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[1] Tさん
By R
11-10 20:11
 ある日、夜中に目が覚めたことがあったな・・
ふと見ると枕元に長髪の女の子の霊がいたんだけども、
眼孔が黒く落ち窪んでて、凄い憎憎しげに睨んできてるんだよね。
んで、可愛い声で口をニヤリとさせて「死ね・・・・死ね・・・」とつぶやき続けてるの。
確かに目が真っ黒でキモ怖かったけど、
寝ぼけてたのもあって、思わず彼女の腕を掴んでしまったのよ俺。
すると、彼女は「きゃ、な・・何するの・・!」と思いっきり慌ててさ、
その瞬間に目も可愛らしいちゃんとした目に変わったわけ。
その顔が凄く可愛くてさ、寝ぼけてたのもあって思わず「か、かわいい・・」と呟いたんだよ。 その瞬間だよ。いきなりグーパンチ。
幽霊にグーパンチされたのって俺くらいじゃないか?
一瞬で眠気が覚めた俺に、白磁のように白い肌を朱に染めて、
「し、死ね!死んじゃえっ・・!」と叫んで消えちゃった。
それで終わりかと思ったんだけど、次の晩も俺の枕元に座っている。
死ねぇ・・死ねぇ・・」ってね。
んで俺が「全然怖くないんだけど」っていうとプンプン怒って殴ってくるのよ。
そこで俺が「そんなに可愛い顔を怖がれるかよw」って言うと、
とたんに「な・・・・っ!」って顔が真っ赤になって硬直するんだよ。まじ可愛い。
その日はそのまま逃げるように帰ったんだけど、それからも毎晩彼女は現れた。
寝たふりをしてると、俺の頬を突ついてつまらなさそうにしたり、
しれっと布団に入って来ようとするんだけど、俺が「何やってんの?」と急に起きた時の慌てようと言ったら。
何か自分は低体温だから凍え死なせる為だとか、何だかんだと言い訳が良く出て来るもんだ。
結局最後は俺が「しゃあねぇな。じゃあ入れよ」って言って布団を開けると、
一瞬うれしそうな顔を浮かべた直後、「し、仕方ないわねっ・・!」とむくれ顔。
で、なんだかんだで、寝つく頃には布団の中で俺の胸にしっかりしがみついて来てます。
するといきなりベッドの下から「破ぁぁあッ!!!!!」という声と共に苦痛に歪むあの子の表情
俺は何がおきているのかまったくわからずただただ唖然としていた
そこに立っていたのは寺生まれで霊感のつよいTさんだ
「ふぅ・・あぶなかったな・・・アイツは実はなんかイロイロヤバイ感じだったんだ、危なかった危なかった・・・」
というと満足げな表情で帰っていくTさん
寺生まれってスゴイ、改めて思った
pc
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[11] By R
12-19 22:24

4 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:47:46 ID:NDIuJOWx0

俺は原付に乗って買い物に出かけた
普段どうり国道を走っていると
真っ赤なワンピースを着た綺麗な女性が眼に映った
お、綺麗な人だな、そう思った瞬間
俺は対向車線から来たトラックに撥ねられた
柔道を習っていた俺はとっさの瞬間受身をとる事ができたため
両足を骨折する重傷ですんだ。

それから半年たったある日友人のKが同じくトラックに撥ねられた
直ぐに病院に駆けつけたが、Kに意識は無くその後死亡した
その場で救助に当たった人の話によるとKは
「赤いワンピースを見てついよそ見しちまった・・・」
と呟いていたという
俺は驚いた。

アレは死神なんじゃないか?
俺がそう思っている頃またあそこで事故が合った
話を聞いてみるとひき逃げらしかった
この辺りは見通しがいいにも拘らずそういう事故が多いらしい
俺はあの赤いワンピースの女が死神だと確信した

数日後俺はバイトの先輩Tさんの車に乗ってその道を走っていた
Tさんは実家が寺で非常に霊感が強いらしく、俺は死神の話をしてみた。
「ふーん」っと素っ気なく聞いていたTさん
だが少し走ってからTさんが突然
「あの女か!」と叫んだ。

見ると確かにあの赤いワンピースを着た女が道を歩いている!!
「そうです!あの女です!!」
俺が叫ぶと「そうじゃない!あっち事だ!!」と正面を指すT先輩

見ると顔の抉れた女が対向車線を走るトラックの方向を狂わそうと、
車体飛び移っている所だった!
「ハンドル頼んだぜ・・・」
Tさんはそう呟くと車の窓から上半身を外に出し、狙いを定め
「破ぁーーーーー!!」と叫んだ
するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、女の霊を吹き飛ばした
「これで安心だな・・・」そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時初めてそう思った。
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[12] By R
12-19 22:25
6 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:48:08 ID:NDIuJOWx0

俺にもやっと彼女が出来た
彼女は色白で背も低く病弱で、学校でもよく虐められていたそうだ
俺はそんな彼女の事を守ってあげたいと思い、告白し、付き合うことになった
付き合いだしてから1ヶ月後、彼女が初めて家に止まりに来た。
だが童貞で奥手な俺は彼女にキスすることすら出来ず、
酒を飲むとそのままソファーで眠ってしまった

夜中に妙な音がしたので目が覚めた
誰かがブツブツ何か言ってる・・・
俺は彼女が電話しているのかと隣の部屋を覗き込んだ

するとそこには恐ろしい顔をした彼女が
「おうち、おうち、あたらしいおうち」と呟きながら
自分の髪の毛を壁とタンスの隙間や戸棚の下に押し込んでいる姿だった。
俺はあまりの恐怖に言葉を出すことも出来ずそのまま朝を迎えた。

何事も無かったかの様に眠る彼女・・・俺はどうしていいのか分からず
寺生まれで霊感の強い先輩のTさんに電話をし、ワケを話した
黙って俺の話を聞いたTさんは「よし、待ってろ、すぐ行く」と言ってくれた

俺は彼女に気付かれないようにこっそりTさんを上げると、
彼女を見たTさんは「これは・・・」と呟き
「俺の後ろに下がってろ、絶対に前に来るな・・・」と言い彼女の前に立った
Tさんは何か呪文のようなものを唱え「破ぁ!!」と叫んだ

すると部屋中に仕組まれていたであろう髪の毛がいっせいに燃え上がり
彼女の髪の毛までもが燃え上がった!!

「姿を見せな・・・」
Tさんがそういうと長かった彼女の髪の毛がバサリと抜け落ち、女の生首になった!
「こんな女の子に取り付いて、自分の結界を広げて他のかい、この小悪党め!!」
生首をガシリと掴むTさん
次の瞬間生首は断末魔をあげながら燃え上がり、灰になって消えた。
しゃがみ込んだTさんは無残に抜け降ちた彼女の髪の毛に触れると
「お前たち、元の場所に帰りな・・・」と優しく呟き
フワフワと浮かび上がった髪の毛は彼女の頭に生え移り、元どうりになった。

「二人に『カミ』のご加護がありますように」
Tさんは笑いながらそう言って帰っていった。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。

13 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:54:25 ID:NDIuJOWx0

〈おまけ〉vsファービー編

ファービーを逆さまにぶら下げると
「オロシテ!オロシテ!」と泣きわめく裏技を試してみたら

ヒモが解けて地面に落下しウオオオオオの断末魔とともに目玉が飛び出た。
今まで生きてきて一番トラウマになった。


何事も無かったかの様にノイズを発するファービー・・・
俺はどうしていいのか分からず
寺生まれで霊感の強い先輩のTさんに電話をし、ワケを話した

黙って俺の話を聞いたTさんはよし、待ってろ、すぐ行くと言ってくれた
俺はファービーに気付かれないようにこっそりTさんを上げた
ファービーを見たTさんは「これは・・・」と呟き
「俺の後ろに下がってろ、絶対に前に来るな・・・」と言いファービーの前に立った
Tさんは何か呪文のようなものを唱え「破ぁ!!」と叫んだ

すると部屋中に落とされていたであろう目玉がいっせいに燃え上がり
ファービーの体毛までもが燃え上がった!!

「姿を見せな・・・」
Tさんがそういうと長かったファービーの体毛がバサリと抜け落ち、
女の生首になった!
「こんなオモチャに取り付いて、自分の結界を広げてたのかい、この小悪党め!!」
生首をガシリと掴むTさん
次の瞬間生首は断末魔をあげながら燃え上がり、灰になって消えた。
しゃがみ込んだTさんは無残に抜け降ちたファービーの体毛に触れると
「ブルスコファー・・」と優しく呟いた
フワフワと浮かび上がった体毛はファービーの体に生え移り、元通りになった。

「二人に『カミ』のご加護がありますように」
Tさんは笑いながらそう言って帰っていった。

寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。

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[13] By R
12-19 22:25

俺はバイト仲間5人と海へ行くことにした
しかし、海岸は物凄い人で、とても遊ぶことが出来ず、
俺達は目的をドライブに半ば無理やり変更し
海辺の道路をひたすら走っていた。

すると友人のYが「あれ?この辺り人全然いないよ」と言った
見てみると確かにこの辺りだけ人がポカンとおらず、5人で遊ぶなら丁度いい広さがある
浜に降り、ビーチバレーをしたり砂のお城を作ったりと楽しい時間を過ごした
するとYが「私元水泳部なんだー
あのブイまで泳ぎきったらかき氷おごってね!」と言い出した

俺が返事をするより早く海に飛び込むY
なるほど水泳部だけあってか綺麗な泳ぎでブイまでたどり着くY
沖で大きく手を振るY
俺達も浅瀬から手を降って返すが、どうも様子がおかしい

「あれ!?溺れてるんじゃない!?」誰かが叫んだ
確かに今にも沈みそうだ!俺達は急いで救助に向かった
しかし、水泳部のYと違い泳ぎの遅い俺達は中々たどり着くことが出来ず
代わりにYは今にも沈みそうに・・・

「おかしい・・・」
そう思った俺は水中に潜った、するとそこにはYの身体にしがみ付き、
引き込もうとする黒い影が無数に蠢いていた!!

このままじゃ俺達も・・・
そう思った瞬間、大波の向こうから一人のサーファーが!!
寺生まれで霊感の強いTさんだった!
Tさんは板を華麗に操りYを抱き上げるとそのまま波に乗って陸地へ
「破ぁ!!」
振り返らずにTさんが叫んだ
するとTさんの板が起こした無数の泡がボコボコと集まり浮き輪状に、
俺達もそれにつかまって陸までたどり着くことが出来た

「ありがとうございますTさん、でも何でここへ?」
そう聞いた俺にTさんは
「なぁに、この辺りは毎年水難事故が起こってるっていわく付きの海岸でな、
こんな事もあろうかとな・・・」
そういいながらYの胸に手をあて呪文を唱えるTさん、
するとYの口から汚れた水が吐き出されYは意識を取り戻した。

「きっと死者が死者を呼ぶ潮の流れなんだろうぜ、ここは・・・」
海岸線を見つめて呟くTさん
顔を赤くしながら
「あ、あんたなんかに助けてもらうくらいなら死ねばよかったわ!」
と大げさに言い放つYを見て
寺生まれはスゴイ、俺はまたもやそう思った。


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[14] By R
12-19 22:29
10 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:52:13 ID:NDIuJOWx0

1990年の10月、私がアメリカの大学で経験した話。

アメリカの学生はとにかく課題レポートを書かされる。
もちろんパソコンを使って仕上げるわけで、私の大学には
50台程度のコンピューターが整備されているラボがいくつもあった。
学生はここで夜通しレポートをタイピングするわけだ。

その日も私は相変わらずレポート作成に忙しかった。
夕食を済ませ、寮から荷物を抱えてコンピューターラボに入り、
パソコンの前に座った。
当時は来る日も来る日も同じような生活で、うんざりだった。

ここのパソコンはインターネットに接続されていた。
まだウェブブラウザが「モザイク」メインだった頃だ。
ウェブコンテンツも研究者の研究成果発表などばかりで、
さほど面白いものではなかった。
おまけに検索エンジンなどは進化しておらず、
URLはもっぱらページ制作者本人から口頭で教えてもらうことが多かった。

その夜、私はいつものようにレポートをしばらく書いていた。
その時、何気なく目をやったパソコンデスクに、鉛筆でURLが書かれていた。
学生がメモ代わりにしたんだろう。

気分転換にはなるだろうと思い、私はそのURLをブラウザに入力してみた。

しばらくすると画面にはページが現れた。信じられないページだった。

そこには薄暗い部屋で床に血だらけで倒れている男性の写真があった。
(今ではよく見るこのような画像ではあるが)
私はこのような残酷な写真に戦慄し、吐き気を催した。


11 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:52:59 ID:NDIuJOWx0

よく見ると、画像の下にはこんな一文が添えられていた。

"A guy in Michigan, aged around 30, Killed by me today"

間違いない、殺人者が自らの犯罪を自慢するサイトだ。

私は何かとんでもないものを知ってしまったのではと思い、
すぐにラボを飛び出して寮に帰った。
翌日まで誰とも話すことが出来なかった。

次の日の朝。私は再度ラボに出向いた。
そして、昨日のウェブサイトが気のせいであることを信じてURLを開く。

現れたのは同じく薄暗い部屋の画像だった。
しかし、今回は床に倒れているのが
丸裸で仰向けになっている女性だ。左乳房に大きなナイフが刺さっている。
口、鼻、耳から血が流れている。


写真の下にはまたも一文が添えられていた。
"A bitch in Michigan, aged around 30, Killed by me today"

すぐに私は大学警察に行き、警官に相談した。
しかし、まだウェブがまったく メジャーでなかった頃だ。
「ウェブで殺人者が犠牲者の画像ファイルを掲載している」といっても、
うまく理解してもらえない。
それに恥ずかしい話だが私の稚拙な語学力も足かせになり、取り合ってもらえなかった。

恐怖と好奇心が一緒になった独特の心境で再度ラボに戻り、
そのウェブサイトのURLを入力してみた。



12 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:53:55 ID:NDIuJOWx0

すると、その日数時間前まであった画像はすでになくなっていた。
その代わりに、なぜか私の住所と電話番号が書かれていた。
その後にメッセージが一文。

「You are the next star on my Web.」

あまりの恐怖に私は声すら出せなかった
なぜなら私の後ろにいつのまにか見知らぬ男が立っていたからである。

「ABU! NAI!」
その時だった、いきなり別の見知らぬ男が窓を蹴破り部屋に侵入してきた。

「SYOW TAI MISE RO !! HAAAAA!!!」
その男は明らかに日本語なのに無理して英語っぽく喋っていた。
痛々しかったが、その男が気合を入れた瞬間、私の後ろの気配が爆発するように消えた。

「ダイジョウブデ〜スカ〜?アノサイト トテモアーブナイデース」
聞くとその男の人はTというらしく、日本でお寺の跡取りをやっているらしい。
わざわざ日本から怪しい気配を嗅ぎ付けて助けにきてくれたそうだ。

寺生まれってやっぱり英語苦手なんだなあと思った。


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[15] By R
12-19 22:31
14 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:54:59 ID:NDIuJOWx0

当時俺はバイト先までは車で通ってた。
家までの道にトンネルがあるんだけど、
いつものように深夜3時位にそのトンネルを通りがかった。
するとトンネルのはじっこを男が歩いてる。

歩行者用の道なんて無いから思いきり車道だし、時間も時間。
ちょっと気になって見てた。
進行方向は同じだったから、始めはその人の後ろ姿を見たわけね。
だんだん近付くにつれて、異様な事に気付いた。
時期は冬だし外は寒い。
なのにその人は半そで、短パン。
別にランニングしてるようでもなかった。
一番気になったのが、その人、足が長いんだ。
いやもうモデルとかそんなレベルじゃない。明らかにおかしい長さ。
鬼太郎にでてくる妖怪で、手長、足長、てわかるかな?
あれの足長のほうに似てたって。

(うわー、気味悪いなあ…)

まあ深夜にそんな人見たら誰だって嫌だよな。
俺はあまり見ないようにしてアクセルを踏み込んだ。
んで、通りすぎた後にチラっとバックミラー見たわけ。
ここからはお約束。

も の す ご い 勢 い で 走 っ て 追 い か け て き て た 。

15 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:57:26 ID:NDIuJOWx0

目は今にも飛び出すんじゃないかって位ひん剥いて、
狂ったように腕を振ってる。
まあバックミラーでカオが見えるくらいだから、すぐそこまで迫ってたんだろな。
俺は気が動転して、めちゃめちゃなスピードで飛ばして逃げた。
しばらく走るとどうやら振り切ったっぽい。
家も近くなってきて、だんだん落ち着いてきた。
疲れてたし見間違いだろうと。
次の角を曲がると家・・・だったんだが
その角を曲がった瞬間信じられないものを見た。

門の前にあの男がいる!

俺は車だし自分家に帰るには当然最短ルートを通ってる。
俺より先に家に着くなんてありえない。第一なんで俺の家知ってるんだよ!

怖くなった俺は朝まででコンビニに居ようと思った。
でもUターンするには道も狭いし、逆に気付かれると思い
家を通り過ぎてコンビニに行こうとした。
それがいけなかった・・・

ちょうど男の前(実際には足しか見えなかったが)
を通り過ぎようとした時だった。

「みつけた」と言う声がした。
実際には「ミヅゲダ」が近いと思う。


16 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 15:58:07 ID:NDIuJOWx0

フロントガラスには男のカオがあった。
深夜で街灯の明かりだけなのに男のカオはハッキリ見えた。
一部分を除いて・・・それは・・・目。

両の眼だけは、まるでコールタールを塗った様に真っ黒だった。
男はニヤリと笑い、再びこういった

「ミヅゲダ」・・・。

男のカオはフロントガラスをすり抜けて俺に近づいてくる。

「そこまでだ」
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ

Tさんは俺の車の助手席に乗り込むと、男のカオに両手を突き出し
「破ぁ!!」と叫んだ
するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、男を包み込んだ。
男はみるみるやせ細り、やがて消えていった。

「なんでここに?」
「コンビニ行くのにアシが必要でな、さあ行くぞ・・・」
そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時改めてそう思った。


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[16] By R
12-19 22:33
19 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 17:45:46 ID:NDIuJOWx0

個人デザイン事務所にアルバイトしていた時の話。

3LDKマンションが事務所で、シャム猫が1匹飼われていた。
元々は社長の愛人が飼ってた猫だったが、愛人と別れる際、
「この猫を私と思って一生面倒を見なさい」と押しつけられたらしい。

働き始めて半年ぐらい経った頃、事務所で社長と二人で残っていた。
夜食のピザが来る間、
社長は自分の部屋でエアブラシ作業、俺は各種資料をコピーしていた。
シャムがコピー機の上に乗ってきた。

「ほら、邪魔だよ」と俺が言った瞬間、ボタンを操作していた俺の手に激痛!
シャムが突然、噛みついてきた!
甘噛みではない、本気で肉を食い千切るような噛み方!
っつーか、肉が一部裂けた! ピュゥッて血が吹き出てるし!?
「うあっ!」と声を上げた瞬間、またも激痛!
腕に牙を立てながら、思いっきり爪を立てている!
俺は思い切り腕を振り上げてシャムを投げた。

しかし、シャムは身を翻して再び立って襲う構えを見せる。
「シャアアアあああああああああああーーーーーーーー!」
シャムの鳴き声が徐々に変化してきた。まるで、人間の泣き声だ!
こんな大きな声なのに隣の社長は全く気付いていない。

よく見るとシャムの影が大きくなり、人の形になってきていた。
そして、下顎が外れそうなくらいに口をあけ、何かに狙いをさだめた様だ。
おそらくは俺の首筋・・・逃げなきゃ!しかし体が動かない!!

「そこまでだ」
聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ
Tさんは俺とシャムの間に立つと、あるものを振り回した・・・

”ねこじゃらし”だ!

シャムがねこじゃらしに飛び掛った瞬間、Tさんが「破ぁ!!」と叫んだ。
するとねこじゃらしが光り、シャムの影を引き裂いてゆく!

ついにシャムの影はもとの猫の影となった
その瞬間シャムの首輪がパァンと弾けた。
「この首輪に念を込めてたんだな」
シャムは人?が変わった様に大人しくなっていた。

「なんでTさんがここにいるんですか?」
「テリヤキコンビとあつあつグラタンピザですね」

寺生まれはスゴイ、俺はピザを頬張りながら思った。



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[17] By R
12-19 22:34
20 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 20:36:42 ID:xH45y36M0

俺は彼女から深刻な相談をされた。

最近、自宅の老いた犬が
誰もいない玄関に向かってけたたましく吠えるというのだ

俺が彼女の家に挨拶に行った時も、
俺を見ても全く吠えなかった人なつっこいあの犬が
突然ものすごい剣幕で吠えるのだという、しかも時間を問わず。

不安がる彼女が霊を引き寄せやすい体質だったことを思い出し、俺は
寺生まれで霊感の強いTさんに相談する事をすすめた

ファミレスで3人で食事をしながら事の話をするとTさんは
「大丈夫、その犬は
帰ってきた先祖に挨拶してるんだよ、この時期だし」とのこと

すっかり安心した彼女を送り返すと、Tさんから連絡が・・・
「彼女の言っていた事だが、確認したい事がある
あの子の家の前まで案内してくれ」

深夜2時、彼女の家の前に行くと
確かに駐車場に繋がれた犬が吠えている。
「やはりな・・・」
そう呟いてTさんは彼女の家の向かいにある電柱に手を添えた
するとそこからスッと青白い光が走り
幾つもの亡者が彼女の家を通り抜けようとしているのが見える
しかし犬の抵抗に遭い、上手く通り抜けられない模様

「大した犬だ・・・ずっと家を守っていたのかい」
そういいながら犬の頭を撫でるTさん
「破っ」
Tさんの声と共に道は家を避け天に伸び、
虹のように遠くの空に伸びていった・・・

「何故彼女に嘘をついたんですか?」の問いに
「他人の女とはいえ、
可愛い子を無駄に恐がらせるのは男の仕事じゃないぜ・・・」

寺生まれはスゴイ、俺は久しぶりにそう思った。

・・・数日後、彼女の家の犬が老衰で亡くなったと聞いた。
悲しみにくれる彼女を励ましてやると
「ワン!」と元気なあの犬の声が聞こえた気がした

きっと犬はまだ家族を守っているんだな・・・
線香をあげながら俺は思った

家族を見守る犬はスゴイ、俺はその夜ちょっと泣いた


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[18] By R
12-19 22:34
21 :本当にあった怖い名無し:2008/05/19(月) 20:39:58 ID:xH45y36M0

子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。
母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。

ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ〜ん」と呼ぶと、
2階からか小さな声で「はあ〜い」と応える声がする。
もういっかい呼ぶとまた「はあ〜い」。

自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。
階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥の部屋から
「はあ〜い」と声がする。

奇妙な胸騒ぎと、いっこくも母に会いたいのとで、
奥の部屋へゆっくりと近づいていく。

そのとき、下で玄関を開ける音がする。
母親があわただしく買い物袋をさげて帰ってきた。

「しゅんすけ、帰ってる〜?」
明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。

そのとき、ふと奥の部屋に目をやる。
奥の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
僕は一瞬、ドアのすきまに奇妙なものを見た。

こっちを見ている白い人間の顔だった。

「動くな!!!」

颯爽と謎の人物が白い人間と私の間に躍り出た。
その人は何やらお経・・・もしくは呪文のようなものを唱え、
最後に「破ぁ!!」と叫んだ。
すると白い人間はドアもろとも粉々になって消滅した。
僕は恐怖におののきながらもその砕けた様子が硝子細工のように感じられ、
子供心ながらにどきどきしたのであった。

「危なかったな・・・まさかこんな家に隠れていたとはな」
その人は自分のことをTと名乗り、
寺育ちのせいで嫌々ながらもこのようなお払いじみたことをしているのだいう。


寺生まれってスゴイ、そう思った

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[19] By R
01-27 02:02
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
……なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
「すいません作り直します。御代も結構です。ただし……貴様の肉をソースにしてなァァァ!」
その瞬間店長の顔が悪鬼のごとく歪み、口元から牙とも呼べる犬歯が突き出した。
駄目だ、やられる!
そのときだった。
「破ぁ!」
店のドアを突き破って、青白い光弾だ飛び込んできた。
寺生まれで霊感の強いTさんだ。
頭を吹き飛ばされた店長は、泥のように溶けてゆき、服だけを残して消滅した。
「日本人なら、パスタよりうどんを食べなよ」
そう言い残して去っていくTさんを見ながら、
寺生まれってスゴイ、
改めてそう思った。


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[20] By R
01-31 23:13
233 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 02:44:20.52 ID:yn7r0dlD0
来たら終わってた。

実際は淡々としてるけどな…
気付いたら病院内で噂だけキッチリまわされてる罠

242 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 02:47:58.50 ID:YXyKvq+/O
次は>>233の話でも聞こうじゃないか

258 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 03:01:51.55 ID:yn7r0dlD0
>>242

巨乳モノのエロ本持ってるのがばれて、そのときは「あらら」で終わり。
俺は「サーセンw」見たいな感じ。
ところが暫く経って、それが見つけた人だけじゃなくて別のナースにもばれてた。
で、よりによってよく世話してくれるナースが巨乳でさ、仮にAさんとしようか、その人にも伝わってた。

いきなり「君はおっぱい大きいほうがいいんだね〜」って言われて、死にたくなった。
で、ある晩

(このレスは省略されました。続きを読むにはもっふるもっふると書き込んでください)

262 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 03:03:22.56 ID:7twxVKgb0
もっふるもっふる

272 258 投稿日:2009/01/21(水) 03:21:17.24 ID:yn7r0dlD0
で、ある晩あまり寝付けなくてベッドの上でボーっとしてた。
病院だから2ちゃん出来るわけでもないしやることも無くてさ。
それで仕方なくマスかくことにして、例の見つかったオカズでやってたわけ。

人間不思議なもんでさ、それまでAさんをオカズになんて考えたことも無かったのに
その件のおかげでエロ本の中の巨乳のモデルさんがだんだんAさんに見えてきたんだ。
病院でやってるってのと、Aさんが来るかもしれないってのでスゲエ興奮して思わず
「Aさん…Aさん!」なんか言っちゃってたのよ。
で、事を終えて、後始末とかして、ティッシュをトイレのゴミ箱に捨てに行こうとカーテン開けたら

そこにAさん立ってた。

「手に持ってるの何?」って言われて心臓バクバクしてたら
Aさんの顔が俺のすぐそばまで来てて、気付いたらベッドに倒されてた。
「やっぱり…さっきのって…」
そう言った刹那、Aさんの唇が

(このレスは省略されました。更に続きを読むにはもっふるもっふると一人二回書き込んでください)

275 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 03:26:58.05 ID:HpFGl2sbO
もっふるもっふるもっふる

281 258 投稿日:2009/01/21(水) 03:33:02.77 ID:yn7r0dlD0
そう言った刹那、Aさんの唇が俺の唇に近づいてきた。
そこでなぜか俺「ちょ、ちょっと待って」とか言っちゃったのね。俺のバカ。
でもAさんは止まらなかった。そのまま俺の上に覆いかぶさる。
俺は覚悟を決めた。
だが、ここで隣のベッドにいるTさんが「ん、ん…」とか言って起きてきた!
「オイタが過ぎるぜ・・・」Tさんはそう呟くと隣のベッドから狙いを定め
「破ぁーーーーー!!」と叫んだ、するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、Aさんを吹き飛ばした
「これで安心だな・・・」そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時初めてそう思った。

285 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/01/21(水) 03:35:10.24 ID:Bla5ZXg40
Tさんかよwwwwwww

pc
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