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[1] 続き
By ナツメ
06-29 08:06
久しぶりに見た恵ちゃんは、相変わらずの無表情でしたが元気そうでした。
「久しぶり、元気にしてた
」
こく、と恵ちゃんは頷きました。
「とりあえず、家においで。話を聞くから」
こく、もう一度恵ちゃんは頷きました。
「ご飯は食べた
」
こく
昔以上に話さない恵ちゃんと質問形式の会話を続けながら家に帰りました。
リビングに通し、お茶の準備をしていると綾さんが恵ちゃんに話しかけました。
「私は綾、よろしくね。」
綾さんの言葉に、恵ちゃんはまた、小さく頷きました。
制服姿の恵ちゃんを見ながら綾さんは続けました。
「何年生
」
「中3」
「じゃあ、受験生だね」
綾さんがそう口にした途端、ポロポロと恵ちゃんの目から大粒の涙が零れました。
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[32]
By 39歳女性
07-17 23:54
あたしも続き待ってます
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[33]
By 朱
07-19 22:03
ナツメさんのペースでいいので
待ってます
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By ナツメ
07-22 21:28
なかなか更新出来ずにすみません
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[35]
By ナツメ
07-22 22:08
続
「何してるの?」
「こうしてると、安心するの。生きている事が実感できる」
恵ちゃんの話は、あたしには理解できませんでした。
「でも、女の子が身体に傷なんて残すものじゃないよ」
引き出しから消毒液を取り、傷口を殺菌しました。
消毒をされている間に恵ちゃんがこんな事を言いました。
「ナツメちゃんはさ〜…私が死んだら泣く?」
「どうしてそんな事をきくの?」
「人の価値は、死んだ時に何人泣いてくれるかで、決まるんでしょう?」
恵ちゃんは、淡々とした口調で答えました。
「そんな事で価値が決まるとはあたしは思わないけどね」
「私は、そう思うの…ねェ、さっきの答えは?」
「恵ちゃんが、死のうと決意して死んだなら泣かない。死にたくないのに死んだら泣く。」
「じゃあ、私が決意して自殺したら泣かないの?」
「人の決意を泣くのは失礼だと思うからね。…恵ちゃんは、死にたいの?」
「時々」
「そう」
「…止めないの?」
「本人の気持ちを尊重するよ」
「それってさぁ、一番冷たい答えだよね?私の事、どうでも良いって言ってるのと同じだもん。」
「…死を決意した人間を生かしても意味がない。生きたいと思って手段を探しているなら相談にのる。家に帰りたくないならここにいればいい。学校が嫌なら仕事でも転校でも、いくらでも手段がある。」
「…」
恵ちゃんは、黙ったままでした。
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[36]
By 39歳女性
07-23 00:10
ナツメさん、更新ありがとうございますm(__)m
楽しみに待っていました
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[37]
By お茶爺
07-23 00:59
ナツメさん、更新ありがとうございます。ナツメさんのペースでゆっくりでいいので更新して下さい。けど安心しました、このまま更新されないのかもって
また読まさせ頂きます

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By 名無し
07-29 20:51
厳しいようで優しい
スゴいですね
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[39]
By ヒデ
08-03 22:04
ナツメさ〜ん
煮詰まっちゃったかな?
ただ忙しいだけならいいけど…
続き楽しみに待ってるよ
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[40]
By 朱
08-16 00:46
お盆休みでどこも大変ですね
また時間ができたら続き書いて下さい
待ってます
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[41]
By と
09-01 13:44
ナツメさん
お忙しいんですかね?
時間とれるようになったらでいいので、また登場してくださいね
お待ちしております
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