媚態に目を細めながら、王は延々と腰を振り続けていった。



E N D







2009/01/18
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