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[ 1 ] ◆ 宮廷書庫
** PC名:***** **

黒の宮殿の中にある書物庫
天井まで届く書架と梯子が迷路のように立ち並ぶ魔都随一の書籍置き場。特に軍学や武術、戦いに有益な知識を重視して集積されている。書庫の一際深くにある禁書庫は魔術の守りで閉ざされている。


※黒の宮殿は警備が固められているため侵入は容易ではない。

** 投稿日時:2021.09.02 16:04 ** [ 編集 ]
[ 28 ] ◆
** PC名:ジギー **

誰、って……うへぇ、個人が保有シてるってのかよンな三千年モノのブツを。つーか周知の事実だったりすんのか。お前ら兄弟の獲物なワケだからうっかりやらかさねぇよーに気ィ付けるが……そいつ、もしかして強ェーの?(当人達が消えるなり件の妄想好き達は色めき立ち、密室、男二人、皇弟と鬼、何も起こらない筈がむにゃむにゃ等々何か熱心にメモを取り出す者を始め書庫ではお静かに、な決まりを一切守らず侃々諤々論を交わしていたりするがそんな階上の不潔と称された連中の様子は隠し扉に遮られて耳には届かず、代わりに抉り抜いた岩肌剥き出しの閉鎖空間に響く相手の常識とでも言いたげな言葉に思い至ると瞳を瞬かせ、吐き気を催したがように態とらしく舌を出して晒しつつ眉間に皺を寄せた顔で呟き。大体会議や召集をさぼる自らが悪いので自業自得ではあるが知り得なかった情報故に意外とばかりに続いては頷き見せ、ならばと後々のお楽しみが為に其の保有者に対して注意を裂くべきと意識するも己に取って最優先事項に引っ掛かる可能性があるので念の為に確認を取ると、先程よりお互いの声とは別のあまりよろしくない系統の気配を隠さず、存在を主張するがように悍ましい呻き声を発する邪悪な書物の元、分類前かはたまた自ずから何らかの手段で移動して来たのか製本台に乗った魔本へ近付くや喧しいので手近にあった分厚い本を三、四冊、どさどさっと上に重ね置いては、うきゅっ、と意外と可愛らしい萌え声っぽく悲鳴上げる其れを恐れも知らず潰し黙らせてから話題を繋ぎ)オレからしちゃ相手を見ていちいち言葉遣い変えるヤツが信じらんねーし、裏でコソコソ、っつーのも他のヤツを貶めなきゃ話す内容無ぇのかってビックリだが。だが政治ってのはそーゆーインシツさっつーかコーカツさもセットで必要なんじゃね?セイダクアワセモツーとかとか。

** 投稿日時:2022.05.27 17:09 ** [ 編集 ]
[ 29 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

そこから…?あんま面白い話じゃないんだけどね。当代の封印はフォルテラ聖王国第一王女アリティアにある。力を封じてるだけで聖女さまだって、ふふふ、馬鹿馬鹿しい。くだらない、冗談ではない、幼な子を贄として消費しなければ息もできぬ臆病者どもめ、そんなに私たちを疎ましく思うならば三千年前に絶滅させればよかったのに! …あれに魔将の卿(けい)を用いて殺す価値はない、兄上がお心を砕く理由も…なにも。(この調子では夏頃に開かれる書籍闇市で取引される恋愛空想本の分類勢力図が変わっているかもしれない。政治宗教に関する発刊不能の本を求め、買い手として素性を隠して参加する身としてはちょっと他人ごとではないような。思った以上に前提を知らないことに瞬きを一つ、封印の要について口を開いて。玉座を巡る争い以上に選択の余地なく役割を望まれることを歪な営みと思うのと、魔皇帝の最大の関心ごとがあの子供の中にあることへの的外れな焦り、アリティア本人と相対して見えた信念の強さは立場を差し引いても好感を覚えるもので。不意に吐き出す笑い声だけは他意がないかのように明るく朗らかに。原因はさておき執念深く煮え続ける情動が抑圧の蓋を持ち上げるのに十分な話題、両手が金属の小手で覆われていなければ爪でも噛んでいただろう。言葉でいかなる評価を下そうと市井の青年じみた演技が剥がれおちることそのものが彼女の重要性を表していて。実際接触した限り己の罵倒は全く当てはまらないことは確かだが、本人と会ってあれだけ我慢したからいいじゃんという甘えもわずかに存在して。そんな調子で一人でかっかしているから、本来安置されるべき深層より忍び寄ってきていた魔本を見逃してしまって。気が付いた時にはすぐそばに、意思ある呪物が自走してくるなんて端的に言って天敵の類である。急に立ち入ったせいで書籍の分別なんかができていなかったのかもしれない、言語化してはならない思考らしきものから目を逸らして。どうするかと悩む隙なく炸裂する躊躇いのない本の重ね置き、第六感のように思考を感じ取る能力がないならばできて当然の対応に目を丸く。そうしてまるで自分の脳天に本がぶつけられたみたいに頭をぺたぺたと抑えて。それは全くの錯覚であるから大した意味はなく、ただ妙に昂った勢いを削がれただけで)……。それは間違いのないことだが、正しくとも私が好ましく思うヒトや状態はそうではないのだ。初めから取り繕うことなく無礼も不敬も失態も言葉にして良いのだよ、見抜ける嘘ほど惨めなものもなかろうて。

** 投稿日時:2022.05.28 09:03 ** [ 編集 ]
[ 30 ] ◆
** PC名:ジギー **

ほー。何だ、三千年も魔王の始祖封じる聖女鬼すげえ!このまま逆らう魔族のヤツら全員未来永劫ビビらせ続けてやろうぜ!……とか目論んでやってやがる儀式?みてーなモンか。オレは宗教なんざ微塵もキョーミねーし、偶像崇拝ナニソレって思うケドよ…………邪教じゃね?先祖を信仰のダシにしてるっつーんならそりゃまおーもキレるだろ(先立って洒落にならない危険を示唆されていれば対処に加減等不要で、重石代わりに積んだ物を含め肘を置くのに丁度良い高さとなった事で体重を預けた若干斜めに傾ぎ立つ姿勢で寛ぎ、重圧の加算でぴぎぃ、と弱々しく小さく哭く肘置き台兼邪悪で可哀想な魔本と何故か同調したがように頭頂を押さえる相手と向き直る形に。唾棄すべき悪逆無道と断する弁を、流石に裏に滲む言わば人身御供めいた宿命を背負う女性と出会ったが故に相反する印象を持つに至った葛藤、並びに兄へ抱く複雑な感情が生む嫉妬に近しい其れが混ざり合って一際熱が高まっていたとは思考を読む術を持たぬ己では知る由も無く、ひりつく戦いを望める喧嘩相手やもとの僅かな期待も否定されたとあった故に聞き終えて返す舌に乗せたのは思慮の足りぬ短絡的にして率直な感想で、鼻を鳴らして。将器を持つに足る者であったなら本来関わるべきであり、また後の礎とも成り得る政事への参画は掻き立てる野心の全てが闘争を楽しむ事だけに向いた極端な指向性の為に端から選択肢に無く、故に其の中心地に居る相手が辟易とばかり伝える言を労う調子は何処までも軽い調子であり、よってふと思い出したからという理由の話題転換も横暴な程に唐突で、しかも独断専行が過ぎる内容にして相変わらず名称に無頓着な面もおまけに出た事後報告、加えて疼き逸る衝動が無数に屹立した書棚群へ散らばる視線を始めとした落ち着かぬ物腰に現れて)くははっ、ストレス待ったなしってカンジで難儀なこった。あ、そーいやクッソつまんねェ真似しやがってたデ、デ……デバガメ?デブトラ?あー、デなんとか商会を黙らせといたぞ。あと、兵隊揃えてガチのカチコミに行くんならどのルートを……んー、地図トカあんのかココ?

** 投稿日時:2022.05.28 23:53 ** [ 編集 ]
[ 31 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

……ああ。似合わない真似をさせた。陛下が同じ考えをお持ちかは私…俺が口にすることはできない。ちがう、言えないぜ。何を考えておられるか推測するのはよろしくない。今のは俺が一人で勝手に怒った、そういう話だ。(癇癪の最中に人の思考を読み取る余裕はなく、ひとしきりキレ散らかして満足したならジギーの言葉の意図が宥めることにあると思って勢いはするするの萎み。日頃心がける若者らしい言葉遣いを思い出すように発した言葉のいくつかを直しながら。長年憧れる兄ならばこの程度で声を荒げるようなことはないだろう、改めて己の不出来さを実感したなら深々とため息を吐き。彼が言及した魔皇帝の行いの理由も臣下の礼儀として一線を引く態度を取り、首を左右に振って。そうして唐突に、事後報告として上がった商会の名にまたため息を吐いて。前から目を付けていたが利用価値ありとして一見緩慢な対応を繰り返した結果、いきなり大人しくなったので計画がパーになったので執務室の椅子でひっくり返ったりしていたのだ。その状況からしてジギーで間違いないが六魔将が手を下したことにした方が益ある連中の偽装ではないかと検証したり調整したり、ある種中間管理職らしい仕事に時間を費やしたことを思い出して。己の職務が六魔将を十全に運用することと解釈する今、彼らの行いを魔皇帝の益にすることに文句はないが他人の思考を見ながらネトネトした駆け引きをして楽しいわけではない。がしゃがしゃと音を立てて机に突っ伏し、焼けていない左頬を天板にくっつけてたまま話を続けて。普段は封じられる類の地図とは用途が限定的なものばかりでこと行軍ルートの算段に使えるかといえばどうにも怪しく。やや考えた後言葉を促して。おおよそ地形は記憶してあるし、なにより読心能力を用いたなら齟齬なく話の意図を理解できるだろう。左目を閉じたなら右目を中心に無作為に垂れ流していた力が指向性を持ってジギーへ向き、そう間を置かず皮下を何かが這いずる不快感が発生するだろう。それはもしかしたら今回がはじめてではない、何度も味わったことのあるひたすら不快で他に影響のない不審な感覚かもしれず)ディアドラ商会のあれは本当にお前だったか、俺の苦労は一体…。ああ、本格的な行軍については目下調整中だ。お前がなにか考えてるなら…この階層だと用兵に使える地図ないけど話してみな。

** 投稿日時:2022.05.29 15:33 ** [ 編集 ]
[ 32 ] ◆
** PC名:ジギー **

ん、ンー?お前よ〜…………って、まぁ、いいか。つーかド真面目か。当の本人の言葉じゃねーとしても、だ。我らが魔王はお怒りだ!トカ何とかアジ打っときゃ義憤に駆られて張り切っちまうヤツも少なからずいるだろ。政治屋で、戦争屋で、魔王の弟なんだから扇動者も兼任してもいーんじゃね?ま、勿論食い扶持稼ぎたいだけのヤツもいりゃ単に暴れてェだけのもいるワケだからそーカンタンにもいかねーんだろうけどよ(如何にも深く根差した苦悩を察して労る意もあったものの所詮は安易な感想に過ぎない言葉にも几帳面にして自罰的な訂正を加えた上、生産性が皆無に等しい自国に於いて目減りしていく一方の糧食を狙った目論見を事前に潰す為とはいえ好き勝手に動いた己を叱責する訳でも無く机に伏せてしまう相手の色々と無理を背負い込む損な性分をいくら図太く厚顔無恥で思慮に欠けていても薄らと感付くものがあり、怪訝に眉を曲げて煌々と灯る灼眼を以て注視するがように見据え窺わんとするが直ぐに綴りかけた指摘を噤み。代わり、やはり到底将器には不釣り合いな短慮単純な能天気で茶化した調子の進言を乗せ直した口許に普段の不敵彩る弧を浮かべては絶賛お仕置き中の肘置き邪本の背表紙、上手い具合に視線の高さが合った相手へ向けてタスケテタスケテ、とでも言いたげな意を滲む涙に篭めぱくり、と不気味な生皮製装丁が楕円形に開き象る涙目へと五指抜き手で極悪非道、容赦無き目潰しの一撃を加えながらあくまでも戦略や戦術に迄は至らぬ内容であるとの前置きを置いて)で、そんな戦争のド素人の喧嘩屋なオレからの献策っつーか助言?……何か違ェな……。うん、直感、てコトにしとくか。大袈裟なモンじゃねーから安心しろ。

** 投稿日時:2022.05.29 23:15 ** [ 編集 ]
[ 33 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

なんだよ…。とにかく、お前のいう通り俺は前皇の正当な子であの方の弟で、だからだめだ。この国の頭をすげ替えて使える血は俺しかいない。そうやって使うなら俺が扇動した事実さえありゃ十分で、…俺の野心は魔皇帝の地位でどうこうできないから迷惑なんだよ。(なんとも言い難い溜めに引っかかりを覚えつつ、 それより伝えるべきは民草の煽動者を務める気はないということだろう。今の治世がどうのこうのの真っ当な政治闘争から、ある程度大きな戦いが起きると儲けが出るからとかいう理由まで、自分の血に利用価値を見出す者は多種多様。魔皇帝への忠誠を事あるごとに口にするのは半分くらいは取り付く島がないとアピールするためでもあって。いかにも信用しているとばかりに頷き、ほほえみを向け。その進言の意図するところの多くを盗み聞こうと試み、傍らで蠢く魔本の哀れっぽい呼び声に気を取られた拍子にそちらへ焦点を合わせてしまって。今の本が望むのがおしおきからの解放だとしてもヒトと何もかも異なる思考は害となるもの。理解できるとできないの間をぐらぐらと揺れる声に左目は不自然に間隔の短い瞬きを繰り返し、言葉が詰まる代わりに鼻血が垂れて。意思ある怪書から離れようと立ち上がるも足がもつれ、そのまま地面に崩れ落ち。鎧が床にぶつかる音は大袈裟に騒々しく、転んだ拍子に力の展開は収まったものの頭痛はもちろん、固いはずの床がぐにゃぐにゃしているような違和感も伴い。しばし立ち上がろうと足掻いた後、立ち上がるのを諦めすっと大人しくして)ふふふ、意外とそういうひらめきは大切……なんだこれ、ェ。

** 投稿日時:2022.05.30 12:27 ** [ 編集 ]
[ 34 ] ◆
** PC名:ジギー **

そりゃアレだ、クソマジメでケッペキだなお前は、ってな。……あぁ?オイオイオイどーしたよお前?チッ、忠告してた自分がやられてちゃ世話ねーわ──(飲み込み掛けた部分の言葉も促された事から、これまで腰を据えて会話を交わす機が無かった為に今迄は実力を伴った美味しそうな獲物と銘付けていた相手に新たに抱いた印象をオブラートに包むとか穏やかな比喩表現を使ったりするとかいう迂遠な方法を用いない、良くも悪くも裏表の無い直球で投じ答えて喉を鳴らすも、突然立ち上がる事もままならず崩れ倒れるという予想外の出来事に虚を突かれて呆気に取られ暫し、先刻よりの些か奇妙な行動の要因が絶賛仕置き中の魔の書物が故と漆黒の眼窩で朱に煌めく魔眼を咄嗟に再発動、幻術に近しい類かまた別種かの判断は難いが精神攻撃らしき物を受けて纏うオーラが乱れた相手と彼と繋がる形で不可視の魔力を放射状に発する邪悪な肘掛け双方へと視線を流し事態を即時解するや重石に今尚絶賛編纂加筆中で凄まじく分厚い皇国史をどすんと追加、悍ましい波動が収まると共に声も上げられなくなり、心無しか薄くなったようにも見える呪本を歴史の重みで押し潰すと続いては重装甲の鎧男を左の肩の上へ俵担ぎ、舌打ち並びに悪態然と顰め面で呟きながら二段飛ばしで階段を駆け上がって。元の今や妄想力の権化達の巣窟へと戻るなりこれよりの戦争の中心で旗頭の一角を担うであろう者を欠けさせる訳にはいかないというあまりに利己が過ぎる理由ではあるものの速やかなる処置を、といきなりの展開に目を白黒させる司書達へ怒鳴る勢いで指図、相手の身を床上に仰向けで寝かせて。然し訪れた当初から何故か語彙が謎の異常変換を来す不可思議空間は健在で、緊急を要す連絡の為書架を飛び出した拍子に誰かが手放してしまったのであろう、ひらひらと空を泳いで相手の疵顔に被さって火傷面を隠す、氷闇の貴公子総受け本とか魔本に劣らず危険な文字列が踊る羊皮紙越しに平手でびしっ、べしっ、結構容赦の無い威力で頬を打ち気付けしつつ浴びせた声の内容は、戦争を、という主語を省いた所為で新たな燃料を周囲へ投下してしまい)──おい、いきなりコイツぶっ倒れたからヒーラーと呪術師捕まえて引っ張って来い。おら、おっぱじめる前に勝手に一人で逝くんじゃねーよ!

** 投稿日時:2022.05.31 00:10 ** [ 編集 ]
[ 35 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

(卒倒の原因となる不用意な接触は断たれ、床にひっくり返ったまま頭痛をはじめとした不快感は引かないまでも致命的な事態ではないなと見積もって。あるいは自分の負傷の程度を冷静に見るだけの余裕がないせいだろうか。重たい本が動かされる音を尻目に落ち着くまで寝るかと結論を出したところで性急に担ぎ上げられ、抵抗する間もなく頭が上下に揺さぶられる度にあーだかうーだか呻き声を上げたりして。禁書庫を抜けて地上階へ、ごろりと仰向けに寝かされると普段うまいこと収めている翼や丸めた髪や鞘でまどろむ魔剣なんかが体の下敷きになってどうしたって居心地悪く、低い声で唸り。幸いなのは顔に張り付いた謎のメモの字や、やっぱりそうなんだ! と飛び込んでくる思考のなにがやっぱりでそうなのかを理解する余力があまり戻ってきていないことだろう。下敷きになった翼が痛い起き上がりたいし、気付けの平手打ちも痛くて鬱陶しい、顔に張り付いた紙も剥がしたいし、あんまり大事にすると面倒だからとにかく無事らしい動きをしたいし。そうしたタスクの分別がめちゃくちゃになった末、呪詛の類ではないから人を呼ぶ必要はないと伝えようとして全く足りない言葉だけが出てしまって。ついに人前で甘えだしたものと誤解されたらしく、野次馬のざわめきは急病人が出たことへのものとは性質が違って聞こえるだろう。そういう動揺に混ざり書庫を離れる足音もあり、しばらくしたら救護人員が到着するはず。ことを大きくしたくない自分にとってそれは不都合で、顔の紙を剥がした後漫然と手を伸ばして)いらない。お前だけいてくれ、ジギー。…へいきだから。

** 投稿日時:2022.05.31 15:04 ** [ 編集 ]
[ 36 ] ◆
** PC名:ジギー **

んだよ、フツーに生きてやがるじゃねーか(流石厳重に管理される程の事がある厭らしい能力を持った禁書、基、物理的圧迫で立ち読みでも最終頁迄至るにそんなに時間を要しない程度の厚みになった薄い本の影響下より離れた相手の意識は無事に戻るも此方が気付くにはタイムラグがあり、二発振るった平手では未だ足りぬかと革手袋が奏でるぎゅむっ、という音と共に握り固めた拳骨を振り下ろしてより強い、床面へ直撃させたなら皹が放射形に蜘蛛の巣の如く走る破壊を生むであろう威力ながら已む無しと漲る力を解き放たんとした刹那相手の覚醒を身動ぎから悟って動きを停止、寸での所であわやの暴挙を未遂と済ませられると鼻から呼気を、必要より遥か過剰に練り上げた闘気を霧散させて力を抜き呆れた風に洩らして。背中の鞘に納まる業物や翼等が邪魔して胸や腹部が自然と反る辛い姿勢を上体起こして直さんとする所作を幸い奮わずに済んだ拳をとん、と鎧胸部甲板上に軽く落とし置く、態とではないが凄く地味に邪魔する戯れと共に口許を緩めては安否を窺うべく此の場へ残った幾人かの、また別の意味で相手を苛む薄い本作成に並みならぬ意欲を携えた者達に一体ナニを何回頑張らせるつもりなのだろうと妄想を誘いかねない、あくまでも戦争の件に関しての励起の言葉を送り。ついでに珍しく弱った姿を衆目に晒す事で士気を高める効果がもしやあるのでは無いのであろうか、と根拠無き思い付きが何故か頭に過って、助勢を望まぬ意と理解し踏まえた上で揶揄い半分での余計な茶化しを付け足すとやっぱり激しく誤解した暴走文官の内から黄色い悲鳴めいた嬌声をも上がり)お前にゃまだまだ頑張って楽しませてもらわねーと。どーせならギャラリーに見てってもらやイーんじゃねェの?え?

** 投稿日時:2022.06.01 01:24 ** [ 編集 ]
[ 37 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

頑丈でいいだろ。(食らったら右目や骨が砕けかねない一撃はやむなしじゃないだろう、漫然と思うが頭が痛くて食ってかかる気が起きてくれない。不調だからといって寝そべるには不快な姿勢を疎み、上体を起こそうと右手と翼で体を持ち上げ、左手で上から引くように相手の胴体を押して押し退けようとして。彼が自発的に身を引くなら床の上に座れるものの、相手を突き放そうとする腕はろくな力が込められていなくて突き放すには到底足りず、足で蹴り飛ばす素振りもなく。この手の負傷が初めてではないが故の余裕であって、状態は万全から遠いことが透けてしまっていて。そんな弱った姿を晒すという真っ当な意味でも、事実無根の深い交わりという意味でも人に見せるべきでないと理解しているからこそ、破滅的な嗜好がいいじゃんやろう見てもらおうと囁いてくる。そういう視点を得てしまうとジギーが馬乗りになっているのも不必要に気まずいような。ついに悲鳴まで上げるようになった見物人と邪推に思わず、自分が一体何に対して受け身なのか知らないことにしている文言の書かれた羊皮紙を右手で握りつぶし。重ねて悪態を吐いて拒絶するもやはり声に常の力強さなく、左頬は薄らと朱が差してしまって)さ、最悪…。バカ言わないでどけ、どけって。お前たちもだ、見せ物じゃないぞ。

** 投稿日時:2022.06.01 12:29 ** [ 編集 ]
[ 38 ] ◆
** PC名:ジギー **

ドコが頑丈だぁ?てめーこそバカ言うんじゃねぇよふっらふらだろーがボケ(本来一人になりたくて訪れたいにも関わらず下からも上からも、訂正、階下でも階上でも精神的に来る出来事に不運にも遭った結果身を起こすにも緩慢で難儀な様子で、此方を押し退けようとする力も弱々しき相手の明らかな虚勢を到底上役に浴びせて良い物では無い口汚さで一蹴、鼻横や眉間に皺寄せたこれまた険しき表情で睨みつつ胸元を押す鋼鉄の籠手を握ると、片腕の力だけで全身鎧を纏う男性の体を易々と引き上げて座る格好へ。ほぼ時を同じく齷齪おっとり刀で戻る司書に連れられてつい先程迄自らの破裂した左瞳の治療に当たっていた癒師術と、戦闘能力的にも勝れた才を持つ呪術師の姿を認めると逆の手で手招き、本人の了承等端から無視した無礼極まりない勝手な指示を以て患者の身を預け。立ち上がり普段通り余裕綽々といった感が滲む不敵な笑みに頬を綻ばすと、皇国内に生息する危険な魔物より獲れ、特に滋養強壮に優れるもののとにかく、ひたすらに、最早拷問級とまで呼ばれる程の辛い、からいではなくつらいと悪評高い臓物の摂取を促しては呵々と肩を震わせながら其の場を、相変わらずの規律や命令等にも縛られぬ傍若無人的奔放さで、卒倒の件で有耶無耶になり直感云々の話を伝え忘れた事で何らかの影響があるか否かの是非は兎も角、そも自らが忘却してしまったが思い出しもせず逸る心にだけ従い去る旨を残すやひらり、と軽く片手を振って迷路の如く書棚の間に姿を消して。途中、机上の貴重な活版印刷用紙、陛下、見ないで……(仮)なる題字が上部に走り書きで記された其れに耽美なタッチの相手と酷似した人物並びに欲望に餓えた野獣の如く鬼の絵を一心不乱にペンを走らせ描き殴る者を認めて首をかくん、紙面を覗き見て。どうやら己らしき凶顔凄まじい後者の方を示しては、その鬼畜生が発しているのであろう、ワイがムチャクチャはちゃめちゃにしてやるでぐへへ、なる吹き出しの内容は字が読めない為に酷い改変には気付かず、え?オレウェスト弁だった?的な悲しい突っ込みを入れずに済み、ただあまりに猛々しい絵柄にだけ関して率直に訊ねた後、曖昧に暈されて煙に巻かれてから釈然とせず頻りに首を捻りながら出口へと向かい)おう、来たか。コイツとまおーにゃコレから馬車馬どころか車輪の如くぐるんぐるんっ働きまくってもらわなきゃだかんな。泣こうが喚こうがキッチリガッツリ万全に治してやれ。アレだ、ロックリザードの心臓やらデスバレイベアーのキモとかギンギンにおっ立つのもガンガン食わせろ。カカッ!……んーじゃ、何か忘れてる気もしないでも無いが……まあいいか。オレはウマイウマイお前ら兄弟とヤるのを楽しみにしつつ、ちーっとツマミ食いしてくるわ。──あ?コレオレかぁ?ンなヤベェ顔してるかオイ──>退室

** 投稿日時:2022.06.02 00:13 ** [ 編集 ]
[ 39 ] ◆
** PC名:コンスキウス **

まだ使い物になる。お前のおかげでな。(軽々、などと錯覚するほど簡単に体を引き上げられて座ったものの、不必要に揺れる体を支えるため本棚を支えに。翼を軽く羽ばたかせて妙な方向に捻っていないかなどを確かめて。そうこうする間に到着したのはこと腕利きの二人組。気楽に提案してくれた食品は食品として口にするには些か抵抗のある風味をしているものばかり。どちらかと言うと胃もたれが元々の不調であるから物を食って治ると思えず、呪いの類も放っておけば薄れる残り香ばかりで首を左右に振って。そういう事情はあるけれど傍から聞けば苦い薬や面倒な解呪を嫌がっていると受け取られ、癒術師のはいはいこちらを向いてくださいねーと適当な返事だけで流されて。癒し手の押しの強さは急病人が対抗できるようなものではないのだ。二人がかりで応急処置を受ける一方、向こうではモデル本人に作成中のブツを見られる恐怖体験が起きているらしい。セリフを読まれないのは幸か不幸か、仮出力もされていないその先の構想までちらほらと聞こえてくるのも合わさりとても体に悪そうなので見ないふりして。結局疲労が溜まった状態で複数の魔本が収められている禁書庫内の魔力に当てられたという消極的な診断が下り、呪術師の方は何か変化があればすぐにと繰り返して終了。かと思えば続いて書庫に入ってきたのは身支度なんかを任せている使用人達。抜け目ない連携に口を挟む隙がなく、あれよあれよという間に寝支度が終わった状態で私室に押し込められて。扉の前から人が去る気配がないのを確認したなら些か早いが寝るしかないと肩をすくめて)お前本当に言葉の選び方がよろしくないな、とにかく陛下はだめだぞ。…そういうゲテモノは不要だ、呪詛ではないから解呪もいらん。寝て起きたら治るから……っておい聞いてる?>退室

** 投稿日時:2022.06.02 17:45 ** [ 編集 ]

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