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さな
シャー…
名前すら知らない男がシャワーを浴びている。
唯はただぼーっとホテルのテレビをみていた。
「何してんだろう…」
ふとっ、思ったが考えてもしょうがないと思いベッドに転がる。
ガチャ…
「ねぇ〜名前なんて言うの〜」
男が軽い口調で聞いた。
「ゆ…ゆみ」
とっさに嘘をつく。
嘘を言うことに慣れていた…。
「ふぅ〜ん…ゆみちゃんかぁ〜…」
男が唯の隣に座った。
「ちょうど良かったよ。仕事で汗かいたからシャワー浴びたかったんだよねぇ〜…」
男はそう言いながら唯にキスをする……
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:12/01 01:17