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[ 1 ] ◆ インペリアル・スターナイツ本部 大将執務室
** PC名:***** **

光を取り入れる為の大きな窓、高めの天井、床には毛足の長いワインレッドのカーペットが敷かれ、部屋の中央にカーペットと同色のテーブルクロスが敷かれた来客用の応接机と同様の6脚の紅い椅子。その奥に大将用のシンプルな大きな机と大きな椅子。机の上には雑然と書類が積まれ、何故か真新しい芸団のチラシが数枚置かれている。シーリングスタンプや羽ペン、インクなどの文房具類は綺麗に整頓されている。
扉の近くには来客用のコートハンガー、大将の机の脇にも同じコートハンガーが置かれている。機密書類の類等は置いていない為、リヴィル学院の生徒等も見学可能。

** 投稿日時:2022.09.29 00:55 ** [ 編集 ]
[ 7 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

ははははっ!それぁ確かに。仰せの通り、この帝国の全ては陛下の御手の中にございますれば、臣の不明をお許しくださいませ。
(作業を止めることなく零された軽口に笑い声を立てると、芝居がかった仕草でローブの胸元に手を添え頭を下げながら大仰に言葉を返し。そのままの姿勢で差し出された紙カップを恭しく受け取ってみせては、身体を起こして温かく香り高い紅茶をコクリと一口、喉を通っていく程良い熱に、ほぅ、と心地良さげな吐息を漏らして)
ありゃ遠慮がないって言うんだよ。意見言うのに遠慮すんなっつった覚えはあるけど、拡大解釈もいいとこだっての。でもま、優秀な部下のおかげで俺はこうしてエルの飯が食えることになったわけだし?俺の仕事おつかい専任にしようかな。
(国家のあらゆる舵取りを実務的に担うにも関わらず、万年人手不足と言っても良いかもしれない宰相府。徹底した実力主義での登用を進めた結果中枢に近いほど己に対する敬意を欠落させ気味な傾向がある気がするが、それも一つの理想形だと考えており。そもそも人の世の身分というものを事象として理解できても得心として理解できない生き物であれば拘る理由もなく、愚痴めいた言葉はあくまでも戯れの域を出ずに。むしろその固い口元が柔らかく綻んでくれるなら他の全ては些事、おどけて肩を竦めつつ冗談とも本気ともつかないことを口にして。続く一旦手を止め考え込んだ相手の説明にはきょとんと目を瞬くも、次々に取り出される手の込んだサンドイッチの数々に食欲を刺激されれば、とりあえず食べようと椅子に腰を下ろしてベーグルサンドに手を伸ばし)
相変わらずうまそうだな、って、配る……?……まぁそんなら半分こすっか。途中で腹いっぱいになるようなら残りは食ってやるけど、飯はちゃんと食え?

** 投稿日時:2023.02.17 00:48 ** [ 編集 ]
[ 8 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

良い。許す。
(芝居がかった相手の言葉と動作に、こちらも合わせるように少々偉そうにそう返すが、気合いを入れた皇帝モードでは無かったために直ぐにその仮面は崩れてフッと笑うように息を吐き出せば、それを誤魔化すかのように紙カップを口に運んで紅茶を1口飲み込んで)
重要な部署であるからこそ、上下関係なく意見を言い合えるのは良い事だと思う。そこから良き案が生まれて国の基礎となるのだろう。君がお使い専任となったとしても、滞りなく仕事が回るのか?仕事も後任の育成も順調のようだと思えば良いことであるが、人手が不足している点については申し訳ないと言う他ない。…今度…いや、何でもない。
(右にならえと皆が誰か1人の意見に従うだけでは物事は停滞していくだけだろう。様々な意見が立場関係なく出てくるのはいい事だ。と、そんな事を考えつつも、宰相という立場の相手がお使いとして駆り出されるとは、仕事量が多いというか人が少ないのが原因なのかと思い至り、処理する案件や物事を決める権限が近い自分が手伝いに行こうかと提案しかける。しかしこちらを案じてくれる相手であるからこそ、提案する形ではなく手伝おうと思った時に突撃した方が良いだろうと思い直せば途中で口を閉ざして)
ああ。キッチンの片隅を借りたお礼に約半分厨房に、ここに来るまでに訓練上がりなのか廊下で動けなくなっていた者にも少し分けてきたんだ。…私は厨房でも少し食べたから、案外1つでも足りそうだ。…あ、果物を挟んだ甘いサンドは2つ持って行って、1つはトールカにあげてくれ。渡せたら感想を聞いてくれるとありがたい。旬のフルーツと食材で生クリームを染色してそれなりに手を加えたのだが…パンで挟んでしまうとよく分からないな。
(親切なのか強要なのか、それは受け取る個人の感覚となるだろうが、本当はもう少し沢山作った事を知らせながらクロワッサンのサンドを1つ手に取る。食べようと思えば入りそうだが、1つでも満足するだろうという感覚は本当で、素直にその旨を伝えながらデザート用のサンドは2つとも差し出して)
食事は大切だと言うこと嫌という程理解しているが、食べるよりも調理が好きなのは知っているだろ?そしてその料理を美味しそうに食べてもらえるのも好きなんだ。何より心が、満たされる。…あぁ、君と昼食を取れるとわかっていたなら、もう少しメニューを考えたのだけど。

** 投稿日時:2023.02.17 22:21 ** [ 編集 ]
[ 9 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

ありがたき幸せ。…、……そうか?そう思ってくれてんなら助かる……けど、人手不足はエルのせいじゃねぇよ。頭でっかちで上下関係にしがみつく阿呆も、俺一人が抜けたくらいで仕事が進まなくなる間抜けも、追い出してんのは俺だ。……つっても、育った奴ほど他所に回すことになんのはもう仕方のないことだから、ま、あいつらにはもう暫く頑張ってもらうさ。エルには心配ばっかさせちまうが。……そうだ、今度激励にでも来てくれるか?主に労われて奮起しねぇ不忠義者はウチにいらんし。
(戯れに言葉を合わせてくれた相手が吐いた笑みを含む息遣いにこちらも喉奥を鳴らしつつ一言を返すと、続く現在の貴族社会的秩序から逸脱しかかっている宰相府への好意的な評価には少しばかり照れ臭そうに頬を掻き、けれど謝罪の意はきっぱりと否定して。実力主義という細かい目の篩を設けたのはあくまでも自分であり、そもそもそこを通り抜ける人材の数がそう多くもない上に育成には時間がかかること、漸う得た成果も地方や別部署を補強する人員として充てざるを得ないこと、結果、自身の膝元は少数精鋭とする他ないことを軽い口調で並べ立てながら肩を竦め。築くべきは己が職を辞した後にも可能な限り永く続く平らかな国の礎、そのために不可欠なのは貴族でも役職者でもなく政に直で携わる役人達の資質の徹底。過去に経験から学び何度か実践もしたそれを今生でもやりきろうと思えば10年でも尚足りず、言葉を途中で飲み込んだ相手にはまだまだ心配をかけてしまうだろうと苦笑して。何を言おうとし何を思って止めたのか察せられないほど相手を知らないわけでもなく、思い描いているはずの方法を取らせる気はないもののその気持ちはありがたく受け取る旨を言外に告げては、同時に試金石としてしまおうなどと冗談めかして付け加え)
……訓練上がりに動けなくなるような新人にゃ随分刺激が強……いや、むしろまだ気付かねぇのか……?……なら食える分だけ食え。ん、一つはルカに、あとの一つはティエンとクゥートにやっとく。ルカがいなけりゃ二人で食うだろうが、そうすりゃ感想は聞けるからな。
(恐らく既に慣れっこだろう厨房の面々と道中の遭遇者では受け止め方が大分違うのではないかと想像するも、至近で顔を合わせる立場になる前ならば逆になんの抵抗もないかもしれないと首を傾げ。量は足りるという言には軽く頷きを返してから差し出されたデザートサンドを受け取ると、一瞬考えた後に二つを包み紙ごと自身の収納魔導具の中にしまい込み、目当ての人物が帝都を離れていたとしても相手の心を満たす一つだろう感想が確実に手に入るようにして。自身はぐわりと大きな口を開けてベーグルサンドにかぶりつき、間にぎっしり詰まったローストビーフの濃い肉の味に一瞬見開いた目を細めつつもぐもぐと咀嚼し笑みを零し)
それぁわかってるって。つか俺から見りゃ十分凝ったメニューだけどな……いただきます。んぁむ……ん、んん!ん、んぐ、んんんっ……うまっ。これうまいぞエル!

** 投稿日時:2023.02.19 00:06 ** [ 編集 ]
[ 10 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

国は人。だけど人は直ぐに忘れてしまう生き物だから、長い年月や代表の代替わりで国の本筋が湾曲してしまう。今のこの国、この国民は、君が守ると決めた時からどれ程変わってきてしまっただろうか。甘い考えを抱く人が多くなっていないだろうか。自分自身で解決するぞという意欲を持った若者が減ってきていないだろうか。つまり…若手の質が、落ちていないか。少し心配しているんだ。平和な世の中は歓迎するが、平和が続くと人は次第に退屈を感じ、自分達だけで争いを始める。史実は時に見るに堪えない。…私自身も含め、君に頼り切っていないと良いのだけれど。…私の存在でやる気が出るなら、喜んで向かおう。新人に大量の仕事を捌く経験させるならば、私の力が役に立つかもしれない。
(何となくだけれども、昔はもっと意欲のある人が多かったような印象があれば、落ち着いた情勢であるとは言えないながらも、氷の上のような平和な毎日を享受している今の人々の意識や意欲はピーク時と比べて低下しているのかもしれない。すぐに変わっていってしまうのは短命種の特徴ではあるのだが、周囲は知らないとはいえ、相手がずっと守ってきてくれているこの国、その護りて達の変化は人間側の責任といえるだろう。その未来を次世代にそのままつなげていくのはとても大変で大切なことだなと深く1度息を吐きだして。激励の招待を受ければ是非にと頷きながら返事を返し、素直に手伝わせてはくれなそうだなと感じながらも、己のステータスアップのバフを使えば、仕事をこなすという経験は短時間でみっちりと行えるかもしれないなと考えて)
…あぁ、そうか。変装していない状態でいたのだった。あれは運動終わりで動けなかったのか、私のせいで動けなかったのか…申し訳ないことをしたかもしれない。私だと気づいていないことを祈るとしよう。…トールカとは良く素材の手配や作品の感想をもらったりとやり取りをしているが、ティエンとクゥートも元気でいるかな?彼らのもとにサンドイッチが行くならば、甘い物よりもうすこし腹持ちする物がよかったかもしれない。…そういえば、クゥートは一応君の護衛ではなかったかな?今は別行動?
(相手の指摘に、あぁ、とようやく新人が固まっていた別の理由の可能性を思い至れば、あまり対面しない人には分からないだろう変化で少しだけ眉を下げて申し訳なさそうに口にして。甘いサンドイッチが昔からの友に渡ると知れば、やはりもう少し手の込んだサンドイッチにするべきだったと後悔するも、ティエンは頭を使うから案外喜ぶだろうかと考えて、ふと一人でいる相手に抱いた素朴な疑問をぽつりと相手に注げる。そして自分もお手製のサンドイッチを頬張り)
持ち運べる、仕事の合間に簡単に食べられる、ある程度日持ちする、となるとサンドイッチやおにぎり、パンといった物になってしまうのだよな。厨房から直接提供できるならもっとこう…色々とやりようがあったのに。…おいしい?口にあったなら良かった。一応紅茶を持ってきてはいるけれど、温かいスープなどもあったらよかったかもしれない。冷えが厳しい季節には、塩味系のさっぱりした物よりもクリーム系が良い気がするんだ。どちらも美味しいことに変わりは無いのだけれど。

** 投稿日時:2023.02.20 09:26 ** [ 編集 ]
[ 11 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

……そんなことはないだとかって綺麗事言うほど、俺もお人好しじゃぁない。人間の生きる時間が俺らより遥かに短いのは事実だし。喉を過ぎた熱と同じように、過去の出来事も忘れていく。ただ在るものに慣れ、淀み腐っていくのは驚くほどに早くて、……だが、同時に。停滞したままでいることができないのもまた、人間って生き物だ。“今”に疑問を抱いて殻を破り、必要とあれば自浄する。その儚い命を、より良く生きるために、な。……俺は、喩えるなら庭師みたいなもんだよ。虫や病気から守るために気を配ってはいるが、生きる力そのものは、間違いなく自分達自身が作り出してる。……安心していい、今はまだ小さな苗木でも、活きの良いのが育ってっから。目の前にお天道さんが来りゃ、それこそ百人力だろ?
(過去への憧憬か未来への憂いか。相手の語る言葉に静かに耳を傾け、深い深い吐息にがしがしと後ろ頭を掻いた後、フッと小さく鼻を鳴らすと露悪的に唇を歪め。つらつらと並べ立てるのは相手の懸念そのものとも言える、己が見てきた人間の性。短命であるが故のそれは、しかし、常に表裏一体の質を持つものであることもまた事実で、どんなに鈍い足取りでも決して歩むことを止めない人々はいつの頃にも必ず存在し。悪い芽を摘むために手折った枝から新しい若葉が伸びる様は確かな痛みを孕みながらも愛おしく、わざとらしく釣り上げていた口元を自然と和らげては、その最たるものであるとも言える相手にどこまでも穏やかな眼差しを向けて。快諾してくれた誘いのことも喩え話になぞらえれば、最後にはおどけて首を傾げ)
ま、慣れだ慣れ。……ん?ああもちろん元気元気、こないだ速記用の魔導具ペン5本目折り潰してたけどなティエン。あいつんとこに届けもんあったから、クゥートとはさっき入口で分かれた。迎えに来るまでは自由時間ってこと。
(目の前にいる皇帝その人はもちろん、軍のトップたる元帥もまた“らしくない”行動の多い人物であり、いちいち動揺していては身が持たないだろうと肩を竦め。続く自身の側近2名の様子を問う言葉になんでもないことのように答えを返すと、ここ暫く立て込んでいた諸々の影響を受けていないわけがない男にはそれこそ甘い物が必要だろうなどと思考を巡らせつつ、今頃帝都のタウンハウスに向かっているはずのもう一人の所在も説明して。そうしている内にも咀嚼を続け、ボリュームのあるサンドを僅か数口で平らげた次の間には卵が挟まったサンドに手を伸ばし)
そりゃ手軽さ求めてるわけだからそうなるだろ、むしろそーゆーもんでも食えるだけ御の字だ。厨房で直接って暇があればそれに越したこたぁないが……もうちょい落ち着いたら、今度時間作るか。……ん、こっちもうまいな。クリーム系のスープだったらあれ、トマト入れてるやつ食いたい。

** 投稿日時:2023.02.25 00:39 ** [ 編集 ]
[ 12 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

分かった。なるべく早く顔を出せるように予定を調整しよう。若手がしっかり育ってくれているのなら、本当に喜ばしい事だ。…カミークム、君の存在は我が国の柱だ。君が支えてくれていたからこそ、今日迄この国が歪むことなく続いてこれたのだと私は思う。そして君が居れば、未来もこの国の本質は変わらず、歪まず、続いてくれるだろう。しかし…。安心と同時に心配になるんだ。未来を守る責任を君に押し付けていないだろうか。いつか何もかもが嫌になった時、すべてを捨てて自由になるという道を、選択することが出来るのだろうか。…遠くない未来に永眠という逃げ道がある私は、重荷を全て君に任せて逃げる事と同義ではないだろうか。
(まだまだ未来の希望は潰えていないという若手の成長に喜ばし気に数度頷くが、若手の育成、そして永遠の別れとして見送るだろう相手、それがいつまで続くのだろうかという疑問と心配を胸にポロリとこぼす。見送るよりは当然見送られる方が良い。国を支えてくれる人がまだ生きているという安心感は、最後の時に希望となるだろう。しかしそれは自分に当てはまる事であり、相手はどうなのだろうか。幾度となく繰り返してきただろうことではあるが、常に見送る側というのは辛いのではないだろうかと)
ティエン…今度会う時には、甘味と一緒にペンも差し入れた方が良いかもしれないな。一点ものだと気軽に使えないかもしれないから、量産型が良いだろう。クゥートも仕事だったか。彼の護衛を振り切って出歩いているのではないなら、良かったよ。この後合流するなら1つ甘くないサンドイッチも持って行ってあげておくれ。…あぁ、残ったら、で構わないのだけど。
(ここにはいない友達の話に、簡単に想像することが出来れば労をねぎらい次回の差し入れのアイテムを考えつつ、甘味は手軽につまめる焼き菓子が良いだろうと考えをまとめる。もう一人いつも自由に出歩く相手に付き従っている友人には、振り切れられていなくてよかったなと思いながらも、身体を動かす職業の為沢山食べるだろうとおせっかいのおばちゃんの勢いでもってけもってけと)
…一度重箱で料理を詰め込んだことがあるのだが、あれは手軽に食べれるとは言い難かったからな。種類を増やすならばやはり食事の時間はしっかりとってもらわないといけない。トマトのスープか。それは、ベースにトマトが入っている奴が良いのかな?赤い色のスープというか。それともクリームベースで、トマトがトッピングで入っている物が良いのだろうか?
(手軽に食べられるものについてはまだまだ研究が必要かもしれないと、漠然と考えながらも、食べたいもののリクエストを受ければ頭は直ぐにそれの作成に切り替わった様子。何時作るかはさておいて、まずは相手の要望を聞き取ろうと質問を重ねて)

** 投稿日時:2023.02.25 08:56 ** [ 編集 ]
[ 13 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

──、……。…………そう思うんなら、せいぜい長生きしてくれ。お前が健やかであること以上に、俺にとっての報いはない。お前が、……お前たちがいる限り、俺は、どこまででも飛べるし、いつまででも走れるんだよ、エル。
(頷いた相手が零した言葉に虚を突かれたように息を呑むと、ぱちぱち、ぱちり、見開いた双眸を数度瞬き。あまり大きくない変化を読み取ることには元々慣れているが、そうではなくとも心配を滲ませていることがわかる相手の顔をじっと見つめては、ふと、ふわりと綻ぶように表情を緩めまるで眩しいものに相対したかの如く目を細めて。かつての友に与えられた“名”、他者に決して知らせることのないその本当の意味。交わした約束は当然何よりも優先すべき事柄ではあれどそれはあくまでも付随するもの、かの血脈を最も色濃く継承する相手自身こそ、永い生に至上の歓びを齎す己のレーゾン・デートルであることは相違なく。愛おしげな眼差しと共に紡ぐ言の音はどこまでも柔らかく穏やかに、伸べた掌はまだ相手が幼い時分そうしていたようにさらりと金の髪を掻き混ぜて)
ん、ならこっちもらっとく。まぁそれこそティエン辺りにはその重箱詰め?でも渡して手ぇ止めさせた方がいいのかもしんないけどな。ペン握ってねぇ瞬間ないんじゃってくらいだったらしいし……クゥートはまだおつかいとか出すから完全に缶詰状態ってわけじゃねぇんだけど。
(勧められるがままにクロワッサンサンドの一つを先ほど同様しまいこむと、色々な試行錯誤をしているらしい相手が作ったというものを想像し。連絡係として宰相府とタウンハウスとを行き来したり自身が会議に出る際には同行したりもする護衛と、各種の報告を受け家内を取り仕切り己の指示にも従い調整を担う大公家の事務方トップとでは、先日までの繁忙期の過ごし方も大きく異なるのは当たり前で。自分も忙しくしていたために直接その光景を見てはいないが伝え聞いた内容を思えば、むしろ食事時くらいはゆっくりとするくらいの方がいいのではないかと首を傾げ。卵の黄身の濃い味わいに舌鼓を打ちつつリクエストに重ねられた質問に寸の間逡巡しては、クリームのまろやかな甘さとトマトのさっぱりした酸味とが溶け合った美味しさを思い出して)
それで言うなら赤い色のスープだな、溶け込んでる?っつーの?イモとかコーンとか入ってるやつ。

** 投稿日時:2023.03.02 00:07 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

長生きか。…あぁ、分かった。善処しよう。ありがとうカミークム。
(長生き、容易いようで難しいことではあるが、それで相手の飛び続ける空が守られるというのなら気を付けるべきだろうと、穏やかな表情で。伸ばされた手、その手が己の頭を優しく撫でると擽ったい様な何とも言えない気持ちで、かといって手を払う気も起きず目を伏せて感謝を伝えて)
…成程。そうか。食事を理由に手を物理的に止めさせるのも方法の1つか。というか、ティエンはそこまで忙しくしているのか?…これは早めに重箱を用意して差し入れする必要がありそうだ。
(彼の働きがあってこそ、今があると言えばあまり強く物を言うことは躊躇われるが、それが原因で体を壊してしまうのは本意ではなく。差し入れの際にはティエンだけではなく、何かしらクゥートとトールカにも用意しようと考えながらも自分もサンドイッチを一齧りして)
クリームと合わせるトマトスープもいいけれど、その材料のラインナップならば焦がしニンニクを利用してあっさり系に仕上げるのも美味しいかもしれないな。よし、ひとまずはクリーム系を近日中に調理をしよう。任せてくれ。

** 投稿日時:2023.03.02 17:13 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

……なぁに、怪我だろうと病気だろうと、そう簡単に死なせちゃやんねぇから覚悟しとけ。ヨボヨボでヨレヨレの爺さんになったら看取ってやるよ。
(穏やかに目を伏せる相手の顔を慈しむ眼差しで見つめた後、柔らかく触れていた手の動きを不意にぐしゃぐしゃと力強く髪を乱すそれに変化させると、冗談めかした口調で言いながらにやりと笑い。何があってもどんな手を使ってでもその生を諦めることを許さないエゴの代わりは、最期の最期まで傍にいることだけだろうと。軽さを装った約束と共にぽんぽんと叩くようにしてから手を離して)
こっちとなんだかんだ連動してたとこあるから、こないだまではちょっとな。一応今は落ち着いてるから心配はしなくても大丈夫だけど……まぁ、アイツらも久々にゆっくり会いてぇだろうし、ありかもな。あ、なんならエルの休暇がてら飯持って山にでも行くか?巣の方なら危険もねぇし。
(本来は国政と領政という別があるものの、先だっての商業都市での騒ぎを大公領の私兵を使って後始末したことをはじめ諸々が重なり合った結果、自身のハードスケジュールの皺寄せが行っていたのは間違いなく。微苦笑と共に肩を竦めては卵サンドを食べ切って紅茶を一口、ふとした思いつきに膝を打てば、種としての縄張りであるレトナーク山脈へのハイキングを提案して)
おー、楽しみにして……焦がしニンニクか。それもうまそうだなー!ニンニクはなんつっても匂いが卑怯だろ、しかも焦がしたのとか。あれ嗅いでると無限に腹減るぞ。

** 投稿日時:2023.03.05 18:33 ** [ 編集 ]
[ 16 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

それはそれは…。最期の時まで賑やかそうで有難いことだ。なんだか何時も貰ってばかりな気がする。私は何を返せるだろうか。
(素直に頭を撫でられていたが、その勢いが強くなると少しばかり眉を寄せて、しかし払う事はせず。簡単に死ぬことは出来ないということはいい事なのかどうなのか。しかし最期まで独りでは無いという事はとても好ましく感じ、軽く叩かれた後に手が引かれれば、軽く手櫛で髪型を整えて)
…仕事量が落ち着いてきているなら良かった。昔はもっと自由に時間もつかえたものだが、職務が発生するようになってからは中々自分たちの時間はとれなくて…久しぶりに皆で遠出するのも悪くは無いね。
(仕事や各部署の様子は報告などで上がってきていたはずなのだが、1箇所が仕事を抱えると他も少しづつ仕事量が増えていき。そう言えば何だかんだで自分もゆっくりした時間は最近取れていないかもしれない。かと言って趣味の時間はしっかり確保して息抜きはしていたから、そこまで激務でも無かったかなと思いつつも、遠出の提案には乗り気な様子で)
無限に腹が。確かにそうかもしれないな。焦がしニンニクにバター醤油も追加したら更に食欲アップかな。でも、ここまでしたらスープでは無くて肉類に味付けしたいかもしれない。白米が進むこと間違いなしだ。

** 投稿日時:2023.03.06 13:55 ** [ 編集 ]
[ 17 ] ◆
** PC名:カミークム・フィガルェセナ・ニアル=ドルラプコス **

んなもん気にすることねぇよ、いっつもちゃぁんともらってる。……けど、そうだな。強いて言うなら、俺もエルとの時間が欲しい。あいつらとの遠出とはまた別に、こういう風に飯を食うのも増やさせてもらうとするか。
(眉を寄せつつも大人しく己の掌を享受してくれる相手のどこまでも律儀な思考にククッと小さく喉を鳴らすと、乱れた髪を整える様を見守り。先にも語った通りそもそも相手の存在そのものこそが己にとって何よりも重要であれば、更に何事かを欲する理由は存在せず。しかしふとした思いつきの提案に乗り気を示す様子を見て取れば、“皇帝”ではなく“個人”として過ごす時間を日常的にとれるようにしたいと考えて)
焦がしニンニクにバター醤油……それは肉と米だわ。むしろ米にも味付けていいやつだそれ。想像しただけでうまそう……飯食ってんのに腹減る。クゥートになんか買ってこさすか……?あ、つーかエルはまだ時間平気か?平気なんだったらクゥート戻ってきたら遠出の計画立てちまおう、幸い紙とペンはあるしな。
(すらすらと追加の提案を重ねていく相手の言葉に思わず匂いを想起してしまうと、紅茶の入ったカップを僅かにひしゃげさせながらぐぬぬと唸り声を上げ。つい通信用魔導具で現在おつかい中の護衛に追加のおつかいを申し付けてしまいたい衝動に駆られ呟くや、先に話題に出た遠出の参加者が自分を迎えに来る予定であることを思い出して。大将の執務机から筆記用具を拝借することをけろりとした表情で宣言しては、この後は互いの時間が許す限り、相手との一時を楽しむことだろう)

>退室

** 投稿日時:2023.03.20 00:37 ** [ 編集 ]
[ 18 ] ◆
** PC名:エルブレオ・リロイ・シュヴァルツ **

私の時間?それでいいなら喜んで。また予定を調整して語り合おうか。…勿論アポなしでも歓迎だけど。
(立場や時間を気にせずにのんびりと過ごしたのはいつが最後だろうか。お互い忙しい身の上ではあるけども、1,2日くらい仕事が詰まっても取り返すのは難しくはないだろう。そんな未来にフワリと表情をわずかに和らげて)
…あぁ、言葉だけで香りと味が想像できる黄金の組み合わせだな。メイン料理にその味付けは鉄板だけれど、揚げ物やスナック菓子にそのフレーバーを合わせても美味しいだろう。…よし、こちらの時間はまだ大丈夫だから、簡単にでも計画を立てようか。骨組みだけでも決まっていれば、どうとでもできそうだ。
(自分の提案で今ここにいないクゥートに余計な仕事を言いつけそうな相手の様子に少し口の端を持ち上げて笑みを見せながらも、遠出の計画という提案には乗り気な様子で一度カップを置く。遠出すると簡単に言っても、自由に動くには不自由な身の上、相手がいれば多少身軽に動けるかもしれないけれど、キチンと予定を立てて通達して同行者を選んでとやることは沢山あるだろう。こちらも時間いっぱい相手との会話を楽しみ)
>退室

** 投稿日時:2023.03.20 10:07 ** [ 編集 ]

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