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09年08月テーマ詩歌『火花』
(1)2009/8/1
どーんと あがる 花火
じゃないよ
ばちっと 火花 です
火花に関する作品をご投稿ください
(2)2009/8/2
「目覚め」
今日も睡眠時間の足りなさが
朝の眩しいカフェインに
次第に溶かされていく
笑うように香る食パン
数グラムのバター
出鱈目に混ぜ焼いた卵
空模様のレタス
ケチャップで太陽を描き
マヨネーズを雲に見立てる
とある田舎の田園が
夏から秋へと化粧をする
なんと麦の香ばしき事
渇き切った土を踏むように
鼓膜の内側をシャクカシャク
砕けば溢れる水々しさ
風が山から吹きおろし
雲は凪がれて薄く散る
そして流れる森の小川
湯気の立つ珈琲を含み
目を閉じて背伸びをすれば
鳥の呼び掛けさえ聞こえるよう
欠伸を一つ漏らし
虚ろの拡散を告げた
閃くように
弾けるように
覚醒した
脳
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