輪郭







   やいたうをころし
   かわにながしてし
   まうあさせはしゅ
   にそまれめにみえ
   るようにてつさび
   のにおひがうでに


焼いた鵜を殺し河に流してしまう浅瀬は朱
に染まれ眼に観得る様に鉄錆の匂ひが腕に、


焦げ臭い
四文字目を吐かせる
小魚の死んだ眼を
(鉄錆の
浅瀬に敷かれた礫
石の楽しみに血を捧げ


   ほら、沢蟹に食まれる日々を願って


じょじょに 
ほうかいしていく 
輪郭が
(それは皮膚の爛れを思わ(羽が 羽が 羽が
腕にささった
くちばし より垂れる(羽が 羽が 羽が
河面を朱に染める
死んだ小魚は今まで書いた活字かも(羽が 羽が 羽が
鉄錆に
まとった礫を裏返して(羽が 羽が 羽が
崩壊した
輪郭を断つ沢蟹の速度で香る(羽が 羽が 羽が


omedetou! おめでとう!







[編集]
[*前][次#]
返信する

[Impressionnabilite]


[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]