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 慶と瑞樹の日常 1
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「ほれ、口開けろ」

「あーん…」

「うまいか?」

「うんっ」

学校帰り、近くのファミレスに寄り道した慶と瑞樹。二人仲良くスイーツを食べている。瑞樹のお気に入りであるこのカフェには、時たまこうして二人で足を運んでいる。

「僕のクッキーも食べていいよ」

「俺シナモンだめ」

「えっそうなの?」

慶こと颯斗慶(はやとけい)は、上賛高校に通う2年生であり瑞樹の恋人でもある。我が道を行くマイペースな性格で、勉強・運動共によくこなす。目立つタイプではないが礼儀正しい為、学校の先生方からは信頼をおかれている。

「慶がシナモン食べれないなんて初耳だよ。美味しいのにな」

そう言って自分のシナモンクッキーを頬張る美少年は柏瑞樹(かしみずき)。慶と同じ上賛高校の2年生。もともと可愛く整った顔立ちをしており、ファッション誌の読者モデルのバイトをしている時期もあった。運動はまあまあ出来る。だが勉強は、授業中よくうとうとしている為あまり出来ない。

「そういえば前に言ってた模試の結果どうだったの?」

「ああ、あれはとりあえずは目標点までいったよ。あとは国語をもう少し伸ばすだけだ」

「すごいなぁ。僕も慶ぐらい頭がよかったらもっと色々得してただろうに」

瑞樹がジュースをストローでちゅうちゅう吸いながら言う。

「お前はバカなくらいが調度いいんだよ」

「えー」

スイーツを片手に二人で他愛のない話をしていた所、慶は周りからの視線を痛いほど感じた。言うまでもなくその視線の矛先は自分の恋人に向けられている。周りからヒソヒソと声が聞こえてきた。

「おいあの子可愛くね?」

「ホントだマジかわいー」

「てかあれ上賛の制服じゃん」

「声かける?」

チャラチャラした男達の会話を耳にし、慶は小さく溜め息をついた。

(まただ…)

瑞樹は行く所行く所で周りの注目の的になる為、彼氏としては複雑な気持ちになる。デート中にナンパされる事もしばしば。本人は気にしないと言っているが、それでもやはり面白くない。瑞樹は俺のだ、と言ってやりたい。

「なぁ今日お前ん家行っていい?久々に」

ボソッと慶が意味ありげに尋ねる。

「えっ」

瑞樹は一度ちらっと上目遣いに彼を見たあと俯き、頬を赤く染め、小さく「うん」とだけ言った。瑞樹が何を期待しているのかを察し、慶は口の端を上げニヤリと笑った。





「ただいま」

「お邪魔します」

家に着き、階段を上がって瑞樹の部屋に入る。そこそこに片付いた至ってノーマルな部屋だ。
そこでしばらくは二人でゲームをして、その後は雑誌を読んだりとごろごろしたりしながら時間をつぶした。

次第に外はうす暗くなる。

「もう暗くなってきたな」

慶が窓の外を見てつぶやく。

「そうだね」

瑞樹も一緒に外を見た。


「外も暗くなってきたし、そろそろ俺帰るわ」


そう言って慶は雑誌を片付けて立ち上がる。その途端、瑞樹があわてたように尋ね、慶の制服を掴んだ。

「も、もう帰るの?」

まだ何もしてないのに、と瑞樹の顔に書いてある。それにまた慶が影でニヤリと笑った。瑞樹の言いたい事は分かっている。しかし何でもないように瑞樹に言う。

「何、どうした?」

「…………」

瑞樹は慶の制服の裾を掴んだまま俯いて顔を真っ赤にさせている。しばらくして、瑞樹が蚊の鳴くような声でつぶやいた。

「…せっかく来たのに………しないの?」

「何が」

「………ぇっち…しないの…?」

美少年が頬を赤く染め涙目で見つめてくる。

「してほしいの?」

問いに瑞樹は小さくコクンと頷いた。慶の口角がまた上がる。予想通りだ。

「しょうがねぇなあ」

そう言って慶は瑞樹の頭を撫でた。





「ちゃんと口で開けろよ」

「ん…んく、ふ…」

ベルトを外した慶は瑞樹のベッドに腰掛けている。そして彼の下にいる瑞樹は必死に口で慶のモノを取り出そうとしていた。

「…んぅ…ふ…ぅ…んく」

四苦八苦して、勃起したモノをようやく取り出す。

「はいよく出来ました。もう手使っていいよ」

大きなペニスが瑞樹の熱い口内に含まれる。

「っん…んふ…ん」

自分のモノを頬張る瑞樹を見下ろす慶。征服感で満たされる。
瑞樹はいけるところまでくわえ込み、大きすぎて口に入らないところは手で扱いた。

「俺のおちんちんおいしい?」

「んぅ、けいの…おいし…んんっ」

裏筋を舐めたあと、亀頭の先端をぺろぺろ舐め回し、ちゅうちゅう吸い付いてくる。
ちゃんと慶が教えたテクを使って。

「…慶…んちゅ、きもちぃ…?」

「っは…上手だよ、瑞樹」

名前を呼んで褒めてやると、瑞樹が上目遣いに慶を見上げてきた。急に射精感が沸き上がってくる。
それに感づいた瑞樹は亀頭をちゅうっと吸って精液を吸い出そうとしてきた。

「……みずき、…出るっ」

「…ぃぃよ、口にちょうらい…っんん」

ドピュっと白濁を瑞樹の口の中にはきだした。それを瑞樹はコク、コクと飲んでいく。余韻を持たせる為、射精後も少しの間慶のモノを舐め続けた。

「気持ち良かったよ、上手くなったな」

慶はそう言うと自分も床に座り込み、後ろから瑞樹を抱きしめた。瑞樹の服の中をまさぐると可愛い喘ぎ声が聞こえてきた。







2013/02/24
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