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前頭葉のあたりに悪意を飼っている
ロボトミー手術さながらに
彼女はゆっくりゆっくり
わたしの目蓋の上あたりの柔らかい隙間から
長い時間それを注ぎ続けた

人の体温はわたしの悪意を溶かして
それは音もなく染み渡る
わたしがスタートをかけるまで
待っている、イメージを再生しながら

わたしは戦う手を、振り下ろす武器を
無くしてしまって
ごめんなさい、ごめんなさい、と
大人になってしまった

そして予感する

立ち上がらない膝に杭を打ち
笑わない顔に切り込みを入れ
その悪意と彼女を
責め続け喜ばせていくのだろうと

拍手喝采の舞台
観客は最初から最後まで
彼女ひとり

大好きな彼女ひとり

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12/23*

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