05/01 22:10
「ぐらぐら」
ガラス玉
暴力的な表現が許されるなら
とても殴りたい気持ち。
夕飯を作っていて。
おみそ汁だったのだけども。
鰹節で出汁を取ったあと
マイタケを具にして、くつくつ煮ていた。
煮立たせるその間に
カレーを作るために、材料を切る。
カレー粉を鍋に入れて、弱火でコトコト。
おみそ汁を仕上げようと見たら、マイタケの色素が溶け混んでていて。
真っ黒に近い、くろぐろとした茶色。
私の瞳の色みたい。
味噌を入れたら、泥水色。
あら、厭だ。
私の心、そのものみたい。
きっと今は、こんな色に違いない。
ぐつぐつ
ぐらぐら
煮えたぎる、泥水。
私は善人じゃない。
(怨嗟を吐きたい時だってある。)
私は識者でもない。
(誰か教えて?)
私は聖人君子になんて、なりたくもない。
(許せる範囲をとうに超えてる。)
すべてを飲み込んで。
許すことができるほど大人でもないし
すべてを飲み込みたくないと
泣きわめくことが許される、子供でもない。
ただ、ただ。
くろぐろとした泥水色を
ぐつぐつと煮込み
ぐらぐらと弱火で煮えたぎらせた。
怒りにも似た泥水色を
むりやりにでも飲み干すしかないことを、覚えただけなのだ。
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