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[ 1 ] ◆ ヘッセンシャ監獄塔
** PC名:***** **

聖都ヴァレンシア西門沿い、ゲートハウスを抜けて直ぐ佇む、狭い鉄門が厳重に封鎖された塔。塔には弓兵が常時待機しており、魔導や投石の砲台も固定されている。
一見独立した見張塔だが、地下に深い。軽犯罪者は地上近く、重犯罪者ほど地下深くに収監される。能力の高い騎士が監獄塔に専任配備され、一瞬の隙も許されない看守業務を行なっている。

** 投稿日時:2023.02.02 14:04 ** [ 編集 ]
[ 2 ] ◆
** PC名:アレイシア・スピカ・フォルテラ **

(破損した体内魔力の心臓部は早急に手を打たねば生命に関わる其れで。両眼から未だ止まらぬ鮮血と調整器官を失って流れ出続ける己の魔力を具現した鏡片を落下させつつ、息も絶え絶えにその修復を求めた先は、禁忌研究で投獄された囚人の女だった。
心底呆れた視線を寄越す在監者にローブで両眼を押さえながら掠れた声でも軽い調子で二、三会話を交わした後、牢越しに彼女へ体重を掛けるように身を委ねては、片手で顎を支えられつつ、彼女の人差し指、中指が両の眼窩に容赦無く侵入して。己の寿命を材料に魔力核を再生する禁術の施しの最中、全く緩和無き物理的激痛と体内を攪拌されるような感覚に気息奄々、声にならない悲鳴と喘ぎで反射的に身体を押し戻そうと、顎を捉える手を引き剥がそうと、身体を逸らして距離を取ろうと。そんな試みも顎の固定で無意識な抵抗一切押さえ込まれる事を繰り返し。軈て囚人の手が漸く引けば、格子に縋り付く事で激しく肩を上下させながら身体を支えつつ、己を汚し、その場に散った夥しい量の血溜まりと裏腹、持ち上げた蒼白い顔をはじめ身体の何処からも出血は無くなっており、今まで同様の光無い瞳を携えた眼と修復が為されていて。)
…こ、っの…禁忌オタクが……気絶するほど…痛え、とか……先に言、え……
(長期に続いた激痛の余韻が思考に靄をかける中、なんとか目の前の施術者に悪態を吐きながらも徐々に格子に縋る握力は弱まる一方で。其れを言い切るか否か、ばしゃりと自身の血液の中に崩れ、足音が有れば反応できる程度の浅い部分で抵抗しつつも意識を飛ばし)

>入室

** 投稿日時:2023.02.02 14:10 ** [ 編集 ]
[ 3 ] ◆
** PC名:アレイシア・スピカ・フォルテラ **

(どれくらい其処に臥していただろうか。耳が一つの此方へ向かう足音を捉えて小刻みに震え、意味も無く瞼を開く。知己の足音。急いでいない。と理解してはその後の挙動は頗る鈍く、そのまま到着を待ち。眠りに入る直前のような意識を漂わせていた所で到着したのは近習のダークエルフの男。自身の状況にドン引きする様子も束の間、靴を汚すのも厭わず此方に歩めば己の側に屈み「時間だ。そろそろ隠せない」と囁かれた声に己は首を擡げ、両の腕を男の褐色の首に絡め、赤子のように抱きかかえをせがむ。男の短い溜息ののち、背と膝裏を抱え上げられる形で己の身体が持ち上がればその頸部を支えに上半身を起こし上げた姿勢で、禁術を受けた此方の予後観察にしか関心がないらしい研究者へ被術の所感を一気に言い連ね)
あー…とりあえず、具合は酷いモンだが、不思議と気分は悪くねえ。核の天井が抜けて溢れた魔力が流れを無視して…血流まで魔力が補おうとしてやがる感覚が近い。頭…神経管も魔力が取って代わろうとしてる感じがある。早いトコ慣れねぇと俺も喰われそうだ。それから畢生の方は…ーーまた経過報告に来てやるよ。…その代わり、この辺の血ィ諸々は適当に頼む。
…行くぞ。セーブに自信はねぇが…惑うなよ。一気に走ってくれ。
(生温い風が通る上階の通路へ、普段なら必要の無い術先へ手を翳す動作を行い、入念に放出先を調整する。ダークエルフが用いていたステルスが解ければ入れ替わるように、【鏡障壁】を起動。通路の上下左右が次々と鏡面に変わり、道すがらにもあらゆる勾配に傾いだ一面鏡が独立して。其れが砕けて周囲へ乱反射すれば、次には鏡面が再形成されている事を繰り返す。ダークエルフに己を抱えて走らせる最中も鏡映反転は乱発し、視覚を撹乱しつつその場を突破する強行は、大幅に強まった魔力の残滓を見ても、此処迄の出血量を見ても、自分が立ち寄った事を隠しきるのは難しいだろうが、少なくともその場では己を特定された様子は無く、一角に残った血痕も被害者は見付からない、囚獄という仄暗い環境が精神に生んだひとときの怪奇現象のようで)

>退室

** 投稿日時:2023.02.05 23:02 ** [ 編集 ]

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