心の中の笑顔
[1]シーネ◆1A18949F
物語を絵本風に書いてみました。書き方が変なのはわざとです
でも意味不明なのは、わざとではありません(笑)
(以前わいわい雑談のサンスレで書いたものです)



お互いの事が大好きな男の子と女の子がいました。

二人は心をありのままさらけだし、お互いに良い所も悪い所も知ってますが、全てを受け入れ合えます。

二人は喜びも悲しみも分け合い一緒にいると、とっても幸せです。

離れていても、心の真ん中でお互いの笑顔があふれています。

でも、この幸せは長く続きません。

女の子が男の子と出合う前から患っていた病気が悪化したのです。

男の子は女の子の家族に頼んで必死に看病しました。でも女の子の病気は悪くなっていくばかりでした。

ある日、女の子は男の子に元気だった頃と同じように笑顔で言いました。
「出会えて本当に良かった。出会えた事が私が生きてきた中で１番の幸せです」

女の子はこの２日後に永遠の眠りに付きました。

回りの人達は悲しみ泣きました。
でも、男の子だけは悲しいのに涙がでません。

女の子の葬式が行われ、男の子が女の子の横に花を捧げる時が来ました。

男の子が女の子の姿を見た時に大粒の涙がこぼれ始めました。
女の子が眠りについた時に泣かなかったのは、女の子の死を受け入れてなかったからです。

人前で絶対に泣かない男の子は、女の子が眠ってる横で大勢の前でたくさん泣きました。

男の子は泣きながら、心の中で「女の子をこれからもずっと好きなままでいる」と強く強く決意しました。

それから長い月日が経ちました。
男の子は女の子と出合ってなかったのように、心から笑ったり喜んだり出来きます。

でも女の子と出合う前と１つだけ違います。

男の子の心の真ん中には、今も女の子の笑顔があふれています。

それは決して色褪せる事がない、心の中で男の子と生き続けている笑顔です。