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あさごはんと
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キーワード:エロ? 日常的な サイトの子達 ちょっとした予告
あらすじ:田宮くんがあきちゃんの家にお泊まりです。どうやら朝ご飯をつくるみたいだよ。
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「あーきーちゃーん!お母さん、今日一日仕事で出かけちゃうから、田宮くんと二人でちゃんとご飯食べときなさいね!」
「…はいはい。いってらっしゃい。」
バタンと音がした直後、後ろから抱きつかれた物体に肘フックをいれた。
「ぐふお゛っ…!ちょ、朝から激しいなあ、あきちゃんは。」
「誤解の招く言い方をするな。あとお前、今日には帰れよ。」
なんと言っても今日は土曜日。
近くに迫っているテスト勉強をしたい。
「やだよーあきちゃんと一緒にいる…―」
「それ以上変態になるなら朝ご飯にサソリの毒入れるぞ。」
「…あきちゃん意外と毒舌ね。」
そんな田宮を余所に、台所へ向かった。
「で?なにが食べたいのさ。」「あきちゃ…―」
「サソリの毒ってヤフオクで…」
「ごめんなさい。なんでもいいよ、俺は。」
「…はあ。わかった。」
僕は意外と料理は好きだ。冷蔵庫からレタスと卵とシュレッドチーズを取り出した。
「あ、手伝うよー。」
「え?あ、あぁ、ありがとう。」
田宮は僕の手からレタスをとり、ちぎって洗い始めた。
そこからの田宮の態度は普通だった。お腹がすいているのかどうかもわからないが、テキパキとしていた。
「「いただきます。」」
できたのはチーズオムレツ。簡単で簡素なものだが、まあいいだろう。喜んでるみたいだし。
「超うまい!あきちゃん料理得意なんだね。」
「べ、べつにこれぐらい誰にでも作れるだろ?」
「いや、俺の母親よりうまい。ありがとう。」
「っ…!」
…なんだ今のコイツの笑顔は。
いつもと違う、いつも全校生徒に向けないような、優しい感じの笑顔だった。
僕はうっかり変態ということを忘れて、顔が熱くなるのを感じた。
「ん?あきちゃん、顔あかく…―」
「いーから早く食えよこの変態!」
「ぐふおっ!」
僕はそれを冷めさせるために足で股に蹴りを一発いれてやった。
2012/03/26
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