返信する

[最初から全部] [最新から全部]
[ 1 ] ◆ 山神さまのお膝元
** PC名:***** **

霊峰の中腹から麓にかけ広がる自然豊かな肥野の地で、自然信仰に篤い地元民から親愛を込めてこう呼ばれている。

** 投稿日時:2022.10.18 20:32 ** [ 編集 ]
[ 24 ] ◆
** PC名:トールカ・メル・ウムア=ドルラプコス **

やっぱりそういうのは専門のとこには敵わなくて、残念ながらお役には立てなかったんだけど。とっても素敵な方だったから、また機会があったら嬉しいわ。……ん?あら、お目が高いじゃない。よかったら詳しいお話でも?いつでも歓迎よ。
(件の結果は農業に特化した商会との取引が成立したと聞いているものの、領地や領民のことを真摯に思い自ら行動する領主の姿は素直な好感を抱かせるものであり、日焼けした肌と逞しい筋肉の競演もまたチャーミングで魅力的なものであったと笑みを深め。耳元へと注がれる視線と問いかけには瞬き一度、先ほどから連続で椅子を取り出している己の魔導具が一見アクセサリーにしか見えないだろうそれであることを看破した眼力はただの貴族令嬢のそれとは思えず、どこか遠慮がちな相手に気にしなくて良いと示すよう軽く首を傾け指先でイヤリングを揺らしながら後からでも商談は可能であることを伝えておき。自身の言葉に呆気にとられたらしい少女が言葉と視線とを彷徨わせるのには敢えて触れることなく、悠々と食事を続けている騎馬を見つめている相手を見守り。紡がれたそれは謙遜か卑屈か、正確には判然としないもののこちらの語調はやはり怯むことなく、一度頷き受け止めてから淀みのない称賛で反論し。ナンと共に手を繋ぎ合う二人に狙いを定めている様子の鳶を自分が直接どうにかすることはできないが何かないかと思考を巡らせると、三度魔導具から今度はランチボックスを取り出して蓋を開け、数種のスパイスで味付けをし圧力がかかる魔導具の鍋を使って仕上げた骨付きチキンの一本を摘み上げて掲げてみせ)
そうねぇ、確かにウチの調教師は腕がいいわよ。でもそれこそ、ちゃんと言うことを聞かせられるようになるのは相当の躾けをしてからの話だわ。あっちのじゃじゃ馬ちゃん達にしたって、空の上のあの子にしたって、紛うことなき野生でしょ?向こうの気が強いのも当たり前でしょうし……なのにミィちゃんとは言葉が通じ合ってるみたい。素晴らしい技能だわ。……このチキンでも投げてみる?

** 投稿日時:2022.10.29 21:46 ** [ 編集 ]
[ 25 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

気位を意識することも勿論大事ですが、常にそうであることが望ましいのか、と考えたならばわたしは否と答えます。同じ学舎で学んだ先達の方であるからこそ尊敬の気持ちと親しみを込めて先輩、とわたしは貴女をお呼びしたのですよ。そして先輩というのは……ふふっ、後輩に対して多少偉ぶっても許される特権があるというものです。──僭越ながら。ご事情があるのでしょうから真偽は問いません、けれど。……自分は兎も角他の軍人の前では先程のような紹介は軽はずみにでもなさらないで下さいませ。例えばスパイだろうかと嫌疑をかけて尋問と称した狼藉を働く者もいないとは限らないのですから──んえ?あー、えっとそれは前フリでしょうか?(握ってみたならば手袋越しにも日々芸の向上に励む研鑽の証が感触として掌に伝わり、共に握らせたナンの焦げ膨らんだ特に香ばしくて美味しい部分との硬さの差異を確かめるかのように指先でむにふに、即興のハンドリフレ風に握手しながらじっと視線を交わせて説くはある意味屁理屈であり、然し先迄の此方を特別視しない愉快な遣り取りが好ましかった事を伝える内容でもあって、目許を細く柔らかく崩し口許にも嬉色を零して冗談ぽく締めるも、詰め寄った距離を更に近いものへ、はたから見れば軽い挨拶のハグのように見える格好に唇を相手の耳傍へ運ぶや極めて小さな、声音の温度ごと潜めた若き女性の身を案じる助言を低く囁き落として。直ぐに頭を引き何事も無かったかの如く声の調子を戻すと視線を繋いだ手に、上空を旋回して完全に狙いを定める食いしん坊な鳶へと交互に遣ってこれは例のあれなのだろうか、と邪推して一応再確認で訊ね。そんな状況で鼻腔を魅惑的に擽るスパイシーな美味しそうな香りに鼻をすんすん、直感的な当たりを引いて種明かし然と弾き揺らされるイヤリング内より新たに取り出されし箱、其の中身たる衣に美味しさの秘密が隠れていそうな骨付きチキンに鳶より早いかも知れない早さで奪われ目をくわわっ、見開き、首ごとぎゅいんと音がしそうな勢いで振り向くと何故か本日は立身出世を望まない意味の言葉を発しなければいけない衝動に駆られて)え、あっ!き、今日顕達気にしなぁい?

** 投稿日時:2022.10.30 03:42 ** [ 編集 ]
[ 26 ] ◆
** PC名:ミィ **

…あなたの名前、汚れちゃっても知らないから。…そーなったらルカ姉のトコの手ぇ借りてジョッキー転職だよ。ーーーッ違う!そうじゃない!
(耳元に流れる令嬢の忠言は、己の諭に反して自身の軍をも貶めかねない其れで。黙して都合良く解釈すれば、此処で己の世迷言に対し不祥の言葉を浴びせる気は無いと捉える事が出来、令嬢の肩口で目を伏せ。激しい反駁の気が起こらないのは、異性装麗人の言霊の為か、本心的な承認欲求が刺激された為か。ポツリと吐き捨てた悪態は、一旦引き下がりますゴメンナサイを限りなく婉曲的に。しかし無愛嬌なままいく事にしたらしい戯言で敬称を放棄するのは、今更己が取り繕う意味を感じなくなったから。不敬を断じるも距離を量るも何時でも好きにやりなよ、の意思表示として。更に確認の様に問われれば食い気味にそれを否定。麗人へ目を遣れば、今度は弁当箱の取出芸が披露されるや再度双眸を細め。令嬢と対称にそのタネが分からない察しの悪さを醸しつつ、しかしその仕組みを問うという芸人における最大のタブーを侵す気はプライドが絶対に許さずなんとか看破せんと弁当箱と手元を凝視。当然に其れが分からぬうちに、麗人の機転により、令嬢がある意味空気を読んで鳶が此方へワーッ!!…というお約束は回避が叶いそうで。しかし、麗人が掲げた其れの食欲を唆る芳しい香りは鳶への到達も早く。ラヴィニーット!と此処までの己の牽制もどこ吹く風でご機嫌に降下態勢に入った彼の姿を捉えては、差し出されたいたナンを受け取る形でそっと手を引き、空いている手は銀笛に添えて。)
あー…来るわ。ルカ姉、合図したらそれ真上に投げて。……あと……さっきの取出芸もう一回観たい。
(麗人の同意が取れればカウントを始めて放るタイミングを指示…所謂おやつキャッチに持ち込もうと。叶わなければ、銀笛で降下先を己の方に切り替えるつもりで。ここぞと付け加える様に看破出来ていないイヤリングの其れを手品か何かと解釈した表現で、アンコールを蚊の鳴くような声で要求して)

** 投稿日時:2022.10.30 13:33 ** [ 編集 ]
[ 27 ] ◆
** PC名:トールカ・メル・ウムア=ドルラプコス **

ご所望なら華麗なデビュー戦をセッティングしてあげるわ。……随分お気に召したみたいね。大丈夫よ、任せてちょうだい。
(手を繋いでいた可憐な少女二人がその距離を詰め、ハグをしているかの如き体勢で声を潜めて言葉を交わすのには、あえて聞き耳を立てるような無粋な真似をすることなく。寄せた身体は離したものの心理的な距離は近付いたか、先よりも柔らかな音を纏う声で話す令嬢と少女に目を細めると、商人としての伝手やノウハウを駆使すれば新たな商機を掴むことは決して空想だけに留まらない道だと請け合って。よく見るお約束を実現せんとしていた令嬢だけでなく彼女を慌てて制した少女が警戒していた鳶までもを即座に惹きつける魅惑のチキン、可食部は少なめながらもその持ちやすい形状としっかりした味わいとで人気な部位を掲げた右腕は標準的とは言えど二人よりは明らかに強靭で。自信たっぷりに頷くと同時に始まるカウントに耳傾け、今!と指示された瞬間に下手投げの要領で勢い良く腕を振るえば、ポーンッと投げ上げられたチキンが激しく回転しながら空へと飛んでいき。高々と空気を裂いていくそれはそれなりの速度に乗っているものと思ったがそこは猛禽類の動体視力、バサッという羽音が響いた刹那には既に過たずキャッチした肉を嘴に咥えた鳶が遥か上空へと飛び去っていき。あっという間に青い空の向こうに小さくなっていく黒点を見送っては、振り向くなり自身の持っていたランチボックスを二人に押し付けるようにして渡しながら着席を促し、アンコールを受けるまでもなく魔導具を作動させて取り出した折り畳み可能な簡易テーブルを先ほど置いた椅子の間へと設置して)
あの味覚えて戻れるのかしらねぇあの子……。……さて!アタシ達もランチにしましょうか。ちょっとこれ持っててちょうだい。ほらほら、二人とも座って座って!

** 投稿日時:2022.10.31 01:22 ** [ 編集 ]
[ 28 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

あら、そんなことで汚れてしまう名前だったらポイッと捨てちゃいますよ。ポイッと。あのー、思ったんですけれど、お馬さんたちとあんなに見事に意志疎通が可能なミィ先輩こそが仮面ジョッキーに相応しいのではないでしょうか?正体を隠したミステリアスな美女なのにまさに人馬一体のテクニックとあれば活躍どころか業界を席巻すること間違い無しっ!でしょう?……おぉっ、凄い!お見事です(自分の事に関しては少々危なっかしい程に無頓着なきらいはあるも、政略結婚等の政治劇の道具として蝶よ花よと育てられるべきいわばテンプレコースより自ら外れ、無知な世間知らずさは少女期にあっさりと卒業後、フェミニズムは勿論ルッキズム等も入る余地の無いガチガチの実力主義たる軍内で培った図太く、厚かましくすらある精神性由来の価値観故に善性のみで成り立つ組織などという創作物の中にしか存在しないものをあっさりと否定、加えて己が求めた言葉遣いを許すだけで傷が付く程度の安い家名であるのであればこれまたあっさりと捨て去るとの旨を実に軽い調子にて続けては唇に柔らかな弧を敷いて。澄み渡る秋の空を遊覧、覧(らん)、流(る)ーと旋回しているかのように見せかけて虎視眈々と獲物を狙う鳶への対処が為に己から離れる女性が再度冗談交えて画策し、女装の彼も乗っかる件の面白計画の話題に空気が元の緩和した物へと戻った事への安堵の意も含め可笑さに笑み声を洩らすと先の荒ぶる馬娘達の修羅場を解決した手並みを鑑みた修正案を挙手してみる仕種共々おどけた風に呈示しながら連携取る両者の邪魔になるのを避けて後ろ歩きで、たらったったったー、と踵で刻むリズミカルな感じに距離を空けたならば、凄まじい膂力で佳人が放ったチキンが真っ直ぐに空を裂いて鳶がすかさずキャッチする、という光景を目の当たりにするや拍手喝采、残りの二欠片のふんわりナンがあるのでぱふもふと音は鳴らぬが賞賛を送って。ご馳走を得た鳶の姿は投擲距離に倣い随分と遠く、見送りもままならぬが、男性が懸念零す通り美味を覚えてまた飛来、強襲するとしても食べ終わる迄の時間的猶予は十分にありそうで、何処ぞの絶賛行方不明中の奴では無いが鬼ならぬ鳶の居ぬ間の昼食を勧められると受け取った箱を瞬く間に現れたテーブルの中央へ、椅子の用意も続けてされる間に自分も三脚が並ぶ位置前の天板に鮫の切り身絵に包んであるナンを置いてお裾分けを完遂、弁当箱の蓋を開けて隣にずらし置き軽い会釈の後に促しに応じて静かに腰を下ろし、二人の着席をにこにこと待っていたところ、不意に、あまりに突然に天啓が降りて来てあまりの衝撃に目を見開き、綺麗に詰められた弁当箱の中身、香ばしい衣を纏う骨無しの部位を揚げたと思わしき所謂竜田揚げと添え物の乳白色のドレッシングのドレスで着飾る瑞々しい玉葱と葉野菜サラダ、持参のナンをと震える指先で順に示しながら同じく上擦り震えた声で訴え)お言葉に甘えてご相伴に預かります。──こ、これ挟んで一緒に食べたら絶対美味しいやーつー!

** 投稿日時:2022.11.01 00:55 ** [ 編集 ]
[ 29 ] ◆
** PC名:ミィ **

…もーちょっと執着してよね、……わたしぃ?…分かってないなぁ、全然分かってない!いい?そりゃあわたしが演れば速攻で飛揚跋扈しちゃうよ?でも、芸人が手出ししたぐらいじゃ一瞬で萎靡するのが関の山。こーいうのは意外性!他の要素持ってる人がやった方がぜーったいにウケるもんよ。それこそヴィリー、あなたみたいな令嬢の軍人さんとか…商品の宣伝がとーっても上手な仮面ジョッキー…とか、ね?……っつーか、やっぱりタネわかんないーッ!!
(あなただけの名では無いのだから。ーー麗人の高々とした投擲がなんとか鳶襲撃の回避を叶え、飛び去るのを見届けながらその隙間、賞嘆を見せる令嬢をちらりと見遣り独り言ちる。自身の名をもあっさり突き放すと言い切った様子が反語的に、確かな尊属の矜持とも見て取れれば、こうして縁故を汚しながらも捨て切れずに妄執する自身の浅ましさに嫌気が差し、エゴイスティックに出掛かった続きは溜飲と共に押さえ付けて。片手に控えていた銀笛を下ろしながら切り替えんと、代わりに此方に飛んで来たジョッキー案に目を眇め、やれやれと首を振るや、麗人の用意する簡易食卓へ令嬢に続いて足を運びつつ、エンターテイメントをそれはもう偉そうに滔々と語りながら。仮面ジョッキーの名の末尾に連なる『R』の必要性を熱弁振るいつつ空いたチェアに腰を下ろし、右の脚の上に左脚を組み重ねるや、令嬢を立てた人差し指の腹で指して愛称呼ばわりし片頬を持ち上げた下等な笑みを見せる一連は、ランチボックスを普通に令嬢に持たせた事や、さっき巨馬は2歩しか動かなかった記憶は消しましたと言わんばかりに当然の様に差し込んだ芸への自信含めて、どうしてそんなに偉そうなんだと言える行動のパレードで太々しく。更にルカ姉…『L』もアリ。と麗人へ向くや流れ弾を吹き飛ばし、悪戯に双眸を細めていた最中も、食台を出す過程は注視していたが、結局ニョキっと出て来た…に解釈は止まり、タネ暴きが叶わなかった悔しさを我慢出来ないとばかりに吐き出しながら、そのテーブルに付いた手を支柱に腰を浮かせるや落ち着き無く。その時、啓明の導くまま食卓の上を滑る令嬢の指先を目線で追いつつ、食の関心が薄い己は考えも付かなかった組み合わせに思案するも一瞬、真顔で同意に頷いて)
フライ、とシャークを…?…あぁ、天才かもしれない。

** 投稿日時:2022.11.01 16:10 ** [ 編集 ]
[ 30 ] ◆
** PC名:トールカ・メル・ウムア=ドルラプコス **

んん?アタシも出場するってこと?ああでも、宣伝にはいいかしらねぇ?
(自身の促しに椅子へと近付く二人に満足げに頷きながら急に飛んできた矢に軽く首を傾げては、新たなマーケティング手法の一つになるのだろうかなどと前向きな検討。タネを探す少女の目の前にてもう一つ椅子を追加して自分も着席するとランチボックスの片隅に挿し込んであった厚手の紙ナプキンを引き抜き、皿の代替にとそれぞれに数枚ずつ配り。唐突にワントーン高い声を上げた令嬢に視線を移せば、その細い指先が指し示す食材達を順々に見やり、啓示を受けたとしか思えない新たなる食の境地を脳内シミュレーションして。味の濃い衣を纏うチキンまでは容易く想像がついたものの、そこに更にサラダを加えるという説明に不思議そうに瞬き繰り返しては、絶対と断言する令嬢と真顔で同意示す少女の顔を見比べてから頷き、備え付けておいたフォークを取り上げて。紙ナプキンの上に並べたナンの上へと手早くサラダを3等分、竜田揚げを一本ずつ盛り付けると、紙ナプキンごと折り畳めば上手い具合に挟んだ形にできるだろうそれを確認するように二人へと示し)
えっ何?……?……、お肉だけじゃなく、サラダまで?……なら、やってみましょうか。正直アタシにはうまく味の想像がついてないんだけど……ん。こんな感じでよかった?食べてみてちょうだい。

** 投稿日時:2022.11.07 01:43 ** [ 編集 ]
[ 31 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

そうですか?最初は物珍しさで話題として挙げられるとは思いますけれど、やはり長く活躍するとなれば実力があってこそなのでは……ってわたしも詳しいわけではありませんが。あ、でも実力と話題性、確かにルカ姉さまならば兼ね備えているかと。……ふふっ、もしかしたら空を鮫が悠々と泳いでしまうほどに有り得ない組み合わせかも知れませんが。わたくしが発端なのにお手を煩わせて申し訳ありません。ありがとうございます。それではお言葉に甘えていただきましょう(当然他者の思考を読むという芸当は叶わず、移ろう表情仕種等より機微を拾う事しか出来ぬものの恐らくは悪感情を抱かせてはいないであろうと仮定した上で此方も面持ちと声色を柔く冗談話に付き合い、意見なども挟みては颯爽と馬を駆り現れた第三の候補案にちゃっかり乗って何気に自分を選択肢から姑息にも外そうと試みて。己が発端である唐突にして未知なる食し方が同意を一票得た事で若干消極的さを残しつつも親切に用意を進めてくれる相手へ感謝を伝えたならば、フォークやナイフを使うべきか判断に迷う逡巡の間は一瞬、何故か此れが正しいと耳元で囁かれたようないないような、丁寧に敷き置かれた紙ナプキンを魅惑の積層を彩る食材ごと半折りに、すかさず上品さからは掛け離れているも直接両手計十指で摘まみ持つやそのまま口許へ運んで齧り付くという暴挙に出て。先ず歯先に程好き感触を伝えるのはたっぷり塗られたバターが野菜やドレッシングの水分の浸食を阻みふっくら感を保つナン、易く噛み切れた先でシャキッと瑞々しさ弾ける野菜、続けざまに何処か紅葉を連想させる白と黄と薄赤が斑に混在する色合いの香ばしい衣を纏う中でしっかりと下味が付いた揚げ鶏がもたらす、かりっ、じゅわっと破壊的な二重奏、各々違う食感なのに嚥下する頃には全てが口内で素晴らしい調和を生み自然と恍惚にも似た表情を浮かべると、脂にしっとりと濡れた三日月を描く唇の隙間より洩れるのは何のひねりも無い歓喜の句で。綻ぶ頬に片手を添えてほっこり、呼ばれたと勘違いしたのかはたまた単に奇異に感じたかのびのびと思い思いに草原を満喫していたお馬さん達が一斉に三角耳をぴくっ、振り向いてぶるるんっ)うっ……ま!

** 投稿日時:2022.11.09 00:16 ** [ 編集 ]
[ 32 ] ◆
** PC名:ミィ **

…ありだと思うよ、サメは…ほら、海上に嵐を作って軍事用に飛ばせないかエルフが研究やってるって噂、聞いたし……あ、ありがとう…いただき、ます……
ーーー…え、おーいしー…ルカ姉、これ売れる売れる。
(令嬢のさり気なく下馬しようとする口振りには目敏く気付きつつも口には出さず、逃ーげーたーなー?と口ほどに語るじっとりとした視線を押し付けるに留め。勘に過ぎずとも絶対美味しいの確信のまま、絵空事と語る飛空鮫から他種族の秘密主義が生んだ眉唾物の噂を引き合いに出しながらも、麗人が紙ナプキンで包んだ其れを目の前に食し方を伺う様に恐る恐る二人に目を遣り。令嬢の其れを真似る様に、紙を捲り、姿を覗かせた先を口に運んで。辛味を纏った衣と酸味を纏ったサラダの濃い味をナンが緩和する組み合わせはとても好ましく、これは想定以上と口元をその名作品で隠す様に齧り付いたまま目を見開いて。暫し言葉を止めて夢中で食事に没頭し、その持ち手が片手で十分な大きさとなり、最高のコンビネーションを生んだ其れを自施設にと麗人へ言いかけた頃。私ですか?とでも言いたげに此方へ顔を向けていた馬たちが一斉に空を見上げた先。チキンをゲットして退場した鳶がどういうわけか三羽に増えて真っ直ぐ此方へ、しかし、目的は取り急ぎ竜田ではない様子で。真っ直ぐ降下して、側から見れば完全に襲撃されていると言って差し支えない勢いで、テメェちょっとこっち来い!と己の腕やら髪やら首やら引っ張られ。残った手元の其れをなんとか紙ナプキンに包んで手に収めつつ、三羽鳶にせっつかれながら挨拶もそこそこに足を運ぶ事を余儀なくなり。そのまま未踏山林へ容赦無く催促されながら、姿が消えても暫くは文句の声は響いた筈で)
普通にうちの芝居小屋で売りた……ッ痛!いった!!何?!…ち、ちょっと、引っ張んないで…っご、ごめん二人とも…
…はぁ?なんでわたしが鳥のトリの取り合いを取り持たないといけないワケ?!そんなの仲良く殴り合ってよー!…っ痛いから!絶対わたし着く頃あなたたち忘れてるから!!上に引っ張んないで飛べないからぁッ!!!

>退室

** 投稿日時:2022.11.09 17:10 ** [ 編集 ]
[ 33 ] ◆
** PC名:トールカ・メル・ウムア=ドルラプコス **

やぁね、アタシだけじゃ普通だと思うわよ。……サメを空に?っと、アタシもいただきまーす、……ッッ!!?!?……、……な、なにこれ……すっごく美味しいじゃない……!!
(さり気ない離脱の気配をさらっと押し止めたところで耳に入った聞いたことのない噂に思わずどんな状況だろうと想像してしまうも、令嬢と少女が紙ナプキンごと取り上げたそれに齧り付く様を見れば自身も後に続こうと居住まいを正し、豪快にがぶりと一口。途端に口内に広がる異なる味のマリアージュにビクッと肩を揺らし一瞬硬直しては、もぐ、もぐもぐ、と味わいを確かめるようにゆっくりと咀嚼をしてからごくりと飲み込み。何故今まで思いつかなかったのだろうかと考えずにはいられない未知の美味に右手で覆った唇から震える声を漏らすと、後は上品さを残しながらも勢い込んで食べ進めるのみで。二人よりも遥かに早く僅か三口ほどで完食した紙ナプキンを握り締める左手には新しい商機を逃してなるものかとばかりの力が入っており、右手にはいつでも契約書を作成できるように持ち歩いている紙とインクとペンを取り出していて。素早く書き始めたそれは食べ方の発案者である令嬢に売上から数割のアイディア使用料を支払う契約を結ぶためのもの、語りかけつつ出来上がったものに自身のサインを書き込むと更に新しい紙に相手の親へ宛てた手紙も書き始めて)
アーマンディ嬢、これは素晴らしいアイディアだわ。ウチの商会で是非売り出させて欲しいの、もちろん使用料は弾むし……そうだ、ご領地の小麦も購入したいわね。お父上にご相談させていただいてもいいかしら?ミィちゃんもこう言ってることだし……って、芝居小屋?
(有無を言わさぬ速度とにっこり笑顔にて押し切る気満々のところに黙々と食べていた少女からも売れるとの太鼓判を押されれば我が意を得たりと頷き、次いで届いた気になる単語に詳しいことを聞こうと振り向いた刹那。馬達の様子に全く気付いていなかった自身の感知外より飛来した鳶が少女を襲う様に目を見開いては、慌てて救出にかかるよりも先に立ち去っていく背中に虚しく手を伸ばすことしかできずに呆然とし。何があったのかは絶妙に韻を踏んでいた少女の声から察しがつき、その台詞から事実会話が成立していることの確信を深めると、名前と芝居小屋という単語から行方を知ることは可能だろうかと思考を巡らせて)
何それ詳し、ッええええ!?ちょっ、ミィちゃん!!?アナタだいじょ、……行っちゃった……。……本当に動物の言葉が聞こえてるのねあの子……。

** 投稿日時:2022.11.10 23:38 ** [ 編集 ]
[ 34 ] ◆
** PC名:ヴィルヘルミナ・ファン・アーマンディ **

うんうん、本当に美味しいですねぇ。このカリッとシャキッとふわっとな食感が面白くて楽しくて食欲を誘います。これ、作りたてで熱々だったらと考えたら……危険ら、絶らい食べふぎちゃう。……んっ、……ふう。ごちそうさまでした。使用料?ですか?画期的なお料理ですからわたくしの名が冠されるとなればもしかしてそれが功績となって大佐(カーネル)に大出世、なんてことになっちゃうかも知れませんが……、それには及びません。せっかくですからより多くの人たちにお求め易い価格でお手軽に味わってもらえるように取り計らっていただけますか?小麦は勿論、最近はお野菜の栽培にも力を入れているので父も喜んで協力するでしょうから。ふむ、フォルテラへも販路を広げるとすると食材に一工夫が必要となってまいりますわね……お肉も魚介類も卵や生乳類もエルフの方々は食べられないと聞きますし──(片手で摘まんで摂食出来るという点はサンドイッチに近しいものながら、前菜と主菜を一緒にたっぷり挟み込み味付けが濃い一層ジャンク感が強い其れは己に続いて口にした両者の驚きを伴う反応から概ね好評で、二口目、三口と頬張る手も止まらず、はしたないと自覚はあれど咀嚼中であるにも関わらず一応掌で口許を隠しながら更なる美味に至る可能性、並びに美味故に食べ過ぎた場合に年頃の女性として死活問題になり得る危険性をぽつり、呟くが誘惑には逆らえずに完食。食材への感謝を伝える言葉を満足感から来る一息の後に綴ると、商機に聡い彼からの提案に一考、いずれ世界を席巻する程に増えた各店舗の前に白スーツを着て箱を手にした自分の姿を模した偶像が飾られ、地域ブランドに貢献したとして名誉称号を与えられるという幻想が頭を過ったりしたのかしないのか、本来決して有り得ぬ超飛び級昇進を妄想してにへら、と一瞬唇が弛緩するも首を軽く振って不埒な考えを頭の中より一蹴、基本的にリベラル寄りの主義故に自由競争市場を促す提案を、然し健全な形であればちょっと親族に旨味があっても良しとする程度には柔軟なのでちゃっかりと利権に絡むところには同意を継いで示して。ならばと菜食主義な種族が治める他国への営業戦略等にも思考が巡り難しく眉を顰め思考へ意識を埋没させていたのが災いし三羽の猛禽類の突然の襲撃に気付くのか遅れ、異種間対話の内容から恐らく命の危機に関わるものではないであろうとは思われるが既に彼女が結構な距離引き擦られて連れ去られそうになっている場面になって漸く反応叶うと目を見張り、噂半分とはあったがもし事実であったとしたなら世界に滅亡を招きかねない大厄災であると何故か著しく危機感を喚起させる上、勿論作戦参謀としても決して看過出来ない事もあって真相を追及せんと椅子から立ち上がったなら中座する無礼を謝罪、やっぱりちゃっかり先程の収納機能付きイヤリングの商談の件も示唆して匂わせるのを忘れずに述べてから慌てて鳶達の行方を追って走り)っ!って、先輩泥棒!?とゆーか空飛ぶ巨大サメだとかそんなっ、人類どころか他の全生物が力を結集して立ち向かわなくてはならないような脅威がまさかっ……ちょっ、ちょっとミィ先輩!その噂話を詳しくお聞かせ下さっ、誠に申し訳ございません、火急の用件が発生してしまいましたのでわたくしめはここで席を外させていただきます。お詫びと共に後日またお伺いさせていただきますので非礼をどうかお許し下さいませ。ごきげんよう、ルカ姉さま。>退室


** 投稿日時:2022.11.14 14:22 ** [ 編集 ]
[ 35 ] ◆
** PC名:トールカ・メル・ウムア=ドルラプコス **

あら、それでいいの?アーマンディ嬢は欲がないのねぇ……わかったわ、なら詳しいことはお父上とお話させてもらいましょう。……って、えっ、アナタまで!?ちょっ、さっき出血してたんだから走っちゃ……!!……はぁ。まったくもう、若い子達ってせっかちねぇ。
(自身の提案に唇を緩めつつも首を振り己は利を得ず多くの人々に広めることを優先するよう促しつつも実家の侯爵家、ひいては所領の領民達の益になる部分については同意を示す様に感心したように頷き。慌ただしく立ち去った少女を見送った背中側で立ち上がる気配に再度振り向けば、何やら奇っ怪な現象に危機感を募らせた緊迫した表情を浮かべながら謝罪の言葉を述べた令嬢が鳶と少女の後を追って駆け出すのに再度声を上げて。既に血は止まっていた様子であるものの激しい運動は控えた方が安全であるはずだが引き止める暇があればこそ、見晴らしのいい草原を駆けていく二人の姿に思わず溜息を吐き出しては、頬に手を当て小首を傾げながら独り言をぽつり。わざわざ後を追っても仕方がなかろうと椅子に腰を下ろし直して。卓上に出したままだった紙に改めて目を通し、アイディア使用料という名目ではなく材料取引への上乗せという形で利益還元を図る方向で事業計画書や今後の動きに関する指示書、必要な手紙や契約書の下書きを認め始め、ついでに少女が口にしていた芝居小屋の調査もさせようと思い付き。日が落ち始める直前まで爽やかな風が吹き抜ける気持ちの良い場所での仕事に精を出すと、その場に取り出した諸々を再び魔導具にしまい込んでから来た時と同様に馬へと跨り帰路に着いて。数週間ほどの後、令嬢の実家には新しい製品開発に伴う材料調達に係る取引を持ちかける書状が、少女の劇場には興行に合わせた軽食の提供に関する事業提携を持ちかける書状が、それぞれ届くことだろう)


>退室

** 投稿日時:2022.11.28 04:12 ** [ 編集 ]

返信する

[ *前 ] ‖ [ 次# ]



[ 戻る ]







[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]