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嘘。
R指定:無し
キーワード:中学生 甘々 ツンデレ
あらすじ:ただのイチャイチャ短いお話。
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好き? キライ
好きなんでしょ? ワカンナイ
僕は好きなんだけど? ウルサイヨ
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「時雨、今日は泊まっていく?」
「んー…」
明日は休み
部活なし
答えは決まってたけど、即答すんのが嫌だったから迷ってる振り
「こっちにおいでよ」
迷ってる振りをしているとギュッと抱き寄せられた
「ちょ、深春っ」
「だって泊まっていくんでしょ?ならゆっくりしようよ」
「まだ泊まるとは行ってねぇだろ!」
と、言ってみるが、こいつには見透かされる
オレが何を考えてるか、全部バレるからやりにくい
「ねぇねぇ、僕のこと好き?」
ギュッと後ろから抱かれ、身長差のせいで頭上から声がくる
んで、なんて?
「キライ」
オレは下を向き、顔が見えないようにしながら呟く
「好きなんでしょ?」
ニヤニヤしてるのがわかる
こいつはいつだって優しそうに笑いながら、恥ずかしい言葉を言う
「ワカンナイ」
「僕は好きなんだけど?」
「ウルサイヨ」
「んー…」
素っ気ない返事ばかり返すオレにしょんぼりした声を出す
んとに、なんだってンだいきなり
そんなん聞かないとわかんないのかよ…
「スキ」
うるさいと言ったからだろうか、耳元で小さく囁かれた
そして…―
ペロッ
「ッ!?」
耳を舐められた
「ちょ、何すんだよ!」
「何って、スキーってしてるんだけど?」
っとに…
「お前はいつもいつも!恥ずかしいこと言って恥ずかしいことしやがって」
恥ずかしさで顔が紅くなる
「お前なんか大っ―」
「ん?」
オレが言葉につまると楽しそうに笑う
「なんもねぇよ!ばかみはる!!」
好き?ねぇ好き?好きなんだって
うるさいうるさい!
キライキライキライ!
もう…
オレが考えてることなんてお見通しなんだろ?
聞くなよ…
大キライ!
……嘘、
大好き
2012/02/17
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