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特別の存在
by 雪姫  
R指定:無し
キーワード:D.Gray-man夢
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◇特別の存在◇


いつもと変わらない日常…。今日もそんな日常を過ごす‥はずだった。

「ユリ!」
「ん?何?」

真剣な顔で彼女、ユリを見るラビ。

「…‥」
「ラ〜ビ〜」

いつまでも話さないラビ。ユリは顔を覗きこみ声をかける。すると、我に返ったラビは目の前にいるユリをいきなし抱きしめた。

「狽ヲっ//ラビ?どうしたの?!」

顔を赤くし問うユリ。ラビは、ユリの肩口に顔を埋め…

「ユリ…ずっと俺の傍にいてほしいさ」
「・・本当にどうしたの?…私はラビの傍にずっといるよ」

不思議そうに首を傾げ、安心させるかのように、ラビの背中をそと撫でてあげるユリ。ラビはやっと落ち着いたのか、

「ごめんさ;夢見が悪くて混乱してたさ…ユリがいなくなる夢…」
「…私はラビの目の前にいるよ?そんな夢、現実になるわけないじゃん。あなたは、誰よりも特別な存在‥消えたりしないよ(ニコッ)」
「ありがとうさ〜」

誰もいない談話室。しばらく二人は、無言のまま抱き締めあっていた。


2007/01/20
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