第1回 21世紀新鋭詩文学グランド・チャンピオン決定戦


審査員選評



ゆうな

今回、文学極道側から技術スタッフとして本企画に参加させていただきました。
まずはこのお話をいただき、一緒に企画を進めさせていただいた、月刊 未詳24のピクルスさま、只野凡人さま、そして審査員の方々に心よりお礼を申し上げます。

私は審査員ではなく、すべての応募作品をきちんと読んでいたわけでもありませんが、送られてくる作品を審査用のメーリングリストに流したり、作品によっては文書形式を変換したりといった作業のなかで、ひとつ、目にとまり心に残った作品がありました。

 「水の色彩」 夏野雨

用意のない表面的な鑑賞でもイメージの飛躍にさらっと連れて行ってもらえる感じ、というのが書き出しに惹かれてつい読んでしまった私の印象で、これはきっと審査でいい評価を得そうとかそうでもなさそうとかいう感触ではなく、ただ個人的に好きだなと思った作品でした。
現代詩フォーラムでは人気の方とお聞きして、審査員の方のコメントにもなるほどと頷ける気がしました。
この作品は一次審査の結果発表後に現代詩フォーラムに投稿されていて、現在もそちらで読むことができると思います。

最終審査の結果発表とともに受賞作として掲載させていただいた作品のほかにも、応募作品のなかには力作、佳作、また注目されていた作品が多くありました。
普段あまり積極的に詩を読むことがない私の目にも、それはうれしいことでしたし、また、それらの作品がもっとたくさんの人の目に触れる場所におかれ、審査の枠をはなれて自由に読まれてほしいという希望ももちました。

そんなわけで、私の心のなかでの特別賞を夏野雨さんの「水の色彩」にこっそり差し上げるとともに、今回ご参加いただいた方々にはその作品をぜひ別の場所で発表していただけたらと、出しゃばって一筆添えさせていただいた次第です。
第一回目となる本企画に多数のご応募と、またご関心をお寄せいただいたことに、再度、心よりの感謝を申し上げます。
ありがとうございました。


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