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[1] 胎動


海が広がり続けている

その細い指先で
海と空の間に
白い境界線をなぞって
あなたの鎖骨から
ささやかに流れる
沈みかけた太陽の裏側で
まぶたをとじている
星たちの、
さらさらとした温度で泳ぐ
木々のざわめく音によく似ている
波の揺らぎの
やわらかな呼吸で
結ばれていた、
ものたちの声とともに
遠くの海で
いつかまた
いつまでも
あなたの中で
眠っていたいと

広がり続けている




如月 11/10*

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