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凍りの視線
Ｒ指定:有り
ｷｰﾜｰﾄﾞ:ノンケ攻め目線 無口強気受け 完結
あらすじ:大学4生の金子は、苦手だったはずの後輩と関係をもってしまう…そこから2人の関係は??
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「よっこらしょっと!!!……ったく、重て〜なぁ…早く目覚まさね〜かなコイツ…」
声と共に全身が揺れて驚いた俺は、ゆっくり目をあけた
歩いても居ないのに視界が少しづつ進んでく…
どうやらオレは、あの人の背中の上で寝ていたようだ…
どうして、あの人の背中の上に居るのか??思い出せないが
全身に痛みが走る辺り、タイマンで殴り合いが出来たのは夢ではないらしい
初めて、この人の試合を見てから、いつか本気でやり合ってみたかった…
せっかく、同じ大学に同じ部に入ったに、戦いに応じるどころか、下らない練習ばかり押し付け
正直ウンザリしていた
そして今日…
初めて本気で殴られて、普段から言われ続けた『階級の差』が分かった気がした
けど……
本気で向かって来てくれたのが嬉しくて、オレも本気で答えた
もぅ限界が近づいて立ってるのもやっとな時に
あの人からの口付け…
そして
オレの思考回路を麻痺させる程の痛みと温もり
あの人に噛まれる度に、オレは冷静が保てずに意識を無くした
これは敗者への罰だろうか?
それなら、異議はない
オレはあの人には勝てなかったのだから…
別に、意識の無くなったオレを放置しても良かったのに
今…
こうして何処かに運んでくれている
あの人に、起きて御礼を言わなきゃいけないの分かってるけど…
なんて言って良いのか?
どんな顔をすべきか??
全く検討がつかない
言い表せない切ない気持ちのまま
オレは寝たふりを続けて、あの人と触れている部分の温もりを味わった
＝終＝
(番外編より一部抜粋)
作品自体は攻め目線ですが
↑は受け目線のおまけです
全15話.完結済み
2009/11/04
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