death road 〜死の道〜
[1]翼
僕は今
道を走っている


周りはとても暗くて
一本道だ


なんのために走っているのか分からない

記憶がないから



でも
走らなければならない




※小説です

[2]翼
2012年12月31日
午後11時59分…




世界に危機が訪れた。


天皇陛下が暗殺され、日本は崩壊していた。

そこで政府が作り上げたロボットkill clean

そいつらは日本のにんげんを
殺して
いちからやり直すために作られた。

まずは病人から殺され、年寄り、怪我人、妊婦、子供
次々に殺され
日本の人工が300万人まで、縮まったときKCN(略)が放たれた。

[3]翼

2013年1月10日
午前2時38分

僕は夢を見た。





40代くらいのおばさんとおじさんが、なんども、なんどもナイフを刺しっていた。

でも
僕はただ見つめることしか出来なかった。





そこで夢は途絶えた。

いったいなんだったのだろうか…

[4]翼

走っても走っても逃げ出せない…

いつまで続くのだろう…




僕には約50人ほどの仲間がいた。
仲間といっても、ただ一緒に走るだけだ。
でも
やはり深い友情や愛が生まれる。

僕には聖という奴と深く関わっていた。

食料の調達のために一緒の班になることが多かったからである。



今日もいつものように、食料を探していると、後ろで銃声がした。
KCNたちだ！

僕たちは必死で逃げた！


そして、やっとまいた時には、ほとんどの人間が殺されていた…。

僕らの仲間も23人ほどになってしまった。


KCN達の殺し方が、僕の頭から離れない…


聖「俺たちこれからどうなんのかなー…」
僕「おれにも解らないよ…今の日本は腐ってる。」
そんなはなしをしながら歩いていると…
パーン グチャグチャ グギ ゴキ

とても気味の悪い音がして、僕たちは覗いてみた。
なんとそこには、肉の塊のような物が、四角い形に加工されていた。
その上には、人間の頭が飾られていた。
脳天には銃で一発打たれたあとがあり、それ以外はとても綺麗で汚れていなかった…
そして
KCNは、その物体を食べて
血で汚れた、道路などを全て掃除した。




僕たちは
地獄を見てしまっのだ…。

[5]翼
僕と聖はその時、怒りと同時に恐怖を覚えた。

その瞬間が
1秒、1秒、止まって見えた。
逃げようとしても、足がすくんで
動けなかった…


怖かった

[6]翼


政府のやっていることは
間違ってるはずなのに…


なぜ誰も反論しないのか…

[7]翼



僕らは眠りについた…。


子｢ママ僕ね今日、かけっこで一番になったんだよっ！｣
母｢あんたなんかどうでもいいわ。早く私の目の前から消えて…！。｣

そういい、母親は子供の首を締める。








翼｢まただ…またこの夢だ…。俺は誰なんだ…。｣
翼は苦しそうに呼吸をする。

俺は三年前からよく発作を起こした。
発作とは、翼の場合
何らかの原因で呼吸停止になる。
でも、どうしてかは分からない。

しかし俺が記憶をなくしたのも三年前…
何らかの関係があるのは確かなはず。


俺過去は…

[8]翼



また始まる。


また僕は走る。

[9]翼


ある日
僕が空を見上げると
とても赤かった…

血の色みたいに



僕の目の前に
女の子が現れた。






女の子｢おにーたん達ママ知ってる？ママがどこにもいないの…｣
翼｢ママがいなくなっちゃったのかぁ。よし一緒に探そう！｣
聖｢お名前は？｣
女の子｢ななっ｣
聖｢ななちゃんか！よしっ探そう！｣


聖と翼｢ななちゃんのお母さーんいますかー？ななちゃんがまってますよー！｣
なな｢ままーどこぉー｣



そこには…

[10]翼


変わりはてた女の姿があった

なな｢ままぁ？おにーたんこれなぁーに？｣
翼｢…あっなんでもないよっ…それよりママのお名前わかるー？｣
なな｢うん！しゃゆり!ままのお名前しゃゆり｣
聖｢…！おいっ翼っ!!あれ見ろよ…｣

[11]翼

そこには履歴書のような物が落ちていた。

名前は高島 小百合…


僕は息をのんだ…。

[12]翼
聖「こっ…ここにはママはいないねっ
違うとこ探そっか!」

翼「そっ…そうだな!」