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[ 1 ] ◆ ヒロアモア・ブロック とある小さな教会【聖夜祭 ― Wonder Christmas ―】
** PC名:***** **

ヒロアモア・ブロックに建っている、フォルテラ正教の教会の一つ。
身廊には祭壇と四人掛けの信徒席が十席、入口から見て祭壇の奥にある壁には慈母神の宗教画(複製画)が飾られている。
側廊突き当たりにある扉の先は居住スペースとなっており、キッチン、ダイニング、浴室、神父と修道女の個室、客室、倉庫がある。
教会の外には狭いながらも手入れが行き届いた芝生の庭があり、季節の花が植えられた花壇と樹齢百年程度の木が一本ある。

※ヒロアモア・ブロック
聖都ヴァレンシアにある街区の一つ。
一、二階建ての民家が建ち並び多くの庶民が暮らしている他、聖都建設時に作られたらしい製作者不明の、既存もしくは過去に存在したどのような様式とも異なる小さな噴水が街区の端に存在している。

【通常茶室引用/聖夜祭 ― Wonder Christmas ―専用スレ】

** 投稿日時:2023.12.15 11:57 ** [ 編集 ]
[ 4 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(子供達に気を遣ってか、それとも別の理由か、教会の中に入らず外で待つという選択をした相手の気配を持ち前の体術スキルで捉えると、子供達に少し待つよう手振りで伝えてから一枚の窓の前まで移動して、間髪入れず盛大な音を立てながら窓を開け放つ。そして窓枠に手をつきながら身を乗り出して地面に座り込んでいる相手の姿を見つけると、HO──HO──、と笑い声を上げて)

「おや、ご機嫌ようミィ君! おっと、君からすれば初対面である筈のサンタクロースが自分の名前を知っていることに不安を憶えるかもしれないが、これは別に私が四六時中君の動向をねっとりとストーキングしていたからというわけではなく、何を隠そう私が唯のサンタクロースとは一味も二味も違う超(スーパー)・サンタクロースだったから、というわけなのだよ……うむ、我ながら疑問の余地などどこにも生じない見事な答えだね?
それで、君は一体そんなところで何をしているのかね。教会の扉は寒さで震える者を拒むことはない……ならば教会の窓もまた同様であるべきだろう。ということで何時までもそんなところに座っていないで、正面玄関から入ってくるか窓(ここ)から入ってくるか速やかに選びたまえ。尚、十秒以内に選べなかった場合は優柔不断な君のために私が一肌脱いで、天井に穴を開けてそこから引きずり込んであげる所存だ。ハイ十、九、ええいまどろっこしい三、二──」

(相手の胸騒ぎやら不安やら、とにかく複雑かつ繊細な心情を纏めて──その勢いを考えれば、根こそぎと表現したほうが正しいかもしれないが──吹き飛ばそうとするかのような、以前出会った時と何ら変わることのない態度で話しかけると、そのまま相手の反応を待たずにカウントダウンを始め)

** 投稿日時:2023.12.18 12:21 ** [ 編集 ]
[ 5 ] ◆
** PC名:ミィ **

…キャアァァっ!!!
(ワイワイと賑わう教会内の音をBGMに、長閑な雪景色をぼんやりと眺める。劇場を通じた新たなショービジネスの世界に携わる切っ掛けは他でもない相手の存在であったからこその恩人にも近い大きい感情…であるとは言え、勝手に抱いた憂慮を一方的な思いでぶつけるのも如何なものかという思考回路は己も持ち合わせていたらしい。差し支えない、且つあわよくば己の尊厳も守る話題の切り出し方を思案していた時、頭上でバーーーーン!!と窓が元気いっぱい開け放たれた衝撃に思わず絶叫。反射で頭を抱えるように身を縮こまらせて2、3歩這い進んで離れた後、身を乗り出す相手を振り返り、未知の圧倒的な生命と出会ったかのようなビビり顔で言葉の機関銃を一頻り喰らう。暫し唖然と動きを止めていたも、カウントダウンの開始と共に我に帰っては膝に力を入れ、立ち上がっては再び開き窓へと慌て気味に歩み)
……い、いや!これ以上中をややこしくする気は…っ、いえ!お気になさらず!さい…いや、超・サンタクロース様!!ホラホラ!中の子達がお待ちだわ!!わたし、「サンタクロース様ぁー」ってやるお年頃でもないし、そ…そうね!目下のお仕事が終わったら、少しお時間いただける?!ね?!なんか不審者っぽくなっちゃってたら御免なさいね!その辺でスノーマンでも作ってお待ちしてますからぁっ!!
(窓越しから既に大混乱と言うべき状態に見受けられた修道女らの領域を更に闇鍋状態にするつもりはない…意向をうっかりそのまま口にしかけて一旦撤回。かく言う己も思考が整っていないままに相手をそのまま宰相と呼びかけてもう一度撤回。以前の出会いもある種教会で、その時と少しも違わぬ相手の人物像を改めて思い知りながらもなんとか己の希望を勢いのまま口にする事に成功。そのまま手を伸ばし、叶えばカウントダウンの終わる間際、相手の双肩に両手を添え、相手を中へと押し戻して開いた窓をピシャーンと閉める算段で)

** 投稿日時:2023.12.19 07:07 ** [ 編集 ]
[ 6 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(一、のカウントと同時に身体を押し戻し窓を閉めることで宰相(サンタクロース)の猛威から逃れた相手が再び訪れた場の静寂に浸る間も無く、すぐ隣の窓がスパーンと開いて超(スーパー)・サンタクロースが軽やかな動きで外に飛び出してくる。そして僅かな滞空時間の間にくるりと身を回した後、何故か両腕を横に伸ばしたポーズを取りながら着地すると、ゆっくり立ち上がり)

「知らなかったのかね? サンタクロースからは逃げられない……! ──というわけで、ゼロ。ブッブー、ジカンギレダヨ! ムネン!
……それでは、ラッシャセェ──! 一名様入りまぁ──す! ああ、それと先程天井に穴を開けて云々と言っていた件だが、あれはシスター・ミリアから涙目でやめてくださいと言われてしまったので残念ながら中止となった。もし期待に胸を膨らませていたのならば申し訳ない」

(己の決定と相手の希望が一致しなかった時、一切の躊躇無く前者を優先するこちらの性格は既に相手もよく実体験(りかい)していることであろう。こちらの大声に無邪気な様子で「はーい!」と反応する子供達の声が開いた窓から聞こえてくる中、真っ直ぐ近付いて足を止めると右手を伸ばして相手の左手を取ろうとする。そして、もしも相手がこちらの動きを拒否せず手を取ることが出来たならば、そのまま正面玄関のほうまで回って相手と一緒に教会の中へと戻るだろうし、そうならず相手の手を取ることが出来なければ、重心(こし)をやや下げながら両腕を前方に構えた──狙った相手を絶対に捕まえるという強い意志がありありと窺える──姿勢でジリジリと間合いを詰めようとするだろう)

** 投稿日時:2023.12.20 12:28 ** [ 編集 ]
[ 7 ] ◆
** PC名:ミィ **

…ギャアァァッ!!……ッ、わかった!わかったから!サンテアノー様の眷属がシスター様泣かせてどうするのよ、もう!
(窓が閉じ切ってよーし安堵安堵…の息を吐く間も無く、真横からの快音に再び上がる絶叫は先程より勢いが増して。
…そうだ、こういう人物だった。と改めて身をもって思い知りながら、もう劇団に入ってくれよと言いたくなる軽技を目の前に、屋内の受け入れる姿勢の返事まで耳に入れば流石に観念。相手の右手を一度躱し、逆にその手を此方から取り直すように握り込めば正面玄関へ。苦言を零しながら、両開き戸の片側を押し開け、相手を先に押し入れて後から入ろうとする。受け入れられているかどうかは別にして、多少相手に対して強い言動を取れるのは、己の下賤故か。相手の様子に感情が弛緩していく故か。
中に入るや否や「あ、ミィだー。」と無邪気に呼び捨ててきた声を目線で追えば、劇場で指導を請け負った子どもの姿が何人か目に入った。其方へ軽く手を振って応じつつ、一方で目いっぱいに涙の膜を張った跡が見受けられる修道女へは苦笑まじりに。突然の訪問者に対する彼女の更なる不安要素を取り除くべく、団から教会周りに派遣している音楽師の名前を出して身分を軽く明かしては、入り口に最も近い信徒席の端へ移動して。一時此方に向いてしまったスポットを再び本題へと戻すべく、超・サンタクロースの方へと視線と手振りで促しながら)
…あー…お邪魔しちゃってスミマセン。えっと、グロスミシェル…時々来てますよね?アレと同業…みたいなモンです、どうぞお気になさらず……さ、さぁ、続けてくださいな!

** 投稿日時:2023.12.22 07:08 ** [ 編集 ]
[ 8 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(こちらの機先を制するように伸ばした手を握って正面玄関へと回り、開いた扉の隙間からこちらを先に教会の中へと押し入れようとする相手の動きに、特に抵抗することなく身を任せて子供達と修道女が待つ身廊まで戻れば、サッと目立たぬ場所へと移動しつつ修道女に話しかける──ちなみに話しかけられた修道女のほうは、突如として試練が降りかかった我が身に救いの手を差し伸べようと、慈母神が彼女をここに導いてくださったのだと思ったようで、胸元で両手を祈りのかたちに組みながら感極まった表情と声音で「お邪魔だなんて、とんでもない……!」と受け答えしている──相手の様子をチラリと見てから、子供達のほうへ視線を向けて)

「ふむ、何人かは既に彼女のことを知っているようだが、知らない者達のために紹介しておこう。彼女はミィ君といって、大衆に笑顔と幸福、そして夢と希望を届けるべく日々精進を重ねている人物だ。サンテアノーの衣を纏ってこそいないが、その精神性は彼女もまたサンタクロースを名乗るのに充分相応しいものであると言えるだろう。
……さて、君達も待ちかねていることだろうし、そろそろ本題に入ろうか。何が入っているのか開けてみるまで分からない、ハラハラドキドキのプレゼントタイムだ。ただ、君達も知っての通りプレゼントを受け取る資格があるのは良い子だけなので、これから君達が良い子なのかどうかを確認させてもらうよ。何、といっても簡単な質問を一つするだけなので身構える必要は無いとも。では……、──問おう。諸君はこの一年、悪事に手を染めることなく善良であり続けたと、慈母神および報徳神サンテアノーの御前で嘘偽りなく誓えるか?」

(新たに現れた人を興味深そうに見つめる子供達に本人が何かを言うより早く、こちらのほうで紹介を済ませて高らかな音を立てながら拍手を送れば子供達もつられてパチパチと可愛らしい拍手を送る。そして拍手を終えたところで一区切り入れると、子供達にとってはお待ちかねのプレゼントの時間だと告げる……が、その後に表情を真剣なものに改めたかと思うと公の場で演説を行う時のような口調と仕草で厳かに良い子か否かを問い始めたので、子供達はゴクリと緊張した面持ちを浮かべ、修道女も「い、言い方! 言い方がっ!」と慌てながら子供達へのフォローを求めるように慈母神の御使い(と修道女が思っている彼女)へアイコンタクトを送り)

** 投稿日時:2023.12.23 11:39 ** [ 編集 ]
[ 9 ] ◆
** PC名:ミィ **

(修道女からの視線が妙に重い。例えるならば何かあらぬ期待を掛けられているような、そんな視線だが、我関せずを決め込むべく、端へと避けられた信徒席にそのまま不遜に腰掛けようとした所で相手が振ってくれる過剰と言える評価の紹介に背筋が伸びるも、子供達の拍手が照れ臭く、少しばかり視線をずらして浅い礼に留める。そうして漸く子供達お待ちかねの時間が訪れたかと全員の意識が相手に向けば、己も漸くぐったりと腰を下ろし、冷えた指先を擦り合わせながら、何となくその様子を見ていたのだ…が)
………わお。
(早々に雲行きが怪しくなって来た様子を、己もまたその空気に呑まれるかの如く、固唾を飲んで見守る。修道女の縋るような視線に、無茶言うなと気付かないふりをしてしまおうと壁の方へと流した目に留まったのは、プサルテリウムという楽器だった。教会の物か、子供が来た切っ掛けで持ち込まれた物かは分からないが、その小聖堂の端に立て掛けてあった其れを、信徒席と壁が近くなっている今、うんと手を伸ばすだけで拾い寄せる事が叶い。眉を寄せた難しい表情のまま一度後ろ頭をガシガシと掻き、そして、其れを膝に乗せれば即座にF弦を爪で叩く。少々ピッチの歪んだ撥弦楽器の一音が聖堂内に響き、再び視線を集める事が叶えば、白々しさを劇団員の意地でカバーした態度で以って謝罪した後、未だ口半開きの子供達へ諌めるような態度で以ってその問いを改め…ついでに大幅に簡略化して、手遊びに弦を弾きながら顎で示すように超・サンタクロースへと促し。結果的に修道女が求めたフォローを買って出る動きをした気恥ずかしさを隠さんと、その後はプサルテリウムの弦盤へと視線を落とし、その弦を叩き弾いて背景音楽に徹してしまおうと)
──…あら、御免なさい…思ったよりがっつり音が出ちゃったわ……ねえ、ほら。超・サンタクロース様からお尋ねされているじゃない。お返事はどうなの?キミたち今年一年、ちゃーんとお利口にできてたワケ?

** 投稿日時:2023.12.26 07:04 ** [ 編集 ]
[ 10 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(大国の宰相が放つ気迫に呑まれてしまっていた子供達であったが、不意に鳴り響いた弦を爪弾く音にハッと我に返ると楽器を構えながら信徒席に座っている新たなサンタクロースのほうへと振り返る。そしてまだ少しボンヤリとしていた子供達が彼女から、今度は分かりやすく親しみやすい口調で問い直されれば──その手腕は流石、一流の芸人だと評すべきであろう──、コクコクと頷いて超(スーパー)・サンタクロースのほうへ向き直り「ちゃんとお母さんのお手伝いをしたよ!」「弟と一緒に良い子にしてたー!」「今年はさいしょー様から折檻(あいあんくろー)されたのは一回だけだったんだぜ!」……等々、皆口々に良い子にしていたと主張する。そうして、牧歌的ながらもどこかウキウキとした心持ちにさせてくれるBGMが流れ始める中、十人以上の子供達が一斉に話す言葉の内容をしっかりと理解して聞き取れば、よろしい、と頷き)

「君達の誓言は慈母神、報徳神サンテアノー、そしてこの私が確かに聞き届けた──それでは刮目せよ! 超(スーパー)・サンタクロース特選、純粋な子供心もガッチリ掌握(つかむ)! 百花繚乱の歓喜(おくりもの)が収められた、この偉大にして聖なる袋を!
……では、これより聖夜祭の贈り物を皆に配っていくが見ての通り数は充分あるので、慌てず騒がず大人しく待っているように。──シスター・ミリア、すまないが配る手伝いを頼む」

(子供達に少し下がるよう促して身廊の中程から祭壇までおよそ半分程のスペースを空けると、パチンと指を鳴らす演出を入れながら【在らざる寝所】に格納していた白い袋──中にみっちりと詰められた贈り物によって縦、横、奥行きその全てが4m以上にまで膨らんでいる。尚、格納数によるリスクに関しては【断裂陽王】と【咆哮月帝】を執務室に置いてきたのと、贈り物を全て一つの袋に纏めて"(沢山の物が中に入っている)袋が一つ"とすることで回避している──をそこに取り出す。そして袋の前まで歩き帯のような赤い紐を解いて袋の口を開くと、驚きと興奮でワーキャー騒ぎ出す子供達に一声掛けてから、鮮やかな手際で子供達へのフォローを行ってくれた慈母神の御使い(と修道女が最早確信している彼女)を敬服の眼差しで見つめていた修道女を呼び寄せて、共に贈り物を配り始め)

** 投稿日時:2023.12.27 12:11 ** [ 編集 ]
[ 11 ] ◆
** PC名:ミィ **

(成程、ハープに近い楽器かと思ったが、クロマチックの造りは寧ろハープシコードを彷彿とさせる。片指で弦を引き上げ気味に弾く事でピッチの歪みを調整する事に成功させつつ奏でていたBGMは、その道の音楽家達に言わせれば奏法も滅茶苦茶な稚拙なものであったに違いない。素人に対する見世物としての演奏技法で其れを弾き流しつつ、目の前のメインイベントを鑑賞していた。そうしていると、贈り物を受け取り終えた子供の一人が己の隣へと着席して。以前、劇場で軽く体験指導した顔見知りでもあったその子供へ手元から視線を外しては「久しぶり、元気してた?」と、当たり障りない声を掛けつつ、浮き足だった様子で贈り物を開封しようとする小さな手元を己も興味深げに覗き込む……が、最中、ふと湧いた自嘲をそのままに、重心を子供の方へ移動しては、その可愛らしい耳元へそっと唇を寄せて囁き)
…ちゃんと御礼、言った?……あぁ、それから…"いままで"のご報告だけじゃなく、"これから"のお約束もするといいわ。…そうすれば、きっと来年も来てくださるもの。
(それは、己のほんの悪足掻きに過ぎず。会おうとしても会えない、息災すら確認する事も簡単には叶わない。そんな雲の上の存在である多忙な相手の、来年のたった一日でも縛ってやろうというささやかな意趣返しで子供に吹聴したもので。ハッ、と此方を見上げて無邪気に頷いては、贈り物を席に、相手の元へと再び駆けていく子供の背中を見ながら己の大人気なさに自嘲を一層深めつつ。その子供を筆頭に、次々に感謝の言葉が相手に述べられる様子をただ眺めていて)

** 投稿日時:2023.12.28 22:20 ** [ 編集 ]
[ 12 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(慣れた動きで手際良く贈り物を配りながら、その都度こちらにお礼を言ってくる子供達に頷き返すといった遣り取りが繰り返されること、およそ三分。修道女が最後の一人に贈り物を渡す姿を後目に袋の口を閉じて【在らざる寝所】へ格納すると、贈り物の中身を確認してキャッキャと喜びながら見せ合いっこする子供達の間を通り抜けて信徒席に座る相手のところへ、一人の子供と共に向かう。そして信徒席に置いたままだった贈り物を子供に改めて渡し、「来年もちゃんと良い子にしてるから!」と早くも次の聖夜祭に向けた誓言(やくそく)を行う子供の頭を微笑みながら撫でた後、肩の辺りをポンと叩いて皆のところへ戻るよう促し)

「君のお陰でスムーズに事を運ぶことが出来たよ、感謝する。そしてこちらは私からの感謝の気持ちと、善き人であるミィ君が受け取るべきであるサンタクロースからの贈り物を兼ねた、ささやかな御礼の品だ。どうか受け取ってほしい。
……ところでまだ答えを聞いていないのだが、君は教会の中に入らず何故わざわざあのようなところで待機していたのかね? こうして今、中に入っているということは別に教会の存在そのものを忌避しているわけではないのだろうが……はっ、もしやあれは己の内側で滾る被虐嗜好(リビドー)を鎮めるための野外プレイだったのかね!? だとすれば、数あるスポットの中から教会の庭をチョイスしたそのチャレンジ精神には戦慄を禁じ得ないな! 流石はミィ君だと言わせてもらおう!」

(許可を求めず勝手に相手の隣に座ると先程のアシスト(フォロー)に対する謝意を表した後、【在らざる寝所】から子供達に贈り物を配っている最中に取り分けておいた贈り物──もしも包装を解いて中身を確認したならば、5mm程度のサイズにカッティングした魔力晶石を繋ぎ合わせることでマグノリアのかたちを象った、ちょっとした擦り傷や切り傷から身を守る機能を持つブローチが目に映るだろう──を取り出して相手のほうに差し出す。それから教会の外で座り込んでいたことについて再度問い直すが答えを聞く前にすぐさま酷い推測を立てると、子供達の相手をしつつハラハラしながらこちらの会話に聞き耳を立てていた修道女が信じられないものを見るような表情で相手のことを凝視するのにも構わず、一方的に惜しみない賞賛を贈りつけ)

** 投稿日時:2023.12.29 11:28 ** [ 編集 ]
[ 13 ] ◆
** PC名:ミィ **

…是非、来年の参考にして頂戴。…え?わたしに…?あ、開けても…?
──…ありがとう…。
(丁度弾いていた曲が一巡した頃、相手が上機嫌な子供を伴い此方へ歩む様子を認めては、自然な形で演奏を切り上げて其方を見遣る。相手の先の言動を臆さずツッコむような物言いでクスリと笑っていると、此方に差し出された小箱を目を丸くして相手と交互にそれを見て。恐る恐るそれを受け取り問い掛けては、プサルテリウムを足元へ下ろして包装を解き始め。中から現れた、晶石が美しい其れを眼前にまじまじと見詰め、直前まで吃驚箱を疑った事を内心で謝罪しつつブローチを両手でそっと包む。改めて問い掛けられた理由について、口を開きかけると相手から先回りされた予想回答に思わず座席から腰を浮かせて食い気味に制止。更に二度見する勢いで此方を見遣る修道女にも目敏く反応しながら、勢いのままに本来の目的が包み隠さず口を突いてしまい。ブローチと共に両手を口元に運んで言葉を一度引っ込め、取り繕おうと一瞬試みるが、方策浮かばず観念。下手を打ったと言わんばかりの表情で席に腰掛け直しつつ、贈り物にはしゃぐ様子の子供達を一瞥しては、"超・サンタクロース"ではなく"ファスナズ・オートゥモールド"と言葉を交わしたかったが故の出待ちであった事を溜息混じりに白状して。そのまま横に座る相手を覗き込むように訊くのは、己が書面上で覚えた違和感の事。内容云々ではない、"相手らしくない"という所感のまま、転じて"何かあったのか"の遠回しな問い掛けで相手の表情を窺うように眉間に皺を寄せて)
…あぁ、アレは……ッ、ちょっと待った違うからッ!!どうしてそうなる…ッ…こら!こっち見ない!!!わたし、ただあなたに会おうと…ッ、あー……いや…、その………
……そうね…ステージ上で役を無視して役者の名前を呼ぶなんて…無粋じゃない。…宰相さんさ、うちの聖夜祭起案書、見てないでしょう?…祈灯祭ちょい前くらいに送ったやつ。

** 投稿日時:2023.12.30 06:34 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(差し出した贈り物を受け取ってもらえたことと、中身を手に取るその仕草や表情からどうやら気に入ってくれたらしいことに安堵しつつ、こちらの推測を勢いよく否定した後ついうっかり口を滑らせてしまいました感満載の反応から始まり、抵抗、観念、白状と段階を経て語られる理由と質問に黙って耳を傾ける。それから一瞬だけ思考の間を置くと、全て理解したといった風に一つ頷き)

「成程、つまり君はこちらの事務処理に滞りが生じたことから、何かあったのだろうかと私の身を案じてくれたのだね? そして、今日こうして無事な姿を確認出来たことで安堵したものの、心配していたことを私に気付かれたくないという気恥ずかしさもあって、私と対面する前に気持ちの整理や理論武装を行いながら機を窺っていた、ということなのだろう? ──安心したまえ、君も知っての通り私はデキる大人だ。なので君の微笑ましい純情可憐な心の機微について無神経に触れたりなどせず、デキる大人の余裕(やさしさ)でもってちゃんと気付かないフリをしておくとも。
……さて、君からの質問についてだが、確かにその書類に目を通した記憶は無いな。恐らく部下の誰かが自分で処理しようと判断して私のところまで回さなかったのだろう。まったく、余計な気遣いなどせず何時も通り全て回せと言っておいたのに困った部下達だよ。後でシメてやる。──それで、部下達がそのような蛮行に及んだ理由だが……暫く前にベルセニア魔皇国の六魔将が二名、輝煌城へ襲撃を仕掛けてきた事件のことは知っているかね? 聖王国内のあらゆる報道機関が数日にわたって日刊紙(ニュースペーパー)で取り上げていたから、その時期に聖王国内に居たのなら知らずに居るのは難しかったと思うが」

(相手の心の機微について無神経に触れると、ははは、と笑いながら相手の肩を何度か叩く。そんな、余程デキた大人であってもイラッとしてしまいそうなジェスチャーの後、漸く本題である質問の答えをまずは表層的な部分から述べて、次に詳細を述べる……前にもう数ヶ月前の出来事となる輝煌城襲撃事件を、この後に続く話の枕として先に取り上げる。そして、緊急時用の部隊が出撃するまでの時間を稼ぐために自分が襲撃者達と相対したことと、その際に負った傷が癒えるまでの間はこちらの行動が制限されていたことを──ある意味、相手が抱いていた不安は見事に的中していたといえるだろう──、これまでとさして変わらぬ口調で語り)

「──というわけだ。それで医者から暫く安静にしているようにと言われたので安静に仕事をしていたら、マジ顔で説教された後ベッドに縛り付けられてしまってね。言われたことにちゃんと従う患者に対してあのような理不尽を働くとは、まったく酷い医者も居たものだ。まあ、あんな老いぼれでも王室専属医達を束ねる長なので面子は立てておいてやろうと、抵抗はせず縛られたまま仕事を続けたが。
……しかし、斯様な状況では流石の私でも処理能力の低下は避けられなかったのだが、もしかするとそんな私の不甲斐なさが部下達からの要らぬ気遣いを招いてしまったのかもしれないな。そう考えれば酌量の余地は……いや、部下のことを真に思うのなら甘やかしてばかりいるのもよくないか。うむ、やはり後でシメてやる」

** 投稿日時:2023.12.31 11:52 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(……それからもう少しの間言葉を交わした後、相手にだけ暇を告げて静かに教会を出ると【星の腕】で400m程の高さまで空に"落ちて"その場に停止する。そして眼下に広がる町並みを一望して次の教会(もくてきち)を確認すれば、即座にそちら目掛けて真っ直ぐ"落下"し──)

>退室

** 投稿日時:2024.01.08 12:03 ** [ 編集 ]

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