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[11] By 美香
08-04 09:29
生徒は専ら誰々のお母さんは綺麗だとか、誰某のお父さんはかっこいいとか、そんな話だ。
親たちもまあ、似たような話に花を咲かせている。
俺はというと、特に話相手も無く、ぼんやりと校庭を眺めている。もう、この学校を卒業して何年経っただろう・・・。
久しぶりの中学校もいいもんだ。
「ねぇねぇ、あそこのかっこいい人、美香ちゃんのお兄さんなんだって?」
「そうだよ、美香ちゃん家、お父さんもお母さんも仕事だから、お兄ちゃんが来たんだって!」
「いいな〜、私もカッコよくて優しいお兄ちゃん欲しいな〜」
美香と優子の周りに4〜5人の女子生徒が取り囲んでいる。
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[12] By 美香
08-05 16:03
「私のアニキなんて、がさつで格闘バカだから真実お兄ちゃんを見習って欲しいわよ!」
優子が吐き捨てるように呟く。
「あんなに真実お兄ちゃんを『兄貴、兄貴』って言ってるのに、全然進歩無いんだから」
「そうかな?私には優しいよ?こないだもジュース奢ってくれたし」
「え〜!?私、奢ってもらったこと無いよ〜!んもう、バカアニキ!」
整った顔を大きく膨らます優子、それを見て「美味しかったよ〜」と囃し立てておどける美香。
どうやらイジメやその類の心配はなさそうだ。
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[13] By 美香
08-05 16:04
会話の内容は全然聞こえないが、チラチラとこちらを見ているということは、どうやら話題は俺の事だろう。中学生に人気があるのも、喜んでいいやら悲しんでいいやら・・・。
「いいな〜、あんなお兄ちゃんと一緒に暮らしてるんだ〜」
「当たり前じゃない、兄妹なんだもん」
「でもさでもさ、お兄ちゃんじゃなくても、あんなかっこいい彼氏、欲しいよね〜」
「ばかね、美香ちゃんのお兄さんから見たら、あんたなんて子供よ、こ・ど・も」
「言ったわね、私だって最近、胸が大きくなってきたんだから!」
「身体だけ一人前でも、圭子の場合、オツムがね〜」
「そうそう、圭子はね〜」
「んだんだ」
圭子と呼ばれた少女がプーッと膨れるのを見て、周りが笑い出す。
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[14] By 美香
08-06 20:39
「でも、お兄ちゃんじゃなくても、彼氏があんな風にカッコよかったらいいよね」
「そうだよね〜」
皆、一様に頷く。
(彼氏、か・・・お兄ちゃんが彼氏・・・)
ぼんやりとそんなことを想像してしまう美香。
「あれあれ〜?もしかして想像してた?」
冷かすように一人の少女が見かを覗きこむ。
「え、あ、違うよ!そんなこと考えてないよ!」
「怪しいな〜?もしかして、禁断の愛?」
「そうなの〜?危ないぞ〜!」
「だから、違うってば!」
今度は美香がからかわれる番だ。
「そう言えば、こないだアニキのベッドの下から、エッチぃ本が出てきてさぁ」
優子がニンマリと笑って追い討ちを掛ける。
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[15] By 美香
08-08 08:53
「近親相姦?兄妹でエッチしちゃってるって話が書いてあったよ?」
「どんなのどんなの?」
「教えてよ〜!」
「えっとね・・・すごいの・・・」
皆の顔を順に見廻し優子が続ける。
「SMって言うの?縄で縛ったり、オモチャで弄ったりするんだって・・・」
「ホントに〜!?」
「うん、写真も載ってた・・・ホントに縛ってるの・・・」
「それから?」
「蝋燭垂らしたり、お尻を叩いたりするんだって・・・それに・・・」
「なになに?」
「早く教えてよ!」
ごくりと唾を飲み、
「お尻にもオモチャとか入れちゃうんだって・・・」
「うそ〜!」
「気持ちいいの!?」
「汚いよ〜!?」
皆、驚きの表情でやいのやいのと騒ぎ出す。
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[16] By 美香
08-08 08:54
「だって、写真も載ってたもん!マジックぐらいの太さのオモチャが・・・お尻の穴に・・・」
写真を思い出したのか、優子の顔が俄かに赤くなる。それを見て、周りの少女たちも頬が紅潮し始める。
「こら、お前達!授業が始まるぞ!」
「「「「はいっ!!」」」」
 突然の先生の一括に、ビクッと身体を強張らせ、同時に返事をする。
話はここで中断され、5〜6人の少女は自分の席に移動する。周りの生徒たちはげらげらと笑い、親たちは笑いを堪え、俺はと言うと、渦中の生徒の親の例外に漏れず、ただ呆れた顔しか出来なかった。
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[17] By 美香
08-09 09:45
授業も無事終わり、親たちは自分の子供と一緒に帰る相談をそこここでしている。
「美香」
花が咲いたよな笑顔で俺の方に振りかえる。
周りは先程の少女たちが、アイドルでも見るかのように俺のほうを見ている。
案外、悪い気はしない。自分では意識していないが、ルックスは良い方なのだと、改めて認識させられる。
「こんにちはぁ!」
少女たちが一斉に挨拶をしてくる。照れくさいのを堪えて、努めて笑顔で返す。
「やぁ、こんにちは、美香と仲良くしてやってよね」
「はい、喜んで!」
「私達、大の仲良しなんです!」
代わる代わる元気に答える少女たち。優子もその輪の中にいる。
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[18] By 美香
08-10 13:05
「で、どうする?俺はもう帰るけど」
「あ、私もお兄ちゃんと帰る、待ってて!」
そそくさと返り支度をする美香を少女たちは羨みの思いを込めて冷かす。
「お兄さんに襲われるんじゃないわよ?」
「もちろん、美香が襲うのは以ての外!」
「しないわよ、そんなこと!」
顔を紅潮させ、食って掛かる美香。まったく何の話をしているのやら・・・。
「じゃ、またね、バイバイ!」
ニッコリ笑って手を振る。同じように手を振り送り出す優子達。
美香は俺の腕に腕を絡めて歩き出す。
「・・・いいなぁ・・・」
見送る少女の一人が呟いた。
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[19] By 美香
08-11 14:28
まだ日は高く、涼やかな風が流れている。
川沿いの堤防を腕を組んで歩きながら、美香が最初に口を開いた。
「他の人が見たら、私達、どう見えるのかな?」
「そりゃ、兄妹だろ」
「知ってる人が見るからでしょ、知らない人が見たらどう見えると思う?」
「う〜ん・・・恋人同士」
「・・・恋人?」
腕をつかむ手が僅かに強くしがみついたように感じた。
「冗談だよ、冗談」
慌てて前言を撤回する。
「・・・SMって知ってる?」
「はぁ?」
俺は焦りを悟られまいとして、平静を装い言葉を続ける。
「SM?どこで覚えたんだよ、そんなこと・・・」
「お兄ちゃんが思ってるほど、最近の中学生は子供じゃないもん・・・」
「あのなぁ・・・」
「お兄ちゃんはSMした事ある?・・・したいと思ったことある?」
「いきなり何言ってんだよ、そんなの・・・」
不意に立ち止まる美香に、前進していた俺の身体が逆の方向に引き戻される。
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[20] By 美香
08-13 15:41
「私・・・・・見ちゃったんだ・・・」
「・・・見たって・・・」
「こないだ、お母さんに頼まれて、お兄ちゃんの部屋に掃除に行ったの・・・」
「お前なぁ・・・」
「その時、本棚の奥に・・・・・SMの写真がいっぱいの本があるの見ちゃったの」
「・・・・・それで?」
「中も見ちゃった・・・縛られたり、オモチャで弄られたり・・・・・お尻とかも触られてた・・・」
「そんなこと彼氏にでも言えよ、大人になったら彼氏にしてもらえ」
優しく、しかし強い口調で美香を諭す、はずだったが俺の声は意に反し上擦っている。
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