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[ 1 ] ◆ 商業区・中央広場【祈灯祭ー2023ー】
** PC名:***** **

整然と区画が分けられている商業区の全てと繋がっている中央に位置する広場。
石畳が敷かれていて噴水とそれを囲うようにして木製の長椅子が幾つか設置されていて軽食や甘味の露店、季節の花々が植えられた花壇といった植物で景観も整えてある憩いの場。

【通常茶室引用/祈灯祭ー2023ー専用スレ】

** 投稿日時:2023.09.06 09:12 ** [ 編集 ]
[ 22 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

……名前如き好きにせよと申したから、呼ばせておくがな。 儂を識っておる者の中に、そんなで儂にそのような名を付けられる者など、殆どいないのだからな。 別に儂も付けさせろなどとは思わぬが、其れは憶えておけよ。
仕事だからと下手に出れば図に乗る者が現れるは人の常……か。 ……リップ? なんだ、其れは? 唇の事か?

(自らどう呼ばれようと構わぬと口にはしたが、本来ならば己は魔皇国の民には畏れを、他国の者からは敵愾心や脅威の患者を抱かれる存在。 現在は身分偽り大衆に溶け込まなければならない身といえ、もしも己の正体を識る者が耳にしたならば其のイメージが崩壊する事態に陥るのは明らかであり、身勝手な苛立ちに唇の端をヒクつかせつつ、喧嘩で負けを喫した者が捨て台詞を残すような口調で釘を刺し。 相手が困った顧客に対するサービス運営に対し切実なる意見を口にしている間に脳裏に過るは、己が六魔将の中では命令に忠実なのを善い事に、他の魔将には頼めぬような雑用を平然と頼みに訪れる者どもの存在で、只愚痴に適当な迎合を返したにしては厭に実感の籠った台詞の後に深い溜め息つけば、気付けば烏に育てられていたというからには自ら付けたのであろう相手の名前について、どういう意味か想像を口にして)

……喰った事ならばある。 塵(ごみ)でも毒でも喰わねば死ぬ、弱き者であった時にな。 儂の棲む地は荒れているから、貧しき者には蟲とて貴重な蛋白源だ。 −ーが、だからこそだ。 蟲というのは、忌まわしい過去を思い出させる。
……きき、き、貴様、あれだな? 人様が頼んだ唐揚げに、勝手に檸檬をかける手合いだな? 儂は喰わぬと云った筈だぞ! こういう場合は先ず説得を試みてだな……! お、おい、待て、店主!
……はぁ、仕方ない。 目を瞑って喰うより他にあるまいな。

(乱心になんだなんだと此方を見る群衆などお構い無しに、余計な注目を浴びるのを避けたいが為に並びたくもない店に態態並んだという前提も忘れ、抵抗がないのを善い事に相手を揺さ揺さと揺すっていたが、問いかけに手の動きを止め、眉根寄せつつ苦々しげに声を漏らすも、人捜しをしに祈灯祭で賑わう広場に足を運んだらいつの間にかゲテモノ串焼き屋で喰いたくもない蟲料理を喰らう羽目になっていたというシュール極まる状況の中では真剣(シリアス)などそう長続きせず。 蟲を喰うのを渋る己の説得や折衷案の模索という手順をすっ飛ばし注文に向かう背中を唖然と見送るが我に返りワナワナと肩震わせ相手と店主を止めに入るも後の祭り。 焼き網で注文通り焼かれる其れにあからさまに表情を歪めながら、せめてもの対抗を模索するより他なく)

嗚呼。 心の不調は様々な病を呼ぶものだ。 睡眠不足、胃腸の障害、浮腫、肌荒れ、頭痛、果てには心臓の病までもな。
お前のような者に突然話しても、直ぐには呑み込めまいが、心に留めておけ。 そのように気に掛けるのだ、嫌いな訳ではなかろう?

** 投稿日時:2023.10.21 22:06 ** [ 編集 ]
[ 23 ] ◆
** PC名:リップ **

殆どいない…そうなの?ミカちゃんもしかして偉い人?あー、なら、敬語使わないと駄目なんだった。偉い場所に居れば偉い人ってすぐわかるけど、こういうところに居ると全く分からないから困っちゃう。…っは!そういえばいつもならお客様対応する場面なのに、変な所見られちゃってたから、ウッカリしてた!
僕の名前は「R.I.P」って書くんだよ。お墓によく書いてある奴。

(相手の肩書を知らない己がいかに末恐ろしい事をしているのかは自覚のないまま。それでも相手の物言いで、地位ある人なのではという結論には至った様子。今更ながら、本来ならばお客様として対応し続けるべきの所をかなりフランクに接してしまっていたとハッとした顔をして口元に手を当てて相手の様子を窺う。後に続いた質問には、多くを語らずに、スペルと参考にした場所を応えてへにょっと眉を少しばかり下げて)

…ミカちゃんも弱い時があったのか。そりゃそうだよね、どんな凄い大人でも、殆ど皆、子供だった時があるんだし。
悪い方に思い出の味なのか…。でも、嫌な記憶の過去も、今いい方向に上書き出来たら楽しい記憶になるかもしれないよ。それにそれに!蛇の肉ってカエルと似ていて骨の多い鶏肉みたいって言われてるし、幼虫はナッツの風味って聞いたことあるし、コオロギは海老に近くて、ムカデは肝焼きとかの臓器系の味って聞いたことあります!

(相手の過去を垣間見た…とまでは言えないけれど、過去の壮絶さを語られるとそれは申し訳ないことをしたな。と、思ったのは一瞬で。ゆさゆさと揺られながら懸命に味の説明をするものの、全部が外から得た情報の様子。自分では確認したことが無かったために、聞きかじった物を頑張って思いだしつつフォローをいれようとして)

そうなんだ。心の不調って判断するの大変そうだけど、気を付けないとそんなに悪くなっちゃうんだ…。うん、僕の上司は、人の世で一番顔を合わせてる人なんだ。もっと気にしてみることにする。


** 投稿日時:2023.10.22 14:11 ** [ 編集 ]
[ 24 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

あ、いやー−−−…………嗚呼、そうだな。 偉いとも。
だから、儂は客ではないと云うておろうが。……釘は刺したが、だからとてどうこうせよと云う訳ではない。只、妄りに其の名を口にして、儂の知り合いの耳に入れば困りはする。其処のところさえ気を付けてくれれば善いのだ。
……その「R.I.P」か。 人の文化に馴染めぬにしては悪くない選択ではないか。 死を連想させたり、穢らわしいものを名にすれば、禍が寄りつかぬと云うぞ。

(一端冷静になり考えてみれば、他国の者共からはそれはそれは恐ろしい存在として認知されているであろう魔将が、このような場所で、『ミカちゃん』などという親しみ易さ極まる名で呼ばれている等、誰も予想しない筈で、身分を隠し魔皇帝を捜している今、自身を愉快な渾名で呼ばせておく事は利点があると言わざるを得ない事実に気付くが、呼び方について釘を刺してしまった後では時既に遅く。自尊心から余計な事を口走った後悔に、掌で額を抑え付けては顔から鼻、唇へと下っていき、其れに合わせるように顔の肉も動いて。此方の忠告で態度をおかしくされては困るとちょっとした弁解を挟みつつ、己の呼び方に相手がどのような意図を込めているかは知らないが、態と穢れた名を付け邪を払う風習の知識を持ち合わせている為、其れを引き合いに。『何々に似ている味だから美味しいよ』というゲテモノを喰わせる時によく云われる論に不審ありありの渋面で反論すれば、相手と共に己の説得に加わっていた店主が痺れを切らした様子で、相手の注目で拵えていた出来立ての『大百足の蒲焼き』を突如開けた口唇目掛け突っ込まれ、苦悶の声を発し)

……フン、今は違うわ。云っておくが、気遣いなら要らぬぞ。

『その通り!よーく知ってるじゃないか。虫だって、ちゃんと下処理をして料理すれば、普段あんたらが食ってるものと変わらないような上等な食事になるんだ。折角並んだんだ、食わず嫌いする前に、食べてごらんよ』

……抵抗を拭い去る為にあれに似ている、これに似ていると吹聴する努力は認めるが……つまりは代用出来る味のものが在るという事だろうが。
同じ味なら、儂は見た目の善い方を選ばせて貰……

『ええい、ヒソヒソごちゃごちゃとうるさいねェ!』

おごォッ!?

(相手自身の強烈な個性の前では霞んでいたが、そもご馳走探しで料理屋、或いは食品店での買い物や飲食ではなくゴミ漁りを選択する人間世界での衛生観念の疎さなどがなくとも、そも烏に育てられたという奇異なる素性の者を郵便配達の職に就かせるのは冒険という他なく、相手の云う上司とやらの口利きがあったのではと、相手を改めて観察し思考する事数秒、おもむろに口を開き)

その口振り、随分と世話になっていそうな物言いだな。……恩人か?

** 投稿日時:2023.10.26 15:28 ** [ 編集 ]
[ 25 ] ◆
** PC名:リップ **

むむ、偉い人は偉い人ってわかりやすくしておいてもらえないと困っちゃうよね。…偉い人ならミカちゃんって呼ばれてるの知られたら揶揄われちゃうかな?でも困った。僕ミカちゃんの知り合い、分からないよ。友達いないから、此処離れてどっかでしゃべっちゃうってことは…ないと思うんだけど。
…ん?僕の名前褒められた?…なんだか照れるなー。

(相手が危惧する事柄について、相手の立ち位置が正確に分からないなりに自分が付けてしまった呼び名で呼ばれた場面を想像して困った困ったと眉を少し寄せる。しかしだからと言って今はそれを改める気はなさそうで。名前に関しては初めて良い感じの言葉を貰えた気がすると少しばかり驚きを見せ)

今は成長して強くなったのか。すごいねミカちゃん。昔は弱かったって言ってたのに、今は偉い人なんでしょ?どれだけ頑張ったのか分からないけど…これは気遣いなのかな。…あ、ミカちゃん、お店の人が…。…あー。大丈夫?美味しい?あ、分からないのか。えっと、足、のどに刺さらないように気を付けてね。んっと…何か飲む??

(しゃべっていた隙をつくように相手の口に差し込まれた店主の手腕にビックリして数秒その場で固まってしまってから、気遣うように声をかける。しかし味については感想を求めても応えられないのだったと、気づくと違う事をと考えて様子を窺う声をかけて)

その人はね、僕がただのカラスじゃないって気づいた人で、分かった後も放り出さないで何かと面倒見てくれたんだー。恩人…うん、そうかな。恩人かな。長い付き合いだし、全部言わなくても分かってくれるところあるんだよね。

** 投稿日時:2023.10.26 19:18 ** [ 編集 ]
[ 26 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

仕方あるまい。高き位の者が貴き衣を纏うは庶民に身分を知らしめる為に必要だが、其れが不都合を招く場合もある故な。……案ずるな。お前が判らずとも儂が判る。姿が見えたら教える故、その後は『ミカちゃん』とは喚んでくれるなよ。……そも貴様、儂が元々名乗った名を覚えておるのだろうな?試しに云ってみよ。
儂が云うたような風習のある処など、お前よりも余程悪い名を付ける。それよりはマシだ。それに儂は人の名が忌むべき由来であろうと気にせぬ。

(身分を一切明らかにしていない『自称偉い人』の同僚や上司に注意を払い、渾名と本名(と云っても『ミカボシ』の名もまた偽りの名であるが)を使い分けろという難題に如何にも困り果てた様子の相手に、流石に無理を云い過ぎたかと些かの罪悪感がもたげ、不安を和らげてやる為に痩身を屈め相手の背に手を伸ばし、許すならば少々乱暴な手つきながらも撫で擦ってやり。多少鈍い嫌いがある相手の事、渾名ばかりで己を喚んでいるうちに最初に名乗った『ミカボシ』の方を忘れてはいないかと、目線合わせつつ問いかけて。己が聞いている風習は正確には幼子に対するものであるがそれは告げず、そも人を名で喚ぶ事のない己には、相手とその他の者達とでは対して変わらぬと、夜空に浮かぶ灯をつまらなそうに見ながら答え)

……応とも、昔は取るに足らん弱者であった。だがな……儂はある時、声を聞いたのだ。

…………!! ンガ!ンギ!ングッ!ンゲッ!ンゴッ!

(戦役でも何の役にも立たなかった末端兵から、魔皇国でも屈指の実力者集団たる魔将への転身、其れに纏わる己が体験を、部外者に明かして支障ない範囲で明かす貌は、狂気に歪み、さて其れをもたらした体験を明かさん、としたが、結局口唇に放りこまれた百足の蒲焼きに舌の動きを封じられ阻まれてしまい。蒲焼きのタレも百足の味も(相手が云うには『臓器系』らしいが)舌の効かない己には感じられず、只硬い外骨格や幾つも生えた脚やら何やらの感触があるのみで。客の自由意思も尊重せず斯様なゲテモノを無理矢理喰わせた店主に『只では済まさん』と怨み篭った視線を向けるが肝心の店主には通じず、「どうだい、感想言ってみな?」などと宣うばかり。腹立たしいが、こうなれば相手と当初話していた店主への対処を予定通り全うせんと、咀嚼しきれぬ百足の半分程を口から垂らしたまま相手の方を見、おもむろに伸ばした指がまず百足、それから相手と店主を差し、次に自分自身、最後に己の耳を示して。「相手も百足を食べ、その味を伝えろ」とサインを送ったつもりだが、相手に判るだろうか。百足を口に入れたまま故、会話も言語にはならず)

……ンガンゴゴガガグゴガ。ゴグゴガゲグギガガグゴガ?

** 投稿日時:2023.10.30 00:05 ** [ 編集 ]
[ 27 ] ◆
** PC名:リップ **

あ、そうか。昔読んだ小説で「お命頂戴!」ってシーン見たことがあったよ。偉い人だと名前も顔も知られちゃうから、出歩くときは変装しないとなんだね。…あれ?ミカちゃん偉い人なんだよね。顔も名前も知られるくらい、でも僕知らない。…確かに、新聞とか配達はしてもあまり見ないし…もしかして知らない僕がおかしいの?
名前は大丈夫だよ!ミカちゃんは、ミカ……ボシさん。だったよね、。…名づけにそんなルールがあるとかも知らなかったよ。割と適当につけたけど、悪くない感じがするね。

(高い身分の者がその身を隠す理由については多々あるだろうが、その中で己が見たことがある本の内容を思い出せば、狙われちゃったら大変だもんねと勝手に1人納得して。名前を確認されれば自信満々に頷くものの、きちんと出てくるまでに少しばかり間が空いて、少々気まずげに視線をそらして)

声を聞いた…。…?…ンガ?ンギ??…え?それ聞いたの?強い人はそれの意味が分かるのかな…

(相手の語り口調に引き込まれるように体験談を聞いていていたが、「声を聴いたのだ」に続いた声は店主にムカデを突っ込まれて意味をなさない音となり。しかしそれを本当に聞いた声だと真剣に考え始めてしまえば、軽く首をかしげて動きが止まるが、数秒の後相手の視線と指さしに気づいてハッとして)

ぼ、僕にもムカデ、くださいな。…焼けてる?

(相手の意思は伝わった様子、慌てたように店主に向き直ってムカデができているか尋ねる。出来ているなら味を確かめるため口に入れるつもりだが、見たところ大きな個体のムカデだった。まだ焼けていないと言われたらソワソワとしながらも待機して)

** 投稿日時:2023.10.30 11:05 ** [ 編集 ]
[ 28 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

ほう、本を読めるのか。……と、郵便の配達員をしておるのだから、当然識字は可能か。その通り。ーー普通は、な。……どうした?……成る程、その疑問は最もだ。ふむ……実は、な。儂は……そう、料理。…舌が効かぬのだったわ、そうだ、味覚!味覚の判らぬ者でも旨いと感じる食事を作れるか研究しているのだ。危険地帯の食材を求めて旅をするから、強き者にしか勤まらぬ。故に組織の存在も秘密で、在り方も弱肉強食なのだ。……ど、どうだ、これは?

(『お命頂戴』等という台詞が飛び出すからには、私腹を肥やす悪人を征伐致す必殺の仕事人の物語であるとか、愛する者の命を無惨にも奪われた父か母、あるいは子が怨敵に復讐を成さんとしている場面と見受けるが、そのような作劇を相手が楽しめるのが内心以外で、興味深げに顎を撫で、相手の語る世間一般のお偉方の変装による自衛は概ね正しいものの、惜しむらくは己の同僚や仕える主の半分以上は逆に襲い来る者が現れるのを期待して敵地でもありのままの姿でいそうであり、『普通は』という枕詞を添えて。先ほどから『偉い』だの『弱肉強食』だのとは言っても自らの職業や身分自体を明かしていない己に対する至極真っ当な疑問に、所々言葉を濁したりつっかえたりしながら、舌が効かないのに大人しく出店の列に並んだ理由付けも含めた出任せを述べ)

ンガグッ(違うッ)!

(邪魔立てがなければ凶貌を浮かべ陶酔の壗、己を突き動かし力を与えてくれる者達ー戦役で散った同志一同ーの存在を熱弁するところであったが、己が発した『言葉擬き』とも言うべき音の連なりが其れだと勘違いされては胸に湧いた熱をすっかり醒めてしまって。相手が自分と同じ百足の蒲焼きを頼んだのを見届けたなら、その背後で両手を組みしかめ面を晒し不貞腐れた様子で、ただ口内の百足を咀嚼する音のみを響かせ)

……………………。



** 投稿日時:2023.10.31 05:04 ** [ 編集 ]
[ 29 ] ◆
** PC名:リップ **

うん。お仕事するなら、せめて簡単な物でも読めないとダメだよって言われたから絵本を沢山貸してもらって勉強したんだ。頑張ったんだよ。でも分厚い本は言い回しもなんか良く分からなくて、なんか格好良かったけど理解できなくて大変だったんだ。
…おいしい食事の研究…それって逆に公開していた方がいろんな人から変な珍味集まりそうだけど、秘密にしないとダメなんだね。組織の事は良く分からないけど、大変そうだね…。

(字を教えてくれた人も忙しい人で、簡単な文字を教わったらあとはほぼ1人で頑張ったらしい過去を思い出しながら語る。後に続く相手の言葉には、味が分からないのにおいしい食事の研究とはなんとも難しいことをしているなと。でも味が分かっていた時があるから、分からなくなった今研究ができるのかなと、相手の言葉をそのまま素直に受け取った様子で。そんなことをしている間にムカデが焼きあがって自分も串を手に取ると、パクリと一口頭部分を噛みちぎり)

…ん?このムカデ何処で捕獲したの?養殖?拾って食べる奴と違ってぱりぱりしてるね。…あ、焼いたからか。やっぱり一度絞めてから食べた方が口の中傷つけなくて安心だ。…あ、味か!えっと…えっと…美味しいよ!タレ?なのかな?葉っぱの味じゃなくて、お肉食べてる感じがする。

(背後から聞こえるバリバリという咀嚼音に急かされるように感想を口にするものの、思ったことを口にしてしまっていたために味の感想に到達するまでに少し時間を有して)

** 投稿日時:2023.11.01 09:09 ** [ 編集 ]
[ 30 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

……絵本なるものは読んだ事がないが、年端もいかぬ童に読み聞かせる類のものだろう。恐らくは子どもにも判る簡単な内容の筈。そこから突然分厚い書物に挑んだところで、理解出来ぬのは当然だ。
何かもっと近いところから初めてみたらどうだ?確か、児童文学と云ったか……そういうものも世には在ると訊くぞ。

おっ……おうとも。公募ならば効率的に情報を得る事は出来ようが、戯れで喰えぬものを喰えぬと偽る輩が出ぬとも限らぬからな!
其れに、身近な野草と毒草の見分けもつかぬ者が真似をして、大事になる恐れもある。こうした事は秘密にするのが一番善いのだ。
……だからくれぐれも、儂から訊いた内容は口外するなよ。約束出来るな?


(絵本を教科書代わりに文字を学んだと云う相手がどのような書物に調整したのかは不明だが、話を訊いている限り、絵本を卒業して次の段階に行こうとする人間が選ぶに相応しい難易度とはとても思えず、ならば内容を理解出来なかったというのも学ぶ手段の問題で、相手の知能の所為にあらざるのではと、甚平の広い袖に両の拳を入れ込み、顎を反らし双眸は空の星を見据え、己も実際に読んだ事はない『絵本』や『児童文学』なるものについて、いつか何処かで聞き齧るなり目にした経験を積み重なった幾千年の記憶の山から引っ張り出し、それならば名前的にも然程難解な文法などは出てこないだろうし、相手にも丁度良いのではないかと。吹いた法螺を特段突っ込みもなく呑み込まれるとは思わず、「は」と間抜けにも塞がらぬ口から声が漏れるが、こほんと咳するとこれ幸いとばかりに乗らせて貰い)

『養殖だよ。棲みかの森にいちいち狩りに行ってたんじゃ危険だし、餌で味や肉質を調整したりもしてるからね』

ン成る程オオォ!そのような工夫があるからこその美味!外は海老などの甲殻類の如くバリバリと、中は鶏肉のようにさっぱりとした噛みごたえ!噛む毎に解れる肉に、タレが絡み付き、時間と共に変わる味わい!
いやぁ誠美味じゃ。流石祭りの場に斯様なゲテモノ屋台を設け、客に有無を云わせず百足を口に放り込む暴挙に及ぶだけの事はありますなァァッ!

(頬張らされた百足を噛み砕き飲み下してしまうと、相手や店主の言から膨らませた想像を以て串焼きに対する美辞麗句を、それと同等に皮肉と怨み節を込めつつ店主に投げつけるが、商売上慣れているのか確信犯なのか、当の店主は涼しい貌で『ありがとよ』と受け止め)

** 投稿日時:2023.11.04 20:40 ** [ 編集 ]
[ 31 ] ◆
** PC名:リップ **

絵本…そうだよね、絵本って言うくらいだもん、絵が沢山あるから内容が何となくわかる奴だよね。そっかー、確かにそっちの方が良かったかも。

食べちゃダメな奴って初めてだと分からないもんね。お腹痛くなるとせっかく食べたものが上からも下からも出ちゃって大変だし。ミカちゃんは大切な仕事、してるんだね。変な食べ物だったら僕もそれなりに口にしたことあるから、聞きたいことがあったら言ってね。…分かった、ミカちゃんの事は秘密にしておくよ。

(絵本というジャンルは知ってはいるものの、それをもとに字を覚えたわけではなさそうな感じで返事を返す。実際、最初に選んだ本は時代劇風の物語で、字を覚えるには適さなかった感があるものの、自分では全く良く分かっておらず。相手の職について納得していたら一瞬呆けたように見えたものの、ん?と首を傾げるころにはさらに肯定の分が続いて、やっぱり大変なお仕事なんだと丸っと信じた様子で)

…養殖かー。やっぱ食べるために育てられるとこうも違う…。…み、ミカちゃん…

(先に頭を掻きむしるほどの衝動を見ていたせいか、感想を述べる相手のテンションが怒っているのか素直に感心しているのか判断がつかず、「大丈夫?」と尋ねるべきか迷ってのぞき込むような恰好で相手を見上げる。しかし店主が普通に「ありがとう」と返していることから、大丈夫だろうかと店主と相手を交互に見つめ、このまま喧嘩のような騒動になるとは思わないけれど、一旦場を移した方が良いだろうかと)

美味しい串焼き有難うございます、代金はこちらに出しておきますね。…ミカちゃんミカちゃん、とりあえずお店の前から移動しよう。…あ、そうだ。僕配布用のランタン持ってるし、何処かで飛ばして遊ぼう…遊びなのかなこれ?…

** 投稿日時:2023.11.05 14:58 ** [ 編集 ]
[ 32 ] ◆
** PC名:禍呵世怨(カカゼオ) **

……『絵本』を選んでいたのはそういう都合か。過去形にするのは早かろう。尤も、やる気次第だが。

ーー厭に実感の籠った物言いだな。一体どんな経験をーー否!愚問であった!云わんで善い!厭、むしろ云うな!
……そうか……話が早うて有難い。嗚呼、相談するとも。機会が有ればな。

(てっきり絵本を愛読していたのも学びの一環かと思っていたが、相手の口振りで単に『理解しやすい』から故の選択だったと読め、なんだとばかりに双眸を細め、祈灯祭の成り立ちを知ってか知らずか、時を知らず広場ではしゃぎまわる幼子と、それを微笑みを携え見守る親を横目に、相手の若さならば学び直しは何時でも出来ようと暗に。『食べちゃダメなもの』を食べると如何なる惨事を招くかについて語る口調はやけに真に迫っており、一瞬詳細を尋ねようとするも、想像するだけでゲテモノ串を口に入れるより最悪な気分になるのは是非に及ばず、制するように右手を翳し、首を幾度と左右に。己が並べ立てた嘘八百に対する協力を申し入れをされれば、生返事の後、消え入るように小さくひと言を付け足して)


ん、如何した?儂は別に怒ってはおらぬぞ。商売繁盛、心より御祈り申し上げるとも。只、少しばかり足の小指を何処かの角にぶつけて欲しいだけだ。強かに。

ーーおい、勝手な事をするな。この儂が、あれしきの銭を小僧っ子に出させる程狭量と思うてか。
む……提燈(ランタン)……そうか、"其れ"がこの祭の目的だったな。……クク、遊びか。違いない。所詮生者の慰めを兼ねた戯れよ。
善かろう、つまらぬ事に付き合わせた礼だ。使い方について教えを乞うとするか。

(此方を案し上目遣いにて此方を見る相手に、口唇を弧にして見せるが、口の端が歪みヒクつき、目は据わって、最早『笑みではない何か』の様相を呈しており、相手が店主に勘定を支払う時も俯きながらブツブツと怨嗟を垂れ流していたが、相手が懐に金銭入れを仕舞いつつ店から離れるのを促したなら、己が目を離している内に何があったかは想像でき、持ち合わせの金をー代金は訊いていなかった為、人差し指と親指で摘まんで着いてきた分(串焼きふたり分を払って充分釣りが来る額)を相手に握らせようと。提燈を飛ばそうと無邪気に云う相手に、最初は渋面で応じていたものの、己としてもそれしきで死者の無念は灌げぬと思っているだけに、かの祭を『遊び』と表現されれば、双眸細め肩を震わせ。どうせ道化を演じさせられた身ならばとことん踊るも一興と応じ。それからは提燈を扱っている場に参じ、相手に御教授願いつつ、提燈飛ばしに付き合う事として)
>退室

** 投稿日時:2023.11.07 20:27 ** [ 編集 ]
[ 33 ] ◆
** PC名:リップ **

やる気か。勉強はあんまりやる気出ないんだよなー。勉強だって思わなければ、本も沢山読めるかな。

…そこまで変な物は食べてない気がするけど…蛍光ピンクのキノコとか、ピカピカ光る毛虫とかだよ?

(絵本の絵を眺めるのは嫌ではないけれど、勉強だと思うととたんに手が伸びなくなってしまう、という事実に気づいて顎に手を当てて少し首を傾げつつ思案して。自分の体験談については世間一般の常識が微妙にかけているせいか、普通手を出さないだろう食材…とも言えない物体を羅列するが、言わなくていいという相手に「本当に良いの?」という顔をしながらも口を噤み)

ミカちゃん、ソレ怒ってないかもしれないけど、ご機嫌じゃない感じだよね。
ランタンはね、魔力を込めると浮かぶんだって。誰が用意したのか知らないけど、すごいよね。これが飛んでると、夜でも道がわかりやすいよ。
…ん?…あ、コレお代より多いよ。おつり出さないとだ。ちょっとまって、計算、苦手なんだよ…。

(店主に対する対応については、先ほど様子も見ていたことから相手が言うままの様子を信じてはいけない気がして思わず突っ込みを入れてしまう。しかし場を移すことに成功したならば、配布用にと持っていたランタンを取り出して相手へと使い方を説明しながら渡すだろう。その間にもお金をこちらに渡されると、咄嗟に受け取ってしまう物の、その価値を時間をかけて理解すれば多い分がどれくらいか、それを相手に返す返さないで少し騒がしくすることだろう)>退室

** 投稿日時:2023.11.08 11:18 ** [ 編集 ]

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