[マジシャンインマイマイン]





 ボイスパーカッショニストの手品師は、(タラリラリラ〜♪)と、なるほど、種も仕掛けもないわけだね、と。手にしているリードの先につながれている犬にいわれ、そうだね、と。つぶやいてから、あれ、と。飼っていたのは猫じゃなかったかしら。手品師はシルクハットをとりだし、いろいろなものをだす。子供のころ空き地でなくしたハーモニカ。将来いただく誕生日。最後に見慣れた猫。見慣れた模様の猫の顔は、今朝の鏡で目があった人間によく似ていた。



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