ファンタスティック
頭皮を水がつたわっている
一瞬とりはだに似たものが横切って
なんだか卑猥、と思う
とても浅はか
長袖の黒いシャツの
かたほうがぶら下がってる
カタくむすばれて
何者も寄せ付けない結界のよう
ぼくはそこにもぐりこんで
すみずみまでくちづけをしよう
ある日突然予告もなし
予兆もむなさわぎもなく
いきなりそんな気分になるときがある
とてもすてき
なんて浅はか
もりあがったり死んだりする
こっそり一人で
だって恥ずかしいじゃない!
なんて浅はかで
必死で生きているのぼく
とてもすてき
prev / back
モドル