超躊躇
歩きながら
前方から彼が
彼はわたしの息子だったこともあり
それはわたしの夫なのだ
歩いているわたしの父がわたしとすれ違おうとする
咥えている
のは、わたしのペットボトルで
その中にはミネラル・ウォーターと船
が入っている
船はわたしが組み立てたもので
それはミニチュアだ
船の上で彼が嘔吐する
吐き出されたものはわたしだったこともあり
それはわたしなのだ
船酔いをした彼は息子だったこともあり
それはわたしの夫なのだ
わたしの父を飲み干そうとして
むせた わたし
の鼻の穴から逆流したミニチュアの船が
崩壊して鼻水となる
ということを予期しているわたしは目の前の男性を直視することができず震える指がペットボトルのふたを開けられずにいる
。
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