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 木の階段
© 小木公菜 
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   あらすじ:クソみたいな攻めとナルシスト入ってる受けです
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俺は綺麗な人間だ。


それは周知の事実。
一目見ればわかってしまうから、仕方がない。
なにが綺麗とかでなく、顔。表情。からだ。仕草。外見における全てが美しい。


逆に、綺麗じゃないっていう奴は余程の変人だと思うね。俺は。


かわいいとか、性別を意識しない賞賛を浴び続けていたからか、俺は少し中性的な部分がある。ような気がする。
少しだけ、チャラいと思われてる所もあるけど、まあそれも仕方ない。

俺はバイで、いろんな人と遊んでるから。

世間一般では、俺みたいなのをナルシストって言うらしいけどさ、なにがいけないの?って感じ。語る気もないけど。


で、本題はというと。
俺にはだーいすきな人間がいます。

上山っていう奴。
男なんだけどさ、顔はまあ普通で、背は高め、笑顔が可愛いくてたまらない。話は特に面白くないけど、ノリはいい方。で、まあまあ好かれてる。

付き合ってるんだけど。
あーんまり公にしてない。


問題は、そいつに好きなやつがいるってこと。


なぜか、誠に不思議なことに、本当に理解しかねるが、俺じゃないんだよね。好きな奴が。

じゃあなんで付き合ってんだって感じだけど、まあなんか付き合えた。







2015/02/26
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