[10] By 管理人
05-21 10:40
第9条:罰則

忠告
第1回目の軽微な違反に課せられる。

警告
相手に『有効』(1本)(1ポイント)の得点が与えられる。
警告は、その競技の間に既に忠告が与えられた後の軽微な違反、又は反則注意には値しない違反に対して課せられる。

反則注意
相手に『技有り』(2本)(2ポイント)が与えられる。
反則注意は、その競技の間に既に警告が一度与えられた後の違反に対して課せられる。
但し、反則に値しない重度な違反に対しては、直接反則注意が課せられる。

反則
非常に重大な違反に対して、又は、反則注意が既にあたえられている場合に課せられる。
競技者は、反則負けとなる。
団体戦の場合、違反した競技者の得点はゼロとなり、相手の得点は8ポイントとなる。

失格
大会、競技への出場資格を失う。
失格は、審判委員会(正・副審判長)によって協議される。
主審の命令に背いたり、空手道の威信及び名誉を傷つける行為、競技規則及び精神に反する行為に対し、失格が課せられる。
団体戦において違反した競技者の得点はゼロとなり、相手の得点は8ポイントとなる。

説明

T.カテゴリー1とカテゴリー2の懲罰が組み合わされることはない。

U.規則違反に対しては、即懲罰を課すことができる。
一度課せられた懲罰と同じ違反を繰り返した場合、懲罰の度合いが増す。
例えば、過度の接触に対し忠告又は罰則を与えた後、2度目の過度の接触に忠告を課すことは有り得ない。

V.忠告は、軽微な規則違反が明白に認められる場合に与えられる。
しかし(審判団の見解では)相手の違反によって競技者の勝利の可能性が減るわけではない。

W.警告は、忠告を与えることなしに直接課すこともできる。
警告は、(審判団の見解では)相手の違反によって競技者の勝利の可能性が僅かに減った場合に課せられる。

X.反則注意は、直接、又は忠告、或いは警告に続いて課すこともできる。
(審判団の見解では)相手の違反によって競技者の勝利の可能性が非常に減少した場合に課せられる。

Y.反則は、累加された罰則に対して課せられるが、重大な規則違反に対して直接課すこともできる。
(審判団の見解では)相手の違反によって競技者の勝利の可能性がゼロになった場合に課せられる。

Z.負傷させたことにより罰則負けとなった競技者、あるいは審判員及びコート主任から、無謀又は危険な態度をとったとみなされた競技者、あるいは、全空連大会に要求されるコントロール技術を持たないとみなされた競技者は、審判委員会(正・副審判長)に報告される。
審判委員会(正・副審判長)は、その競技者をその競技及びその後の競技への出場停止とするかどうかを決定する。

[.失格は、どのような忠告もなしに直接課すことができる。
競技者が失格に値するようなことを何もしていなくても、競技者が属する代表団のコーチ、又はそのメンバーが空手道の威信又は名誉を傷つけるような行為をした場合、失格の一因となる。

\.失格は、公表すべきである。
iPhone
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[9] By 管理人
05-20 15:11
第8条:禁止行為

禁止行為は、下記の2つに分類される。

カテゴリー1

1.攻撃部位への過度の接触、喉への接触技。

2.腕、脚部、股間部、関節、又は足の甲への攻撃。

3.開手による顔面への攻撃。

4.危険な、又は禁止されている投げ技。


カテゴリー2

1.負傷を装うこと、又は誇張すること。

2.場外の繰り返し。(場外)

3.自ら負傷を受けやすいような行動を取ること、又は自己防衛ができなかった場合。(無防備)

4.相手に得点を取られないよう格闘を避けること。

5.投げ又はその他の技をかけようとせず、組み合い、レスリング、押し合い、つかみ合い又は胸をつき合わせたりすること。

6.相手の安全を損なう技、又は危険でコントロールされていない攻撃。

7.頭部、膝、肘での攻撃をしようとした場合。

8.主審の命令に従わないこと。
相手選手に話しかけること、又は相手を刺激すること。
審判団への不作法な態度、又は道徳に反する行為。

説明

T.空手競技はスポーツであり、それ故、最も危険とされる技は禁止されている。
技は、全てコントロールされたものでなければならない。
熟練選手は、腹部など筋肉部への力強い衝撃を比較的吸収することができるが、頭部、顔面、頚部、股間、関節への攻撃は、特に負傷し易い。
従って、負傷が自己の原因である場合を除き、相手を負傷させた技に対しては罰則が与えられる。
競技者は、コントロールされた良い姿勢で技を出さなければならない。
さもなければ、誤って技が使われたかどうかにかかわらず、忠告又は罰則が課せられる。
カデット&ジュニア大会では特別な配慮が必要。

顔面への接触-シニア
U.シニア競技者の場合、顔面、頭部、頚部への接触が相手を負傷させるものではなく、コントロールされた軽いものであれば許される(但し、喉は除く)。
審判員が、相手の勝利の機会を減少させるほどではないが過度の接触とみなした場合、忠告が課せられる。
同じ状況での2度目の接触に対しては警告が課せられ、相手に「有効」(1ポイント)が与えられる。
3度目の違反には、反則注意が課せられ、相手に「技あり」(2ポイント)が与えられる。
更なる違反には、反則が課せられ反則負けとなる。

顔面への接触-カデット&ジュニア
V.カデット&ジュニア大会の場合、頭部、顔面、頚部(フェイスマスクを含む)への手技によるスキンタッチ、又は接触は禁止される。
負傷の原因が自己の責任によるもの(無防備)でない限り、接触が軽微であっても触れた場合は、上記U項目どおり罰則が課せられる。
上段蹴りはスキンタッチであれば得点となり得る。
スキンタッチ以上の接触の場合、忠告又は罰則が課せられる(無防備を除く)。

W.主審は負傷した競技者を常によく観察すべきである。
判断を下すのが少し遅れれば、鼻血など負傷が悪化することになる。
観察することにより、競技者が戦略的に有利な立場に立とうとして軽度の負傷を深刻なものに見せようとしているかどうかがわかる。
負傷した鼻を強くかむとか、顔を強くこするなどが例として上げられる。

X.競技前からあった傷は、接触の度合いによってかなりの徴候が生じる場合がある。審判員は過度の接触に罰則を与える場合、この点を考慮しなければならない。
たとえば、軽度な接触と見えても前の競技での負傷が原因で競技での負傷が原因で競技を続行できない場合など。
競技以前に、コート主任はメディカルカードをチェックし、競技者がよいコンディションにあるかどうかを確認する。
主審には、競技者が傷の手当てを受けているかどうかを報告しなければならない。

Y.顔面を覆いよろめいたり、不必要に倒れたりするなど、審判員が相手の選手に罰則を与えるような軽度な接触を大袈裟に装った場合、罰則が与えられる。

Z.負傷を装うことは、重大な反則行為である。
負傷を装う競技者に対しては、失格が課せられる。
例えば、床面に倒れ転げ回るなどの行為が、それに相当する負傷でないと医師が判断した場合などである。

[.実際に負傷し大袈裟に見せることは、まだましであるが受けいられる行為ではない。
従って負傷を誇張した場合は、警告を課す(相手に1ポイント)。
よろめいたり、床に倒れたり、立ったものの又倒れたりするなど、更に負傷を誇大化した場合は、その度合いにより反則注意又は反則を課す。

\.負傷を装い失格となった競技者は、競技場から連れ出され、全空連医事委員会に委ねられ、即検査される。
医事委員会は、大会終了前、審判委員会(正・副審判長)に報告書を提出する。
負傷を装った競技者は、重度の罰則の対象となり、繰り返し行った競技者は永久出場停止ともなり得る。

].喉は特に攻撃されやすい部位であり、原因が自己責任によるもの以外は如何に軽度な接触であっても、忠告又は罰則が課せられる。

]T.投げ技は、2つのタイプに分類される。
その1つは出足払い、小内刈り等の相手を掴まずに行う伝統的な空手の足払いである。
相手はバランスを失い、又は掴まれることなしに投げられてしまう。
もう一つの投げ技は、相手をまず掴み、支えてからの投げ技である。
又は支えることが要求される。
投げの軸点、腰より上部であってはならない。
又、安全に着地できるよう投げる間、相手を支えていなければならない。
背負い投げ、肩車投げのような肩の上から投げる技は捨て身投げ言われている巴投げや隅返し投げ同様、禁止される。
ウエストよりも下を掴み持ち上げて投げたり、脚を引っ張ることも禁止。
投げ技ににより相手が負傷した場合、審判員は罰則に値するかどうかを決める。

]U.顔面への開手攻撃は、視力に悪影響をもたらす危険性があるため禁止される。

]V.場外とは、競技者の足、又は体の一部が競技場外に触れた場合をいう。
競技者が相手に押されたり、投げられたりした場合は除く。

]W.得点技の後、主審が「やめ」を宣告する前に場外へ出た場合、得点のみが与えられ、場外は課せられない。
競技者の攻撃が失敗であった場合、場外となる。

]X.青又は赤が有効な攻撃で得点した直後に場外に出た場合、「やめ」の声は得点と同時にかけられるので、青又は赤の場外は記録されない。
赤の得点と同時に青が場外に出た(又は出ていた)場合、赤の得点となり、青に場外が課せられる。

]Y.相手に得点の機会を与えず「格闘を避ける」という状況を理解することが重要である。
相手に得点の機会を与えないよう、反撃をせずに絶えず後退したり、不必要に相手と組み合ったり、場外に出たりした場合、忠告又は罰則を課すべきである。
この状況は試合終了間際によく見られる。
残り時間が10秒以上あるときに反則があった場合、主審は忠告を発する。
すでにカテゴリー2の違反があった場合は、罰則が課せられる。
残り時間が10秒未満であった場合、(カテゴリー2の違反のあるなしにかかわらず、)主審は違反者に警告(1ポイント)を与える。
既にカテゴリー2の警告があった場合は、主審は違反者に反則注意、相手に技あり(2ポイント)を与える。
カテゴリー2の反則注意があった場合は、違反者に反則、相手を勝者とする。
しかし、審判は相手が無謀で危険な攻撃をしてきたために後退しているのかどうかを見極めなければならない。
その場合、攻撃者に忠告又は罰則を課すべきである。

]Z.無防備の一例は、競技者が自分自身の安全を無視し、危険な状態で攻撃を与える場合である。
競技者の中には、身を投げ出すような長い裏拳を使い、反撃を防御できなくなる者もいる。
このような無防備な攻撃は、無防備な行為とされ得点とはならない。
戦略的なわざとらしい動きとして、得点を見せびらかすため自分の優勢を誇示し、すぐに顔をそむける者がいる。
このような競技者は警戒心を忘れ、相手がいることに気付かない状態に陥る。
顔をそむけることは、自分の技に主審の注目を引くためである。
これは明らかに無防備な行為である。
違反者が過度の接触又は負傷を負っても、主審はその競技者にカテゴリー2の忠告又は罰則を課し、相手に懲罰を課さない。

][.公式派遣団のメンバーが無作法な態度を取った場合、その選手、チーム全体又は派遣団の参加を認めないことも有り得る。
pc
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[8] By 管理人
05-19 16:53
第7条:判定基準

組手競技の勝敗は、8ポイント差が生じた場合、又は時間終了の際に得点の多い競技者、又は判定により、又は相手に反則、失格、棄権が課せられることにより決められる。

1.同点、又は得点がなかった場合、主審は引き分けを宣告し、再試合を始める。

2.個人戦で引き分けの場合、それまでの得点及び罰則は帳消しとなり、あらたに1分間の競技(再試合)を行い勝者を決定する。
得点がなかった場合、又は同点の場合は主審及び副審3名の最終的な判定により勝者が決定される。
判定基準は、下記のとおり。

a)態度、闘争精神、力強さ
b)戦略及び技術の優劣
c)多くの技をしかけた選手

3.団体戦で引き分けの場合、再試合は行わない。(下記5項目の場合を除く)

4.勝利者の数の多いチームの勝利となる。
勝利者数が2チームとも同数である場合、勝ち競技及び負け競技の両方を考慮し、最も得点の多いチームを勝者とする。
得点の差は最大8ポイントとする。

5.2チームの勝利者数及び得点が同点の場合、勝者決定戦を行う。
それでも引き分けの場合、1分間の再試合を行う。
無得点又は同点の場合、主審及び副審3名の判定によって決定が下される。

団体戦において十分な勝利又は得点があった時点で競技終了とする。

説明

T.再試合後、判定により競技の結果を決める場合、主審は競技場ラインの方に移動し、『判定』と言い、笛を2度吹く。
副審は旗で見解を表示する。
同時に主審は、勝者と思われる選手側の腕をあげ自己の見解を示す。
主審は笛を短く吹き元の位置に戻り、多数決による結果を宣告する。

U.同点の場合、主審が勝者を決定する。
主審は元の位置に戻り、勝者と思う選手側の腕を90度に曲げて反対の手の甲にのせて主審の決定権により勝者を決定したことを示す。
そして通常どおり勝者を宣告する。

iPhone
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[7] By 管理人
05-18 15:44
第6条:得点

1.得点は、以下の通り

a)1本  (3本) 3ポイント
b)技あり(2本) 2ポイント
c)有効 (1本) 1ポイント

2.下記を基準に、得点部位への技に対し得点が与えられる。

a)良い姿勢
b)スポーツマンらしい態度
c)気力
d)残心
e)適切なタイミング
f)正確な距離

3.1本(3本)は、下記に与えられる。

a)上段蹴り
b)投げられた、又は倒れた相手への得点技

4.技あり(2本)は、下記に与えられる。

a)中段蹴り

5.有効(1本)は、下記に与えられる。

a)中段、又は上段打ち
b)中段、又は上段突き

6.攻撃部位は、下記の通り。

a)頭部
b)顔面
c)頚部
d)腹部
e)胸部
f)背部
g)わき腹

7.競技終了合図と同時に決まった技は、有効とみなされる。
「やめ」の宣告後の攻撃は、効果的であっても得点とはならず、違反者には忠告又は罰則が課せられる。

8.競技者の双方が場外にいた時に決まった技は、得点とはならない。
但し、一方がまだ場内におり、主審が「やめ」の声をかける前に決まった技は、得点になる。

9.競技者の双方が同時に決めた技(相打ち)は、得点とはならない。

説明

得点するには、上記6項目に記載された得点部位に技を決めなければならない。
コントロールされた技でなければならず、上記2項目の得点基準を満たしていなければならない。

@用語
A内容

@1本(3本)(3ポイント)
A1.上段蹴り。
上段とは、、顔面、頭部、頚部をさす。
2.投げられた、又は自ら倒れた相手に技を決めた技。

@技あり(2本)(2ポイント)
A1.中段蹴り。
中段とは、腹部、胸部、背部、わき腹をさす。

@有効(1本)(1ポイント)
A1.7つの攻撃部位に極めた突き。
2.7つの攻撃部位に極めた打ち。

T.安全性を考えて相手の腰よりも低い部分を掴んでの投げ、相手を離してしまうような投げ、危険な投げ、又は旋回軸が腰よりも上である場合の投げは禁止され、忠告または罰則が課せられる。
但し、出足払いや小内刈り、蟹技(蟹ばさみ)などのように相手を掴まずに行う伝統的な空手の足払いを除く。
投げ技の後、審判は得点のチャンスとして選手に2秒を与える。

U.投げられ又は、倒れ、胴体がコート上にある競技者に極めた技は1本(3本)となる。

V.「良い姿勢」を伴う技は、伝統的な概念の枠内において、有効の要素を持つ。

W.スポーツマンらしい態度は良い姿勢の一要素であり、有効技をかけている間に見られる際だった集中力を示す悪意のない態度とされている。

X.気力は、技の力とスピードを指し、それを達成しようとする全くひるみのない、確固たる意志とされている。

Y.残心は、採点の際最も見逃されがちである。
残心とは、相手の反撃の可能性をも見る継続的な集中力である。
技をかけた後、顔を背けることなく、相手に正面を向けていること。

Z.適切なタイミングとは、最も有効な瞬間に技をかけることである。

[.正確な距離とは、有効な距離で技をかけることである。
従って、敏速にさがる相手に技をかけた場合、その一撃の与えうる効果が低くなる。

\.距離は、技があたる、又は止まる位置にも関係する。
顔面、頭部、頚部へのスキンタッチ又は5cmの距離への突き又は蹴りは、正確な距離といえる。
攻撃部位への適切な距離以内である上段蹴り、また相手が受けもせず避けようともしなかった上段蹴りの技が他の基準を満たす場合、得点となる。
カデット&ジュニア大会では、頭部、顔面又は頚部(又はフェイスマスク)へのコンタクトは禁止とする。
上段蹴りで非常に軽い接触(スキンタッチ)は許される。
又、得点距離を10cmとする。

].価値のない技は、やり方や攻撃部位に関係なく無効である。
良い姿勢に欠けるか、又は力のない技は、得点とはならない。

]T.帯から下への攻撃は、恥骨より上でさえあれば得点となりうる。
頚部、又喉も攻撃部位である。
喉に触れずに適切にコントロールされた技であれば得点が与えられるが、喉への接触は禁止される。

]U.肩甲骨への攻撃は、得点の対象となる。
肩部で得点外となるところは、上腕と肩甲骨及び鎖骨との接合部である。

]V.例え主審が不注意ですぐに競技をやめさせなかったとしても、終了ベルが鳴った時点で競技は終了する。
但し、終了ベルは、罰則がそれ以降課せられないという意味ではない。
罰則は、競技終了後、競技者がその場を離れる時点まで審判団により課せられる。
その後も審判委員会(正・副審判長)又は懲罰委員会は、罰則を課すことができる。

]W.真の意味での相打ちはめったにない。
相打ちは、2人の技が同時に加えられるだけでなく、それぞれが良い姿勢であるなど、その両方とも得点の対象となるものでなければならない。
2人の技が同時である場合もありうるが、その両方が得点技である場合はめったにない。
主審は単に相打ちとして片付けてはならない。
pc
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[6] By 管理人
05-14 10:21
第5条:競技時間

1.組手競技の競技時間は、成人男子が3分(団体戦&個人戦)。
個人戦の決勝及び3位決定戦を4分とする。
全体女子は2分、決定戦及び3位決定戦を3分とする。
カデット&ジュニアは2分とする。

2.競技の時間計測は、主審が開始の合図をしたときから始まり、『やめ』の声がかかる度に、計時を中断する。

3.時間記録係は、はっきり聞こえるゴング又はブザーで『終了10秒前』及び『終了』の合図をする。
『終了』の合図は、競技終了を意味する。

iPhone
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[5] By 管理人
05-14 10:13
第4条:審判団

1.各競技の審判団は、主審1名、副審3名、監査1名より構成される。

2.組手競技の主審及び副審は、競技者と同じ国籍を有してはならない。

3.更に、競技の運営便宜をはかるため、数人の時計係、告示係、記録係及び記録主任を任命する。

説明

T.組手競技の開始の際、主審は競技場の外側に立つ。
主審の左側に副審1と2、右側に監査及び副審3が立つ。

U.競技者及び主審団が正式に立礼を交わした後、主審は一歩下がり、副審と監査は内側を向き、全員が一緒に立礼する。
そのあと、各自定位置につく。

V.主審団全体の交代の際、退場する審判団は開始位置で礼をして一緒に退場する。

W.個々の副審交代の場合、交代する副審が退場する副審のところまで行き、互いに立礼し、交代する。

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[4] By 管理人
05-11 09:56
第3条:組手競技の構成

1.空手競技は、組手及び形競技から構成される。
組手競技は、団体戦と個人戦に分類され、個人競技は更に年令・体重別に分けられる。
体重別はいくつかの階級に分けられる。
団体戦は、チームメンバーの相対する選手間で行われる。

2.個人競技では、いずれの競技者も別の選手と交代することはできない。

3.名前が呼び出された時、不在であった個人競技者又はチームは、その競技種目への出場資格を失う(棄権)。

4.男子団体戦はチーム7名で構成され、1回戦5名で戦う。
女子団体戦は、4名で構成され、1回戦3名で戦う。

5.競技者は、全員がチームに所属していなければならない。
補欠選手を確定しない。

6.各競技前にチーム代表は、チームメンバーの氏名と出場順序を示した公式の用紙を公式テーブルに提出しなければならない。
7名又は4名の中から選出された選手の出場順序は、各ラウンド毎に変更することができるが、まずその新しい順序を登録しなければならない。
登録後の変更は、そのラウンドが終了するまでは認められない。

7.チームメンバー又はコーチが、競技前に書面での登録をせず、チームの構成又は出場順序を変更した場合、チームはその競技種目に出場できない。

説明

T.『ラウンド』とは、決勝に進出する競技者を選ぶそれぞれの段階をいう。
勝ち抜き戦では1ラウンドで、不戦勝の競技者も含めて、競技者の50パーセントがふるい落とされる。
ここでいうラウンドとは、予選勝ち抜き競技、又は敗者復活戦のいずれかの段階にも当てはめることができる。
総当たり戦、又はリーグ戦における1ラウンドは、1プール内の全競技者が1度づつ競技することである。

U.競技者の氏名を使うことは、発音及び身分確認上の問題を引き起こすことになりかねないため、トーナメント番号を割り当て、使用する。

V.競技前のチーム整列の際は、実際出場する選手のみとする。
出場しない選手及びコーチは含まれず、別に準備された席につくものとする。

W.団体戦出場に必要なエントリー数は、男子の場合少なくとも3名、女子は2名。
この数に満たない場合は、参加できない(棄権)。

X.出場順序を示す用紙は、コーチ、又は指名されたチームの競技者が提出する。
コーチが用紙を提出する場合、コーチであることを明確に証明する必要があり、証明できなければ拒否されることも在り得る。
メンバー表には、国名又はクラブ名、その競技のために割り当てられた帯の色、出場順序が記入された人物が署名しなければならない。

Y.コーチは選手又はチームの分も含むIDを、公式テーブルに提出しなければならない。
コーチは準備された椅子にかけ、円滑な試合の運営を妨げるような言葉や振る舞いしてはならない。

Z.記録作成の間違いから、もし違う競技者が出場した場合、その結果にかかわらず、その競技は無効となる。
そのような間違いを少なくするため各競技の勝者は、競技場を離れる前に記録席で勝利を確認しなければならない。

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[3] By 管理人
05-09 00:52
第2条:規定の服装

1.審判員、競技者及びコーチは、ここに定められる規定の服装を着用しなければならない。

2.審判委員会(正・服審判長)は、この規定に従わない審判員又は競技者の参加を認めないことができる。

【審判員】

1.審判員は、全空連が指定する規定の制服を着用しなければならない。
この制服は、あらゆる競技会及び講習会の際に着用しなければならない。

2.規定の制服は、下記の通り。
銀ボタン2つ付き、シングルの紺色のブレザー。
半袖の白Yシャツ。
ネクタイピンなしで、規定のネクタイ着用。
折り返しなしで、規定のライトグレイのズボン。
競技場では、無地の紺又は黒色の靴下、黒のスリップオンの靴を着用。
女子の審判員は、ヘアークリップを使用しても良い。

【競技者】

1.競技者は、白で、ストライプ又はふち飾りのない空手着を着用しなければならない。
自国の紋章又は国旗だけは付けてもよい。
これらは上着の左胸に付けるものとし、その大きさは全体で12×8cm平方を超えてはならない。
製造業者がはじめから付けたラベルだけは、空手着に表示されてもよい。
さらに組織委員会が交付した識別番号を背中に付ける。
競技者の1人は赤帯、もう1人は青帯を着用しなければならない。
赤・青帯の幅を約5cmとし、長さは結び目の両端に15cmほど十分に残る長さとする。

2.上記1にもかかわらず、理事会はスポンサーの特別なラベル又は商標の表示を認めることができる。

3.帯でウエストを締めたときの上着の長さは、腰を覆うほどの長さとし、大腿の4分の3までとする。
女子の場合、空手着の下に白無地のTシャツを着用してもよい。

4.上着の袖の長さは手首までとし、前腕の中ほどより短くてはならない。
上着の袖はまくってはいけない。

5.ズボンの長さは、少なくとも下肢の3分の2を覆うほどの長さとし、踝がかくれてはならない。
裾をまくり上げてはならない。

6.競技者は髪の毛を清潔に保ち、円滑な競技の妨げとならない長さにする。
鉢巻は認められない。
主審が競技者の髪が長すぎるか又は不清潔であるとみなした場合、競技者の参加を認めないことができる。
ヘアクリップ、金属のヘアピンは禁止される。
リボン・ビーズ及びその他の装飾は禁止される。
目立たないゴムバンド又はポニーテールは認められる。

7.競技者は爪を短くし、相手に負傷を負わせるような金属又は他のものを身につけてはならない。
金属正歯列矯正器の使用は、主審及び公認医師の許可を得なければならない。
競技者は、如何なる負傷にも全責任を負う。

8.必須安全具は、下記の通り。
1.WKF(JKF)公認拳サポーター(一方の競技者が赤、他方が青)。
2.マウスピース
3.WKF(JKF)公認女子胸当て
4.WKF(JKF)公認シンガード(一方の競技者が赤・他方が青)。
5.WKF(JKF)公認インステップガード(一方の競技者が赤・他方が青)。
6.カデットは上記に加え、WKF(JKF)公認フェイスマスク、及びボディプロテクター。
セイフティカップは義務付けられていないが、使用する場合はWKF(JKF)公認のものであること。

9.眼鏡は禁止される。
ソフトコンタクトレンズは、競技者自身の責任において使用してもよい。

10.規定以外の服装、又は装具の着用を禁止する。

11.全ての安全具は全空連承認のものでなければならない。

12.監査は競技前に競技者が公認安全具を着用しているかどうかを確認する義務を負う。(大陸大会、国際大会又は国内大会の場合、WKF(JKF)公認安全具を拒否してはならない)。

13.負傷による包帯、パッティング、又はサポーターの使用は、公認医師の診断に従い、主審の許可を得なければならない。

【コーチ】

1.コーチは、競技の間、常に所属国の公式トラックスーツを着用し、公式ライセンスを表示する。

説明

T.競技者は、1本の帯のみ着用。
赤の競技者は赤帯、青の競技者は青帯とする。
競技の間、等級を表示した帯を着用してはならない。

U.マウスピースは、正確に合ったものでなければならない。
移動しやすいプラスチックカップを使用したセーフティーカップは認められず、着用した競技者には罰則が課せられる。

V.競技者が不適当な服装で競技場に現れた場合、直ちに参加を認めないということはないが、1分間の間に服装を正さねばならない。

W.審判委員会(正・副審判長)の同意があれば、審判員はブレザーを脱ぐことができる。


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[2] By 管理人
05-07 22:36
第1条:組手競技場

1.競技場は、平坦で危険のない状態でなければならない。

2.競技場は、JKF認可タイプのマット敷きで一辺が8メートル(外側から計測して)、安全域としての各辺2メートルを含む正方形でなければならない。
両脇に2メートルの安全域を設けなければならない。

3.主審の位置として、競技場中央から2メートルのところに50cmのラインを引く。

4.競技者の位置として、競技場中心から1.5メートルのところに主審所定線と直角をなす2本の平行線を1メートルの長さで引く。

5.副審は安全域に座るものとする。
主審の正面に一名、各競技者の後方かつ主審ラインから1メートル離れたところに一名づつ座るものとする。
各副審とも赤・青の旗を所持する。

6.監査は、主審左又は右後方の安全域外側に設けられた小さなテーブルにつくものとする。
赤旗と笛を所持する。

7.記録主任は、得点記録係と時間記録係の間に設けられた公式記録席につくものとする。

8.1メートルの縁は、マット敷きの部分と異色にする。


説明
T.競技場安全域外側周辺1メートル以内には、広告板、壁、柱等があってはならない。

U.使用するマットは、床と接触するところはノンスリップとするが、上側表面は摩擦計数の低いものでなければならない。
マットは、柔道のマットほど厚いと空手の動きが妨げられるため、それより薄いものとする。
マットの継目が動いて離れると、その隙間が負傷を引き起こし危険であるため、主審は競技中にそれらが離れないよう注意すること。
全空連承認のものであること。

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[1] 空手組手競技規定
By 管理人
05-07 17:35
第1条 組手競技場
第2条 規定の服装
第3条 組手競技の構成
第4条 審判団
第5条 競技時間
第6条 得点
第7条 判定基準
第8条 禁止行為
第9条 罰則
第10条 競技における負傷及び事故
第11条 異議申し立て
第12条 権限及び義務
第13条 競技開始、中断、終了
第14条 修正
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