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[10]
By 春柚
01-09 19:22
君と一緒にいると
好きって何なのか
わからなくなるんだ
でも、それでも
確かに僕は君を好きで
君と居るとドキドキと
苦しくて嬉しくて切なくて
好きって何なのか
よくわからないし
君の傍に居ていいのか
それさえ疑問で
でも、
僕は君の傍にいたい
僕は君に触れたい
ただそれだけで、
単純なんだ
難しくないんだよね
好きだよ、大好き
だから君に触れたい
ただ、それだけ
F705i
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[11]
By 春柚
01-15 15:38
君が君じゃなくても
君が君の姿をしていなくても
きっと僕は君を見つける
夢みたいな話
でも僕は信じている
僕が僕じゃなくても
僕が僕の姿をしていなくても
きっと君は僕を見つけてくれる
夢みたいな話
これは僕の夢の話
そうだったらいいな
僕が君を愛しているように
君が僕を愛してくれたなら
そうだったらな
そうだったらいいな
所詮夢は夢で
僕が今見ている赤い糸
その先は切れていて、
その先に君はいない。
F705i
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[12]
By 春柚
01-26 21:42
夕暮れ
君の顔
下らない会話と
言えなかった言葉
苦しくて
背中を向いた君の名を
もう一度呼んでみたりして
結局言えずに
バイバイと手を振った
(夕暮れに恋は溶ける)
F705i
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[13]
By 春柚
01-30 22:12
(愛してるよ)
そんなの、言われなくたって知っているけれど、言ってくれなきゃ拗ねてやるから、毎日毎日毎日、一時間に一回は言ってね。大好きじゃだめよ。愛してるって言って。本気で愛して。愛してるって言ってね。ねえ、貴方、愛してるわ、誰よりも。
F705i
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[14]
By 春柚
02-17 23:14
涙は出なかった
何も感じなかった
聞こえるのは針の音
見つめているのはチョコレート
君はここにいない
これからだってそう
待っていたの君の音
高鳴っていた私の鼓動
過去形、そう、過去形
期待した未来はチョコレートの様
どろどろに溶けて
もう、涙もでない
F705i
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[15]
By 春柚
03-01 17:54
飛んだ首が跳ねて笑って
ありがとうと言ってにやりとした
彼だと思われる首は
その顔のまま
黙って腐敗した
いい天気だった
空は青かった
隣には君が居て
君の瞳は真っ黒く黙っていた
相変わらず
首が飛ぼうが跳ねようが
君は変わらなかった
君は語らなかった
君の瞳の中に
いつだって僕はいない
今日も明日も明後日も
いつだって、いない
F705i
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[16]
By 春柚 
03-07 22:42
真っ黒な想い
すり潰して
オブラートに包む
すり潰したはいいが
捨て場に困り
仕方ないから飲み干して吐いた
―包んだはずなのに
真っ黒なそれは
真っ黒なそれは
誰かさんを切り刻んで笑う
私じゃない
逃避させてはくれない刃
けたけた笑い切り刻む
貴方も、私も、
F705i
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[17]
By 春柚
03-08 23:22
隣にいるよ
電話越し、君は笑った
泣きそうに、笑った
(寂しがりな君の泣き笑い)
隣にいれないことなんて、僕ら２人が一番よく知っているのに
F705i
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[18]
By 春柚
03-13 19:55
自分が無力だなんて
今初めて知ったことじゃないのに
嗚呼、
無力だ。
F705i
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[19]
By 春柚
03-18 16:53
何も見たくなくて
目を瞑ったら歩けなくなって
瞼の裏側に居る君に助けを求めたら
君はただ笑うばかりで
悲しくて悲しくて仕方ないから
目を開いたら
君が目の前で泣いていて
僕は嬉しくて泣いた
ひとしきり泣いた後
君が僕の手を取ったから
僕はやっと
怯えずに受け入れる術を知ったんだ
F705i
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