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[ 1 ] ◆ エ・ゼスタ川
** PC名:***** **

レトナークの山々が蓄えた雪融け水等が源流の穏やかな清流で川幅は150mから200m程。
氾濫も少なく豊富な水量を安定して供給しており、近辺の農村では生活用水や農業用水として重宝されている。

** 投稿日時:2022.06.08 11:40 ** [ 編集 ]
[ 7 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

仕事に傾注するあまり、外套を纏う時間すら惜しんだのは失敗だった。
……うん、俺も其方も、共にうっかりしたな。
(指から離れまた薄闇の中を飛んでいる蛍を眺めながら、雨に降られたのは不運に相違なかったがこうして何もない時間を味わっているのは本当に久しい事であまりの手持ち無沙汰にそわ、と体を揺らすが今日に限って帝都の自身の執務机を清掃ついでに書類は全て綺麗に分類分けし纏めて置いてきたのを思い出しながらどうしようもなく深いため息を吐き出す他無く。それはそれとして暗闇の中の彼女に自身の顔が見えたのは間違いないはずだが、一瞬息を詰まらせ何かを理解したような小さな声が聞こえたかと思えば僅かに衣擦れの音を立て。何かをしていたらしいが如何せん此方には蛍光に明かされる青の髪と可愛らしい面立ちの一部が時折見えるのみで相手の表情や動作が常に見えていればと眉を下げて笑うが、この暗闇の出会いもまた乙なもの、とほぼ断られる事を前提に差し出していたショコラを相手のポーチに全て押し込みながら。そして告げられた移動先に疑問を抱くことは特になく、それらは信頼出来る軍属の人間であるということからも確かで心なしか滴る水が減った上着を手に取り彼女の傍らで嘶く馬を二、三度撫でて歩き出して。ふと突然の雨に突然の邂逅があまりに性急過ぎた所為で礼儀を欠き名乗る事すらしていない事に気付いてはこれが公式の場であったらとんでもないと自身の失態にかぶりを振り、歩きがてらに相手に名を尋ねて。)
軍属ならばこそ身体が資本だろう?いざと言う時は其方にも力を貸してもらうのだから、取っておけ。
少し酒が入ったショコラだ、身体も温まる。
──時に、俺達は双方名乗る暇も無かったな……気付いているとは思うが、俺はアルトロワ。
性は必要無ないだろう、其方、名はなんと言う?


** 投稿日時:2022.06.10 13:49 ** [ 編集 ]
[ 8 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

致命的なうっかりではありませんし、ホタルをこんな近くで見る事が出来る機会を得られましたから反対に幸運だった、とも言えま…………え?有無を言わせない……だと?いや、まぁ良いですけれども(先を予見出来る訳でも無いので足留めを食らった事も精々時間を無駄にした程度であり、寧ろ幻想的な光景を拝めたと前向きに意識を切り替えて頷くも、不意に腰横の収納へ伸びた手がやんわり固辞した筈の菓子を詰め込むと瞠目して一拍、呆気に取られて思わず素の口調が洩れて瞬き。突き返す訳にも行かず、尚且拒否する由も無い為にポーチより改めて手に持ち直して大小二つに割れた部分で裂けた包み紙を独り言気味に小さく呟きつつ手慰みに弄くっていれば先の不自然な挙動で見抜かれたのであろう、敢えて口にするのを噤んだ名乗りが相手から明示されると演技下手な己を自嘲する笑み声を最早一度崩してしまえば無意味故に幾らか砕けた調子で上げ、居たたまれない所在の無さに指の間に挟む捩った紙片を無為に揺らしていたが、此方の提案を疑念一点も抱かぬかのよう迷い見せず進む背が蛍火の届く範囲から再び暗闇の中へと溶けそうになると名乗り返す余裕無く慌てて呼び止め菓子の包み紙、チョコの油脂と酒精が含まれた其れをこより状に丸く細めた物にマッチを使い着火、即席の小さな松明を摘まみ掲げながらいくら文官と言えど軍事訓練を受けた身故の経験に則った進言を送り、相手が立ち止まり即席松明を受け取ってもらえたなら一旦自分は、撫でてもらえた事でご機嫌なのかはたまた蛍の舞踏会を特等席で眺めているからご機嫌なのか前肢で交互にリズム取り足踏みをするお馬さんの方へ戻ろうと体をそちら側へ捻り傾けた、絶妙に小灯火に顔が照らし出されない角度の姿勢を取っていて)チョコに、お酒か……とあれば丁度良いかも。って、あー、うん。あはは、折角御名を口にしないようにしていたんですけどねー。殿下、足元が危ないからコレ、をお持ち下さい。先程の雨で増水していないとも限りませんから水際までは近付かずに草が生え残っているぐらいの所で少しお待ちいただきたく──

** 投稿日時:2022.06.11 00:23 ** [ 編集 ]
[ 9 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

まあ、俺と話す者は大抵そう言うからな。
余程でなければ、まさか突き返す者はいまい……おお、其方は器用なんだな?夜目が利かず困っていた。
(枝葉に留まり緩やかな明滅を繰り返す小さな光虫は確かに帝都から出ることでも無ければ目にする機会など滅多にない珍しい生き物、ではむしろ雨に降られたのは幸運だったのだと身の内で納得しそれらから離れてしまうと流石に何も見えない暗闇を手探りで歩く経験など滅多にあるはずもなく。いっそ指輪を外すべきだろうかと手袋の上から自身にとっての戒めが嵌っている右手の中指あたりをするすると撫でていたが背後から差し出された暖かな橙色を咄嗟に受け取ってみるとそれがちり、と小さな黒煙のくずを散らしたのを視界に納めて思わず喜びに声を上げては。足元の泥濘を元気に跳ね上げつつ嘶きを上げ続ける馬へと向き直らんとする相手の困ったような呆れたような、はたまたちょっとした諦めのような何かを感じ取りながらもここで自身と出会ってしまったのが運の尽きと言わんばかりに喉を鳴らして殺し切れない笑いを含ませたまま、素直にも相手の指示通り、と言っては語弊があるが。増水に伴って水害など起こればどうせ最終的には自身の元まで報告のくる事案、先に様子を確認しておけばその手間も減らせるのではないかとちょっとした公務の短縮も兼ねて河川の側へと降りていこうと。流石に水に爪先がつくほど、とは言わず手にした明かりで目視出来る程度の距離で暗闇の中にうねる水の流れに目を向けるだけに留めつつ。)
こう見えて俺は情に厚くてね。
名乗るほどの者では、なんてありきたりな口上で逃がしはしないぞ。
……まあ、名乗らずとも軍人の一人や二人、捜し出すことはさほど難しくもない。

** 投稿日時:2022.06.12 03:14 ** [ 編集 ]
[ 10 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

はいどーどー。──……お待たせ致しました。えぇっと、無礼を承知の上での発言となりますが今のところわたくしは空腹ではありませんし、お召し物が濡れたままな殿下にこそ速やかな栄養摂取が必要だと判断した次第です。そして成り行きを見届けるのならば第三者としてが一番気楽で面白か……げふげふん。軍で祿を食む者として、何より帝国臣民としてお困りの方に手を差し伸べるのは当然で、見返りを求めてのことではありませんから(月明かりも望めぬ宵闇の中で足元の不安定な水場間際を進まんとした相手に光源が渡ると安堵の息を一つ、早速現状必要となる手持ちの荷物を得るべく馬の元へ戻るや上機嫌に蹄で泥濘を鳴らしながら首を軽く上下させる彼の鬣を撫でて宥めた後、鞍の後部に纏め載せた、先日聖王国に赴いた時に準備した内容物をそのままな雑嚢内より油紙に包んだ筆記用具、鞘に納めたまま暫く抜いてもいないサーベル、頂き物のチョコレートを一旦入れた金属製の小振りなクッカー、と雨の被害の少ない物に加えて火の消えたランタンと結構な量となった荷物を抱えては唇でランタンの持ち手を行儀悪く咥えたり等少々の苦戦を間にマッチをもう一本擦って灯りを確保。がちゃがちゃばたばた、後ろからはひひーんぶるるっと喧しく慌ただしく先行の相手の元へ清流で長年洗われて角が丸く、むした苔もあってやや滑り易い無数の天然石で出来た凹凸上を靴裏で辿って何とか戻ると貴族としての優美な所作も軍礼も両手に抱えた荷物で不可能な為に僅かばかりの逡巡を置いて背筋だけは確り伸ばした、雑多な荷物を左肩前に付けた真似にしては不恰好が過ぎる儀仗兵風のポーズを取った早口での、勝手に皇族スキャンダル的な誤解をしているが故に所々素と本音が紛れてしまう言い訳を誤魔化しにならない誤魔化しを交じえ連ねては荷物の類を小指と薬指で挟んだ小さな灯火が燃え尽きる前に適当な岩の上へ。左右で叩き払い、口許へ握った形で寄せて軽く咳払いを一個、と働かせた右掌を胸元へ添え緩やかな会釈と共に改めて今更に誰何に繕った口調で応えるやぺいっ、と足元へ落とすマッチの燃え殻を軍靴裏で踏み躙り消す変わり身の早さを見せ、更にはサーベルを拾い握るなり気合一閃鞘先を人一人の頭部程度の大きさがある丸石と土の間に斜めに突き差し入れるも、梃子の原理を以てひっくり返そうとする目論見非力故に叶わず、食い縛った口唇から気張った唸り声を上げて体重掛けても微塵とも浮かぬ其れにやがて鍛練不足な腕がぷるぷる震え)挨拶が遅れて大変申し訳ありません。アーマンディ侯爵家が次女、ヴィルヘルミナでございます。ご無沙汰しておりますアルトロワ殿下。殿下におかれましてはご機嫌麗しく存じ上げますわ。……では早速ですけれど御身が健やかにお過ごしいただけるように微力を尽くしますの、でっ……んぐぐ、ぐっ、……!

** 投稿日時:2022.06.12 10:29 ** [ 編集 ]
[ 11 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

あっはは、其方、音の出る玩具のようで面白いな!陛下にも見せて差し上げたいものだ。
……いや、侯爵家の御令嬢に申し上げるには失言だったか……?はは、うん、すまない。
だが、堅苦しいよりはそちらの方がやりやすくて俺は好きだぞ。
(瞬間的な豪雨であった為か思っていたほど嵩も増すことなくいつも通り、というよりは少しばかり早さがあるような水流を眺めていたが相手が持っている累々の持ち物が奏でるがちゃがちゃと賑やかな音が背後から段々と近付いてくるのに耐え切れず思わず笑い声を上げたが、すぐに名乗られた名前と家名を頭に浮かべ名残惜しいながら唇を引き結んで声を上げてしまったことに対する謝罪を伝える為に左胸に手を寄せ、軽く腰を折ってみせ。そうして相手の言い訳じみた可愛い囀りに耳を傾けていたが何処となく言葉の端々になにやらなんとも言えない含みのようなものがある気がして首をかしげてみては、この先引き摺るような勘違いをこのままにしておくのは立場上あまり良くないような、なんて皇弟としての今後を気にする自身が心のうちで囁いてきており。空気を変えるように咳払いを落として相手に向き直ると、今度は何を始めるのやら軍の支給品であるサーベルを手にすると始まった謎の行動にまた笑いが込み上げてきたものの流石に表現を保ちつつ、今暫くは火の続きそうなこよりの簡易松明を相手に差し出して受け取ってもらえるなら、自身の腰のベルトに吊り下げていたままのブロードソードを鞘から引き抜き相手がサーベルを突き刺していた隙間に同じように固定して捻じ込めば、僅かに持ち上がる岩の上部を目掛けて渾身の力で蹴り付けようと。)
ふ、何か誤解をしているらしいが俺はただの視察帰りだぞ。
其方の勘繰るような事は何も無い、残念だな。
それよりアーマンディ嬢、俺の方が力もあるのだからこんな時は立場を問わずに頼るべきだ。
適材適所と言うだろう?さあ、かわろう。

** 投稿日時:2022.06.12 16:22 ** [ 編集 ]
[ 12 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

はい。宜しくお願いします。……おぉう、お見事です、殿下(鐺で何度小突いても力を込めて押してもぴくりともしない大石との悪戦苦闘を見かねて掛かる申し出に迷う素振りすら皆無に、最早前振りだったのかと勘繰る余地すら疑う被り気味の返事とほぼ同時、すっと横に退いてこより松明を受け取るなり選手交代した相手の手によりあっさりと成される行為に賞賛と拍手を送ると、除去済みの石の埋没部の分ぽっかりと空いた穴の前に屈み直して少し湿る、柔らかい土を鞘先で掘削する作業を開始して。大まかに半球状に掘り整え、掌で叩き固めた土肌に砂利を詰め埋めて形を補強しつつ唇に乗せ紡ぐのは相手が此方の慌ただしい挙動を率直に称した呼び方が起こした記憶の振り返りで、特に不快感を示すでもなく土汚れが付着した頬を緩め、油紙の中から取り出したる筆記具の木炭数本と元は流木だったのであろう木っ端を並べ置き敷き詰める地面の窪みを見つめる瞳、眦も柔く、其の流れで解けた誤解に素直な安堵を示し控え目に頷いてみたりするも、着火口兼空気穴を設え終えるや発見した蚯蚓を土で汚れきった手袋越しであっても素手で摘まみ上げての呟きで他所行きの面をあっさり放棄、ついでにちゃっかりと再度の力仕事の役目を求めて)田舎臭いだのソロバン女だの呼ばれていた記憶はありますが、オモチャ、は初めてですねぇ。ふふっ。今となれば所詮娘であるというだけで無力なわたくしに向けたものでは無くてお父さ……父へ向けたそういうものであると理解出来ますけれど、幼少の折はかような陰口を真に受けすぐに傷付いて、落ち込んで。父の背にしがみつき俯いていたりもしましたが、皇帝陛下はそんなわたくしにも優しくお声掛けを下さったのは忘れ得ぬ良き思い出となっております。……お恥ずかしい限りですがわたくしの杞憂であったのならば安堵致しました。──あ、ミミズ。針があったら夜釣りもありかもー──さて、出来ました。恐縮至極ではございますけれど殿下、この石を穴の蓋になるように戻していただけますでしょうか?

** 投稿日時:2022.06.13 00:50 ** [ 編集 ]
[ 13 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

はは、逢瀬にかまけている暇があるならその時間で商業地区の治水整備の手配をしているだろうな。
……城下での俺の噂を知ってるか?仕事が正妻、病室が愛妾だそうだ。
いや、うん、民とは興味がないようでよく見ているのだと関心してしまった。
(じん、と蹴り付けた衝撃で少しばかり痺れた足を左右に揺らしながら手にしていた剣を鞘へと納め、剣帯がベルトにしっかりと固定されているのを確認、そうして振り向けば相手の作業と言葉を促すように転がった岩の後方へと足を進めて辺りを眺め。相手の口から少なくとも語られた懐古の苦み、やはり侮れない想像通りの相手の勘違いに場を和まさんと最近耳にしたばかりの自身に関して市井では嘘か真かと囁かれ広まりつつある噂を披露してみせたが、大きな背中を眺めてばかりだった自身の幼少期を脳裏に浮かべてしまえば其処からはもはや敬愛し続ける彼の方のかんばせや仕草を思うだけで何故か誇らしいようなむず痒いような……言葉で言い表すには如何ともし難い、そんな表情を浮かべながらそれでも自身のことのように胸を張ってみせ。案の定頼れという言葉通りに再び労働を申しつける相手には、ぱちりと片目を閉じて微笑み左手を胸に添えた、まるで形式美を体現せんとばかりの美しい礼をもって湿った地面に寝転がる石に手を掛け、相手の作業痕の残るその位置へと戻そうと。)
ふうん、そんな下らない事を囁く痴れ者が帝国の貴族位を持つとは嘆かわしい、俺だったらその場で……、……ああ、陛下はとても、それはもうお優しい御方なんだ。
誰にでもお優しく誰からも好かれていらっしゃる、ふふん。
──ん?おお、夜釣りか……月が出ていれば楽しめたがもう暫く時間が必要そうだな。
どれ、戻すぞ。

** 投稿日時:2022.06.15 05:20 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

宮さま方は衆目を集めてしまうものですもの。誤解したわたくしが言うのも憚られますが、夜更けに供をお付けにならずに雨に打たれたお姿で、となれば。ありがとうございます、殿下。お手を煩わせて恐縮です。──……というわけで粗末な造りではありますが簡易アイロン台兼焚き火、といったところでしょうか。完成です。暖を取りつつ、熱した石の上でお召し物を乾かせるかと思います。先程のハンカチと、宜しければお召し物をお預かり致しますよ(身位が高い者の行動がもたらす周囲への影響に関して等の諌言は他の傍仕えが役目であり、寧ろ他人事前提でちょっとした炎上案件ならば楽しそうで有りな考えなので差し支えのない、やんわりとした答えで茶を濁すと、いくら分担を促されたとはいえ皇族へ力仕事を任せる不敬極まりない願いに応じてくれる優しい相手に再度の拍手と一緒に礼を述べ。潰さぬように蚯蚓は一先ず傍らへ、徐々に燃え尽きつつあるこより松明を着火口の中へと放り込んで慎重に、複数回に分けて細い息を石の下部と地面との間に設けた穴へと吹き送り土中内の即席竈の火勢を安定させると未だ熱が伝導しきっていない丸石蓋をぽんと掌で叩いて説明。其のつるっとした表面を拭う為に土汚れた手袋を外してから受け盆の形にした両手を控え目にそっと前へ出しては間を繋ぐがように後半のどうでも良い話に向かうにつれて砕け乱れる口調で続け)あー、言葉足らずでした。陛下がお優しい方なのは間違いありません。幼き頃は確かに傷付きはしましたけれど、今となっては貴族としての振る舞いにそぐわないわたくしへの的を射たアダ名だったなー、とか、あんな父ですからある意味発破を掛けてもらっていたのかなー、ともよくよく考えれば思えますし。もっと言えば嫌味や愚痴も洩らさずキレイな上辺だけの言葉だけで語る方、なーんて逆に胡散臭く感じません?あ、これはもちろん関係性を考えていませんし、そういった腹芸も交渉術としてありますからあくまでわたしの私見と偏見ですが。……あー、でも夜だとキャットフィッシュぐらいしか狙えませんかね……運が良ければイール、ウナギも獲れるけれども。ミミズや魚のぬるっと感は平気だけど、ウナギのぬめっと感は苦手なんですよねぇ……ナメクジとかも。

** 投稿日時:2022.06.15 12:30 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

供か?いるには、いや、いたにはいたのだが……今頃は視察先の工房頭に娼館にでも叩き込まれているだろうな。
俺は噂の正妻が城で待っていたからな。
……それにしても其方、機転が利くじゃないか。
(戻した岩の小さな隙間へ先程手渡したこよりの松明をこの暗闇の中躊躇なく放り込んだのを不思議そうに見ていたが細く息を吹き込む様を見れば、暫くしてから微かに鼻先を擽った燻る火の香りに驚いたようにぱちぱちと目を大きく開き。そういう使い方があるとはまさに目に鱗、と言わんばかりに相手を見つめ自身にはまるで思い付かなかった知恵に好奇心をそそられながら実践の機会があれば次は自身が誰か……部下か或いは友人かに教えてみせるのも吝かではないなと年甲斐もなく悪戯事を企むように斜に笑みを浮かべて。ふと、どこかしみじみとした幼年の父親との体験を、今思えばああだったこうだったと懐かしみ振り返ってみせる相手の横顔。それをどこか遠目に眺めながら自身の場合は実兄にそれを置き換えてみれば、なるほどなんとなく理解出来るような、出来ないような……情を与えた娘に対する父の優しさに納得したように頷き口を開きかけたが、その最中相手がふと形作った手の中になんとはなしに目を向けてしまって、ほんの一瞬でなんとも言えない表情。元気に動き続ける細長い、肉色をした、ソイツがあまり好ましいものではないのを隠しきれていない声色で告げて。)
──ふうん、そういうものなのか。
俺の場合などは……前帝には声を掛けられた事すら片手の指で収まる程度だったのだが、その代わりにと当時からお忙しい身であった陛下が幼い俺を気に留め、そういった教育を手配して下さったのだ。
だから、うん、其方の父君の言いたかった事も少しは理解出来よう。
貴族然とした良き父だったらし……ヴッ。
……、…………その、逃さぬか?それ。

** 投稿日時:2022.06.19 04:49 ** [ 編集 ]
[ 16 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

近衛が?……いや、うん。明言は避けておきます。野営訓練はみっちりやらされましたからねー。風が強い場合や、極力灯りを漏らしたくない場合はこうやって穴を掘って地中で火を焚きます。あんまり明るくないのと獣避けには向きませんが。ん?殿下は練り餌か疑似餌派でした?じゃああなたは森ヘオカエリーココハアナタノイル世界デハナイワー(冗談めいた軽い調子であるが故に真偽は兎も角、皇族の直近に携わる者が任務放棄という、下手すればお偉い方の首が物理的に飛びかねない事案は耳を疑う内容であり頬がひくり、眉を潜めるも、関与すれば飛び火して火傷では済まなそうなので言葉通り聞かなかった体を繕い焚き火の件へと話題を戻して。敷き詰めた砂利が輻射熱を生み出し少ない燃料であっても火勢と高温を穴内に保つが僅かな隙間より零れる光量はお互いの身の輪郭線を薄らと照らす程度であり、また蛍が織り成す美しい光景を阻害しない程度である其れの説明等をしている間にも掲げた両掌上に促したハンカチや濡れた衣服が乗せられるのを待つが一向に渡されず、何時の間にか指と指を渡るようにうねうね元気良く這い動く軟体生物を如実に忌避する様子の相手と、掌上とを交互に見て合点を得ると断りを入れつつ腰を浮かせて少しの移動後蚯蚓を草叢繁る地面へリリース、ついでに水際へと向かって先ずは手袋を浅瀬に浸して揉み洗い、綺麗に洗った物を絞り水分を切りながら戻り)先帝陛下には生憎と拝謁の機会を得られなかったのですが御壮健であられますでしょうか。……っと、ちょっと失礼致しますわ。

** 投稿日時:2022.06.20 14:02 ** [ 編集 ]
[ 17 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

えっと、こんな感じに置いてあげればあっと言う間に乾いちゃうので殿下のお召し物もすぐにピンシャキですよ、ピンシャキ。……あ、こっちも乾いてた。油にまで侵入してなくて良かったー(所謂間接照明風に橙色の灯火が零れる掘り焚き火の傍へ、手頃な川石を椅子代わりに腰掛けると十分に熱せられた石蓋の表面の汚れを手袋でふきふき拭ってから指を入れる五股の其れを確り伸ばして広げて左右用両方置き、じゅわわぁっと含んだ水分をみるみる蒸発させるちょっと美味しそうな音を立てての手本を実践して見せ、両面を同様に繰り返しても極僅かな時間で皺迄伸びた手袋を装着、特に意味は無いが顔の両横に掲げ上げた五指を鷲爪型にわきわきする仕種をしてみたり。ふと視線を焚き火の側で放置してあったままのカンテラランプへと落とすと硝子面内に染みて付着していた水滴がすっかり乾いているのを認め、ならばと試しに木片を使って火を移してみれば呆気なく灯るので拍子抜けしたがように顔前に吊るし持ち上げ揺らして暫く思考を働かせ。未だ夜が明けるには遠そうな曇天を仰ぎ見上げ、蛍達と戯れ遊ぶ馬の方、程好く熱で溶け蕩けるチョコが満ちたクッカー、相手の方へと順に視線を配り、最後に懐に収めた書類を一撫でで確かめ、一つ頷くと、カンテラを手に立ち上がり中座の旨を伝える挨拶を残すと当初の目的通り城塞都市へと徒歩で向かうべく此の場を後にして)──うーん……。殿下、大変申し訳ございませんがわたくしは失礼致します。お召し物を乾かし終えたら火の始末を恐縮ですがお願いします。代わりと言う訳ではございませんがヴェルトへのお戻りにはわたくしめの馬をどうぞお使い下さい。それでは。宮家の皆々様のご健勝を心よりお祈りします。ごきげんよう──>退室

** 投稿日時:2022.06.23 00:04 ** [ 編集 ]
[ 18 ] ◆
** PC名:アルトロワ・キルケ・シュヴァルツ **

なるほど、ぴんしゃき……。
其方のこの知恵は、次回からの野営や遠出に使わせてもらうとしよう。
此度は感謝する。
(分かりやすいお手本として水分の蒸発する音に再三目を瞬かせ、簡単に設置の出来る利便性や後始末のしやすい作りにこれは行軍や遠征さらに野営に於いても使えるものではと良い事を知ったと言わんばかりに。そしてハウトゥーに従い正装の上着の布地部分を押し付け乾かしながら先程までしとどに水滴を滴らせていたカンテラが奇跡的に使える事を辺りを照らす仄かな灯りで知ると、そのまま立ち上がり中座の旨と共に貴族然と膝を折らんとする相手。手綱を寄せられ馬を譲り受けると自身とは真反対の方角へ歩を進めんとする相手に今暫くの別れと頷き、ある程度乾いた気がする上着を袖を通さずに羽織ると僅かに煙を燻らせた火元を手早く処理して元々の岩の位置に戻すと、軽やかに馬に跨がって当初の目的である帝都への帰還を目指して馬を走らせて)
其方の愛馬は軍へ返しておこう。
雨が止んだとはいえまだ月明かりも遠い。
道中、用心すると良い。

>退室

** 投稿日時:2022.06.25 15:13 ** [ 編集 ]

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