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パーティー乱武!?
by 悠雛  
R指定:---
キーワード:家庭教師ヒットマンREBORN! マーモン♀
あらすじ:宣伝用ショートver. マーモン♀総受けドタバタ劇。乱武(ランブと読む)は造語です。
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マーモンは冷たいレモネードをちびちびと飲みながら、高い子ども用に作られた椅子に座っていた。
呪いがとけたとはいえ、見た目はまだ10歳を少し過ぎた程度であるから、それも致し方ない。
右隣にはスクアーロ、左隣にはベルフェゴール。大きなテーブルを囲うはそうそうたる面々。


「あ、来週のパーティーなんだけど、マーモン一緒に出てくれない?」


―――…ガチャンッ!!!


月に一度の定例会議。
談笑や怒声を交えつつも進むその会議の中盤、綱吉はマーモンを見つめ言った。

「ム…?別に構わないよ。
……けど、物好きだねツナヨシも。
天下のドン・ボンゴレが幼女趣味なんて勘違いされかねないのに」
「ヴァリアーのみんながパーティーに出る時はマーモンを連れてるじゃん。それに俺はマーモン好きだし」
「あのね、暗殺部隊とドン・ボンゴレでは立場ってものが…」

「な〜にそれ、王子的に許せないしっ」
マーモンからは見えない位置にチラリ、ナイフを覗かせながらベルフェゴールが当然の如く反対した。

「んー…でもそのパーティーなんか怪しいらしくてさ」
「おいダメツナ、バイパーの言うとおりだ。外聞ってモン考えろ」
「リボーン、その名で呼ぶな」
「バイパーお前は黙って、「そうだよ、嫌がることしちゃ駄目だよリボーン」

にっこり。

「てめえ゛え゛え゛」「ちょっと冗談が過ぎるのなー」「じゅ、十代目、あの…」「…無自覚につけ込みやがって」
流れるようでピリピリとぶつかり合う言葉の応酬に、綱吉は全て笑顔で返す。


そして。
お腹真っ黒の綱吉はトドメを刺した。

「マーモン、
準備期間とパーティー同行で計3日間、Sランク報酬でどう?」
「もちろん引き受けるよありがとうツナヨシ!!」


―ギギギィィ…!

職権乱用とはこれだ。
絶対に邪魔してやると拳が握られるのを、綱吉は視界のすみで捉えてまた笑った。


2016/05/08
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