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ぁなたと未来予想図
[1]
はじめまして
見てくれてありがとうございます

駄作ですが

少しでも伝わればうれしいです

皆様の見る物なのでギャル文字系統は自粛します

感想スレ等作ってもらえれば嬉しいです
:SH903i
:11/01 21:45

[11]
---第9話---


朝、教室へ行くと

昨日行った映画の話題で盛り上がっている。



映画館で会った友達の・・・親友の、鉄央だ。


鉄央の名前は「てつおう」と読む。


本当は「てつお」だったらしい。

理由は、彼の親父さんのカツゼツの悪さを言うようでいけないので、今回は伏せる。


鉄央「お!王子!昨日はどうだった?ぉぃ!」


俺「お前のせいで、変な空気になったわ!」


ん?

まぁ

結果オーライか?



俺「なんだかんだ、お前のおかげで普段しない会話できたよ。」



鉄央「で、付き合った?」



俺「・・・」


鉄央「奈美おっぱいでかくなったよな。」


俺「テメー!」



鉄央「ウソっす!笑」



下心しかない男の会話だ。



奈美「おっはよぉ!」
:SH903i
:11/04 00:37

[12]
---第10話---


奈美がやってきた。


鉄央「やべ!俺宿題残ってた!じゃねぇ〜」


俺「おす。」


奈美「昨日はありがと☆」


上目使いで鼻血がでそうだ。


奈美「これ書いてみた。」



奈美が小さな手紙を差し出した。


”不器用な尚へ”


飛び跳ねて喜びたかったが、

誰かに見られたら恥ずかしいのと、

不器用じゃない俺を見せたかった。



俺「うん。なんだこれ。」


奈美「今日も一緒に帰る?」



ものすごく笑顔の奈美。


強がる俺。


不器用な俺。


俺「暇だったらな。」


奈美「そっか・・・じゃ放課後ネ☆」

パタパタパタ・・・

・・・

朝という事もあって、

奈美のミニスカートを見て勃起した。
:SH903i
:11/04 17:59

[13]
---第11話---

俺はこの時、

幸せすぎる事を

わざと受け入れないフリをしていた。


頭の中には・・・


映画館の手の触れ合いや、

俺の発言で寂しげな態度をとる奈美。

朝の手紙に、

放課後の誘い。

・・・

奈美は俺に惚れている。

そんな事ばっか考えていた。



手紙を開いた俺は固まった。


・・・


何度読み返しても涙しか出てこない。


・・・


その手紙をなかった事にしたかった。


今すぐゴミ箱に捨てたかった。


奈美の事が好きだ。



この気持ちが伝わる事はないと思った。
:SH903i
:11/04 18:02

[14]
---第12話---


奈美がいなくなる。


親の大人の事情が原因で遠くへ引っ越すらしい。


・・・

俺は考えた。

必死だった。


学校を抜け出し、
一人川沿いで寝転んだ。




あと少しで卒業だ。


奈美が俺の事をどう思っているかなんて関係ない。


俺は離れたくない。


奈美も俺も、
もともと進学の予定はない。


卒業すれば働ける。


俺が奈美を幸せにする!!


俺は走った。

・・・

周りも見えず勝手に突っ走った。


向かった先は、


バイト先の工場だ・・・
:SH903i
:11/08 07:10

[15]
---第13話---


俺「そ、卒業したら雇って下さい。お願いします。お願いします!」


社長「どうした?剣?」


社長は俺を剣崎だから「剣」と呼んでかわいがってくれている、
本当に尊敬出来る大人だ。


社長「何があったかは知らないが、お前ならこっちからお願いするよ。」


社長はいつもより笑顔で答えてくれた。


・・・


奈美を守れる。


俺は奈美に手紙を書こうと思った。


手紙を書きながら、奈美と自分の関係はまだ幼馴染だと痛感した。


スキだなんて言えない。


離れたくないなんて言う権利が俺にあるのか?

・・・

”親の都合で奈美が犠牲になる必要がない事。
俺は就職先が決まったから一人暮らしを始める意思がある事。
そして、奈美の考えを教えてほしい事。”


奈美を思う強い気持ちをおさえて書いた、
精一杯の手紙だった。



放課後になり、


「HY」の「あなた」が携帯から鳴った。


・・・


奈美だ。
:SH903i
:11/08 07:11

[16]
---第14話---


俺「もしも・・・」


奈美「尚ぉー今ドコ?」


俺「玄関だよ。ちょっと来れる?」


奈美「うん☆もう着いたょん☆」

・・・


奈美「尚の不器用なトコがもう見れなくなるね。」


俺「・・・。これ。帰ってから読め。」


手紙を渡した。


奈美「うっそ!尚が手紙書いてくれたのぉ!?ありがとう☆」



奈美の上目使いを見れなかった。。。

見る勇気がなかった。



自然と一緒に帰っていた。



お互いの会話に手紙の話は一切なく、


映画の話や世間話だけだった。
:SH903i
:11/10 05:11

[17]
---第15話---

その日の夜。


俺は、一人音のない部屋で肩を落としていた。



「あなた」が流れる。

・・・

奈美からの一通のメールだった。


”手紙ありがと☆
就職先決まったんだ!お祝いしなきゃね。
尚が一人暮らしするなら応援する!
ちょっと羨ましいな。。。尚、元気でね”


奈美からのメールを読んで決心した。


自分の中で何かが動いた。


俺”今から会えますか?”


奈美”どうしたの?少しなら大丈夫☆”


俺”奈美の家の前に着いたら電話するよ。”


・・・

奈美の家までは歩いても5分程度。


手紙に書いた
”奈美の考えを教えてほしい”
って事を確認するつもりだ。


でも本当は、
告白したかった。



なぜだか冷静すぎる自分がいた。
:SH903i
:11/10 05:24

[18]
---第16話---

奈美の家の前に近づくと、


風呂上りのタオル片手の奈美の姿が見えてきた。



奈美は外で待っててくれた。


奈美「尚・・・。」


俺「ごめんな。急に。」


奈美「尚、色々決心したんだね。もう私がいなくても大丈夫だね。なーんて☆」



俺「・・・・ダメだよ・・」



奈美「ぅん?」


俺「お前がいなきゃダメだ。」


言った。



・・・俺は泣いていた。


奈美の気持ちを聞く前に自分の感情がどんどん押しあがってきた。


顔を上げたら奈美がどんな表情をしているか不安だった。


・・・


奈美「尚。キスしよっか?」
:SH903i
:11/13 23:50

[19]
---第17話---


俺「え?・・・・・」



・・・・・・・・

今まで一線を決して越えられないと思った。

愛しい人とのキス。


・・・


俺はこんな状況なのに勃起した。


奈美の風呂上りのいい匂い。


小さい手で力いっぱい抱きつく奈美。



やわらかい唇。


ブラジャーのない奈美の胸・・・



すべてに興奮した。



奈美「尚。。強いよ。。」


俺「ぁ。ごめん。。」


力いっぱい抱きしめてしまっていた。


奈美の気持ちがわかった気がして、
緊張が解けた。
:SH903i
:11/13 23:51

[20]
---第18話---


俺「奈美が好きだから、
一緒にいたいと思った。
だから就職も一人暮らしも、
今日決めた。」


正直に話してしまった。


あとは奈美の考えを聞くだけ。


奈美「ありがとう。
私も尚がずぅっとスキでした☆」


必殺ビーム炸裂中だ・・・


カワイイッ!


俺「照れるよ。。。」



奈美「尚が私の事思ってくれてるのは本当に嬉しい!
でもすぐには一緒になれない。」


俺「何か理由があるの?」



奈美「うん。約束した。
引越し先に・・・・・

奈美は悲しそうに話した。

引越し先はお母さんの実家らしく、
おばあちゃんの体調が悪いらしい。

お母さんが仕事の間、奈美がおばあちゃんの看病をする約束をしたらしい。

俺は、自分の感情より大事な事だと思った。

奈美もおばあちゃんが好きみたいだ。

・・・

別れ際に二人の約束事が出来た。
:SH903i
:11/16 02:48

[21]

---第19話---

引っ越すまでの間は毎日会う事。

引っ越しても毎日メールする事。

奈美がこっちに戻るまで浮気をしない事。


・・・

・・・

奈美「付き合って下さい。」


俺「ぉ、おう」


奈美「尚。。。照れてる???」

・・・

昨日の会話が夢のようだ。


俺は今、奈美とお付き合いをしてるのだ。



あの小さな手も顔も腕も足も。。胸も。。。

全部、俺が大事にしようと思った。



奈美と約束した。



浮気はしない!


奈美が戻るのは、早ければ半年らしい!


それぐらい全然平気だ。


この時、

俺は奈美と結婚すると思っていた・・・
:SH903i
:11/16 02:50

[22]
---第20話---


あの日から、二人の時間がどんどん増えていった。


鉄央にもよく冷やかされるほどいい関係が続いていた。


登校の時間も・・・


帰り道も・・・



俺達は一緒だった。



そして、卒業の時がきた。



あっという間の高校生活。


悲しい気持ちももちろんあったが、俺には奈美がいる幸せでいっぱいだった。



俺には、奈美との結婚生活を想像するクセがある。


妄想は得意だ。


時に妄想のしすぎで鼻血もだすが・・・


・・・

就職先の社長が卒業式に来てくれた。


社長「剣。卒業おめでとう。これからは工場を頼むぞ。」


社長の落ち着いた大人の言葉はいつも俺を刺激する。



俺「はい!ありがとうございます!」



社長のおかげで奈美との事も考えられた。


本当に感謝している。



奈美「あれ?尚!第二ボタンなぁい!ヒドーい!」
・・・
:SH903i
:11/23 02:44

[23]
---第21話---

俺「モテル男はつらいよ。」


奈美「ふーん。本当に悲しいのになぁ。」



俺「うそだよ。・・・はい。」



第二ボタンなんて今時大事にするのか?
と思ってはみたが、奈美はこういう小さな物でも喜んで感動する。


本当に純粋な子だ。



奈美「うわぁ。尚。ありがと☆」



あぁ・・・ビームが俺の意識を遠ざける。



奈美「そうだ・・話出来る?」


俺「う〜ん。クラス会があるから、その後でもいい?」



奈美「わかった。大事な話だから、連絡しろよぉ!」



俺「おぅ!」



俺達のクラスの小さなグループで今日は最後の会食だ。


鉄央ももちろん参加するが、


ずっと想ってた人に告白するらしい。


最後の最後に変な髪形の鉄央に、

俺がかける言葉はなかった。
:SH903i
:11/23 02:46

[24]
---第22話---


カンパーイ!


未成年が堂々と酒は飲めない。ウーロン茶で寂しい乾杯だ。



鉄央「えー。お集まりの皆様に、ご報告が・・・」



鉄央がいきなり突っ走った。


俺は顔が青ざめたが、何も言えない。



鉄央「綾香さん!ずっと好きでした!」


おぉーーーーーー!
パチパチパチ。


盛り上がる周りとは違って綾香は下を向いたまま。



綾香「よろしくお願いします。」


シーーーー・・・ン。



え?OK?


うぉーーーー。


鉄央が奇跡を起こし、色々な会話で盛り上がった。



友達「すいませーん!ビール1本!」


おいおいやっぱ酒飲むか?


ゲームをして一気飲みの大会が始まった。
:SH903i
:12/05 03:24

[25]
---第23話---


俺「おっしゃー!鉄央の負けぇ!」


俺はこの時かなり酔っ払っていた。


奈美との約束もすっかり忘れていた。


鉄央「ゴクゴク。・・・おりゃー次だ!」


こういう時の時間は本当に早い。


友達「おっとそろそろ帰らないとまずいな。」



俺はあせって携帯を見た。



奈美からの着信履歴が1件残っていた。


メールはない。



解散してすぐに奈美に電話した。


・・・・


奈美は電話に出ない。


メールしてみたが返事もない。


頭の中にヤバイという言葉がぐるぐる回った。


気がつくと奈美の家の前にいた。


奈美の部屋の明かりは消えていた・・・
:SH903i
:12/05 03:24

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