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[ 1 ] ◆ 静謐の森・フォルテラ聖霊園【祈灯祭】
** PC名:***** **

フォルテラ聖霊園を建設するための下準備として土地を概念も含めて加工する目的で作られた、広大な人工の森林地帯。
リンドヴルム大森林の中心部にのみ存在する、『世界樹の眷属』の別名を持つ霊木が移植されており、森の中は清浄な空気と魔力で満ち溢れている。


※フォルテラ聖霊園※
サーメリア街道を5km程進んだところにある静謐の森のほぼ中央に建設された、国内唯一の国営かつフォルテラの名を冠することを許された霊園。内部は上下二つのエリアに分かれている。
下段のエリアはある分野において多大な功績を残したと国(法王庁)に認められた者達が聖者という扱いで埋葬されており、この地で眠ることは国民にとって最大の栄誉であると言われている。
横幅の広い白亜の階段を上ったところにある上段のエリアには王族に連なる者達が埋葬されており、階段を上り終えてすぐのところに封印の聖女アティシア・ステラ・フォルテラが眠る、霊園の中で最も壮麗な墓石が建っている。
通常は王族と高位の役職者、霊園に埋葬された者の親類のみが敷地内に入ることを許されている。また、霊園を訪問する際には法王庁へ事前の申告が必須であり、仮に手続きを怠ればたとえ国王であっても足を踏み入れることは許されず、許可無き侵入者は一切の例外無く、三交代制で常時二十人が詰めている墓守達によってつまみ出される。

聖都ヴァレンシアとほぼ同時期に建設されたこの霊園は、ハイエルフの禁断の技術によって土地レベルで概念の加工が為されており、霊園内ではあらゆる"攻撃"が成立しない。
ただし、土地と契約魔術を交わした墓守達のみ加工概念の影響を受けない("攻撃"の成立を含む幾つかの権能を持つ代わりに、生涯をこの地で過ごすことに(=土地の外に出られなく)なる)。

【通常茶室引用/祈灯祭専用スレ】

** 投稿日時:2022.08.28 18:52 ** [ 編集 ]
[ 14 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(自分達と墓石の周囲を舞うように飛ぶ蝶達を見つめ続け、やがて溶けるように消えれば感じ入るように目を閉じて深い吐息を一つ。そしてこちらが語る思い出の、その後にあった出来事を聞けば、仔竜をぎゅっと抱きしめる友の娘の姿が容易に想像出来て、口の端に小さな笑みを浮かべ)

「何、君には一切責が無いのだから謝罪は不要だ。それに、これは当時アティシア君にも言ったことだが、子供が行う悪意の無いやんちゃは私にとっては微笑ましいものだよ。もしも他の子供が同じことを私にしてきたら、念入りに尻を叩いてやるが。
さておき、君の言うようにこうして三人で集う時間をある程度意図して作ろうという考えには私も賛成だ。記憶の確認もそうだが、お互い知らなかった出来事をこうして聞くことが出来るというのは、それだけでも充分に有意義な機会となるし――それに、アレイシア君やアリティア君に当時の話を語って聞かせることで過去を懐かしむのとは違い、当時を知る者同士で思い出を語り合うことは当事者達にとって心の癒しとなるだろう……昨今の情勢下では大事なことだよ」

(先日、聖都で起こった襲撃事件にて多くの兵が傷つき命を落としたことに対して、相手が非常に心を痛めているであろうことは察しているので、遠回しな表現で相手の心情を慮るような言葉を送る。と、相手が仔竜に何かを催促したかと思うと唐突に相手の手元に紙袋が現れて、一瞬何事かと首を傾げかけるがすぐにそれが最初に言っていた用意済みのお菓子であることに思い至ると、身に着けているケープに触れながら【埋没幻想】を発動、空いた腕に引っ掛けるようにしてケープを二着複製する。そして【星の腕】でまずは一着を自分の背後に浮かべてその上に腰を下ろせば、複製されたケープは地面に落ちることなく柔らかくたわみながらこちらの身体を受け止める。そんな一連の現象を見せた後、よければ座ってくれたまえ、と続けてもう一着を今度は相手の背後に――身長と体重に合わせて、高さと【星の腕】の出力を調整しながら――浮かべて)

** 投稿日時:2022.09.19 12:43 ** [ 編集 ]
[ 15 ] ◆
** PC名:煌月 **

(過去の出来事であっても髪を焦がす切欠を作った側として申し訳無さを覚えてしまい眉尻を下げて困ったような笑みを浮かべると花を使った手入れ用の油を補佐役か眷属にお使いとして持っていくよう頼む事を頭の片隅に置いておき、寝付くまで離してもらえず草臥れた様子で帰還した仔竜の姿は珍しく面白い光景だったと懐かしい記憶に表情を緩め。先日の襲撃事件に関する相手なりの配慮を感じる言葉に僅かばかり翡翠色の双眸を揺らし、復旧作業が完了するまでは結界により封鎖されている現場と其処で命を落とした者や療養を余儀無くされた騎士達の無念さを思えば弱音を吐くべきではないとするも親しい間柄である友人の前で取り繕う気にもなれず本心を一つ漏らすと紙袋を手首に掛けて仔竜は主人の幼い頃を模した赤褐色の短髪と翡翠色の双眸に長袍を纏う少年姿となり袖の中に両手を入れて軽く持ち上げると無言で頭を垂れて改めて挨拶し)実に君らしいね。ただ、それでは私の気が済まないから後で髪油と櫛を贈らせてくれ。確かに…君とこうして話すのは気が休まる。あの一件は……流石に少々堪えた、かな(紙袋の中身をどう出そうかと再び指を鳴らす所作を取ろうとしている傍らで自分の纏うケープを複製する姿が視界に捉えると相手の術式である事を察して己は無色透明な魔力の膜で覆われた四隅に青色の揚羽蝶が支える形の焔の薄い板を作り上げ机代わりとし、術式によって生み出された即席の椅子に座るまでの動きで意図を理解すると促されるまま腰掛けて紙袋から子供達が作った草花や小動物を象ったクッキーやカップケーキの入った袋を取り出し始め)

** 投稿日時:2022.09.23 00:44 ** [ 編集 ]
[ 16 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(お菓子を摘まむ為の支度がてきぱきと進められる最中、仔竜がヒトの姿を取ったのを見て、ほう、と微かな感心の呟きを漏らす。そして頭を垂れる仔竜に片手を挙げる仕草を返しながら、困ったような笑みを浮かべて詫びの品を贈りたいという、生真面目な彼らしい申し出に小さく笑んで)

「ははは、別に気にする必要は無いというのに几帳面なことだね。まあそれも君の数ある美点の一つなのだから悪いことではないがね――では、遠慮無く受け取ろう。君の心遣いに感謝を。
……報告書には目を通したが、君は、否、君達は為すべきことを手抜かり無く成し遂げたと私は判断しているよ。だから、生じてしまった犠牲について悼むことを止めはしないが、必要以上に自責するのはやめておきたまえ。……これは宰相としての意見であり、また友としての願いでもある」

(現場に出ていたという王女も含めて、何をおいても守護すべき対象である王族達には一切の被害が無かったのだから、騎士団としての役目はしっかり果たしたと言えるのだが、それでも目の前の相手は今回の結末について悔やんでいるように見受けられたので、宰相の立場から神将及び騎士達は充分に務めを果たしたのだと――言葉の最後に、個人的な本心を添えて――告げておく……宰相の立場から、と言うのであれば、王女が現場に出ようとするのを諫めなかった警護担当の者達を叱責しなければならないのだが、それをすれば彼が「部下の責任は将の責任だ」等と言って責任の所在を背負い込もうとする可能性があるので、少なくとも煌月君の心情がもう少し落ち着くまでは胸に納めておくべきか、と頭の片隅で黙考しつつ。そうした遣り取りが行われた後、こちらの用意した椅子(ケープ)に腰掛けた相手が、青い蝶に支えられる焔で出来たテーブルの上に、見た目に楽しげなかたちをしたクッキーや仄かな甘い香りを漂わせるカップケーキを並べていく様子を、脚を組みながら眺めて)

** 投稿日時:2022.09.24 12:13 ** [ 編集 ]
[ 17 ] ◆
** PC名:煌月 **

(詫びの品を受け取りを了承してくれた相手にまた感謝の言葉を伝えそうになる主人の様子に少年姿となった仔竜に長袍の裾を軽く引かれると空の紙袋を手渡し首飾り内の空間に納めさせて二人の間に浮かべた即席の焔の机の位置を食べやすい高さに微調整を行いつつ己が自責の念に駆られている事を察したらしい相手から僅かに視線を逸らすように俯き瞼を伏せ、封印の聖女たる彼女に怪我こそ無かったものの確実に心の傷となったやもしれぬとは敢えて言わず曖昧な笑みと共に小分けとなっている焼菓子の袋のリボンを解いて広げる作業を繰り返しつつ責務を果たしたと断言してくれる友の言葉が胸にゆっくりと滲み込んでいくようで安堵から肩の力が幾らか抜け。落ち着いたら王族全員の警護態勢を見直しと今回の一件における責任の所在を明らかにする必要を感じ、その際には宰相である相手にも協力を願う旨を伝え)ふふ、そういう性分なんだ。君も知っているだろう?……有り難う、程々にしておくから安心しておくれ。ただ、落ち着いたら色々と「相談」しても構わないかな。私以外に客観的な視点も必要になってくるだろうからね(クッキーとカップケーキの袋を広げ終えると傍に控える眷属の両脇に手を差し入れて軽々と抱き上げれば己の膝に座らせて赤褐色の髪を撫でては己は後回しにして先に取るよう促し)さあ、食べようか。ファーナ、烈華、先に好きな物を選びなさい。

** 投稿日時:2022.09.28 20:54 ** [ 編集 ]
[ 18 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(こちらの言葉を聞き入れてくれるかどうかは半々だろうと考えていたので、何となく相手の肩から張り詰めた力感が薄らいだように見えたことに小さな笑みを浮かべながらゆっくりと頷く。そして仔竜の少年を膝の上に抱きかかえる様子を見れば【星の腕】の出力を再調整して、新たな重みが追加されても変わることのない安定した座り心地を維持しつつ、相手からの要望に即答し)

「ああ、構わないとも。私から見て少しでも甘い判断があればビシバシ突っ込ませてもらう所存なので、期待しておいてくれたまえ。
……うむ、では頂くとしよう。烈華君、私は君の次で構わないので先に選ぶといい――ちなみに、私はチョコチップ入りのカップケーキを狙っているのだが、仮にそれが君の狙いと被っていたとしても私のことなど気にせず……そう、私の! ことなど! 気にせずに! 容赦無く持っていきたまえ! ――さあ!」

(相手の心情について慮ることはしても、仕事において私情を差し挟むことは自他共に許さないというその姿勢は、傍目には冷たく厳しいものに見えるのだろうが、身内相手には温く、或いはなあなあで済まそうとすることこそが無礼であると考えているので、そんな自身の在り方を変えるつもりは全く無いと言わんばかりの堂々たる態度と揺ぎ無き自信に満ちた口調――つまり何時も通りの態度と口調で答えると、並べられたお菓子にさっと視線を走らせてこれだという物に狙いをつける。そして、順番を譲りつつもあからさまに牽制するという実に大人気無い振る舞いを見せながら、仔竜の少年が選ぶのを待ち)

** 投稿日時:2022.09.29 12:16 ** [ 編集 ]
[ 19 ] ◆
** PC名:煌月 **

(眷属を膝へ乗せた際に再調整が行われたのを魔力の流れで察して変わらない座り心地を提供してくれている事に対し頭を下げる動きで感謝の意を伝え、長く付き合っているからこそ性格も含めて仕事に対する向き合い方を熟知しており拒否する理由は無いと満足げに頷くと同じ現場に居た王女へは自身が会いに行くと告げては堂々たる宣言に頼もしく感じたのも束の間。その最中にも視線が焼き菓子達へ移動した事を目敏く捉えた直後、傍から見れば子供相手に大人気なく牽制を行う構図となっている状況に陥ってしまい戸惑う仔竜が困ったと言わんばかりの表情で身を捩って振り向く姿に先ずは眷属を落ち着かせるべく腹部を数回叩いて安心させながら相手も窘めてから狙ってる物とは別の中に苺ジャムが入ったカップケーキを指で取るよう促し、恐る恐る手を伸ばす様子に袖で口元を覆い可笑しそうに笑い声を上げ)そうしてくれると有り難い。ああ、言い忘れていたけど…アリティアについては私が話そうと思っている。コラコラ、ウチの子が困っているじゃないか。ほら、烈華…そっちのクリームが乗ったやつも美味しそうだよ。

** 投稿日時:2022.10.02 21:21 ** [ 編集 ]
[ 20 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(こちらの牽制を受けて主に助けを求める仔竜の少年を慰めながらこちらを窘める相手に爽やかな笑顔と共に片手を挙げて謝罪を行うと、仔竜の少年が苺ジャム入りのカップケーキを手に取るのを見届けてからチョコチップ入りのカップケーキを手に取って)

「ははは、これは失敬! ふむ、烈華君を困らせるつもりは全く無かったのだが、どうやら私は己が脳の右側から迸る熱意の勢いを過小評価してしまっていたようだ。今後、烈華君くらいの少年少女と相対する時は気を付けるようにしよう。
……ところで、君は先程アリティア君とは自分が話をすると言っていたが、具体的にどういった話をするつもりなのか聞いても構わないかね? ああ、もしこの問いに対して慰めや励まし、もしくはそれらに類する言葉を掛けたいなどと答えるつもりであれば、私は君が落ち着く前に突っ込みを入れなければならなくなるので止めてくれ、と予め切願しておくよ――うむ、美味い」

(先の事件において彼だけでなく王女もまた、非常に心を痛めていることは聞き知っている……が、少なくとも今回の件に関しては失われた命に対して後悔の念を抱くという行為について、彼と王女とではまるで意味が異なると――更に言えば王女のそれは諫言に値するものであって間違っても慰めたり励ましたりするようなものではないと考えている為、相手が万が一そのような話をするつもりだとしたら、という懸念に対する忠告を切願という体を取って行うと、カップケーキを一口齧って甘みのハーモニーを堪能し)

** 投稿日時:2022.10.03 12:41 ** [ 編集 ]
[ 21 ] ◆
** PC名:煌月 **

君らしくて私は好きだけれどね?まあ、烈華なら困る程度で済むが他の子だと泣くか逃げるかの二択だろうから多少の加減は必要かな。ん、クリームも上手に出来ていて中々美味しい(生み出した眷属の中では少年姿だが年齢的には大人な仔竜は戸惑いこそすれ巷の子供のように大泣きする事態には陥らないがと前置きしつつも甘党である己も相手と同じ反応をしないとも限らずカップケーキを半分に割り頬張る仔竜の口元に付いたクリームを指先で掬い取り、行儀が悪いだろうが舌で舐め取ると肩に羽織る軍服の懐からハンカチを取り出して拭うと星の形をしたクッキーを摘んで一口齧り。仄かな甘みとバターの風味が美味しく全て食べ終えた頃、王女への面会に関する指摘を受けて膝上に乗っていた眷属は再び緋色の竜姿となり食べていた物を咥えて肩へ移動した事を確認してから足を軽く組んで相手の懸念は尤もであると双眸を僅かに細めると傷心している彼女に寄り添いたいと思う気持ちはあるが今回の一件については諫める必要を大きく感じており首を横に振り明確な否定の言葉を口にしながら手元に煙草が詰めてある煙管を出させ)…いいや、今回はその何方でもないよ。寧ろお説教、かな。それに…慰めや励ましはあの一件に関わっていない者の方がいいだろう。私は臣下としてあの子には自分の立場というものを改めて自覚してもらわなければ、と思っているんだけれど…この考えは間違っているかい?ファーナ。

** 投稿日時:2022.10.06 16:18 ** [ 編集 ]
[ 22 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

(口内の物をもぐもぐと咀嚼し、ごくりと嚥下し、カップケーキをまた一口齧るといったルーチンを繰り返しながら相手が自らの考えについて語るのを聞き続け、やがて誤りがあるかとの問いかけで話を締め括られれば、最後の一口を食べ終えてから首を横に振って)

「否――私も概ね君と同じ考えだよ。己の言動はそれがどれ程些細なものであれ、多くの者達に多大な影響を与えるものであるという自覚。己が何かを為そうとした時、己以外の多くの人生と命がそこに捧げられるという覚悟。そしてその双方を掲げて己が全ての正当性を堂々と謳える確信……今回、アリティア君が取った行動とその後についての話を聞く限り、彼女にはそれら全てが足りていない、或いは欠けていると言わざるを得ない。
なので、己が至らぬばかりに多くの命を失わせてしまったなどという考え方は、国に仕える者としての責務を見事に成し遂げた彼らに対する侮辱であると、王家の者であるアリティア君が彼らに対して贈るべきは後悔ではなく賞辞であると――可能であれば、説教ついでに煌月君の言葉でそう伝えてもらえると有り難い」

(自分の懸念が杞憂であると分かり、ならば王女への諫言は彼に任せておけば大丈夫だろうと判断すると、伝える伝えないの判断を相手に預けた上で伝える場合も必要であればオブラートに包んでくれて構わないと前置きしてから相手に伝言を託す。そして猫のかたちをしたクッキーを摘まみ上げると、墓石のほうへと数秒掲げてから口の中に放り込み)

** 投稿日時:2022.10.07 12:13 ** [ 編集 ]
[ 23 ] ◆
** PC名:煌月 **

(右肩では仔竜が咥えたカップケーキを宙に放り投げて落ちてきた物を大きく口を開けてご機嫌で頬張る姿を横目に空いている側の手で軽く指を鳴らして小さな紅色の蝶を創造して煙管の火皿へ近付けて中に詰めた煙草の玉を炙り、淀みなく紡がれていく王女に関する意見の数々を受け止めるように瞼を伏せて紫煙を燻らせ役目を終えた蝶を墓石に向かわせてから翡翠の双眸を再び晒すと組んでいる足を変え、煙を吐き出しながら歯に衣着せぬ物言いは相手らしいとは思うものの落ち込んでいるであろう王女に一言一句違わずに伝える事は追い打ちになりかねないと判断すれば説教の際には多少のオブラートに包むと先に告げて己もまた兎の形のクッキーを手に取り墓石と相手へ乾杯とばかりに掲げて仔竜の口元に近付けて食べるように促し)中々に手厳しい。だが、君の言う通りあの子には王族としての自覚や覚悟、戦いにおける経験も足りていなかった事は分かっているからこそ自分を責めているんだろう。全く、そういう所も愛し子に似ていてるというか…無理や無茶をしようとするのは血筋かな?

** 投稿日時:2022.10.12 18:36 ** [ 編集 ]
[ 24 ] ◆
** PC名:ファスナズ・オートゥモールド **

「似ているかどうかの是非は兎も角――仮にアリティア君の選択がアティシア君のそれと似通ることがあったとしても、それを血筋だから、という言葉で評するのはアリティア君という個人に目を向けていないようで、私としては少々抵抗があるがね……無論、君がそうであると言うつもりは無いが。
――さて。すっかり夜も更けてきたことだし、私はそろそろ失礼するとしよう。今日は煌月君のお陰で楽しい一時を過ごすことが出来たよ、感謝する。ああそうだ、その椅子(ケープ)は一時間程残してからこちらの方で片付けておくので、後のことは気にせず好きなように使い、帰る時はそのまま放置しておいてくれたまえ」

(封印の聖女の血脈に連なる末裔であると同時に容姿が瓜二つという特殊な事情も相まって、王女(アリティア)と友(アティシア)を並べて語る者は臣下、民草、そして国内外を問わず大勢居る。そんな現状に対して君はそういった者達とは違うのだろうが、といった旨の前置きをしてから否定的な考えを述べると組んでいた足を戻して立ち上がり、自分が座っていたケープの複製体を消失させながら感謝の言葉と共に暇を告げる。そして相手が座るケープの、この後の扱いについて軽く説明してから友の墓石に目礼すると、最後に相手のほうへ向き直り別れの挨拶を行って歩き出せば、そのまま立ち止まることも振り返ることもなく、静謐なる霊園内に軽い、されど確然たる足音を一定の間隔で刻みながら階段を下りて行き――)

「相談の件については、こちらの都合は考慮せず君の都合が良い時に声を掛けてくれれば、それが何時如何なる時であろうとも私は万障繰り合わせて君の呼びかけに応じると約束しよう。
……それでは、良い夜を。煌月君、烈華君――そして、アティシア君も」

>退室

** 投稿日時:2022.10.13 13:24 ** [ 編集 ]
[ 25 ] ◆
** PC名:煌月 **

勿論、二人を同一視している訳ではないからその点は安心するといい。……そうか、時間が経つのはあっという間だね。こちらこそ久し振りに三人で過ごせてとても楽しかったよ。…有り難う、その話は祈灯祭が終わってから連絡させてもらおうかな(感覚的には孫や曾孫を見る祖父の目線に近く周りと同じ考えの下での言葉ではないと軽く眉尻を下げて僅かに困ったような笑みを浮べクッキーを器用に両手で持って食べる仔竜が立ち上がる相手に気付き頭を下げ、口元から離した煙管を椅子代わりにしていたケープを片付ける様子にその意図と時刻を悟り煙管を持つ反対側の手を持ち上げ緩やかな動きで振って颯爽と去って行く後ろ姿が視界から完全に無くなるまで眺めて再び煙を吐き出し。月とランタンの仄かな明かりに静けさを取り戻したこの場に残るは自分達と愛娘同然の彼女だけとなり帰還せねばと思うも離れ難くも感じ、墓石の前に移動して名前が刻まれた部分へ指先を触れさせ)……アティシア、また来るよ。お前が寂しくなる前にまた顔を見せるからね(昔の話をした所為か頭を撫でる仕草をしてしまい苦笑が漏れるも頼れる友人が居ると再確認できた事もあり何処か清々しさを覚えながら少年姿に変化した眷属が片付けを済ませ、机代わりにしていた焔は一匹の真っ白な揚羽蝶にしてケープの縁に留まりそれが消え去るまで共に居させると己は仔竜を片腕で抱き上げて煙管を吹かしては補佐役の待つ騎士団本部へと戻る為に来た道を辿って行き)

>退室

** 投稿日時:2022.10.16 03:16 ** [ 編集 ]

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