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 二人の時間(R18)
© 月猫 
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 R指定:有り
 キーワード:ショタ/近親/兄弟/挿入無し
 あらすじ:新田家の三人の兄は末っ子の蛍が大好き。新田家の末っ子・ケイと三男・要(ヨウ)の甘らぶエッチ。18歳未満閲覧禁止
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 兄貴たちとは生活のリズムが違うから、有り難いことに蛍と二人きりの時間が多い。

「ケイ。そこ間違ってる」
「え、どこ?」

 蛍の宿題を見てやることは、受験勉強の合間のいい息抜きになっている。

 ミニテーブルの上に教科書とノートを広げて、向かい合わせで教科書と睨めっこ。テーブルに肘をついて、うーんと尖らせた蛍の口唇に、

(―――――ちゅ)

 軽く伸び上がってキスをした。



「なっ、ヨウ兄!」
「ごちそうさま」

 不意打ちを喰らった蛍の顔は、みるみる真っ赤に染まっていく。少し治まった頃にまたキスをするから、なかなか顔の火照りは治まらない。

 そもそも最初に蛍の口唇を奪ったのは親父で、蛍はキスは挨拶のようなものだと思っている。他の兄弟同士ではしないし、蛍とするの限定だけど、本人はそれに気付いていないようで。


「もうっ」

 ぷくうと頬っぺを膨らませながら、蛍は何もなかっかのように教科書に向かった。



 勉強を見てやるといっても蛍はクラスで10番以内に入る優等生で、別段教えてやることはない。間違っている箇所を教えてあげれば、自分で考えて解決してしまう。

 そんな蛍に俺が教えてあげられることと言えば、ちょっとエッチな大人のお勉強くらいだ。


「・・・できた!」
「どれ、見せてみ」

 ざっと目を通してみるも、間違っている箇所は見当たらなかった。



「よくできました」
「えへへ」

 柔らかくてふわふわの髪を指で梳くように、蛍の頭を撫でてやる。照れ臭そうにちょっとはにかんで、その笑顔は某少年プロゴルファーも真っ青な満点の笑顔。

「ケイ。ベッドに行こっか」
「わわっ!」

 膝裏に腕を通してお姫様抱っこの体勢で抱き上げれば、バランスを崩した蛍が首にしがみついてきた。







 小さな口唇から漏れる甘い吐息。お姫様抱っこの体勢のままベッドに下ろして、俺の首にしがみついたままの蛍にキスをした。

「・・んっ、ふぅ。だ、だめ。ヨウ兄」
「なんで?」
「今日はコウ兄、バンドだから・・・」
「ああ、そうなんだ」

 だから何、そう問い掛けるように更に深く口唇を奪う。蛍が言いたいのは、コウ兄がバイトに行ったのなら帰宅は夜明け頃になるけど、バンドなら深夜には帰ってくるということだろう。

「じゃあ、早く終わらせちゃおうか。ケイ、おしり出して」
「えっ」
「気持ち良くなりたいでしょ?」

 にっこり。

 俺のその一言にぐうと唸って、蛍はおずおずとズボンに手を掛けた。







「―――あっ」
「おしり、気持ちいいね」

 可愛い可愛い蛍。素直で従順で、他の誰よりも欲情に忠実で。尻孔に注ぎ入れたローションをぐぷぐぷと掻き混ぜれば、その指の動きに合わせて可愛く啼いて。

「んっ・・・、ヨウ兄、っ」
「ん?」
「ヨウ兄は、いいの? ・・・んっ」
「?」
「・・・おちんちん」

 ――――ふっ。

 蛍が真っ赤になって、そう聞いてきた。言いたいことはよくわかる。

 おそらく、シン兄もコウ兄も蛍と一緒に気持ち良くなっているんだろう。蛍の可愛い蕾と擦り合わせたり、蛍の閉じた足の間に挟み込んだり、蛍に舐めて貰ったりして。

「俺はいいよ。ケイさえ気持ち良くなってくれれば」
「・・・あっ、ああんっ」

 なーんてね。

 いつも可愛く乱れてる蛍をおかずにさせて貰ってるからさ。





 ねえ、ケイ。
 邪魔するやつは誰もいないよ。

 だから気持ち良くなろうね。


 俺の就職まで、まだ4年ある。
 学生の特権かな。


 なんて、
 妙な優越感に浸ってみたり。




end.



※兄弟シリーズ「守ってやりたい」より抜粋







2009/01/29
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