返信する

[最初から全部] [最新から全部]
[ 1 ] ◆ 生の交差路【聖夜祭 ― Wonder Christmas ―】
** PC名:***** **

魔都ハイランドの郊外に存在する、とある社交好きな貴族の屋敷。豪奢なダンスホールやサロンには夜な夜な人が集められ、華やかで時に血生臭い社交の場として開かれている。
通称の由来は庭園の中央にある巨大な迷宮。10メートルを超える生垣で組まれた高価な迷い路はダンスホールで出会った二人の相引きに利用されているとかなんとか。人目に付かないことは確かだが寒く薄暗い気候に適応した生垣は不気味に枝を伸ばし、中で迷い死んだ者が今なお彷徨うなんて噂があるとか。

【通常茶室引用/聖夜祭 ― Wonder Christmas ―専用スレ】

** 投稿日時:2023.12.13 21:40 ** [ 編集 ]
[ 10 ] ◆
** PC名:シシバ **

(一つ席を隔てて相手が着席したのを見届けるならマスクで覆い隠せぬ程のしたり顔が覗いたかもしれない。相手に続いてディーラーに紙幣を出すなら代わりにチップを受け取り、殆ど二択に近い選択肢を暫く決め兼ねていたが周囲のざわめきに意識をテーブルへと。どうやら相手が選択したのは大穴狙いと言っても過言では無い勝率一割程度の「タイ」らしい。同じく席に着いていた貴婦人がその無謀さに扇の内側で一笑を溢すほどだ。自身はと言えば相手の選択を訝しげな目で見遣ったが、やがて至極愉しげな笑みを浮かべ肯定的に受け止めるだろう。相手がただの愚者か、とんでもないペテン師か、それとも──。それらを確かめる絶好の機会には違いないと換金したばかりのチップを「プレイヤー」にベットし、ディーラーの進行を待って。)

「…テメーが只の血生臭ェ馬鹿かどうか見定めてやるよ。」

(頬杖をついて無駄の無いディーラーの手捌きを眺めていたが、提示された計四枚の札は互いの桁が同一、確率数パーセントに満たない「タイ」であった──。他プレイヤーやいつの間にか周囲に集まっていた野次馬の響動めきがその価値を示しているだろう。だが、他卓で大敗したらしい一見紳士風の人物がペストマスクの背後に立つなら如何様だと罵声を上げながら彼の肩を掴み上げようと。)


** 投稿日時:2023.12.26 12:44 ** [ 編集 ]
[ 11 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

ははは。なんという幸運。日頃の行いが良いからだろうか。

(正直なところ、適当に置いたチップが偶然にも大当たりしてしまったのだから、痛くもない腹を探られたところで何も問題は無いのだけれど、無実の証明は難しく、さらに軽口と共に軽く手を広げるという動作はとても胡散臭いもので。偶然だけど如何様っぽい言動に突っかかってきた男性には、椅子をくるりと回転させて向かい合う事で一旦その手を回避。その際に膨大な量になったチップを数枚手に取って)

突然何だ、言いがかりも甚だしい。君の不運を私で発散させるのはやめてくれ。

(突然現れた目の前の紳士風の人物の、ゲームの勝率を確認していたわけではないが、ゲームで勝っているときは他者の勝利も喜べるもの。突っかかる様子に負けたんだろうと予想してそう口にしつつ、優雅な動作で足を組むと人物をじっと見つめる。服装からすれば男性だろうか。露出している首回りや手首、見えるおおよその身長や胴回りから性別や体格を目測して、その人物へ向けて一瞬強く『共鳴する波』を繰り出す。目の前の人物の脳を一瞬強く揺さぶることが出来れば、片膝くらいはつくだろう。もし計算して調整した波が脳の波長とダイレクトにマッチしたら、脳震盪を起こして失神までするかもしれないが、それは自分の知ったことではない。また、一応狙って目の前の人物に向けたが、微かな『キンッ』という甲高い耳鳴りのような音と共に、波は空気を振動させて周囲に広がっていく。周囲に同程度の体格の者がいたらそちらにも被害が飛び火するかもしれないが、それもまた己の感知するところではなく。そうした後で手にしたチップをワザと床にばら撒いて)

羨ましいか。欲しいなら恵んでやろう。さぁ、這い蹲って拾うが良い。

(ゆっくりと足を組みなおしながら上から目線でそう告げて、ちらりと横の相手を見る。そういえばこのゲームの勝者は敗者に命令できるのだったか。さて、なんと要求したものか。突っかかってきた人物への興味や、ばら撒いたチップを誰が拾うかなんて事にはもうどうでも良い様子で、そんなことを考えはじめ)

** 投稿日時:2023.12.27 10:26 ** [ 編集 ]
[ 12 ] ◆
** PC名:シシバ **

(確率論を嘲笑うかのような手札は非常に信じ難い光景ではあったが、決して如何様ではないことは近くを巡回するセキュリティや魔導検知システムが証明しているだろう。そして、自身のベットしたチップは瞬く間に吸い込まれて。相対して何倍にも膨れ上がった勝ち分が相手に配当されるなら思わず自嘲気味な笑みを漏らしつつも、そんな一発勝負に水を差すような男性の存在には自身も不快感を露わにして舌打ちを。一連の様子を眺めるだけに留めていたが、不意に耳鳴りのような不快感が脳内を突き抜けるなら、忽ち意識を刈り取られたように視界は暗転して。周囲では難癖を付けた男性の連れらしい女性が心配げに駆け寄るが、既に彼の応答はなく意識を失っているらしい。その場は途端に慌ただしくなるが、流石はハイランド中のVIPを相手する一流カジノなだけあってその対応は迅速かつ無駄が無く、ものの数分で何事もなかったかのように宴が再開されるだろう。勿論、ばら撒かれたチップも一枚の誤差すらなく相手の元へと返却される筈だ。)

「───何しやがった。」

(ハッとして気が付けば、ペストマスクの硝子窓に自分自身が映り込んでいた。どうやら自身の特性である発達した感覚神経は彼の能力の影響を色濃く受け、数秒程だが意識を失っていたようだ。更に今思えば倒れた男と背格好も似ていたかもしれないが、それが一瞬脳を襲った波動の要因であることは知る由もない。それでも、相手が何らかの能力を使用した余波だろうと確信し、未だ残る不快感に眉根を顰めながら問い掛け。)


** 投稿日時:2024.01.01 20:24 ** [ 編集 ]
[ 13 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

(法があるようでいて、無法地帯なベルセニア魔皇国で落としたお金が戻ってくるとは思っていなかっただけに、自ら豪快にばらまいたチップが1枚も減る事無く戻ってきた事には少し驚きを感じつつも、その様子は表には全く出さずに沈黙を守り。しかし、見ていた相手、その頭が少し揺れたような気がして目隠しの奥で目を細めて。自分に突っかかって来た相手にように無様に転倒しないまでも、波打つ空気が相手にも少なからず影響を与えたようだと判断するのは難しくはなかったようで)

…おや。君にも聞こえたのか?少々乱暴で特別な『挨拶』が。頻繁に人の出入りが多い場所に来るわけでは無いのだが、どういうわけか、ああいった輩との遭遇率は決して低くはないのでね。聞き分けの悪い子に割く時間は勿体ないから、早々に退場願ったまで。…そうだ、私たちはゲームをしていたね。『賭けに負けた方が勝った方の願いを聞き入れる』。しかも一発勝負と君が宣言した。であるならば、私が勝者、で問題ないね?

(昔のあの子も、目は悪かったが感覚は鋭かった。体格は、確かに突っかかって来た人物とは似通っているかもしれないが、相手にも影響をあたえたのはそれだけが原因とはいえないだろう。相手の質問には、嘘ではないけど、比喩を混ぜた何ともはっきり理解するのは難しい言い回しで応えながら、意識を自分の繰り出した波から賭け事の結果にシフトさせようと勝者の確認をして)

** 投稿日時:2024.01.04 16:31 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:シシバ **

(意識を取り戻してもなお不快な余韻を残す感覚にはやはり覚えがあったが、果たしていつの事だっただろうか。しかし、ゆっくりと思いを馳せる暇はどうやら与えられていないらしい。コンティニューかどうかを尋ねるディーラーに離席することで離脱を示すなら機械のような笑みを背に受けながら。朗々と語るが決して要点は明かさず何処か勿体ぶるような物言いは彼の特性なのだろうか。未だ燻る人物像も併せて丸ごと暴く為にも賭けで勝利を収めたかった所だが、その権利は相手へと渡ってしまった。自身の不運を呪うよりも凄まじい相手の強運に賞賛を送るべきだろうが、生憎そのような清々しい性格とは真反対な質で。先程の男性では殆ど触れる事すら叶わなかった相手の肩へ手を伸ばし触れることが出来たなら。ペストマスクから覗く耳許へと顔を寄せ囁くように、それでいて今にも噛みつかんとする獰猛さを孕んだ物言いで“素直に”負けを認めるだろう)

「…望み通りなァんでも聞いてやるよ。ペテン師野郎。」

(言い終えるとそのまま後方のバーカウンターに向かい、勧められるがままに聖夜祭限定だという白いカクテルを手に取って。甘さの中にすっきりとした酸味を味わいながら再び相手の方を振り向いてさりげなく動向を伺い。仮に場所の移動を望むならカジノ内のラウンジスペースや先程通り過ぎたプライベートルームなどを使用することも可能だし、場合によってはこの場を移動する可能性もあるだろうか。相手が自身に望むモノが何にせよ、自身はその行動に従う筈だ。)

** 投稿日時:2024.01.05 21:00 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

ペテン師とは心外な。

(延ばされた手、それを払うことなく受け入れれば、囁かれた敗北宣言にマスクの下で口角を上げてフッと小さな笑みをこぼす。研究者として対峙していた時は、ああしろこうしろ、動くな騒ぐな、と短い言葉で命令口調ばかり使っていて、今のような言い回しはしなかった。こういう格好をすると、昔の貴族としての生活がうっかり出てきてしまうのかと、大昔を少しだけ思い出して。そのまま歩いていく相手を見て、こちらも持っていたステッキをトンと床に叩きつけてから立ち上がれば、軽く手を振ってゲーム終了を指示。膨大な量となった賞金はひとまず係りの者に任せることにして、相手の後を追いかけつつ考え込む。自分が勝者、相手になんでもいう事を聞かせることが出来る立場になったけれど、いったい何を要求しようか。また実験に付き合ってもらうには器具や薬や何もかもが手元にない。増えた金で接待を要求したとしてもこのマスクでは飲食が出来ないので行えることは限られるだろう、であるならば。)

…ふむ。では…そうだな。護衛を頼もうか。私がこの場を離れるまでの短時間。先ほどのような輩に絡まれたら、君が対処する。簡単だろう?

(あまり都市に出てこない自分には、本当に有名な人物しか記憶しておらず、何か問題を起こしたときになんとかできる権力も持ち合わせていない。力こそすべて、でごり押しできなくもないけれど、それはいささか面倒で。膨れ上がった賞金の事もあり、こちらを見る視線もちらほら感じているいま、全ての面倒事をまるっと相手へ押し付けてしまうつもりのようで。その際に運が良ければ新しい検体を見つけられるかもしれないし、パーツが取れても潰れていなければ実験に使えるかもしれない。最悪飼育中の実験体の餌にもできるかもと、緩く腕を組んで考えて)

** 投稿日時:2024.01.09 10:18 ** [ 編集 ]
[ 16 ] ◆
** PC名:シシバ **

(恐らく洒落た由来があるのだろうが生憎それを嗜む風情も無く、まるで安酒を煽る要領で瞬く間にグラスを空にしてしまった所で相手が再び自身の傍まで至り。思案の末に自身の鼓膜を震わせた、くぐもった声色の要望には思わず嘲笑を。ハイランドを生き抜いてきた自身にとって契約や取引と言えば殆どが道理の通じない残虐非道なものだったし、自然と自身もそれに倣っていたように思う。相手がどのような異形の姿を模し、また悪逆な行為を犯していようと滲み出る余裕や気品は本質的な部分を表しているのかもしれない。最も、上流階級が集うこのような空間においても、「弱き者は力ある者に従え」という思想を忠実に再現する所が如何にも我が祖国らしいが。いずれにしても刹那的な思考を持つ自身としては相手の考えに共感こそ出来ないものの、その要望には従うつもりだ)

「ハッ!クソみてェな願いだなァ。」

(先程大量に儲けたチップの行方を求めて此方を窺う幾つかの視線へ、牽制するようにマスク越しに鋭い眼光を遣れば一先ずは散らす事が叶うだろうか。彼がその気になれば先に発揮した特殊能力のように周囲の人間を蹴散らすのは容易い気もするが、敢えて自身に一任するのにも相応の理由があるのだろう。バーカウンターに腰を預ける形で寄り掛かるなら、席に安置されていたシーシャのパイプを手に取りゆっくりと煙を肺に取り込みつつ)

「でよォ。結局のところテメーは何しに来たんだよ。そのナリじゃ女引っ掛けにって訳じゃねーんだろ。」


** 投稿日時:2024.01.10 16:35 ** [ 編集 ]
[ 17 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

良いではないか。たまには平和的な頼み事でも。…日々暴れまわっているのだろう?

(暴れているのかは完全に予測ではあるものの、相手の言動からそう間違っていないのではという考えで。そして口では平和的と言いながらも視線を左右に動かす。相手の近くでアルコールを楽しんでいる先客でもいれば、波を使ってグラスを割って、楽しい時間をぶち壊してみようか。そうすれば、近くに立つ相手が何かをしたと勘違いして、楽しい時間になるかもしれない。まぁ、波を使うと出てしまう音で、自分が何かしたという事は相手には伝わってしまうだろうけれど。しかし、それを実行する前に相手が周囲に睨みを効かせたようで、自分たちを中心に少しばかり人の気配が遠のいてしまうと残念だと小さく息を吐きだす。何も知らない哀れな子羊が近づいてきてくれないかなと考えながらも、相手の質問にはステッキを腕にかけてから、わざと考え込むように腕を組んで顎部分に手を当てて)

何しに来たとは。ほぼ100%聖夜祭を楽しもうとしてはいた。ただ、それに仕事と趣味が少し絡んできてはいたが。…そちらこそ、何をしに?自ら蝶は手放したようだが。

(うっかりと。そう、うっかりと放流した実験体を狩るというイベントは割とすぐに終わってしまった。そう考えると自分の楽しみはすでに終わってしまっていて、しかし相手は折角ひっかけた女性を自ら手放してしまっていたようだ。それで良いのか?と)

** 投稿日時:2024.01.11 09:34 ** [ 編集 ]
[ 18 ] ◆
** PC名:シシバ **

「あァ?知った口聞くんじゃねェ。」

(自身の内心を見透かしたような物言いに思わず眉根を顰め、真意を確かめるべく表情を見上げるも矢張り硝子窓に自身が写るだけだった。苛立ちを治めつつも、肺まで溜め込んだ煙をペストマスク目掛けて吹き付けることが叶うなら再び視線は前方へと向け。当然相手の企みを察する術はない。何処か演技臭い物言いは鼻につくが、恐らく嘘偽りは無いのだろう。血生臭い仕事と趣味というのが自身の好奇心を擽るが、この調子で体良くはぐらかされるに違いないとそれ以上の言及は避けつつ。自身へと話題が及ぶなら、再びパイプを咥えてゆっくりと煙を吸い込み肺へと流し込みながら。)

「随分イカれた仕事と趣味じゃねーの。俺はただの気晴らしだ。偶にはゴッコ遊びも悪くねーよ、なァ…センセ?」

(脳内を巡る快楽物質を愉しむように目を細めながら煙を吐き、緩慢に相手を見上げるなら。かつて自身が命を救われ、その代償に数々の実験へと協力した人物への呼称を口にする。目は口ほどに物を言うらしいが、生憎確認する事は叶わない。それでも何らかの反応を捉えるべく、ヴィネツィアンマスクの奥の双眸は相手の言動を具に視ており。)

** 投稿日時:2024.01.12 22:23 ** [ 編集 ]
[ 19 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

おや、図星か?

(不快そうな相手の物言いに、決して自分の発言は的外れではないのだろうと考えればますます相手のマスクに隠れたその下の素顔に考えが行く。思い浮かんでいる人物であるなら、きっとこういう行動をとっただろうなと思いながら、相手に吹きかけられて周囲に漂い、そして消えていった煙を、微動だにせずに受け止めて、マスクの隙間から侵入し体に入ったソレが起こした僅かな体調の変化を大まかに感じ取れば何となくの成分を脳裏に描きつつも、ちらりと視線だけで一瞥して)

イカれた趣味?果たしてどうだか。私の趣味は比較的まともな方だと自負しているが。それにしても…ごっこ遊びか。…ふむ、君が私を先生と呼ぶなら、私は何と返すべきか。

(自分の知識欲を解消するためではあるが、決して人の為にならない研究ではない。その過程はいささか過激と言わざるを得ないのだが、それでも救われた人は多少なりともいるわけで。完全に自己満足で他者を傷つけるよりはましだろうと軽く肩を竦めて見せれば、考えるように少しだけ首を傾ける。呼ばれた先生というワード、呼ぶ人は多くは無いにせよ、少なからずいるために抵抗なく受け入れられる呼び方の1つ。しかし、たいして自分は相手をどう呼ぶべきか。被検体については管理しやすく番号で呼んでいたのだが。とチラリと周囲を見渡して時計を発見。その時刻、56分を見て一言)

…では、ゴローとでも呼ばせてもらおうかな。

** 投稿日時:2024.01.15 21:56 ** [ 編集 ]
[ 20 ] ◆
** PC名:シシバ **

(正に耳の痛い指摘となったが、態々言及するに至らず紫煙を燻らせて遊ぶ退屈そうな視線が無言の肯定を示すことになるだろう。闇医者としての彼を指摘したつもりだったのだが、どうやら当てが外れたようだ。“先生”という呼称にも彼の正体の核心を掴むような手掛かりは得られずに、この場における自身の記号が言い渡されるなら一瞥を遣るに留め。そう言えば十数年前もそうやって非検体の番号を割り振られ、管理されていたように思う。戦後復興と文明の進歩に欠かせない医学という分野は、自身にとっては馴染みの無い界隈であることに違いない。狂気的な一面ばかりが目立っていた当時の彼の印象と医学の進展という要素は、少なくとも自身の中ではイコールとなっていないかもしれない。相手の物言いを全く信用していないような、ぶっきらぼうな相槌がその証左だ。)

「どーだかな。…あァ?好きにしろよ。」

(それから空いたグラスに気がついたウェイターから新しいカクテルを貰って喉を潤していたが、屍肉を貪る鴉のように物陰に身を潜めながら此方を窺う乱破の気配に気が付くなら口端を吊り上げて。丁度酒と煙草にも飽いていた所だったのだと、徐に背凭れから身体を引き剥がすなら彼等の潜む方へと。抵抗するならそれを上回る力で蹂躙するまで、つまり先ほどの彼の目論見通りとなるかもしれない。一応の約束を果たして“土産”を持ち帰る彼を見送ったかどうかは、この時未だ知る由もない。)

>退室

** 投稿日時:2024.01.16 09:09 ** [ 編集 ]
[ 21 ] ◆
** PC名:リヴァイアサン・セラフィム **

…。

(想像している以前の彼は、些細な事で暴れだすような印象を持っていたのだけれど、時間が流れて成長したという事か、それとも似ていると思っているだけの別人か、はたまた自分の勘違いか。少々とげのある物言いをした自覚はあるものの、それに対しては無言で返した相手に目隠しの下で目を細めて相手を見つめる。いや、賭けの結果、自分のボディーガードという命令を律儀に守ってくれている結果かもしれない。何にせよ、自分自身の思う通りに事態は動いていると、口の端をゆがめて小さく笑みをこぼして)

あぁ、客が来たね。さぁ、君の『舞い』を見せてくれ。

(金という魔力に引き寄せられてこちらを注視する輩の気配に、相手をけしかけるような言葉をかけた後はその背中を見送る。自分はその場に直立したまま、カツンとステッキを床に打ち付けて成り行きを傍観。そうしながらも目測で客人の体形におおよその見当をつけて、気になる個体が相手にやられるようにたまに波を飛ばして場をひっかきまわしたりと横やりを入れて。最終的には目星をつけた1体に目標を定めて、それをひょいと担いで相手と別れるだろう。大きな荷物を担いでいても、その動きは滑らかなまま、悲鳴は海へと消えて)

>退室

** 投稿日時:2024.01.17 09:38 ** [ 編集 ]

返信する

[ *前 ] ‖ [ 次# ]



[ 戻る ]







[掲示板ナビ]
☆無料で作成☆
[HP|ブログ|掲示板]
[簡単着せ替えHP]