06/01 13:49

「万の言の葉」
ガラス玉

『時の流れに逆らって、昔の発音に捕われて。世界が狭まるのは、悲しいよね。』


…そう言われたけど。


確かに、時流に因って、言葉が変化しながら、世界は大きく変わっていく。

殊、日本はその傾向が高い。

世界を生き残るのは強い者ではなく、変化に対応してきた者だから。


『今使われている発音、アクセントをちゃんと使わなければ。…
使えない人が、『あの人、頭オカシイよね。』、になっちゃう。
ソレは悲しいことなんだよ。』


…正しいアクセントや発音なのに?

本来持つ意味を伝えるモノでも?






日本語の母音は、【ア・イ・ウ・エ・オ】の五つで、基本はコレだ。

英語の様に、【エィ】とか、そういうのはあまりない。

中国のどこかの小数民族の様に、母音が28個ある、とか
ラテン語の様に複雑という訳でもなく。

話していれば、ある程度、通じるのだ。


だけど、日本語にだって、英語でいうところの、【L】と【R】の違いに当たるモノは、あると思う。


この前、テレビで、安住アナと、石田純一の娘さんが、【L】と【R】の違いで、意味を取り違えるやり取りがあった。

(日本の農業体験の回だったんですけど。)

「安住さん。安住さんが、意図する意味を持つ発音は、【R】です。
だけど今、安住さんは、【L】でした。
【L】で発音すると、【汚い】と言う意味を持つ単語になってしまいます。
だから私、【汚い文化】を学ぼう!と言われたのだと、思ったんです。」


コレを観ていて思った。


日本語も、同じなんじゃないか、と。


日本語にだって、同じ読みをしても、発音が違う事で違う意味を持つ言葉はたくさんあるから。


例えば、【じしん】。
【自身】と【自信】と【地震】。
強弱や、早さ、アクセント。
それらがまるで違うけど、文字にしたら、同じ【じしん】な言葉で、発音が変われば、意味が通じない。そんな言葉の一例。


古来であれば多分、【竜】と【龍】を使い分けていたのだろうし、同じ読みで同じ発音。

違いを判断する要因は、やっぱり、発音なんじゃないかと、やっぱり思う。


私だって、ポロッと今風の発音が出る時はあるし、解らなくなって、混乱する時もある。
慣れようと、思って、テレビをじぃっと観て、コレかな?、こうなったんだ、会話の時とか努力はしています。


でも、耳にする度、耳を傾けるほど、少し、悲しくなるのは、事実。


日本語っていうのは、日本独自の言葉。
新しいものを積極的に取り入れてきた、日本の文明がよく出てる。

変化と発展、進化がそのまま顕れてる。
(これからも、きっと変化して、発展して、進化してく。)


でも、私は古くさくても、好きなんだ。


文明に培われ、文化に溶け込み、何よりも【伝える】手段に特化した、【言葉】というものがすべて。


知らない表現や、知らない言葉。知らない単語に出会うと、うれしくなる。

日本語にしかないものはたくさんあって、日本語でしか伝えることができないことが、たくさんある。


外国から来た人に、日本語について聞くと、よく見聞きする印象が

『日本語は美しい。』


『【木漏れ日】なんて表現、私の国にはありません。
初めて聞いた時、なんて美しい表現なんだろう、と思いました。』
日本語は自然を表現する言葉が多彩ですね。

とインタビューに答えている人もいた。

その人の国の言葉も、美しい表現はたくさんあるはずなのに。

他の国の人に日本語を褒めて貰えるなんて、なんだかうれしい。





まぁ、確かに汚い表現もあるけど、拾い集めると、日本語は自然を表現する綺麗な単語や、言い回し、言葉が非常に多いのだ。
(雪月花TVとか見てるとそう思います。大好きです。雪月花TV。そういった類の本も大好きです。)

その言葉達を褒めて貰えることが、私はうれしかった。





日本語って、綺麗なんだよ。

誰かに会った時、ちゃんと伝えることができるように。

できるなら、私は発音を大切にしたいな、って。


そう思う。



タイトルの読み方は【たくさん】を意味する言葉、【よろず】【まん】から。
【まんのことのは】。【よろずのことのは】。

たくさんのことのは。

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