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[11] By リットル
04-07 23:33
二人には試練が訪れたのかな?

続き希望します。
W51CA
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[12] By 圭介
04-09 10:09
優美の様子がおかしくなったのは夏の始めの頃でした。

「どうしたの優美‥?この頃,元気ないけど‥やっぱり仕事で‥?」

「ううん。ごめんね‥大丈夫だから。」

「優美。何でも言ってくれるって‥」

「うん。大丈夫。疲れちゃってるのも。心配かけてごめんね。」

「大丈夫なら良いけれど‥」

そんな会話を繰り返す様になっていた。

見た目とは真逆に優美には儚い様な弱さがあるのを一緒に暮らしていて知っていたので心配をしていました。

そんな日々が繰り返されていた7月の終わり頃でした。

その日の優美は,今にも泣き出してしまいそうなほど暗い表情をしていた。

「どうしたの優美‥なんか‥心配で仕方ないよ。」

「ごめんね‥ごめんね。圭介‥私どうしたら良いかわからないよ‥」

泣き出してしまった優美に背中をさすりながら,落ち着くのを待っていた。

「どうしたの?話して欲しい。」

「うん‥ごめんね‥圭介‥私やっぱりダメだよ‥せっかく圭介と‥こうして幸せになれると‥思ってたのに‥」

「どうしたの?優美‥話して。」

「私‥」

「優美‥聞かせて。」

「出てきたみたいなの‥」

「誰が?」

「たまに,連絡をしていた岩手の親戚の叔母さんがいたの‥」

「うん。」

「この間,教えられて‥」

「何を‥」

「父親が‥刑務所から‥」

「そうなの?」

「うん‥出てきた途端に叔母さんの所にお金を借りに来たんだって‥」

「そう‥」

「優美がどこにいるか知らないかって‥」

「うん。」

「捜し回っているみたい‥」

「会いに行こうよ。優美のお父さんなんだから。」

「嫌。圭介は知らないから。父親なんて‥」

「どうして?会ってみた方が良いと思うよ。お父さんなんだから。」

「圭介は知らないのよ。あの人は父親なんかじゃない。あの人のおかげで私やお母さんがどんな‥」

「優美‥」

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[13] By 圭介
04-12 07:47
苦労する事なく,この年まで育ってきた僕には,優美がこれほどまでに父親を嫌う理由がわからなかった‥

刑務所に入っていたと言うからには犯罪を侵してしまったのだろう‥
優美がこれほどまでに拒絶するのはなぜなんだろうか‥

「圭介ごめんね。忘れて。」

「大丈夫?」

「うん。大丈夫。」

自分に言い聞かせる様に‥
言葉とは違い,その後も優美の思いつめた表情は変わらなかった‥

「圭介‥」

「優美の事見ていればわかるよ。会ってみようよ。そしてはっきりさせれば良い。」

「だって‥」

明らかに脅えていた。
優美の事をこれほどまでに怖がらせる父親とは‥
病気で亡くした僕の父親の記憶は,頼もしく優しい人だったのに‥

優美を説得して8月の始めに岩手に行く事になったのでした。

「もう‥小さい頃‥」

「うん‥」

「16年だって‥」

「本当に小さい頃なんだね。」

「うん‥お母さんが泣いてるのばかり覚えている。」

「そう‥」

「あの人のせい‥お母さんが死んだのも。」

「お墓参りもして来ようよ。僕もお線香上げて挨拶したい‥」

「うん‥お墓も無くて,叔母さんのお家のお墓に入れさせてもらった‥」

「そう。そうだ!優美のお母さんのお骨,愛媛に持って行かない?」

「そんな事‥」

「今回,無理でも叔母さんとかに相談してみたら。」

「それより圭介の家の人達が‥」

「それは大丈夫だよ。」

「圭介のお家のお墓ってどこにあるの?」

「すぐ近く。裏の山の中に隣の人と3つ並んで建ててあるよ。」

「墓地とかじゃないの?」

「うん。山の中にポツンと。」

「へぇ〜近くに何かある?」

「みかん畑だけ。他は何も‥」

「なんか良いね。死んじゃっても近くにいれて。」

「そうだね。3件並んでだから,お墓参りに行く時も必ずお線香は3本,お花も3束って‥自分の家のお墓みたいにお互いにお参りする事になってるんだ。」

「なんか‥温かい‥岩手とは全然違う‥お母さん‥」

「優美‥」

花巻の空港に着いたのは夕方だった。

「久しぶりに会うのに,そんなメソメソしてたら叔母さん,心配するんじゃない?」

「心配なんてしないよ。かえって良い気味だって‥」

複雑な環境の様で僕も心配になった。
W62CA
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[14] By 圭介
04-13 10:33
父親が刑務所に入り,苦労した母親は優美を残して病気で亡くなったのでした。

母親寄りの親戚に引き取られて育てられたのは優美が中学生に上がる頃だった。
引き取られた家には,優美と同じ年位の息子がいた。

父親譲りの長身と整った顔立ちが当時,中学生だった優美を大人びて見せたのだろう‥
一つ屋根の下に突然現れた優美が,息子や叔父までもおかしくしてしまった。

そんな優美に,叔母は反感を覚える様になりぎくしゃくとした3年間だった様です。

岩手での生活に,疲れて中学を卒業する頃には家を出て東京へ行きたいと思っていた。

反対すり叔父や叔母が,いた事と優美自身も不安があったのもあり,卒業すると旅館の賄いの仕事に就いた。

そこで知り合ったのが優美の別れた元亭主だった。

「旅館の一人息子だったの‥甘やかされて育ったから,若社長って呼ばれて仕事もしないで遊んでばかり‥好きとか嫌いとかって言うより,叔母さんの家を出れるならどこでも良いと思って‥」

「そう‥」

「先代のお父さんが亡くなってから『今日から俺が社長だ』って悲しむよりも喜んでいた‥。そんな薄っ平い人だから,付いて行こうと言う人もいなかったのね‥3年もしないうちに半分もいなくなってしまってた‥」

「そう‥」

「旅館って所ほど傾くのが早い所はないってその時思ったわ‥人がいなくなるとサービスが落ちるでしょ‥サービスが落ちて話しが広まれば客が来なくなって更に行き詰まって‥悪循環‥」

淡々と話しをする優美の話しは,悲しみは無く他人の事を話している様に聴こえた。

「好きとかで結婚したつもりはなかったし‥好きと言う感情も少しはあったのかも知れないけれど‥別れる時は却って清々したって感じだった。『お前まで俺を‥』って気が狂ったみたいに暴れ出してた‥」

「そう‥今は?」

「知らない。借金も半分づつにして綺麗さっぱり‥」

潔いと言うか‥
何も苦労なく育った僕には二十歳の頃にそんな事ができただろうか‥
悲しみに暮れるばかりで前に進む事もできなかっただろう‥

「優美って‥強いね‥」

「そんな事ないよ。いつも‥怖かったよ‥借金取りの催促の電話に震えてた‥」

「怖かった?」

「うん。凄い事言うんだよ。電話に出た叔母さんに『保険入って家に火を点けろ』とか『息子の内蔵売って金に替えろ』とか‥」

「優美は?」

「圭介に言えない様な事散々言われた‥」
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[15] By 圭介
04-13 10:52
「そうだったんだ‥」

「だから,東京に行って携帯を持ったのも叔母さん達に迷惑が掛からない様にって思ったからなの。連絡が取れないとまた叔母さんの家に借金取りが行くから。」

「辛かったんだね‥」

心を開いて話してくれる優美が嬉しかったのと,僕には想像もつかない様な苦難を乗り越えた優美の強さを誉めてあげたかった。

「優美‥今まで大変だった分,きっと幸せになれるよ。優美なら。」

「そうかな‥やっと幸せになれると思ってたのに‥」

「お父さんだって‥優美に幸せになって欲しいと思ってるはずだよ。」

「なら‥そっとしといて欲しいよ‥」

「そんな事言っちゃダメだよ。自分の子供に会いたいって思うのは当然の事なんだから。」

「でも‥」

「良い?優美‥人間は変われるんだよ。きっと優美の事を心配して‥お母さんの事も悔やんでるから。優しく話してあげようよ。」

「そうだね‥」

「どんな人?」

「あまり覚えてない‥お母さんが泣いてるのばかり‥」

「そう‥明日,叔母さんの所へ行ってそれからだね。」

「うん‥圭介‥」

「何?」

「ごめんなさい‥こんな面倒臭い女で‥」

「優美のせいじゃないよ。幸せになれるよ。優美なら‥」

駅前のビジネスホテルに泊まり,初めて教えてくれた優美の生い立ち‥

絶対に‥
幸せにしてあげたいと自分に誓ったのでした。

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[16] By 圭介
04-13 12:16
「船戸の方で仕事見つけたって言ってたけどな‥」

優美の話しに聞いていた様に叔母夫婦と言われる老人達は冷たい人達だった。

「あんたももう大丈夫なんだね?」

結婚した事を祝うよりも厄介払いができた事に安心している様だった。

優美のお母さんの移骨の事も,むしろ望んでいた様に二つ返事で承諾してくれたのだった。

「優美ちゃん‥おめでとうさんな‥」

短い間だったが一緒に暮らしてきた息子だけが人間らしい言葉を掛けてくれたのが救いだったのかも知れません。

「ありがとう。お世話になりました。ご迷惑ばかり掛けてすみませんでした。」

優美が頭を下げた時,僕は泣けてしまったのでした。

「優美‥偉かったよ。」

「お母さんのお墓行ってみて良い?」

「うん。行ってみようよ。」

「圭介のお家のお墓に‥本当に良いのかな‥」

「何言ってるの?優美も僕も一緒にあそこにいつかは入るんだよ。優美のお母さんだって一緒の方が良いに決まってるじゃない。」

「でも‥お義兄さんとか‥」

「兄ちゃんがダメって言う訳ないじゃない。」

「言わないけど‥言わないと思うけど‥やっぱり嫌って気持ちは‥」

「無いよ。そんなの。絶対無いから。」

「ありがとう。圭介‥」

「うん。」

お参りをしながら,優美が話し掛ける様に手を合わせているのを僕は優美の後ろで見ていた。

「ありがとう‥来て良かったと思うよ。圭介‥」

「うん。早いうちにまた来ようよ。船戸ってどこなんだろう‥」

「太平洋側の海辺だよ。」

「遠いの?」

「少し遠いかも‥」

優美と二人,山間を走る列車に揺られた‥

「会えると良いね。」

「会える方が良いのかな‥」

どうやって探せば良いのだろう‥
優美の記憶の中にも父親の朧気な顔しかない様だし‥

割りと大きな駅だった。

インターネットや携帯電話が広がる今の時代にも伝言板がまだ残っているのを今更ながらに不思議に思いながら,こう言う時にはありがたいと思った。

『明日には帰ります。○○優美‥父へ』

泊まる予定のホテルや,電話を書いた方が良いと言ったのだが優美はこれだけで良いと聞かなかった。

ビジネスホテルに入り,どうやって探すかを相談した。

備え付けの便箋に

『捜しに来ました。幸せでやっています。もし,会う事が必要なら叔母に連絡先を聞いてください。父へ○○優美』

「これで良いと思う‥それで終わりにする。」
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[17] By 圭介
04-13 12:48
同じ文面の手紙を備え付けてあった5枚の便箋に書いて,ホテルを出た。

「どこに貼ろうか‥」

「どこでも良いと思うの‥駅の伝言板とこの5枚の手紙で終わりにしたい。」

「そう。優美がそう言うなら。」

漁港に面したタバコ屋のオバさんに頼んで‥
定食屋のオバさんに頼んで‥

店先に貼らせてもらう事にした。

「これで良いんだよ‥圭介‥ありがとう‥」

「そう。」

「昔ね‥まだ小学校にも上がる前‥一度だけお父さんとお母さんと3人で温泉に行ったの‥近くに綺麗な川が流れてて,河原で遊んだ。お父さんが綺麗な石を見つけてくれて私にくれて『もし,離れ離れになったら優美の事探せなくなるから,必ず目印だから持ってるんだぞ。』って‥バカみたいだよね。でも小さかった私は真剣になって聞いて‥同じようにお父さんにもお母さんにも目印の石を探して渡したんだ‥」

「優美‥」

「それだけ‥」

「うん‥」

「そんな小さな記憶しか無い‥石なんて捨てちゃえば良かったよ‥」

声を殺して泣いている優美と防波堤に座って海を見ていた。

きっと‥
優美もお父さんに会ってみたいのだとその時になって初めて感じたのでした。

「圭介‥」

「ん?」

「もう大丈夫だから‥泣き虫優美はお終いだから。ありがとう‥来て良かった‥」

「会えるよ。きっと。」

「自分でもわからない。会いたいのか会いたくないのか。」

「会いたいんだよ。親子なんだから。会えるから。」

「そうなのかな‥」

「そうだよ。」

「ねぇ圭介‥お義母さんの声もお義姉さんの声も‥聞きたくなっちゃった。電話してみて良い?」

「うん。電話してあげて。」

楽しそうに話す優美の横で僕は昨日から優美が話してくれた事を思い直していた。

「お盆休みにおいでって。圭介,連れてってくれる?」

「行ってみる?でも,お母さんのお骨を取りに来てからだよ。」

「うん。圭介とケンカしたら一人でいつでもおいでだって。なんか‥」

「何?」

「一人じゃないんだって元気になれた。」

「僕がいるじゃない。一人だなんて‥」

「そう言う意味じゃなくて‥ありがとう。良いお母さんとお姉さんを私に‥」

「お父さんは優美には,一人しか今はいないから。きっと見付けようね。」

「そうだね。」

ホテルに戻ってからも,優美は携帯電話を気にしていた。

きっと見付かる‥
見付けて電話してあげて欲しいと‥
W62CA
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[18] By 圭介
04-13 19:30
「大丈夫なの?明日から‥」

ぎりぎりまで‥
と思って夕方の飛行機に間に合う時間になるまで船戸の町にいようと思っていた。

虚しく時間だけが過ぎてしまい諦める事にした。

「圭介‥ありがとう。こんなものだよ‥」

「明日も休んでも良いのに‥」

「一緒だよ。帰ろう‥」

優美も言葉ではそう言いながらも残りたそうだった。

「もう1日‥明日,会社に朝電話するよ。もう1日賭けてみようよ。」

「ダメ。もう大丈夫だよ。圭介ありがとう‥帰ろう。」

「優美‥」

駅へと歩いた‥

「伝言板‥」

「そうだ。伝言板だ!」

優美と二手に別れて急いで走った。
他の伝言は消されて,昨日優美が書いたものだけがただ残っているだけだった。

優美の方は‥

足取りも重かった‥
反対の海側の伝言板へ向かうと優美が待っていた。

「ダメだったよ優美‥」

「圭介‥」

「ん?」

優美の見た伝言板にも何も書かれていなかった。

「お父さん‥」

「え?」

伝言板の横に立っていた人が頭を下げた。

「何で‥何でなの!バカ〜!」

突然,大声を上げて泣き出して手にしていたボストンバッグを投げつけた。

「あんたのせいでお母さんが‥何で‥バカ〜!」

「すまん‥」

「すまんじゃないわよ!私もお母さんも‥お父さんに‥」

「優美‥」

駅にいた人達は何事かと振り向いて見ていた。

「優美‥場所を‥他に行こうよ。」

男が深々と頭を下げて,

「優美の事を‥ありがとうございます。」

と言った‥

「何よ‥父親面して‥今更‥」

「優美‥とりあえず落ち着いて話せる所に行こうよ。」

「わかった‥」

駅前にあった喫茶店に入った。

「今は‥何を?」

「港の仕事を‥しています。」

重苦しい沈黙に耐えられずに僕が口を開いた。

「優美さんと今年,籍を入れさせてもらいました。○○圭介と言います。」

「そうですか‥私は‥」

「優美さんから聞きました。お父さんの事は先月初めて知りました。」

口を閉ざすとまた重苦しい沈黙に包まれてしまうのだった‥

「優美‥すまなかった。」

頭を下げる男に優美はただ黙って下を向くだけだった。

「お母さんのお墓移すから。」

「‥」

「圭介のお家のお墓に入れてもらおうと思うの。」

「‥」

「なんで!なんでそんな‥当たり前みたいな事さえ‥いつも‥感じていた‥なんでうちだけが‥」

「優美‥すまない‥」
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[19] By 圭介
04-13 20:14
貯め込んで‥
ずっと抑えていた感情が‥

「優美‥せっかく会えたんでしょ。責めてばかりじゃ‥」

「良いんです‥優美の言う通りだから。」

「ズルいよ‥もっと‥顔も見たくない位だった筈なのに‥お母さんが‥わぁ〜ん!」

これほどまでに感情を表に出す優美を見た事がなかった。

他にいた客も立ち入ってはいけないと言う風に,レシートを持って席を立つのが見えた。

「優美,もう飛行機間に合わないし‥とこかに移ってゆっくり話したら?」

「ごめんね‥」

「全然。大丈夫だよ。それより昨日のホテルに行かない。お店の人にも悪いから。」

「そうだね‥」

また場所を移す事になったのでした。

「叔母さんにお金を借りたって‥」

「あぁ。借りた‥」

「みっともない真似しないで。」

「すまない‥頼める人がいなかった。」

「他にいるじゃない!なに見栄張ってるのよ!」

「もう‥止めようと‥縁を切ろうと思った‥他に‥いなかった。」

「そんな‥今頃になって‥」

「すまなかった。優美にも優子にも‥バカだった。許してくれ。」

「もっと早く‥そう思ってくれたらお母さんだって‥」

「そうだった‥すまない。」

「お母さん死んじゃう間際まで‥お父さんの事‥許してあげて‥って‥言った‥」

「‥」

「どうしてだか‥ずっと‥ずっと思ってた‥どうしてあんな思いしかさせなかったお父さんを‥どうしてだか‥」

「‥」

「信じて良いの?もう‥」

「誓うよ。優美,すまなかった。」

深々と頭を下げる父親がいた‥

「もう‥どこにも行かないで。お父さん‥」

「優美‥本当にごめんな‥」

優美が父親にすがりついて泣くのを見ていて僕も泣いてしまったのでした。

「優美‥今夜は一緒にいたら?僕は他に空いてるか聞いてくるから。」

「圭介‥でも‥」

「良いから。」

フロントで他の部屋を用意してもらい,結婚してから初めて別々の部屋で寝たのでした。

「僕は先に帰るけど,優美はもう少しゆっくりしてたら?」

「ううん。ありがとう。結局,寝ないでずっと話しできたから。大丈夫だよ。」

「お父さんは?」

「早くに‥仕事があるからって帰って行った。圭介にも本当にありがとうって言ってた。」

「良かったね。優美。」

「ありがとう。会ってみて良かった。」

「そう。良かった。」

「少し寝て良い?」

「うん。寝たら?」
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[20] By 圭介
04-14 12:18
安心して‥
優美の寝顔はとても健やかに見えた‥

「ごめんね。ぐっすり眠れちゃった。圭介は何してたの?」

「ん?優美がよだれ垂らして寝てるの見ていた。」

「圭介ったら。今,何時頃?」

「まだ1時前だよ。」

「え〜!なんか凄い良く寝た気がするのにまだそんな時間?」

「みたいだね。まだ時間あるから,お父さんに会って来たら?」

「ううん。良い。たぶん寝てないだろうから‥」

「あ‥そうだね。」

優美の僕にはできない気遣いに驚いたのでした。

「圭介,本当にありがとう。圭介がそばにいてくれたから,お父さんに会えて‥素直に喜べた気がする。」

「うん。良かったね。」

「エッチ,3日もしてないのって凄くない?圭介,大丈夫?」

「全然。優美こそ大丈夫?」

「ダメかも。圭介,シて。」

「普通に?」

「今日は普通にで良い。シて。」

「優美‥」

カーテンを引いて部屋を暗くした。

「圭介‥」

キスさえも久し振りだった。

「圭介‥私が‥」

ズボンを下げ,ペニスが温かい優美の口に包まれる。

「優美,僕にも‥」

優美のパジャマ代わりのスエットを下げてレモン色のパンティーを捲る。

「圭介‥」

「優美‥」

優美の敏感なクリトリスを舌で撫でる度に細かく腰が震えた。

「圭介‥もう頂戴‥」

優美が腰をズラして上になった。

「あ‥優美‥」

「圭介‥気持ち良い‥圭介は?」

「気持ち良いよ。優美‥」

「気持ち良くなって。中にシて。」

「優美‥大丈夫なの?」

「出して。圭介の赤ちゃんが欲しい‥」

「優美‥本当に?」

「うん。だからたくさん気持ち良くなって。」

「優美。うぁぁ〜‥」

久し振りのセックスに溜まりきっていた物を優美の中に吐き出したのだった。

「優美‥」

「凄いいっぱい‥圭介の出したのがわかる位だった。」

「優美‥」

「大阪に帰ったらまたいっぱいシてね。」

「普通に?」

「バカ‥」

「子供できたら‥」

「何?」

「もう普通のエッチしかできなくならない?」

「普通のエッチも月に一回位になっちゃうかも。」

「優美‥」

「うそ。早めに寝かせちゃって,圭介にいっぱいイジメてもらうんだもん。」

「逆もね。」

「うん。ねぇ圭介‥」

「ん?」

「子供できたら,圭介はどっちが良い?男の子と女の子‥」
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