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Princess of tennis
by 透夜  
R指定:無し
キーワード:テニスの王子様
あらすじ:読者がヒロインの新感覚小説☆ 越前リョーマの娘、今日も元気にいきま〜す!◇続きはホムペで展開予定!
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私の父と祖父は、妙な口癖を持っている。

「まだまだだな」
「まだまだだね」

ちなみに、時々うちに遊びにくる叔父リョーガも、

「まだまだだぜ」

と言う。
かく言う越前家長男リョーマの長女であり、サムライ南次郎の孫である私にも、それはしっかり遺伝していたのである。

「まだまだよね」

なぜか自然に口をついてでる、この口癖。
母の桜乃曰く、

「学生時代はイヤと言うほど言われて、凹んだことも多々あるんだよ」

…だ、そうで。
私が生まれた時、父は男じゃないことに少しガッカリしつつも、女の子ならシャラポワやヒンギスを越えるようなテニスプレイヤーにすればいいと開き直ったらしい。
そういうわけで、私は物心がついた時からテニスラケットやテニスボールとは友達だ。
見事に、私にテニスへの刷り込みをする父の目論見は成功し今日に至る。
なんか悔しいけど、テニスが大好きなのは本当のことであって、ただいま中一の私は氷帝学園中等部に籍を置いている。

まぁ、その詳細はまた今度ゆっくり話したいと思う。

とにもかくにも、私は今日も元気である!


2007/01/18
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