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[1] イケナイ関係
By 暁斗
01-07 10:08
この話は高校生のときにあった実話です。
俺は高校でかなり恐がられている存在でした。
別にタバコを吸ってたとか、髪を染めたりピアスをしてた訳でもありませんでした。
元々馴れ合いが好きじゃないから孤立し、それが原因だったみたいです。
そんな俺にいつも話しかけてくれる女の子がいました。
名前は井上美優。
静かでおしとやか。『お嬢様』という言葉が似合うような、俺とは全く異なる世界の子でした。
そんな美優から話しかけられることを最初は面倒だと思ってました。
しかし、次第に美優が気になりはじめ、好きだという感情が芽生えました。
ある日の午後、俺は美優を呼び出しました。
美優「暁斗くんからなんて珍しいね
話って何
」
俺「あのさ、井上って好きな奴いるのか
」
美優「えっ
急にどうしたのっ
」
俺「その反応は…いるんだな
」
美優「そ、それは…
」
明らかに図星のような反応。
俺は何故か苛立ちました。
好きな美優が他の男を想って照れてる。そのことが嫌で俺は無言で立ち去りました。
それから数日、俺は美優を避けました。
美優からは話しかけようとしてきましが、俺はそれを無視しました。
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[2]
By ローガン
01-07 23:37
何か忘れていた思いがよみがえるお話しですね
続きをお願いします。
P702i
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[3]
By 暁斗
01-08 08:54
ある日の朝、登校した俺の耳に女子たちの話が入ってきました。
女子「美優って暁斗くんにいつも話しかけてるよね
」
女子「だよね〜
でも、暁斗くんは無視してばっか
」
女子「正直、美優と暁斗くんじゃ住む世界が違うよね
」
女子「言えてる
(笑)」
確かに、俺と美優とでは違う人種です。
美優は皆に慕われてるお嬢様。俺は孤立したはぶれ者。
そんなことは自分が一番わかっていました。
何も聞かなかった様に普通に自分の席へつきました。
そこへ美優が。
俺を見るなり真っ先に話しかけてきました。
美優「おはよ
数学の課題してきた
」
俺「………」
女子「何あれ。美優が話しかけてるのにまた無視じゃん。」
女子たちのひそひそ話が聞こえ、俺は苛立ちはじめました。
美優「課題してないなら、私が教えてあげるから
」
俺「うるせぇよ
いつもいつも迷惑なんだよ
もう話しかけてくんじゃねぇ
」
机を叩いて美優を怒鳴りつけました。
我に返った俺の目に、悲しそうな表情を浮かべる美優が。
俺は居たたまれなくなり、その場を逃げるように去りました。
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[4]
By さく
01-08 22:06
続きをぜひお願いします!!
P01A
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[5]
By 暁斗
01-09 00:15
『進入禁止』の看板で塞がれた屋上。
そこは俺がよく行く場所でした。
青く澄み渡る空。少し肌寒い空気。
その中に独りでいると、何故だか心が落ち着く。
美優を怒鳴り付けたことを今更になって後悔しました。
俺「なんで…あんなことしちゃったんだ…」
独り言の様に口にする俺の後ろで、聞き慣れた声がしました。
美優「暁斗くん
ここは来ちゃダメだよ
」
どうやら俺を心配して追いかけてきたみたいでした。
美優「暁斗くん、急にどっか行っちゃうんだもん
びっくりしちゃった
」
俺「俺のことは放っておけよ…」
素直になれない自分が嫌い。このときはすごく思いました。
美優「放ってなんかおけないよ…私は…」
俺「なんだよ…」
明らかに変な空気でした。
美優は俯いていた顔を上げ、俺を真っ直ぐに見ながら言いました。
美優「私は暁斗くんが好きだから
」
俺「………」
何がどうなってるのかわからず、俺はただ立ち尽くしていました。
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[6]
By 暁斗
01-10 14:34
俺「嘘…だろ…」
美優「嘘じゃないよ
私は暁斗くんが好き…
」
俺「だって…好きな奴がいるか聞いたとき、井上は黙って顔赤くさせてたじゃねぇか」
そのときの俺はその事に囚われすぎて思考力がありませんでした。
美優「好きな人が目の前にいて…その人から好きな人がいるか聞かれたら…赤くなるよ
」
俺「………まじかよ」
『鈍感』
そんな言葉が頭をよぎりました。
自分が勝手に苛立って、好きな女の子を傷つけていたことに気付き、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
美優「一応…こんな形でだけど…告白したから
」
俯いて顔を赤らめている美優。
その姿は可愛らしく、俺は見とれていました。
しかし、美優は俺を見て言いました。
美優「返事…聞かせてくれる…
」
俺「あっ…その…」
告白に対して返事があるのは当たり前。
『俺も好きだ』と言いたいのに、言葉が出ない。
そうこうしてる内にチャイムが鳴りました。
美優「………初めてサボっちゃった
返事はまた今度でいいから
早く戻ろ
」
そう言った美優は教室に戻ろうとしました。
何も言い出せない自分に耐えられなくなり、俺は美優を後ろから抱きしめました。
俺「俺も…俺も井上が好きだ
」
美優「………」
俺「周りは恐がって話しかけないのに、井上だけはいつも話しかけてくれて…無視とかして悪かった
だから…」
美優「もういいよ
暁斗くんに好きって言ってもらえて嬉しい
」
静かに言う美優に救われた気がしました。
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[7]
By さく
01-10 21:18
いい話ですね

さらに続きお願いします


P01A
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[8]
By 暁斗
01-12 11:27
その日から、俺と美優は付き合うことになりました。
でも、周りには気づかれないようにしました。
美優は周りに知られても構わないみたいでしたが、やはり俺と付き合ってることで美優のイメージが壊れるのは嫌だったので。
放課後は気兼ねなく恋人で居られる時間でした。
それでも、いつも俺の家で過ごすことが多かったですが。
家ではDVDを観たり、ゲームをしたりと楽しんでいました。
ただ、家でしか遊べないのは可哀想だと思った俺は、ある日の放課後に美優をカラオケへと誘いました。
初めて俺と行くカラオケに美優はすごく嬉しそうにしていました。
美優「暁斗くんと来る初めてのカラオケだね
」
俺「そんなにはしゃぐなよ
」
美優「だって嬉しいんだもん
」
目をキラキラさせる美優が微笑ましくなりました。
お互いに歌を歌いながら時間が過ぎ、ふと気づくと美優が俺を見つめていました。
俺「な、なんだよ
」
美優「暁斗くんって大人っぽいよね
」
俺「何言ってんだよ
」
美優「なんだか…急にドキドキしちゃって
」
いいムードが流れ、見つめ合った俺と美優は初めてキスをしました。
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[9]
By ローガン
01-12 16:31
オォッと
イケナイ関係どころか、イイ関係じゃないですか
続き期待してます。
P702i
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