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 恋心
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 あらすじ:何時も図書館に居る、憧れのあの人 九条 和彦と憧れと淡い恋心を抱く 橘 大輔 の話
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あ、居た...

此処は図書館


そしてそこに居る僕の憧れの人
僕よりも年上の彼

今日も何時もの様に静かに本のページをめくっている

その人は、本を読むのがすごく好きらしい

いつも眺めるだけの僕。

ふと、彼は眼鏡を外し本に栞を挟んだ

少し長めの前髪が揺れる

へぇ...

何時も眼鏡って訳じゃないんだ...

新しい発見

と、次の瞬間

「君...」

ビクッとなって固まってしまう僕。

恐る恐る彼を見ると

彼の眼差しは僕を捕らえていた
見てたのばれたかな...?

「...?」

「何時もそこで本読んでいるよな...」

「え、あ、はいっ」

「それと...」

......?

彼が近づいてきた

「何時も俺のこと、見てなかった?」

!?

どうしよ

「え、えっと...」

僕はどうしていいかわからない侭オロオロしていると

「実は俺、君のこと気になっててね」

背の高い彼に顔を覗き込まれる。

わわ、綺麗だな

整った顔立ち。

僕の顔を覗き込む瞳

その目は、見掛けの大人びた容姿と違って、人懐っこい大型犬の様に輝いていた

ニコリと微笑む彼

「よかったら一緒に本読まないか?」

「は、はいっ!?」

いきなりのお誘い

どうしよ、どうしよ、どうしよ
嬉しいけど!!

「俺の名前 九条 和彦だよ
君は...?」

自己紹介を始める彼

「えっと、橘 大輔です!」

「大輔君でいいかな?俺のことはなんて読んでくれても構わないから」

夢みたいだ...

憧れのその人の名前を呼んでみる。

「く、九条さん...?」

「ちょっと堅苦しいけどいいよべつに」

そぅ言って、苦笑する彼


そして机について、静かに読書をする...

九条さんは眼鏡を再びかけて少し節のある、男らしくて、長い綺麗な指でページをめくる。

僕は隣の九条さんにドキドキし過ぎて本の内容なんてとてもじゃないけど入りそうもない。


静か過ぎる図書館。

ページをめくる音と、時計の秒針の音、自分の心臓の音がやけに耳につく

憧れと、淡い恋心の様なものを抱く僕のすぐ隣に居る彼。

幸せだな

そんなことを思った


この日から

こうして二人で図書館の本を読むのがささやかな日課となった。







この二人の距離が縮まるのは

もぅ少しあとのこと...。





END


意味不明な話ですみませんですたorz











2010/08/02
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