[前n][次n]
[検]
[▼]
スカイブルー
[
1
]
かじゃ
―1― 出会い
あー…だりぃ…
サボリてぇ…
一時間目が始まってすぐ、
俺はすでになまけモードに
入ってしまった。
つーか、まず俺が授業に
出てることさえもが
奇跡なんだけど。
「雅樹ーっ」
隣の席の尚哉が小声で
話かけてきた。
「あ?」
「何でお前珍しく授業なんか受けちゃってんの??何かあったのかー?」
「…………別に。」
「んだよつれねーなぁ。」
尚哉はふてくされた顔で
授業に戻った。
俺も授業に戻ろうとしたが、
いつも授業を受けて
なかったせいか、
何の話をしているのか
全く分からない。
:D905i
:09/18 00:29
[
2
]
無名さん
「…」
授業出てても意味ねーじゃん。
「先生ー。俺、腹痛いんで保健室行ってきまーす。」
「な、ちょっと待て高野!!」
俺は先生の言葉を無視し、教室を後にした。
そのまま俺は迷わず屋上に向かった。
屋上は、唯一俺が安らげる場所で、最高の寝床でもある。
:D905i
:09/19 00:30
[
3
]
無名さん
屋上に続く階段を
上がる時は自然と体が
軽くなる。
合い鍵を鍵穴に差し込み、
半回転させ、ぐっとドアを押した。
が
「は…?開かねぇ…??」
何故かドアが開かない。
じゃあ鍵最初っから
開いてたのか…?
誰かいるんじゃ…
俺は逆に鍵を回し、
ドアを開けた。
キィ…
「………。」
思った通り誰かいた。
しかも俺のお気に入りの場所に。大の字に寝転がって…
女子か…?
:D905i
:09/23 01:34
[
4
]
無名さん
近寄ってみると、
すやすやと眠っている
寝顔が目に入ってきた。
「……」
何でこんなとこで寝てんだ?
てか俺の場所だっつーの…
「んんーっ」
「!?」
起きるのか!?
「………すー。」
んだよ…;;
びびらせんなよな…汗
…にしても無防備なこと。
意外と可愛い顔してるしなー
てかまつげなげー
肌白すぎだろ。
:D905i
:09/24 23:11
[
5
]
無名さん
俺は無意識の内に
顔を近づけその女に
見入っていた。
ぱちっ
途端、女の目が開き、
「きっ」
「き?」
「きゃあーーーーーっ!!!!」
頭の割れるような叫び声。
「んだよ!?うるっせーな!!!!」
「うううるさいじゃないわよ!!何人の寝込み襲おうとしてるわけ!!??」
「あぁ゙!?誰がお前みたいなの襲うかよ!!」
「なっ!!何よそれーっ!!」
:D905i
:09/24 23:30
[
6
]
無名さん
「何じゃねーよ!ほんとの事言っただけだろ?」
女の顔はどんどん真っ赤になっていく。
まさに、『カーッ』て感じ。
「もーいいっ!!」
頭から湯気を出しながら
ずんずんと階段を降りていった。
「……。」
:D905i
:09/25 22:33
[
7
]
無名さん
何だあいつ…
―――――――――
――――――――――
これが、雪との出会いだった。
もっといい出会いかた
したかったな。
なぁ、雪。
:D905i
:09/27 21:32
[
8
]
かじゃ
―再会―
それからというもの、
あの女とは学校で会うことも
見かけることもなかった。
別に俺は何とも
思ってなかったが、
何故かあの日のことが
忘れられなかった。
いつもと変わらない休み時間。
俺は机に突っ伏して
夢の中に入っていた。
すると、
「な、雅樹!雅樹ってば」
尚哉が俺を仕切りに
揺すってくる。
「雅樹〜起きろよ〜」
俺はだるかったので
無視する事にした。
「…雅樹くん♪まさっきー♪
まさまさまさまさ雅樹〜♪」
……………。
ものすごく……
うざい。
「んだよ気持ちわりぃーな!!」
:D905i
:12/27 09:31
[前n][次n]
返信する
7/1000件
651view
戻る
雑談@みんクチ掲示板
地域・世代
小説・日記
恋愛
悩み
芸能
LINEスタンプ
デコメ絵文字
デコメ
テラスハウス
あいのり掲示板
あいのりネタバレ
あいのり画像
ラブワゴン待合室
待受・写メ
AKB48
©
みんクチ掲示板
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove