投稿日05/27 08:31

「携帯小説」
遥子

携帯小説と、従来の冊子型の小説を比較して、「携帯小説は小説じゃない」とか「まがい物!」とかと言う人たちがいますが…



(´・ω・`)私はそういう意見に反対です。


そもそも「小説」とは…

作者の構想や想像にもとづき人生や社会の一断面を表現する散文体の物語。
坪内しょう遙(“しょう”の変換出来ずorz)が「小説神髄」で英語のnovelを小説と訳したことに由来。
(旺文社国語辞典引用)

というものであり、↑の定義から考えても携帯小説が小説じゃない理由がないのです。


多分、携帯小説否定をする人たちがとらわれているのは文章の表記のしかたなんだろうな、と思います。

@横書き
A下方スクロールによる読み進め
B一画面を一ページとカウント

しかし、「だから小説じゃない」という理由にはやっぱりなっていないわけです。

当然、上記の制限があるが故、従来の冊子型小説との直接比較は不可能!

試しに、名作といわれている作品を携帯小説に打ち直してみると分かりますが、場面切り替えがもたつき、一場面の描写が長すぎて流れが読めなくなる等の弊害が起こります。

なのでページにあたる一画面で、ある程度のまとめを作り、クリックによる画面進行に合わせて展開を作るためには、どうしても文字数の制限が生まれます。


しかし、制限の中から新たな芸術を見出すのは、むしろ短歌や俳句の文化を持つ日本人には得意なことなのでは?


私は、携帯小説は単なる一過性のサブカルチャーではなく、アールヌーボーだと確信しております。




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