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[ 1 ] ◆ 王宮庭園・地母神の祭場
** PC名:***** **

王城にある庭園の一つ。この屋外庭園は赤色、橙色、黄色、黄金色の花々と果実が生る樹木で構成された豊穣と収穫、そしてお祭りといった要素を表現した作りとなっている。

※輝煌城は破壊困難な重層結界に包まれ警備が固められている。輝煌城周辺の空域も含め認証を受けた者以外は外部から全区画に立ち入ることが出来ない。

** 投稿日時:2021.10.27 11:38 ** [ 編集 ]
[ 21 ] ◆
** PC名:アラステア・シエロ・フォルテラ **

(気持ちに寄り添うように、いや実際に寄り添ってくれているのだろうイルカが近付いてくれば指先でくすぐるように撫で。水の体は涼やかで心地が良いと和みながらも歓談を続けていればもたらされた息子からの報告に僅かに眉を寄せ。自国の宰相を信頼はしているが、その力に胡座をかける程状況は甘くはないだろうと思考を巡らせる中で元帥から─恐らく彼女の能力と思われる─告げられたさらに詳細な報告から現在宰相が置かれた状況を理解して)

ファスナズが……。六魔将が二人相手。彼女の実力を疑ってはいないが、油断は許されないだろう。負傷しているのなら尚更だ。

アスラン、先程私が言ったことを覚えているね?君の気持ちは十分にわかるよ。王族たる私達が前に出なければ行けない時もある。だが、今私達がするべきことはそうじゃない。この場を離れてもしその身が危険に晒されれば、私達を護る全ての子らの想いを傷つけることになってしまう。だから今は堪えてほしい。何より……もう私から愛する家族を取り上げるようなことはしないでくれ。

(普段なら息子からの手土産にはすぐに感謝を言ってから口に運ぶが今は手を付けることなく。席を立って跪き不敬罪に問われる可能性も承知の上で意思を伝えた元帥の姿と言葉を静かに見遣ると息子に視線を移し、その目を真っ直ぐに見つめながら静かに紡がれる言葉は自分にも言い聞かせるようなもので、時には護られることも必要であると説いてから小さく溢れたのは聖王としてではなく子を想う父親としての言葉で。次いで傍に控える侍従長へ伝令役である影への指令を命じ)

煌月に伝令を。アリティアの安全が確保できたなら、ファスナズの救援に向かうように。

** 投稿日時:2023.07.23 20:32 ** [ 編集 ]
[ 22 ] ◆
** PC名:アスラン・レグルス・フォルテラ **

(護衛役達からの報告を受けて父だけではなく元帥の彼女が驚く様を視界に捉えたまま能力を以て離れた位置にある庭園で交戦中の我が国の宰相と襲撃者の状況が細かく語られれば自身が思っている以上であり己が出向く事も構わないとしての提案は足下へ跪き命を賭してでも止めるとの強い意思を感じさせる彼女の進言と父の言葉にイルカ達の動きこそ変化はないがその身は僅かに揺らいでいて術者の心情を表現し、脳裏に過るのは亡き母と消息不明な弟で己の軽率とも言える行動が及ぼす影響やこの件に関わる全ての者を蔑ろにするとの考えが浮かび未熟な自分を痛感しては長い沈黙を挟んでから深く息を吸い込んで吐き出す事で悔やむ気持ち等を抑え込んでしまうと父から向けられる視線を受け止めて謝罪を行うと跪いている彼女の元へ歩み寄り自らも地面に膝をついて右手を差し出し)………申し訳ありません。冷静にあろうとする程に焦って判断を誤りました。有り難うございます、未熟な俺を止めていただいて。ですから元帥殿もどうか顔を上げて下さい(差し出した右手に掴まるよう促しながら侍従長への指示が聞こえれば影への伝令と同時にこの場に居る治癒の術式も扱える補佐官である彼を神将と合流させて宰相の回復もした方が良いだろうとの判断で提案し、話を聞いていた補佐官が水のベールの外側で左胸へ手を添えて聖王である父の命令を待ち)父上、ファスナズが負傷しているのであれば朔夜を煌月に合流させた方が良いかと。彼は治癒の術式も使えますから彼女の救援と同時に回復も可能です。

** 投稿日時:2023.07.27 20:43 ** [ 編集 ]
[ 23 ] ◆
** PC名:ラーラシェリーツァ・エセルハリス **

(一介の軍人が他国の王太子に物申すという不敬を働いたにも関わらず、聖王からの言葉と併せて真剣に聞き入れてくれた王太子の振る舞いに深く感服しつつ垂れていた頭を上げると、金色の瞳を真っ直ぐに見つめながら微笑して)

「僭越ながら私の考えを申し上げますと、王家の誇りと臣下の身命を護らんと奮起されるアスラン王太子殿下の在り方を評する言葉は、未熟ではなく高潔が正しいかと思われます。……不敬を働いた私のような者へ寛大なるお言葉をお贈りくださいましたことに、心より感謝申し上げます」

(自らを未熟と卑下する王太子にゆっくりと首を横に振って思うところを伝えると、差し出された右手に左手を重ねて己が身の振る舞いを相手に委ねる。そして聖王と王太子が神将と彼の補佐官を相対の現場へ向かわせようと指示を出すのを聞きながら、神将が現場に出てから事態が収束するまでの間、この場に居る全員を神将の屋敷に護送して王女も含めた王族三名のそばに自分を配置しておくのが現状における最善の手ではないだろうかと思考するも、それを自分から言い出すと"他国の、それも中枢近くで起きている問題に軍のトップが勝手な判断で首を突っ込んだ"という国際問題になってしまうので──"聖王と王太子の護衛"という本音を"謁見を願い出た結果として同席しているだけ"という建前で覆い隠しているのも同じ理由によるものであり──今は事態の経過を黙って見守るにとどめて)

** 投稿日時:2023.07.28 12:25 ** [ 編集 ]
[ 24 ] ◆
** PC名:アラステア・シエロ・フォルテラ **

(いつも通りなら一歩引いた位置から物事を捉えることが出来る息子だが、この状況では先走ってしまうのも仕方がない。こちらの気持ちを汲んでくれたらしい息子と不敬覚悟で止めてくれた彼女とのやり取りも見守り。次いで彼からの提案に頷き、追加で臣下たちに指示を出して。今後の動きを思案しつつも、ふと彼女へと再び視線を向ければ柔らかく笑みを浮かべながら進言を促し。それはここまで接してわかった彼女の人格と判断力は信頼に足るものであると確信を得た為であり、恐らく彼女が危惧しているだろう可能性も自分が起こさせないと明言してみせて)

そうだね、彼女の回復を優先させたい。朔夜にも伝令を出して……私達もいつまでもここに留まるのは得策ではないかもしれないね。──エセルハリス殿、何か提案があれば遠慮なく言ってほしい。貴女は自分の処遇を省みずにアラステアの身を案じてくれた。その心根と元帥としての実力を私は信頼しているんだ。何があっても国際問題には私がしないから安心しても良い。

** 投稿日時:2023.08.01 03:48 ** [ 編集 ]
[ 25 ] ◆
** PC名:アスラン・レグルス・フォルテラ **

(自らの派遣を了承した補佐官は迅速に通信装置で神将と連絡を取り屋敷に居る自身よりも現場に近い彼が先行して宰相の彼女の治療を優先し負傷の具合次第では輝煌城と同等の警備体制が敷かれている本部の神将執務室へ運ぶ旨の命令を受け、この場を立ち去る前に仕えるべき聖王と王太子に加えて賓客である彼女に対し離席する事を詫びる為に頭を下げて己がやるべき事を実行すべく現場へ急ぎ。その途中で特別な強化をされた騎士達にあの場を任せて自室へ帰還しようとする自国の宰相を発見し駆け寄った途端に傾ぐ身体を受け止めてマント越しでも分かる負傷の度合いはよく戦闘を行えたと思う程で結界による封鎖の完了と特別な強化を施された騎士達で襲撃者と対峙する事に一抹の不安を感じながらも騎士団本部に気配遮断の結界を何重にも張って気取られないよう移動し治療の開始を侍従長へ報告を行うと同時に神将は屋敷の守りは家人へ任せて交戦中の騎士達へ王太子の指示通り誘導をと命令を出して現場へと緋竜の姿で急いで飛んで行き。そんな緊迫した状況の中、不敬罪で罰せられる事を恐れぬ元帥の覚悟を内心では眩しさを覚えるも双眸を細めるに留めて掌に感じる温もりに優しく緩やかな動作で立つ動きを促し支えながら己の在り方を高潔と評されるとは思わず一瞬だけ驚きを滲ませて素直な気持ちを告げては照れ臭そうに笑み、彼女が立ち上がったのなら手を話して聖王たる父から退避を匂わせる言葉が紡がれれば護衛役と側近の名を呼んで傍に待機させ)帝国軍の元帥である貴方にそう言って頂けるとは光栄です。期待に添えるようより一層、精進せねばなりませんね。…朔夜なら既に動いてくれていますからご安心下さい。我々は父上に従いますので遠慮せず仰って下さい、元帥殿。必要なものがあれば手配しましょう(この場に留まり続ける危険性を理解している故に彼女が何を言おうとも自分達も問題にはせぬとの意思を示し、提案次第では此方の庭園にもある隠し通路または対空戦を得意とする竜騎士や天馬騎士の部隊を退避する為に迎えを寄越すよう指示を与えられるよう側近へ視線で合図を飛ばしておき)

** 投稿日時:2023.08.05 01:06 ** [ 編集 ]
[ 26 ] ◆
** PC名:ラーラシェリーツァ・エセルハリス **

(王太子がこちらの手を引く動きに従って立ち上がると、この場を離れることについて詫びの挨拶をしてきた神将補佐官に微笑みと首の動きで会釈を返す。そして手を離して聖王と王太子の会話を邪魔せぬよう一歩下がり、今後の動きについて両名がどのような結論を下すのか耳を傾けつつ見守ろうとするも、その両名からこちらの意見を求められるという予想外の展開を受けて思わず二、三度と目を瞬かせた後、こちらが抱いていた懸念がフォローされると共に身に余る評価を贈られたことで嬉しさと恥ずかしさの混じった感情が胸の内に生まれ、つい頬が上気してしまうのを感じながらその熱を誤魔化すように両手の指を絡める仕草をして)

「そ、その、ありがとうございます。……それでは、アラステア聖王陛下とアスラン王太子殿下へ、今後の動きに対する私の考えを上申いたしま──!?
……っ、これは──え? ……あ。あ、ああ……あのっ、も、申し訳ありませんっ! ここ、これはその、完全に私の不注意でして! け、決して何かよからぬ企みを抱いていたというわけではなく……!」

(素早く、かつ小さく深呼吸をして気分を落ち着かせると意を決して先程思考したことを述べようと口を開き──かけたその時、いきなり庭園全体……否、城全体が大きく震動すると同時に凄まじい爆裂音が鳴り響いたことに対して、反射的に音が聞こえてきた方角へ5m程跳躍移動すると庭園内に居る全員を背後に置いて庇うように立つ。そして魔力を籠めた拍手を打つことで実体化した【遍シ祝詞】をノータイムで手に取ると、震動と音を発生させた"何か"がここへやって来た場合、即座に迎撃出来るよう魔力で編まれた弦を引き絞って構えながら【帳ノ祓】を発動して聖王国宰相と襲撃者達が居る筈の現場を視界に捉えれば、ついさっきまで緑生い茂る美しい場所だった庭園(そこ)が見るも無残な荒地と化していたという光景に、一体何が、と息を呑む。そうして詳細を確認すべく意識を集中しようとした時、不意に背後から声を掛けられたので振り返ると数名の近衛兵がこちらのすぐそばで警戒も露わに得物を構えている姿が見えて一瞬理解が追い付かず、え、と疑問の声を零してしまうが、近衛兵の一人から「それは一体どういうことでしょうか」とこちらを、ではなくこちらが手に持っている【遍シ祝詞】を指差しながら問われたことで漸く事態を──謁見は建前で聖王と王太子を護衛するつもりでここを訪れていたため、謁見の場に臨むにあたっては予め武器の類を相手側に預けておかなければならない、という至極当然な手続きが完全に頭から抜け落ちていた──把握すれば、慌てて【遍シ祝詞】と実体化させた【厳シ祭文】を近衛兵達に渡す。それから、意図的ではないとはいえ結果だけを見れば"武器を隠し持ったまま聖王と王太子との謁見に臨んだ"という、自分がしでかしてしまったことのあまりの大きさに全身の血の気が勢いよく引いていくのをまざまざと感じつつ、近衛兵達に両の手首を合わせて前に突き出し──所謂、お縄につこうとする姿勢である──ながら何度も頭を下げて必死に謝罪と釈明を行い)

** 投稿日時:2023.08.06 12:18 ** [ 編集 ]
[ 27 ] ◆
** PC名:アラステア・シエロ・フォルテラ **

(状況は常に目まぐるしく変化を続けている。それが良い変化であればこちらとしても嬉しい所なのだがと即位直後から何かと世話になっている宰相の無事を胸中で祈りつつ元帥の言葉を待っていれば、城全体を揺らす震動と爆裂音に驚き。近衛兵達が聖王と王太子を守るべく瞬時に自分達二人の周囲を囲んだために詳細は見えなかったが、どうやら"謁見には不必要な武器を持ち込んだ"ということで騎士達に不信を持たれてしまったらしいことが会話の節々と彼女が収監される罪人のように両手首を差し出している様子が人の隙間から見て取れ。こちらを騙す意図が無いことはこれまで会話してきた中で窺えた彼女の人格から明白であり、まずは騎士達を宥めつつ状況を踏まえて改めて意見を聞こうと)

待ちなさい、こんな状況だ。警戒するのも仕方ないが落ち着くように。彼女が奇襲や暗殺のためにここに来たのなら、私の首はとっくに落とされているだろう。そのような騙し討ちをする御人ではないことはもう十分にわかっている。まずは先の震動の方を優先するべきだろう。
私達はこの場に留まるべきではない。貴女としてもそう思うんだね?

** 投稿日時:2023.08.17 02:31 ** [ 編集 ]
[ 28 ] ◆
** PC名:アスラン・レグルス・フォルテラ **

(輝煌城全体を揺らす程の強い衝撃と音が響き渡った直後に元帥の彼女が大きく跳躍する様を視界に捉えると同時に迅速な動きで王族二人を守らんとする騎士達に周りを取り囲まれてしまうと腰に片手を当てて長身故に彼等より頭一つ出ている為、驚愕の色が滲む声に再び能力を発動させて状況確認をしたであろう事が分かり訪ねようと口を開くよりも早く柏手を打つ音だけではなく一斉に武器を構えた騎士達の反応する様子にこの状況下で警戒するなとは言えず弓を預けてお縄につこうとする姿まで見難さはあれど状況を把握し終えると顎に片手を添えてどうしたものかと視線を移動させた先にあるのは焼き菓子の入った小箱の乗った水のテーブル。いつ襲撃者の矛先が向いてもおかしくない状況で緊張するなというのは難しく先ずは騎士達の警戒心を多少和らげる必要があると判断すれば何も混ぜていないプレーンの方を一枚摘んで態とらしく王太子然とはしていない雑な所作にて音を立てて齧り付き今回は味を感じられず残念そうに吐息を漏らして周囲の視線が己へ集中するよう仕向けつつ父の言葉に同意し、頭の片隅では自分も水の膜を張った際に使った“宝石”だけではなく愛用している“長槍”を所持している点は同じものの敢えて言葉にはせず一匹のイルカを彼女と騎士達を隔てるように移動させて低い声音で命じ)父上の言う通りだ。俺も彼女が誰よりも早く守る為に動いていたのをこの目で確認している。…今、その刃を向けるのは元帥殿ではなく我が国を襲う狼藉者に対してだろう。皆、構えている武器を下ろせ。

** 投稿日時:2023.08.21 17:36 ** [ 編集 ]
[ 29 ] ◆
** PC名:ラーラシェリーツァ・エセルハリス **

(たとえ相手が他国の重鎮であろうと、そしてこれまでの言動に危険なところが無かろうと一切の予断を挟まず己が職務に忠実であらんとするその姿勢は流石、王族の身辺警護を任された近衛兵だと賞賛に値するものであり、そんな彼等がこちらのせいで聖王と王太子から窘められている光景には非常に心苦しいものがあった。そして水のイルカがこちらのそばにやって来たところで構えを解き、しかし警戒は緩めずこちらが少しでも不審な動きをすれば即座に取り押さえられる距離を保っている近衛兵達に心底からの申し訳ない気持ちを籠めて深々と頭を下げると、聖王達のほうへと向き直り【帳ノ祓】で把握した現状の最新情報──聖王国宰相は既に現場を離れており現在の移動経路から推測するに間もなく神将補佐官と合流するであろうこと、現場には態勢を立て直したと思われる衛兵達が多数詰め掛けており瀕死の襲撃者を包囲していること、そして無傷の襲撃者のほうは現場から離脱して逃走を試みていること──を一通り伝えて)

「──諸々の状況から考えて、先程の震動と音は襲撃者ではなくファスナズ様の手によるものでしょう。そして、城内に残った襲撃者に逃走及び投降の意思は見られず、しかし彼我の戦力差を引っ繰り返せるだけの余力があるようにも見えませんので、あと数分以内に決着がつくと思われます。
……つまり、事態は既に収束しつつあり、この場に留まることの危険性(リスク)もほぼ無くなったと言えるのですが──アリティア王女殿下が現在抱いておられるであろう不安を解消するために、煌月様の屋敷へ向かい一刻も早くお二方の無事な姿を王女殿下にお見せしたほうがよいと、私はそう考えております。……いかがでしょうか、アラステア聖王陛下、アスラン王太子殿下?」

(状況が変わったので理由こそ変化したが、当初考えていた通り皆で神将の屋敷に向かうという案を上申すると、こちらを庇うようにそばに居続ける水のイルカをそっと撫でることで感謝の意を伝えてから、もう大丈夫ですから、と微笑みながら横腹の辺りを軽く押して遊泳に戻るよう促す。そして、ゆっくりと身を回しながら周囲の近衛兵達一人一人に視線を向けると、こちらに対する彼等の警戒は至極当然のものであると理解して受け入れていることを言葉ではなく仕草で──下手に明言してしまうと、聖王と王太子の気遣いを無碍にしてしまう恐れがあったので──伝えるべく、真剣な表情で頷いてみせて)

** 投稿日時:2023.08.22 11:58 ** [ 編集 ]
[ 30 ] ◆
** PC名:アラステア・シエロ・フォルテラ **

そうかファスナズが……それなら良かった。……うん、美味しい。良いものを選んでくれたね。──ふふ、最もだ。アリティアにもきっと心配をかけてしまっているだろう。早く安心させてあげないといけない。この後は煌月の屋敷へと向かう。各々頼むよ。

(王族の二人の意見を無下にすることも出来ない騎士達の思いも理解はしているつもりであり、武器は下げても警戒を解くことはない姿勢までは言及せず。しかし息子が態とらしく焼き菓子を食べ始めたのを見れば緊張感のある空気も多少は和らいだように見えて、その機転にくすりと笑みを零しながら自分も漸くテーブルに置かれたままの焼き菓子の一つに手を伸ばして口に運び。行儀が悪いという侍従長の視線も気にせずに紅茶の葉の香りを楽しんでから彼女が把握した最新の情報に耳を傾け。激闘は収まり、襲撃事件は収束に向かいつつあることを聞けば心底安堵したように胸を撫で下ろして。次いで齎された提案に今も自分達の身を案じているだろう娘の存在を思えば同意しない理由もなく、神将の屋敷まで移動する旨をこの場の全員に伝えれば臣下たちは心得たとばかりに移動ルートの先行や陣形を整え始め。元帥たる彼女が近衛兵たちに向ける視線と仕草、表情、これまでの言動からその心情を察し、分かっていると伝わるように頷くと微笑んでみせ。移動の準備が整えば息子にも一声かけ、娘の待つ神将の屋敷へと向かうために騎士達に警護されながら足を踏み出すだろうと)

貴女の誠意に敬意を示そう。良い謁見だった。皇帝陛下にもまた是非お会いしたいと伝えておいて欲しい。──では、行こうか。>退室

** 投稿日時:2023.08.28 00:27 ** [ 編集 ]
[ 31 ] ◆
** PC名:アスラン・レグルス・フォルテラ **

(厳しい言葉を用いて制してしまった自覚がある為にこの一件が全て終わってから騎士達を労う事を頭の片隅で決めて指の腹に付いた焼き菓子の粉を舐め取ってしまおうかと考えるも口元へ手を運ぼうとした己にも目敏く気付いた侍従長から親子揃って同じような視線を向けられ肩を竦めて払う方に変更し、どうやら事態は終息する方向となっている状況であるなら敵と遭遇する確率が限りなく低いのならば隠し通路へ案内する必要も無いだろうと神将の屋敷へ移動する事に異論は無く同意しつつ手土産への感想には嬉しそうに告げ、大丈夫との声掛けで漸く小さな鳴き声を伴い彼女の周囲をゆっくり旋回してから宙へと溶けるように去って行くと同時に二人が立ち上がるのを待ってから傍に来ていた護衛役と側近が焼き菓子の箱を手早く片付けるのを確認し庭園内を自らの領域と化していた水のベールと全ての創造物を消して能力の解除を行い。小さく息を吐き出して護衛役から差し出されたハンカチを受け取り薄く滲んだ汗を拭い己はせめて王太子として現場での指揮や状況を把握しておきたいとして遅れて合流する旨を伝え、近衛兵への視線の移動のさせ方で言わんとする事を察しては信頼の証として己が行くまで父と妹の守りを頼むと深く頭を下げる事で気持ちは理解しているという返答とし側近達と共に庭園内から立ち去り)気に入ってもらえて良かった。後でアリティアも交えてお茶をしましょうか、元帥殿も良ければご一緒に。……それなら父上達は先に屋敷へ向かって下さい。俺は現場とファスナズの容態を確認してから合流します。それでは、また後程(己が現場である庭園へ到着する頃には態勢を立て直した騎士達によって首謀者とされる魔族は討たれており王太子の登場に動揺せず状況説明を報告する神将の話を聞きながらも激闘の跡が残る現場を目に焼き付け、詳細と被害については報告書を提出するよう告げて襲撃者の遺体は検死へ回す指示を行い彼から宰相の治療は既に完了しており彼女が所有する屋敷へ移送した事に安堵から胸を撫で下ろせば家族と賓客である元帥の彼女が待っているだろう神将の屋敷へ彼と側近達を連れて向かうべく今度こそ城を後にし)


>退室

** 投稿日時:2023.09.06 22:34 ** [ 編集 ]
[ 32 ] ◆
** PC名:ラーラシェリーツァ・エセルハリス **

(こちらの提案を受け容れた聖王の意思決定と指示に従い各自行動を開始する従者達と近衛兵達の傍らで、聖王と王太子から掛けられた言葉に対して胸元に手を当てながら深くお辞儀して感謝の言葉を返すと姿勢を戻し、こちらのそばに居る近衛兵のほうへと振り向けば移動の最中はこちらを拘束しておけば相手の負担も少しは軽くなるだろうと改めて両手を前に差し出すも、対する近衛兵が首を横に振って上から手を重ねつつこちらの両手を下げさせる動きを取ったのを見て、予想外の出来事につい驚きの表情を浮かべ)

「非常時にも関わらず謁見の申し出を快く受け入れてくださっただけでなく、私のような者へ過分なるお言葉をお贈りくださったことに心から感謝申し上げます、アラステア聖王陛下。会見のご意思につきましては、必ずや皇帝陛下にお伝えしておきます。
……はい、喜んで。ありがとうございます、アスラン王太子殿下。それでは──え? ですが……、……分かりました。寛大なる措置に感謝致します。──改めまして、それでは道中よろしくお願いしますね」

(言いかけた言葉を飲み込んで近衛兵に対する感謝の気持ちを微笑しながら伝えると、最低限の監視態勢としてこちらの斜め四方を取り囲む近衛兵達に頭を下げる。そして現場の様子と聖王国宰相の容態を確認すべく一足先に庭園を辞去した王太子を見送ってから、神将の屋敷へと向かうべく聖王の後に続いて近衛兵達の誘導を受けながら移動を始める。……その後、無事に合流を果たした王族三名の安堵と喜びに満ちた光景を微笑ましげに見つめてから、設けられたお茶の席で王女への挨拶に始まり王太子が用意したクッキーの味を楽しみながらの談話へと続いていくのだが、王女の心情を慮って此度の襲撃事件について一切触れられることはなかったそのひと時は、終始和やかな空気と笑声に包まれたものとなり──)

>退室

** 投稿日時:2023.09.07 12:07 ** [ 編集 ]

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