返信する
『振り向いて (後編)』より
by 屍竜
R指定:---
キーワード:D.G
あらすじ:クラウド・ナイン元帥の弟子で、“紅い悪魔”ことサン・ヴィクトリア。彼女は神田に想いを寄せるアレンを、友として、時に恋のキューピッドとして見守る。…だが、アレンの想いが実った時に…。 現在進行形で連載中。
▼一番下へ飛ぶ
アレン自身を、様々に姿を変えたアクマが残酷なまでに弄ぶ。
…しかも、体内の造形はいい加減で、ぐずぐずにゅるにゅるした触手のままで。
にゅる、にゅる。
体温などという甘ったるいものはなく、屍のように冷たい。
秘部から挿入(ハイ)った先は、当然の如く触手の海だった。
――何度も、何度でも言いたくなるくらい、触手そのものだった…。
「…う、ふ………ゔッ、んっ、ぐ…」
アレンの目から、透明な雫が零れる。
「うっ、ぐすっ……ひぐぅ、んん…」
ぼろぼろ、次から次へ、止めどなく。
『…………。』
アクマの動きが止まる。
堰を切ったように、アレンは泣いた。
…敵であるはずのアクマを抱き締めて…。
.
2007/01/19
▲ 始めに戻る
作者のサイト
編集
[←前][次→]
戻る