はらはらと剥がれ落ちるわたしの水晶体は銀鍍金に被われていてふゆが来る度に裸にさせられる。 温もりも伝えられなくて、光すら受け入れれない。 どこか寂しそうな顔をしてうずくまっては時が過ぎるのを感じている。 銀色の剥がれたそれを集めてはこれは誰に見せたものだ、これはあの時着飾ったものだと思い出しては隅に追いやる。だって必要が無くなってしまったのだから。 わたしの水晶体は傷も付かず守られて時を過ごす。 何も知らないで、 なにも映さないまま、そっと。 ゆっくりと鮮明さを脱ぐように ena 11/06* ▲/▼ [RES][BACK] |