[親戚の欠片]






なにかが終わるまえに香ってくるのは、
いつもhajimariのにおいだと思っていたし じっさい思っていました

のです、それが午後です 。
けっして拒絶しない伯父の鼻の穴にはいつも蟻が住んでいたのです
(/いるのです) 

が、それも嘘だったのかもしれません
この森に潜んでいてもなお、香りはあらゆる穴から(蟻となって)ただよってくる 。
土をみればすべて血だ 、と 喘いでいる伯父がみつかるまで 掘り返す
(/されているのです)

土人形の伯父は
に、どくを色づいている蟻たちの運びによって 石だった
一粒一粒 するする
においたつような ように 香りの過去形は血を  血っまみ、れっの 土(石
どこにも伯父なんて流れていない!

伯父は森の鼻のなかで分解されつづけるhajimariの香り
におい蟻、に喘いでいる 土(一粒一粒)をふみつづける
(/ふまれつづけています)




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