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[ 1 ] ◆ 廃村・旧リベルエーダ村【祈灯祭】
** PC名:***** **

主街道から要塞都市の手前を逸れて雑木の群の中を進み、ルートの説明不可能な森林群の中に存在する、大昔に少数の亜人族が拠点としていた小集落が廃れた場所。
金になりそうな物は既に無い上、既に樹木の侵食も大方進んでおり、鬱蒼とした森林地帯の要所要所に人工的な石造物が散見するに留まる。

【通常茶室引用/祈灯祭専用スレ】

** 投稿日時:2022.08.31 16:52 ** [ 編集 ]
[ 12 ] ◆
** PC名:ミィ **

っぐ、ホラ……そっち、おいで…だってよ…
ーー…そうね。正しいけれど、人間にはこれ以上近付かない方がいい、ってお話。吟遊詩人の類と会う機会は…きっと無いでしょうけれど、アビスアルバは知っておいても良いかも知れないわ。いつか、あなたのご親戚になるかもしれない名。また人に切られたがってたら、止めてあげて頂戴ね。
(蛇の重みを訴えながら、蛇の舌先に己の心中まで嗅ぎ取られらたような感覚に薄ら苦笑いをしつつ。最中、ふわりと香った樹木の香りに蛇から視線を動かせば直ぐに行き着いた相手の姿に矢張りか、と素生仮定の深度を深めて。蛇が相手の指を追い、軈て身体から重量が降りれば、上半身を起こし上げ、相手が復唱に失敗した樹木の名を司る其れが此処らに立っていないか視線で探しながら、童話をノンフィクション宛らに取り上げつつ冗談まじりに笑い、軈て視線を相手へ移動してはまじまじと見遣り。鳥獣の交流先が他者に移るというあまり経験した事がない事態に新鮮さを覚えながらも、相手が人を象る事から専売特許が消えたような一抹の嫉妬も覚え。両手を地に体重を預けながら、その様を観察するように見上げる姿勢を続行し、相手の言葉に苦笑を返して)
…わたしを優しいと表現するのは、カルドニア語を知らな過ぎ。…初対面も初対面。このコが勝手にわたしを同族だと思っているだけよ。なんなら魔力が乱れ過ぎてウルサイって文句頂いちゃった。

** 投稿日時:2022.09.06 06:53 ** [ 編集 ]
[ 13 ] ◆
** PC名:松 **

ふふ、素直で良い子であるな…が…む。…すまぬな、今の我の枝は少々細すぎるようだ。お主を支え続けてはやれそうにない。…しかし、異種でありながら同種と勘違いされるとは。波長が合うのか、才能か。素晴らしいことではないか。
(蛇がこちらに首を向けて、スルスルと差し出した腕を這いあがってくれば、途中まではにこやかであったのだが、自分の腕を枝と称し、重さに耐えきれずにそっと地面に太い胴回りをおろして)
ぎんゆうしじん?…あぁ。何時だったか、何処かで聞いたことがあるぞ。歌って踊る事を職としている者の事であろう?まぁ、確かに出会ったことは無いのだが。…しかし我の親戚となり得るモノで、切られたがってるというと…その、アビス…アルバ?なる者は植物であるか?であるなら、切られる事がイコールで悪いこととは限らぬ。病をもらっていたり、空洞化した胴回りは邪魔である故な。切株があればそこから再び芽を出すことも出来よう。しかし、そうだな。そう望むものが居たとしたら、気に掛けるとしよう。
(細切れにされたからとて、それが死に直結しない。パーツが残ってさえいれば、またそこから新しい命が育っていくのだ。弱そうに見えて、案外頑固で、生きることに貪欲なのは植物なのかもしれない。なんて考えながら、両手を地面について上体を起こした相手と膝をついて地面に座っている自分、その視線が先ほどよりはずいぶんと近い位置でかち合うと、にこりと笑って)
我は人が好きだ。興味がある。しかしとても複雑で、難しい。何度聞いても覚えられないこともある。人の子、お主を優しいと表現するのが間違いなら、何が正しいのだ?自分以外の者を助けたいと思ったり、助けようと行動することは、優しいとは違うのか?

** 投稿日時:2022.09.06 16:26 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:ミィ **

…人に近付くべきじゃないと、警告はしたからね。
(蛇の重量に負けたのは相手も同じだったらしい。スルリと相手を登り、胴から地に降りてするすると草間を這う様子に小さく笑み。しかし、続く相手の無垢な問いには地雷を踏み抜かれたが如く。俯いて相手の視線を躱し、声色低く囁くも一瞬。腰を浮かせては近くに膝を付く相手の両肩を強く押し、相手を仰向けに地に押し倒してしまおうと。叶えば相手を跨いで膝を地に、相手の顔の左右に手を付いては体重を預けて至近距離で視線を合わせようと。抵抗されれば、叶うところまで相手と距離を縮めるに留め。)
…「助けたい」なんて一言も言ってない。わたし、誰かを助ける気は更々無いよ。もし、今此処で身の危機があれば、迷わずあなたを盾に突き出す。…他人を救う事を優しさと名付けて美行としたのは、人間の最大の愚行だと思うわ。
…ッ、いいかしら?「命に代えても助けたい」「自分はどうなっても守りたい」…そんな言葉は全部嘘…ッ!優しい自分に陶酔していたい奴らのくだらない妄言よ!
(淡々と言い聞かせる様に相手へ不信感を植え付けようとした言葉は徐々に切羽詰まった私意の強い言い分にすり替わって熱を帯び。伴って鼻の奥が痛み、睫毛が震えた感覚に気付けば込み上げる其れを抑え込まんと唇を引き結び、僅か、相手と距離を取れば、口調を落ち着けて、相手の目元を覆ってしまおうと殊勝、優しく片手を伸ばして)
他人の為に自分を蔑ろにできる……そんな戯言を吐ける奴が優しい人間。自分の身が可愛い奴は悪人。…それが人よ。分かった?
…人間の嘘に絡め取られて火難に遭いたくなければ、精々忌み嫌って避けて頂戴。

** 投稿日時:2022.09.07 07:30 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:松 **

…おぉ!?
(特に気分を害した様子もなく、草の間を這い去っていく蛇を少しばかり視線を送って見送っていたが、相手が突然こちらに手を伸ばしてくると反応することも出来ずに押し倒されて驚いた様子で相手を見る。しかし強い言葉を放っているのに、その睫毛が震える様子に気づけば穏やかな笑みで真っすぐに見上げて)
そう言うが…本当に優しくない者はそういった忠告すらしてくれないものなのではなかろうか?…いや、申し訳なかった。本人が優しくないと申しているのだ、きっとそうなのだろう。…しかし、えぇっと…悪人?の人の子?…我はそれでも、人に興味が尽きぬのだ。
(自然の命は、変わらぬ毎日を繰り返す。短期間で大きな進化、発展を遂げるのは人以外に居ない。優しくないなら悪人なのか?と、とても単純な思考で相手を呼びながらも、涙がこぼれる前に拭ってあげようと腕を動かしかけるが、それより先に相手が距離をあければ、ストンと再び腕を元の位置に。その後で上体を起こそうかと思っていたところに相手の手が伸びてくれば、避けるでもなく受け入れて、地面に倒れたままで目元を隠されて)
…我は松。生きる事には貪欲なのだ。たとえ無残に手折られても、そこに大地がある限りまた根を張り、新芽を伸ばす事であろう。たまに訪れる火災であっても、我らを死滅させることは叶わず、新しい命を育む揺り籠となる。…まぁ、熱いのは少々苦手ではあるが…。
(精神体であれば、人を避けることは難しくはないであろう。しかし本体は動けない。国境付近に自生しているようだ、くらいしか自分と国の関係は分からないけれど、何かがあったら逃げられず、受け入れるしかない。それでも、生きることは諦めないぞと口にするが、此処は一旦話題を変えた方が良いやつではないか?と思い至れば、先ほど見たランタンの残骸を思い出して)
…時に人の子、先ほど足蹴にしていたものは最近夜になると空でピカピカ光っている奴ではないか?よく見かけるようになって、何をしているのかと気になっておったのだが…。

** 投稿日時:2022.09.07 09:01 ** [ 編集 ]
[ 16 ] ◆
** PC名:ミィ **

……地獄は好奇心の強い者のために在る、と言うわ。業火を前にしてあなたが同じ事を言っていられるか…わたし、知らないからね。…マジで…予想もしてない形で自然の残酷さを突き付けてくれるじゃん………っぐ、ぁ!
(森羅万象、自分ら人の営みさえ踏み台にして、したたかに生きて欲しい。相手の視界を奪いながら、身勝手に願う。しかし、己が強引に植え付けようとした人間の不信は相手には芽吹かなかったらしい。変わらぬ微笑で感興を口にする相手に、一度堅く目を瞑り、目元に現れた水分を余す事なく振り払わんとしながら苦々しくも昂った感情を無理矢理律そうとしつつ、発した口調は思わず詰まりながら。其れを言い終えるか否かの所で右足首に鋭い痛みを覚え、咄嗟に地に着けていた手に力を込めて重心を保ち。其方に視線を遣れば、足首に先の蛇がぱっくりと牙を突き立てて食らい付いていて。差し詰め、「いい加減落ち着け」と言ったところか。直ぐに口を離す様子が無い所から、相手への懲りない再駁撃を彼なりに止めるつもりなのだろう。相手の視界外で行われていた無言の問答の後、そっと目元を覆った手を離し、地に着く手を軸に相手からそっと離れれば、そのまま地に鳶座り。右足首には未だ蛇が付いたままという珍妙な光景のまま、相手の問いに踏み壊した其れに目配せして。…一旦その蛮行は完全に棚に上げて当たり障りない説明を下手くそな比喩でたどたどしく試みて)
あ、あぁ…祈灯祭?魂の安寧を祈る例祭よ。わたしもあまり詳しくはないけれど…ランタンを灯すのが通例のようで…あ、ランタンは…その…カンパニュラに蛍を入れたような…感じの照明魔道具…とでも言うのかしら……

** 投稿日時:2022.09.08 07:29 ** [ 編集 ]
[ 17 ] ◆
** PC名:松 **

うむ、承知した。わが身に火が点いても、それは自業自得というわけであるな。…む?
(目元を覆い隠されながらも、ふふっと笑いながらそう返答を。しかし、小さく呻いて離れた様子に気づいてパチリと目をあけてから肘をついてよいしょと上体を起こして、少し離れた所でペタンと座る相手を見つめる。右足に蛇がかみついているのも見止めると、パチパチと数回瞬きを繰り返してから、自分と違って生身の体を持つ者に対して、それは少々痛いのではないか?と思い至り)
お主、何故噛みついておるのだ。戯れるなら同種の者に…と、思っていたのだったか?…むむ、この人の子にはお主のような鱗は無いようであるぞ?しかも足は2本しかない。4本脚のうち1本をかばって歩くのと訳が違うと思わぬか?…まぁ、お主には1本も無いわけであるが…。
(何を理由にこんなことになっているのか自分には全く分からないが、噛みついている方も、噛まれている方も、冷静で落ち着いていると気づけば、無理に引きはがすことはせずに蛇に語り掛けてみる。その際に少しばかり近づいて、倒される前の、膝を地面につけて座る正座のような体勢になりながらも、傷の具合を確かめるように、じっと患部であり、蛇の頭部がある部分を見つめて。肌に傷がつき血が滲むようなら治してあげようと考えつつ)
照明器具!あぁ、確かにこの頃には祭りを開催しておったな。成程、その中の催し物で使う道具であったか。しかし…潰れてしまったような気がするが、問題なく空でピカピカするのか?

** 投稿日時:2022.09.08 10:03 ** [ 編集 ]
[ 18 ] ◆
** PC名:ミィ **

…自覚がないあなたに一から説明するのも気恥ずかしいのだけれど…あなた、今軽く襲われたのよ?わたしに。…で、このコは襲ったわたしを噛んた。……これ以上は説明要らないわね?
…あ!…へ、変な事考えないでよ!このコらが同種と思って噛むのは良くある話だから!わたしも噛まれ慣れてる!
(相手の生命を散々脅かしたつもり。それにも関わらず顔色ひとつ変えないどころか、穏やかに笑みを浮かべる相手。どうしてそんな顔をしていられるのか、と喉元まで出掛かる所で、蛇が食い付き直し、改めて牙が突き刺されば鋭痛が優先されてその言葉は飲み込まれ。身を起こした相手はこの状況を苛立ち任せの八つ当たり、罵倒の警めとはきっと考えもしないのだろう。蛇に語りかける相手の無垢な善意に軽く額を抑えながら、己の心に都合の良い説明で蛇への諫めを制止させようと。言い終えと共に手を下ろそうとした所で、ふとその掌に残る随分薄くなった傷跡が目に入り。先日、聖王国で謎の高位者から受けた応急処置を思い出せば、あの時と近い状況が発生している事に、且つ、相手は何かやりかねないと結論。その手を慌てて患部と蛇を隠すように被せ治癒行為は一切受けるつもりはないとてんやわんや牽制し。挙句、雑な話題転換に己が散々踏み潰したランタンをむんずと手に取れば、そのまま相手に鳶座りのまま差し出して)
わたし、魔道具って詳しくないの。やってみなよ。あなたが街中に出て貰って来るわけにもいかないでしょうから。…特にこの時期は、御霊が帰って来たとか言われかねないよ、あなた。
…壊れてなければ、軽く魔力入れたら点くわ。

** 投稿日時:2022.09.09 07:32 ** [ 編集 ]
[ 19 ] ◆
** PC名:松 **

なんと。我は襲われておったのか?しかしどこにも損傷はないぞ?実際、今一番重症なのは、流血している人の子、お主ではないか。…同種と思って噛むと言っても、人の子と蛇は決して同じ種ではないぞ。慣れてるとは言うが…痛くないのか?
(先ほどの自分の状況を全く正しく理解していなかったのだと気づいて驚きを露わにするが、自分に害は全くないぞ?とコテンと首を傾げて見せる。状況はどうであれ、今怪我を負っているのは目の前の相手ただ一人、蛇が離れたら治してあげようと手を伸ばしかけるが、何かを察知したように先に手でガードされてしまうと、少しばかりショボンとしつつも痛くないのか?と問いかけて。話題転換についてきてくれて、ズズイっとランタンを差し出されれば、物珍し気にそれを受け取り)
人の街で貰えるのか?成程、催し物のアイテム故に、配っておるのか。皆が楽しめるものな。…よし、点灯するか試してみよう。
(両手で抱えて、物珍し気に暫くクルクルと回して観察するが、両手で持ちやすい位置を発見するとそのままじっとランタンを見つめる。潰れてはいるが、壊れているかは分からない。そして、明かりがつくだろうかと、内心ワクワクしながらもそっと魔力を込めて)

** 投稿日時:2022.09.09 09:41 ** [ 編集 ]
[ 20 ] ◆
** PC名:ミィ **

お願いだからそんな事復唱しないで…恥ずかしくて死ぬ。…ったく…あぁ、痛いわよ。それはもう。…あなた、自分を切って安全確保して構わないだなんだ好き勝手言ってくれたでしょう?…こっちの気も知らないで。
優しい自己陶酔で勝手に傷付かれてる光景って気分悪くない?丁度良いわ。お返ししてやる。思い知って。
(あっけらかんと襲った襲われたを言葉で繰り返されれば羞恥心が無視出来ず。苦々しく目を伏せながら声色も苦々しく。尤もな言葉で問う相手の声色に目線を上げては飛び込んできた此方を心配る様な相手の表情に、急拵えで酷薄に歪めた口元から晦渋な意趣返しのつもりで吐き捨てたのは純粋な意思と底意地の悪さが絡み。)
っ…この程度じゃ点くか…それ、あげる。優しくない人の子にはちょっと目障りだったの。遊んで、飽きたらその辺置いといてよ。わたし、此処に時々来てるの。環境破壊しないように回収しとくわ。……もういいよ、おいで。
(口を閉ざして相手が魔力を込める様を黙って眺める。あくまで外側の形状が崩れたのみで、中の術式が崩れたわけではなかったのだろう。歪な形のまま仄かな光を灯した其れに、まず安堵してしまった事に気が付いては咄嗟に独白めいた感想で上書きして。相手がどのような感想を述べるか興味に気を払いつつ、蛇を一撫でし、その顎を外させ。指先から這い上がるよう誘導し、双肩に通して抱き上げれば無傷の左足に重心を込めて立ち上がろうと)

** 投稿日時:2022.09.10 07:10 ** [ 編集 ]
[ 21 ] ◆
** PC名:松 **

なんと。人の子は恥ずかしくても死んでしまうのか?…いやいや、これは冗談であるな?そのくらいなら我にも分かるぞ。…であるよな?
…うむ。わかった。思い知ることにしよう。
(相手が死ぬと口にすれば再び驚いた様子を見せるが、少しの時間考えて、これは冗談であろうと判断。しかしその決定には些か自信が無さそうに相手に尋ねているところは締まりがなく。ランタンを両手に持ったまま、確かに無理強いは良くないし、痛そうじゃないなら相手の言う通り手当をするのは止めておこうと納得。毒蛇で無いのならば、歯の数は多いだろうけれど、傷はそう深くはないかもしれないと気にしながらも、笑顔でコクリと頷き)
…目障り?…これは人の子が貰いに行ったのでは無いのか?確かに我は持ち帰ることが出来ぬ故、回収してもらえるならありがたいことであるが…むむ…。…おぉ、炎のような、温かみのある明かりであるな。しかし…これは浮くのかの?今夜はいい天気である故、空に昇ったら星に交じって綺麗であろう。
(遠目に街の上空に浮かんでいた光は、複数あったはずだったと思い返しながら、これが飛んだら綺麗だろうなと素直な感想を。しかし、1個では寂しいかもしれないなと、見た風景の記憶をたどりながら、怪我しているというのに重量のある蛇を肩に担いで立ち上がろうとする相手に気づけば、一旦ランタンは地面に置いてパッと立ち上がると、支えとなるように右手を差し出して)

** 投稿日時:2022.09.10 20:34 ** [ 編集 ]
[ 22 ] ◆
** PC名:ミィ **

さぁ、どうかしら?慚死、なんていうくらいだもの…ッ、そ、それは…そうね!ちょっと血迷ったのよ!…え?…あれっ?浮かない?そっちは潰しちゃったかな…っと…っ
(覚束かない様子の相手に悪戯な視線を向けては、僅か羞恥心を残しながらも愉快気に笑み。仕返しと称した己の阿漕にも肯定的に頷いた応答には小さく息を吐きつつ、結局は能動的に己が受け取った物という的確に痛い所を突かれながら力任せに返答していた最中、眺めていたランタンは一向に重力を失う様子が無く。浮遊の効力は消えてしまったのだろうか、思わず声を上げたところ、蛇の重量の目算誤りうっかりバランスを崩してはついガッシリ掴んでしまった相手の手はあまりの気まずさに一瞬で離し、その取り繕いが否か、地でひしゃげながらも健気に光るランタンを一瞥しては、相手の言葉につられるように上空へ。暗闇を凝視して双眸を細めては空いた手を襟元へ、銀笛を抜けばそのまま吹鳴し。月光とランタンのみが光源の闇から夜鷹が飛び出しては相手が地に置いたランタンに爪を掛け、2、3度羽撃いてはふらふらと飛空。擬似的に宙に浮く其れの再現を気まぐれに図ってはその光景と相手の姿は背に、当初魔皇国に向かおうとしていた足は踵を返し、同行させる蛇に宣言した職業勝負という比較的真っ当な手段で鬱憤を晴らすべく、痛みに錯誤した足取りは徐々に慣れていって確かとなり)
…夜鷹の星は恒久に燃え続ける、らしいわ。…さ、あなたはちょっと付き合って。さっき来る時嫌いな芸団の馬車見かけたの。きっと近々帝都あたりでやるつもりだわ。ゲリラで一発かまして根刮ぎ客奪ってやる。

>退室

** 投稿日時:2022.09.12 11:29 ** [ 編集 ]
[ 23 ] ◆
** PC名:松 **

ざ、ざんし?…良く分からぬが、そのような死因が存在しているのか…。人とは我が思っていたより、か弱いのかもしれん。
(聞きなれない言葉にやや片言に復唱することになるが、様々な理由をもって人は簡単に儚くなってしまうのかと心配そうに眉を下げる。やっぱり怪我治してあげた方が良い気がするなと思いはするが、嫌だと言っているのに勝手に治療するのもな、と内心葛藤して。バランスを崩して自分の手をヒシっとつかんだ相手には、手を出していて良かったとにこりと笑うが、すぐさま離れてしまうと数秒固まったのち自分も手をおろしてまっすぐ立って)
血迷ったなんて。何か考えがあったのであろう?人の心の繊細な動きを我が推し量ることは難しい。灯りを受け取った末、ちょっと壊れた。しかし全壊ではない。これもまた、人の子の願いの形なのではないか?…おぉ、鷹の子、こんな夜中に空を飛んで大丈夫なのか?夜行性ではないと思っておったが…。
(壊れたというか、壊したというか。その姿を見ていたけれど、あえてそこに突っ込むことはしない。何かを思って行動した結果が今であると口にしていれば、突然現れた鷹には驚いた後でにこりと笑顔を向けて。その鷹がランタンを持ち上げて上空に浮かばせれば、確かに遠目に見たのもこの光景だと暫し見惚れる。が、その間に相手が去ってしまっており、気が付いたときには森の中にポツンと一人、周囲を見渡して少しばかりショボンと肩を落として)
…しまった。挨拶できなかったぞ。…鷹の子、先ほどの人の子はお主の友達か?また会った時は、お見送り出来ず申し訳なかったと伝えておくれ。…それはそうと、1つの明かりでは寂しかろう。あの夜の光は、群れていた故な。
(そう言いながら、ぎゅっと握った掌を開きつつ横に振れば、手に出現させていた種が周囲に散り、力を籠めることでぐんぐんと成長していく。わずか短時間で花を咲かせたそれは、ぼんやりと薄緑色に発光する種子を風に乗せて空へと散し、自分が見た祭りの夜を再現。その花は太古の昔に途絶えた光る花、繁殖能力を持たない能力での復活は、今夜限りの光となるだろう。飛びつかれて鷹がランタンをおろせば感謝を述べて、ランタンの炎の暖かい色見の明かりを両手に抱き、薄緑の光にあふれた夜空を眺め。昔を懐かしむように見上げた背中は、日が昇り花が枯れ始めるまで其処に居る事だろう。そのあとは、回収すると言っていたランタンをどこに置くか長い時間迷い、人の道の近くに移動させた方が良いかとも考えたが、下手に動かすと手間を増やすかもしれないと結論付けて、その場に置いて自分もその場を去り)>退室

** 投稿日時:2022.09.12 17:31 ** [ 編集 ]

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