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[1] 空をきるように

地で眠り食うかと思えば
鳥は空へ飛び込み
青々しい高みから
丸く形作られた眼光を
背骨が美しい私たちに
じっとりと向ける
その眼は私のそれとにて
真っ直ぐに輪を画く
土臭さを背負いながら
まるでIroIroIroと
鳴くかのように
林を斜めにあがってゆく
静寂はいっこうに現れず
空は青いままに
太陽がうまれては死に
死んではうまれてくる
力強く色塗られながら
赤く描かれ
空すら動いている
そこに匂いはない
押し潰されそうな
羽音が続き
鳥は見えるように
飛び上がる
過ぎ去るようにみえて
現れながら頭上をまわる
昨日の雨が染み込んだ
風も木々も
止んでいる気配がする
そこへ無言ではない鳥が
飛び上がる
眼光が合わさることはない
死んでから一方が
片一方を覗き込むのだ
救えないから
食うしかない
さもなければ私たちは
両手を上げて
枯れた木々になる
そこに陰すら
浮かんでこない
長押 新 10/21*

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